2014年4月9日

百円の魔法



家庭内の騒音苦情から、やむを得ずモニターの場所を変えました。
デスクのすぐ右の脇、僕の耳からわずか50Cmほどの至近距離となりましたが
耳障りで嫌な音は全く出ないところがJBLの良さなのでしょう。

4312をスケールダウンさせた4312M COMPACT MONITORは
バッフル板のサイズが300X180mmと、かなり小さなボックスなんですが
たっぷりとした厚みのある音で鳴ってくれるので重宝してます。
こんなに小さくて3Wayだなんて、普通に考えたらやかましい音を想像しがちでしょうけど
どっこい高域のピークにも刺々しさが無いのです。
この辺りがクロスオーバーの設定の妙でして、実に巧みに作られています。
130mmのウーハーはフルレンジに近く、その上を補正するスコーカーと
アクセントを付けるためにツイーターがあるような
そんな音作りがJBLの一貫したポリシーで、
それが前述の聴き易さに繋がっているのだと思います。
さすがですね。

実はこのスピーカーを購入したときの笑い話があります。
30年ほど前、4311というスタジオ・モニターを持っていたのですが
手狭になり売却した後に後継機の4312が登場しました。
とある売買サイトで、その4312が驚くほどに安い価格で売りに出されていて
懐かしさと安さのあまり、目にしたその瞬間に即決したのです。
売主は横浜在住だったので手渡しで受け取ることになり
某駅前で待ち合わせ(怪しく)車に乗せ換える段取りをつけました。
そして当日・・

売主は小さなダンボール箱を抱えて車から降りて来ました。
て?あれは何の箱じゃろか??
(4312は外寸で600X350X300mm、目方も20Kgほどあります)
笑顔で現れたその男性、箱を開いて中を見せてくれました。
てーっっ!!小っちゃあーい!!!(汗)

4312の後に「M」と記された型番に、全く気付いておらず
それがミニチュア・モデルの「M」であることをそのとき初めて知ったのでした。
(そりゃ安い筈だわ・・)

しかし、僕は動じることなく
何事もなかったかのような顔をして、その「小箱」を受け取り
諭吉2枚半を手渡してその男と別れてきたのです。
(どうだ、男らしいだろ)

けれど、エンジンを掛けて100mも走らないうちに
その大きな落胆が強烈に襲って来て泣きそうになりました(笑)

そんないきさつから我が家にやって来た4312M、
諦め、馬鹿にしかかっていたそのミニから出て来た(まともな)音に驚かされ
折れそうになっていた心を癒してくれたのは言うまでもありません。
とんだ笑い話ではありますが。


休日恒例、散歩がてらのハードオフ餌箱漁り。
床に無造作に置かれたダンボール箱の中から本日も2枚ゲットして来ました。
ハービー・マン、グレン・ミラー、どちらも百円です。
2枚組であっても百円てところが嬉しい限りであります。

ただし、以前からこれが欲しかったというわけではないのでして
そこに置かれている物の中で一番良かったのがこれだった、というだけで
百円(しかも税込み)の魔法にかけられたようなものなのです。
これが五百円とか千円なら絶対に買わないでしょうね。

百円の魔法、素敵!!

*

2014年4月8日

お帰り、ジェシ!



どうやらジェシの悲しいニュースは誤報だったようで
危険な状態は続いているものの存命であるそうです。

今なお衰えぬ若々しい歌声とジョークに満ちたトーク、
近年のライブ映像を観ていると
まだまだ歌い続けてくれることを願わざるを得ません。

アマゾンに在庫があったので
アンペックスのファーストを注文しました。
アナログ盤を手放して以来、
僕の部屋でこのアルバムを聴くのは
おそらく20年ぶりくらいになるのだと思います。

お帰り、ジェシ!
家に届いたら、そう声を掛けてあげることにします。


*

2014年4月7日

オーラトーンでジェシ・ウインチェスターを聴きたかった夜



アナログと相性が良く、ちょっと大き目のブックシェルフが欲しくて
毎晩のようにヤフオクをチェックしていたのですが
ことオーディオ製品に関しては貧困極まりない現状ですな。
ガラクタばかりで、まともな物がほとんどありません。
僕が捜し求めているような機種は個人の出品が無く
廃品から拾い集めて来たような業者の出品が多いのも困りもの。
しかも競り落とした物は値を上げて別の業者が出品したり
くだらん商品がサイトの中をぐるぐると回り続けているようなもんです。
ヤフオク最低!!(怒)

そんな嫌な気分を解消するため、
旧宅から持って来たオーラトーンの5Cを引っ張り出してみました。
いわゆるラジオ・モニターとして、アナログの時代に一世を風靡したモデルです。
僕のは後期型で、若干帯域が広がってはいるんですけど
典型的なカマボコ型の周波数特性で限りなくローファイな音であります。
これをメインに使うということはないんですが、
中域重視(いや、中域しか出て来ない)のナローレンジな音は
ボーカルの再現性には秀でていると思います。

今夜はこいつでジェシ・ウインチェスターを掛けたいところなんですが
残念ながらアナログ盤を手放して以来、手元に音源が無いのです。
旅立って行った彼を見送ることができないのが
なんだか悔しく思える夜なのでありました。

