2012年12月24日
祈り
A very merry Christmas
And a happy New Year
Let's hope it's a good one
Without any fear
War is over, if you want it
War is over now
*
2012年12月23日
今年一番の出来事
毎年のことながら、暮れのこの時期に一年を振り返ってみると
その時間の早さにただただ驚くばかり。
流されて来たのか、転がって来たのか、どちらにせよ
今いる場所が必然だとは思えないのが少々癪に障るところ。
その積み重ねともいうべき還暦を今年は迎えた。
自分でもびっくり。
なので今年一番の出来事は、やはりこれだろう。
三人目の孫が生まれ、今まで拒んできた「爺さん」の称号を
何故かすんなり受け入れられたのも
還暦という節目があったからなのかも知れない。
孫の前で「爺ちゃん」と私自身が口にするようになってしまったが
何の躊躇いも無いことに気付き可笑しくなる。
ちなみに「今年還暦には見えない有名人ランキング」なるものがあった。
同い年である者たちの最近の顔を思い浮かべていると
てやんでえ~、俺だって還暦には見えないやい!と、思うのであった。
三浦友和、中島みゆき、兵藤ゆき、水谷豊、グッチ裕三、池畑慎之介、峰竜太、
風吹ジュン、坂本龍一、夏木マリ、松坂慶子、草刈正雄、小柳ルミ子、向井千秋、
ケント・ギルバート、さだまさし、キャシー中島、もたいまさこ、タケカワユキヒデ、白竜、
なぎら健壱、イッセー尾形、吉幾三、ぼんちおさむ、江木俊夫、高橋幸宏、五大路子、
ジョニー大倉、渥美二郎、里見まさと(ランキング1位から30位)
画像は先日持参した新鮮なブロッコリーを旨そうに食すポンタ。
娘から送られて来る写真を、目を細めながら見てるのであろう私の姿、
これは紛れも無く爺さんだ。
もはや否定はしない。
*
2012年12月22日
焼酎もう一杯
いやんなっちゃうなあ~
一日遅れの柚子湯に長い時間浸って
焼酎を飲みながらNHKの生番組を見て
晩飯の海鮮丼を喰ってからまた飲んで
冷えた部屋に入ってストーブに火を点けてから
また飲み始めたまではいいのだが
傾けたグラスから(口に入らず)みんな服の上に落ちていた。
それも、しばらくしてから気付くなんて
呆け老人みたいなその光景に我ながらゾッとした。
飲みすぎたかしら・・
気を取り直してジャズ・ボーカルを聴いている。
大好きなヘレン・メリルやダイナ・ワシントン、サラ・ヴォーンが収められたオムニバス。
もちろん「帰ってくれれば嬉しいわ」と「縁は異なもの」は欠かせない。
こんなとき、小さなコンパクト・モニターJBL 4312Mはいい仕事をしてくれる。
中域の表現力に長けているのでボーカルが実に瑞々しく聴こえるし
小さいくせに音痩せしないで分厚い音で鳴ってくれるのが嬉しい。
オーディオ製品を(実は楽器や車もそうだが)
日本のメーカーはフラット(平坦)な音響特性を求める。
可聴帯域の全部が真っ直ぐに伸びたグラフを好む傾向が昔からあって
ピーク、ディップがデコボコになったような物を欠陥としか捉えないので
アメリカ人が作り出すような音楽性に満ちた製品を生み出せないでいるのだ。
最後は人、人間の耳がジャッジして「癖」を個性に変えるのがアメリカ式。
好きだ嫌いだはユーザーが判断すればいいことなのだが、
日本では数値としてのデータを重んじるばかりで
メーカーの区別がつかないほど優等生的で模範的なモノが溢れることになる。
これはつまらない。
突出を好まない国民性みたいなものが、そこに表れている。
ディランは「コーヒーもう一杯」と歌うが
酔った私は焼酎もう一杯、な夜である。
*
一日遅れの柚子湯に長い時間浸って
焼酎を飲みながらNHKの生番組を見て
晩飯の海鮮丼を喰ってからまた飲んで
冷えた部屋に入ってストーブに火を点けてから
また飲み始めたまではいいのだが
傾けたグラスから(口に入らず)みんな服の上に落ちていた。
それも、しばらくしてから気付くなんて
