2013年3月27日

要観察


過日の健康診断結果のお知らせが届きまして
恐る恐る開いてみると、要観察のD1とD2が一個ずつ付いておりました。

ひとつは「多血症の疑いあり」
これ、ネーミングが不気味だし怖そうなので早速ググッてみましたが
要は赤血球が増えて血が濃くなり動脈硬化を引き起こすもののようです。
ただし、来年の健康診断結果で推移を確認する程度の数値なので
今のところは深刻に考える必要は無さそうですがね。

ちょっと気がかりなのがD2を喰らった脂質。
LDLコレステロールと中性脂肪が標準値を若干上回っており、
半年後に再検査を受けるよう指摘されてしまいました。
脂質の数値は毎回高めだったんですが「要観察」の烙印を押されたのは初めて。
自覚症状が無いからと放置しておくと、これもまた動脈硬化の引き金となり
心筋梗塞や脳梗塞の発作を起こしてから事の重大さに気付く。
脂質異常症と呼ばれるこの病気は、そんなパターンが多いようです。

年齢に比例して、悪玉コレステロールは増えて行くものなんですけど
ちょいとここらで健康について考え直す時期なのかも知れませんね。
過食、高脂肪食、運動不足、飲酒、喫煙・・
全てが当てはまる私の「生活習慣の改善」というやつ、
この内の幾つかだけでも頑張ってみなければ。

①栄養バランスの良い食事を心掛け暴食はしない。
②酒の量が明らかに増えているので(少々)慎む。
③段階的に量を減らし、最終的には禁煙を目指す。
④仕事場ではエレベーターに乗らず階段を上り下りする。

・・とりあえず、これくらいから始めてみようかと。
三日坊主にならぬよう、己を戒める所存なり。
これもまた「要観察」(笑)

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2013年3月26日

お花見メレンゲ


大きな桜の木の下は
再会を約束する場所なのでしょう。

そして記憶の糸を手繰り寄せ
友や家族のことを想ってみたりするのです。

昨年、この木の下で
まだ首の据わってないポンタを抱いたのが
まるで昨日のことのように思えてしまいます。

あれから一年。
成長したポンタは自分の足で大地を踏み締め
夢中で草むらを歩き回ることでしょう。

すでに散り始めているのは残念ですが、
皆が集まる週末の「花見」が楽しみです。
はらはらと花びらが舞う中で
お弁当を広げて家族が語らうのも
それはそれで良きものかと。





BGMは「お花見メレンゲ」 大瀧詠一


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2013年3月23日

デニム地の股引

暖かな陽気になって来ると
髪の毛や爪が伸びるのが早くなってきませんか?

私の場合、そうなんですよ。
冬場はかなり時間が掛かりますけど、今月に入った頃からにょきにょきで
自分、春を迎えた草木と同じだな。と感じております。
夏場なんか、雑草の如く日々どんどん伸びているのが分かるくらいなんですけど
かずらという名前の私ですから、やっぱり植物系なんでしょうかね?

ついでに背も伸びて(足も伸びて)格好良くなってくれたらいいんですけど
60の爺さんでは、さすがにそれは無理か・・(悲)


そんな短足の爺さんですが、
先日購入したデニム地のレギンス・パンツがとても気に入ってます。
ぴたっとしていながら伸縮自在、言ってみりゃ股引みたいなもんですから
立ったり座ったり歩いたり、如何なる状況でも楽チンで快適なのであります。
おまけに、細くてもこれなら血行障害も起こりません、はい。

股引のまま歩いてるー!と、人様から嘲笑されないように
間違われる心配の無いデニムにしたのは私の老婆心からでしたが、
年甲斐もなく細いパンツ履いてー!なんて言わないでくださいね。
私は細いのが好きなだけなんですから。

けど思い起こせば、太いパンツを履いてた時期もありました。
一度目は70年代初頭に流行したベルボトムのジーンズ。
これは高いヒールの靴を履いても、地面までの広い裾が隠してくれますから
(擬似)足長・背高のルックスに貢献してくれましたね(笑)
ただし太いのは裾幅だけ、膝の位置まではピタッと細いのが王道だったのです。
(ちなみに私が27インチのジーンズを履いていた、体重40Kg台の時代であります)

二度目は、いわゆるツータックのゆったりしたデザインが主流だった頃。
サラリーマンだった私は、流れに乗った形で太くて大きな作りのスーツを着ていました。
あれは確かバブル期の真っ只中です。
どんな商売も儲かって、いいものたらふく喰って、
世の男性の腹回りが広がっていたせいもあるんじゃないでしょうか。
年齢に関わらず、だっぷりしたデザインが大流行してました。
景気が良いと、太くてゆったりした物が喜ばれるんですかね?

ここ最近のメンズ・ファッション、
スリムフィットと称する細身の傾向にあるということは・・

あべちゃん!まだまだ景気は良くなってないみたいよ!!