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2014年4月5日

春の雨音



花冷え、てやつでしょうか。
今夜から明日にかけては冬に逆戻りのようです。
横浜の最低気温は4℃、おまけに雨。
青空が長続きしないことで、よけいに春が愛おしくなるのでしょうね。

今の家に越して来てから1ヶ月以上が過ぎ、
環境の変化に戸惑っていた猫も
ようやくここでの暮らしに慣れてくれました。
その間、ストレスを発散するためかクロスに爪を立て
早々にあちこちを傷にされてしまいましたが
猫に罪があるわけじゃなし、ここは目をつぶることにしましょう。



土曜で外来が混み合っていたもので
松島病院から帰宅すると3時を過ぎていました。
案の定、次回診察の際に入院手続きをするよう促され
入院前後の注意書きが記されたパンフまで渡されました。
もはや観念するしかありません。
一般病棟の空き状態を見ながら日程を詰めることにします。
入院保険と高額医療費の還付など
相殺すると約4~5万円の出費といったところでしょうか。
金の掛かることばかりで憂鬱になってしまいます。
いやそれよりも、手術はもっと憂鬱です。
やれやれ・・

帰宅してからすぐに、カミさんを乗せて慌しく旧宅へと向いました。
実は前の家、まだ引き渡しが終わってないのです。
大家さんの事情で急な転居を余儀なくされたせいもありますが
先方のご好意で片付け作業と清掃はのんびりと時間を掛けてやらせて頂いてます。
最後まで残っていたピアノが先週ようやく業者に引き取られ
今日は日没まで床と壁を掃除したり、トイレや水周りを磨いたりして参りました。
週一程度のだらだらしたペースなれど、ようやく終わりが見えてきて
次の日曜くらいには鍵をお返しできそうな按配です。
大家さん、ご厚意に感謝します!



深夜の横浜、雨が降って参りました。
屋根に当たるその雨粒の音が
明らかに冬とは異なるところが
春を感じさせる喜びとなるのであります。

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2014年4月4日

百まで生きるやも知れませぬ



アキちゃんのお爺ちゃん、そしてなつばっぱのご亭主として
三陸の海の男、忠兵衛を演じた蟹江敬三さんが亡くなられたそうです。
享年69歳、まだまだお若いのに残念でなりません。
遠洋へ出る度に、なつばっぱが仏壇に写真を飾ってましたけど
その通りになってしまいましたね。
謹んでご冥福をお祈り致します。

さて、明日はケツの経過を診てもらいに再び松島へ。
「帰りに入院予約してってくださいね~」
軽くそう言われそう。
はい、何事も受け入れますとも。

2月の健康診断結果が届きました。


何ゆえなのか、
昨年喰らったDⅠ、DⅡの赤文字が消え
全項目オールAの健康体になっていました。
3年連続で要検査だったというのに、不思議なこともあるもんです。
特に悪玉コレステロールの減少にはびっくり。
生活習慣も食い物も、何ひとつ変わっちゃいないんですからね。

カミさんにこう言われました。
雪掻き!雪掻きのおかげだよ、きっと!!

確かにこの冬は三度も大量の雪を掻きましたけど
そんな程度で慢性的な運動不足が解消されるものなのでしょうか。
甚だ疑問ではありますが
かずら元年、百まで生きるやも知れませぬ。

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2014年4月3日

夜型



家族の生活習慣から
すっかり夜型になってしまった猫。
お留守番の昼間は一人で爆睡、
その反動で深夜になると眼がギラギラし始めるのです。

遊びたい、暴れたい、
顔にそう書いてあります。
わかりやすいですね。

さて、もう寝ますよ。

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2014年4月2日

教訓、明日の銭より今日の銭



昨日と今日、
まだ買い物をしてないので税率が上がったことの実感がありません。
ガソリンの価格も先月後半とほぼ同じくらいで
前の晩に給油の車が行列してたという騒ぎは一体なんだったんでしょうね。

飲み屋はどうなんですか?
酒や肴は高くなったんでしょうか。
立ち飲みの店がどんな価格表示になったのか
興味はありますけど、飲みたい気分を抑制するほどの
そんな大事にはなってないような気がしてます。
10円や20円上がったとしても
人間、飲みたいときには飲むんでしょうから。
それに・・
いくら値上がりするからと言っても
「飲み溜め」なんて出来っこありませんもんね。

それを考えたら
買い溜めという行為がとても無駄に思えてきます。
増税直前のスーパーで、あれもこれもと数万円も買い漁る姿
倹約とか自己防衛とかを通り越して、浅ましくも思えます。

震災や大雪で品薄になったときもそうでしたが
買い溜めに走るのは比較的裕福な方々だったように記憶してます。
毎日をぎりぎりの線でやりくりしている者にとって
そんなにまとめて買えるだけの余裕などありませんからね。

酒も煙草も、僕は買い置きしませんでした。
ほんのちょっとの期間が得になるというためだけで
何万もの金を一時に出費するのが嫌だったんです。
ケチ臭い人間はそんなこと絶対にしません。
何事にも疑り深いのでそもそも投資にも無関心ですから
明日の銭より今日の銭を優先するのです。

そして飲兵衛は
今日の銭で酒を飲む。
来るのかどうかも解らぬ明日なんて
待ってられませんもの。

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