呆け老人みたいなその光景に我ながらゾッとした。
飲みすぎたかしら・・
気を取り直してジャズ・ボーカルを聴いている。
大好きなヘレン・メリルやダイナ・ワシントン、サラ・ヴォーンが収められたオムニバス。
もちろん「帰ってくれれば嬉しいわ」と「縁は異なもの」は欠かせない。
こんなとき、小さなコンパクト・モニターJBL 4312Mはいい仕事をしてくれる。
中域の表現力に長けているのでボーカルが実に瑞々しく聴こえるし
小さいくせに音痩せしないで分厚い音で鳴ってくれるのが嬉しい。
オーディオ製品を(実は楽器や車もそうだが)
日本のメーカーはフラット(平坦)な音響特性を求める。
可聴帯域の全部が真っ直ぐに伸びたグラフを好む傾向が昔からあって
ピーク、ディップがデコボコになったような物を欠陥としか捉えないので
アメリカ人が作り出すような音楽性に満ちた製品を生み出せないでいるのだ。
最後は人、人間の耳がジャッジして「癖」を個性に変えるのがアメリカ式。
好きだ嫌いだはユーザーが判断すればいいことなのだが、
日本では数値としてのデータを重んじるばかりで
メーカーの区別がつかないほど優等生的で模範的なモノが溢れることになる。
これはつまらない。
突出を好まない国民性みたいなものが、そこに表れている。
ディランは「コーヒーもう一杯」と歌うが
酔った私は焼酎もう一杯、な夜である。
*
2012年12月21日
冬至
いよいよ冬本番です。
イヴの夜は全国的に雪となりそうな情報もあり
車で仕事に出なければならない身としては、ちょっと心配でもあります。
冬至といえば1年で一番太陽の力が弱い日。
「これ以上陰が極まる日はない」ことから
「これからは陽に転じる」という意味が込められているそうです。
中国の易経「一陽来福(悪いことが去り、良い方向に転じる)」と結び付いているとか。
日本では冬至かぼちゃを食べて金運を祈り、
冬至風呂(柚子湯)に入って無病息災を祈る習慣がありますが
こういった古典的な風習は受け継いで行きたいものですね。
かくいう我が家、
諸事情から柚子湯は一日遅れて明日になりそうです。
*
2012年12月20日
シュアーの思い出
友人のツイートに懐かしいモデルの名前を見掛けました。
シュアーV15 TYPEⅢ、MM型カートリッジの最高級機と謳われた往年の名機です。
この画像だと60年代の製品みたいに感じるかも知れませんが、
1973年頃にTYPEⅡの後継機として発売されたものです。
その後このシリーズはTYPEⅣ、TYPEⅤへと進化しながら80年代まで続くのですが
優れたトレーシング能力と、MC型を彷彿とさせる癖の無い音質から
MM型カートリッジのリファレンス・モデルとして一世を風靡したという意味では
やはりこのTYPEⅢが、当時のオーディオファンには一番懐かしく感じられることでしょう。
実はこのカートリッジには個人的な思い出があります。
私が20年近く勤めていた銀座の某中古レコード店が
古くから付き合いのあったバイヤーから格安の輸入盤を仕入れるようになった頃、
エア・メールで届いた膨大なリストを見ながら専務が私に問い掛けてきました。
「シュアーって知ってる?」
「V15TYPEⅢとか、VN35Eとか載ってるんだけど、これ何だろう?」
1975年頃のことです。
私はそれが歴史のある著名な音響メーカーの名前で、
今一番人気のあるカートリッジと交換針の型番であることと
日本国内では代理店のバルコムから3万円前後で販売されていることを伝えました。
大袈裟なパッケージを見ても、この製品が高級品扱いであることが頷けます。
けれど3万円は高すぎる。3個でLUXMANの管球アンプが買える値段です。
為替レートを計算してみると、¥19800で売っても十分な利益が生じることが分かりましたが
バイヤーが処分を急いでいるレコード盤とセットで仕入れると更に値引きがあるとのこと。
さっそく本体100個、交換針50個を発注しました。
船便で日本に届く日程に合わせて雑誌に(実売価格で)広告掲載したところ
大きな反響を呼び予約が殺到してすぐに完売してしまいました。