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2013年3月22日

南本宿65、春爛漫


僕は時々思うんです。
春になると
体の内側からいろんなものが噴き出して来るような
そんな感覚が芽生えるのが幸せなことなんだと。

人間も草花と一緒なんです。
冬の間の沈黙は
耐え凌ぎ、春を迎える喜びのためにあるのでしょう。

あの人への想い
己の未熟さ
切なさを笑って誤魔化す
言葉にならないもどかしさ

そんなもやもやを跳ね除けてくれるのが
春の眩しい光なのだと思うのです。

今年も桜が咲きました。
移り行く季節を謳歌するかのように
誇らしげに、可憐な笑みを浮かべています。


この木には
青空がとてもよく似合います。

南南西の風、風力1で
名も知らぬ遠き島から海を渡って来た風は
僕の足元にも舞い降りて来ました。
それがとっても嬉しいんです。

南本宿65、春爛漫。

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2013年3月21日

大衆車


フィアット500、こいつを近頃よく見掛ける。
好きな車であるだけに、信号待ちで隣に並ばれたりすると
つい横目でチラチラと見てしまう。
一日に必ず1台は目にするから、ずいぶん売れてるんだろうな。

ドライバーは圧倒的に女性が多い。
さほど飛ばさず、無理な運転もせず
足代わりにちょいとそこまで的な、比較的のんびりした走り。
ま、走り屋さんなら間違いなくアバルトに乗るだろうけどね。

けど、いいよなあ。これ・・

そういえば、先代の500Fはルパン三世が乗ってたんだった。
バニラ・イエローのこいつにさ。


映画やアニメだと、こんな小型車に大男が四人
ぎゅうぎゅう詰めで乗ってるのが可笑しいのよね。



何年かして普通車に乗り換えることがあれば
一度は乗ってみたい気もするのだが、如何せんお高いのがねぇ・・

そんな想いを巡らせながら信号待ちしていると
今日は隣に日産マーチが停まった。
売れすぎるくらい売れて街にゴロゴロしているマーチ、
馬鹿にして目にも留めなかった(大衆車)マーチだ。
わ、これがあったか!ふとそう思った。
ちょこっと手を加えてあげれば、いい感じになりそうな予感。
しかも玉数豊富でお安いときたもんだ。
うーん。

或る日マーチに乗ってる私・・
想像してみると、ちょいと気恥ずかしかった。
「大衆」と冠される物を敬遠しがちになってしまうのが
今までの私だった筈であるのに、
最近はその拘りみたいなものが薄れているようだ。

これもまた歳のせいなのでありましょうか?(苦笑)

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2013年3月20日

ツブヤキ


そろそろ弦を張り替えてみないかい?

そんな声が
聴こえたような気がしました。

たぶんそれは
退屈な日常に業を煮やした
心の呟きだったのでしょう。

歌が恋しくなってきたようです。


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2013年3月19日

だんだん馬鹿になって行くのです

三月のこの時期に各地で初夏の気温とは、
これを異常と呼ばずして何と言おう。
けれどあまり騒ぎ立ててる節は見受けられない。
やれやれ・・と、溜息をつきながら
皆が黙って受け入れている、そんな感じ。

2年前、あれほどの自然の驚異と脅威を目の当たりにしたせいなんだろうか。
人々は、ちょっとやそっとのことでは驚かなくなっているのかも知れない。
或いは己の力じゃどうにもならないことには無関心を装い
軽はずみに口を挟むことを躊躇しているのか。
「諦め」と言えば聞こえはいいが、異常な物事が当たり前のように受け取られ
さほどの関心を抱くことも無いのだとしたなら、それほど怖いことはない。

昨夜の福島第一の停電だって、
あってはいけないことが起きてしまったというのに
メディアの厳しい追求も無く、国民も以前ほど敏感には反応しなかった。
これから先、50年100年といった
気が遠くなるほどの時間を掛けなければ廃炉の作業は終息しないのだが
家を追われ、土地を追われた者以外にとっては、
過去の事件としか捉えることが出来ず、おまけに記憶から消えかかっているかのようだ。
それは世界各地で勃発する戦争にも似ている。
当事者でなければ、その痛みも苦しみもわかりゃしないし
海の向こうで今もなお続いていることなど知る由も無いのだから。

けれど福島はすぐそこだ。
日本で起きた深刻な大災害だ。
孫の代まで終わることのないその事故対応の
過程を検証することだけは忘れないようにしなくっちゃ。
決して無関心では居られないし、ああそうですかと受け入れることも出来やしない。
何がどうして、どうなって行くのか、誰が何をどうしようとしているのか
僕らは生きてる限りアンチテーゼの目を向け、耳を澄ましていようじゃないか。



どうです僕は大地のように
関わるすべてを受け入れるふり
だんだん馬鹿になって行くのです

細野晴臣「ありがとう」



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