その後何度仕入れたか分からないほど、かなりの数量が売れたのですが
代理店であるバルコムからは、幾度か警告と中傷があったような記憶があります。
(この頃はまだ並行輸入があまり成されてなく、総代理店の権限も大きかったのです)
味をしめた?私は、次に同じシュアー製のマイクの特価販売を提案しました。
当時ダイナミック・マイクロフォンの定番と言われていたSM-58です。
これもバルコムからは3万円前後で出てましたから¥19800で勝負することになり
並行輸入品の第二弾として雑誌に掲載してはみたのですが、
アフターの問題から代理店と音響機器会社の結束が固くあまり売れませんでした。
バイヤーから値下げの情報が入っても追加発注は出来ず
売れ残った在庫を叩き売りしたことは言うまでもありません。
若かった頃に成功と失敗を経験させてくれた「シュアーの思い出」なのでした。
ほろ苦い・・(笑)
*
2012年12月19日
溜息
毎年、そう毎年、
冬が来るたびに思うんです。
ああ・・球のアンプが欲しいなあ、と。
真空管の熱で部屋を温める、だけじゃないですよ。
駆動力が凄いんです、球は。
小さなモニタースピーカーも、大型顔負けの音で鳴ってくれます。
同じ1Wの出力であっても、中身が濃いんですよね。
排気量の大きな車、そんな感じかしら。
なので分厚い音がするんです。
往年の名器、LUXMAN SQ38FD
これは昔からずっと好きだった製品でしたが
ただの一度も手元に置かれたことはありません。
70年の発売当時の価格が¥98000、
大卒の初任給が3万円にも満たない時代ですから
私如きが手に出来る代物ではなかったのですが
それを今また、欲しいなあ・・と思ってしまうのです。
ああ・・(溜息)
*
2012年12月18日
ピアノ
音楽好きのポンタに買ってやってくれと、前々から娘に言われてた。
玩具とはいえ決して安くはない代物なのでしらばっくれていたら
クリスマスが近付いたもんだから、痺れを切らしたかのように再びおねだりされた。
やむを得まい、ついに買い与える承諾をした。
カワイのミニ・グランドピアノ、
ミニとは言っても32鍵、ハンマーアクションの本格的な物である。
巷では音程の狂いが少ないと評判の物らしいが
我が家には使っていない(本物の)アップライト・ピアノが今でも在るんだがね。
埃と猫の毛で汚れてしまってるんで「不衛生だからイラナイ」と言われた。
まあ確かに、クリーニングと部品交換と調律とに輸送費を加えたら
ざっと10万以上は掛かるであろうから財政的に無理ではあろうが・・
その旧いピアノは、長男に義母がプレゼントしてくれた物だから30年ほど前の製品である。
私が店頭で聴き比べ、カワイの柔らかな音質が気に入って独断で選んだ。
当時も今も、市場のほとんどを独占していたのはヤマハだったが
端正すぎて硬質な音のヤマハを私は好きになれなかった。
カワイのアップライトには(ほのかに)憧れのニューオーリンズの響きが感じられたのだ。
もしもピアノが弾けたなら(歌のタイトルではない)
私はたぶんプロフェッサー・ロングヘアーをコピーしていたことだろうな。
眠らせておくのは勿体ないけれど、
行き場のない今は部屋の片隅にそっと置いておくしかない。
(夏場は猫の寝床になっているので無駄ではないのかも知れないが)
ポンタの父親は、ドラムやジャンベを叩くミュージシャンでもある。
(私のライブでも一度か二度バックを任せたことがあった)
その遺伝子からなのか、ポンタはリズム感がいいしノリもいい。
TVの音楽番組も熱心に見入っているらしいので
爺さんとしてはちょっと将来が楽しみになってしまい、
楽器を買い与えることに何の抵抗もなくなってしまうのだ。
ただし、道を究めろよ。ポンタ!
ピアノは弾くものではない、叩くものだ。
ドラムは叩くものではない、奏でるものだ。
ギターは弾くものでもない、叩くものでもない、歌うものだ。
これが分かるようになってくれたなら、爺さんは大満足なのだが
果たしてどうなることやら・・
*
登録:
投稿 (Atom)