2014年5月30日

ぱるぴてーしょん



昨日からショッポー吸ってます。
ひょんなことからホープライトの味が良いことに気が付き
期間限定のサワーレッドを街角のタバコ屋で見掛けたもので
いったいどんな味なのか気になり買ってしまったのです。
なんと、この小箱がうじゃうじゃと20個も入ったカートンで。
タバコ屋の店主曰く、これはバラ売りできないんですよ~
少々カチンときたものの、欲望を抑えられずに購入したという顛末。
感想としては・・
甘さよりもスパイシーな味が勝っているかも。
他の方も、昔のチェリーに似た味だと仰っておりました。
レギュラー商品のライトの方がアメスピに似てマイルドな気がしますがね。

買ってしまった以上、残りの18個をせっせと吸います。
節煙して一日一個、三日で三個、18日目で無くなる勘定。
しかしながら、月曜から入院する我が身でありますから
しばらくは煙草も吸えないんで減らないんでしょうけどね。

世界禁煙デーを翌日に控えた「煙草ネタ」でした。

煙草といえば・・
NHK朝ドラ「花子とアン」で葉山蓮子が嫁いだ先の九州の石炭王、
嘉納伝助さんが毎回登場する度に煙草を吸ってくれます。
映画やテレビの喫煙シーンに食って掛かる団体が多い昨今、
朝の連続ドラマで堂々と紫煙をくゆらす演出が嬉しく思えます。
あの時代や、ふとした感情を描くには、やはり欠かせないものですからね。

愛煙家の一人としては、
世界喫煙デーも作ってもらいたいのですが・・
だめでしょうねえ。


昨日の餌箱漁りで大枚三百円を費やしたもう1枚はこれ、ステファン・グロスマン。
百円でいいのになあと、最後まで悩んだ末に購入したのですが
実はこれ、会計時に店員さんが数え間違いして支払額に含まれず。
つまり、サービス品と相成った次第です。
ありがとうございます、また買いに行きますから悪く思わないでください。


そして百円コーナーからはチェット・アトキンスのRCAの廉価盤。
この値段だからこそ気軽に買える一枚です。


そしてもう1枚は73年のオムニバスアルバム「ホット・メニュー」
発売当時2枚組で¥980という、メーカーの戦略商品でバカ売れした物なんですが
僕は「小馬鹿」にして見向きもしなかった代物です。
今となっては並びが楽しそうなので、40年以上経過した今回初めて手にしました。

次回の餌箱漁りは退院後の6月中旬頃の予定。
ハードオフさん、ええもん並べといてくださいね!

突然の出会いに舞い上がってしまった感のJBLにつきましては
退院した後にまだ残っていたら懐具合と相談することにしました。
売れてしまっていたなら(淡白に)ご縁が無かったということで。

歳を重ねたせいなのか
物事を冷静に考えられるようになりました。

・・いや待てよ?
もしや「ぱるぴてーしょん」の欠乏か!?

人間、トキメキを失うと老いて行くものです。
要注意!!

*

2014年5月29日

悩み多き者よ



休日恒例の地元ハードオフ詣で。
今回はいつもの百円のみならず、三百円の盤にも手を出してしまいました。
この店の値付けの基準がイマイチ明確ではないので
安いとは言っても三百円を出すのは癪に触るんですけどね。
けどまあ、とりあえずヴェロニク・サンソンのファーストをゲット。
アナログ盤は見掛けなくなったアルバムなので三百円やむなし!
盤面とラベルに少々カビは発生しているものの、まずまずの状態に一安心。


続いてはライ・クーダー「紫の峡谷」
手元にCDはありますし、ジャケットも少し傷んでいたので
うーん、うーん、と悩み抜いた挙句に購入。
(三百円ともなると心が揺らぐのですよ)
決め手はやはり見開きジャケットの醍醐味かと。


30X60Cm、レコード・ジャケットはアートなのです。
そしてトレースしてみて思ったんですが、
アナログ盤だとリプリーズのサウンドがちゃんと再現されて
やわらかで温かく、スライド・ギターにも刺々しさがありません。
やっほー!これはいい買い物でした。

それにしてもアナログ盤て不思議ですよね、
スタジオの空気感がそのまま溝に刻まれているかのようです。
最近になって世界中で見直されていることがよく理解できますし、
人類がこの素晴らしい記録媒体を葬り去らずに済んだのは
まさに不幸中の幸いとも言えるでしょう。
諸君!レコード盤を馬鹿にしちゃだめよ!!


目に付いたので、オスカー・ピーターソンも買っちゃいました。
ヴァーヴの地味~なアルバムですけど、たまにはいいもんです。
これがウエス・モンゴメリーになると更に上の値付けになるおかしな店ですから
その微妙なラインで掘り出す楽しみがハードオフの餌箱ならではのことなのです。
支離滅裂なチョイスではありますが、この続きは明晩にでも。

この店に行った折には、いつもオーディオと楽器を一通り見て回るんですが
遂に今日はマズイものを目にしてしまいました。


JBL 4311B、
マグネットがアルニコからフェライトに替わった最初のモデルです。
しかもスタジオ仕様のグレー・キャビ!
コーン焼けもセンターキャップの凹みも、ダンプ材の垂れも全く無い
すこぶるいい状態の物がヤフオクよりも安い値段で出ていたのです。
僕は30年ほど前に、この4311Bのウッド・キャビのモデルを使っていましたが
アルニコよりも若干落ち着いた音を出すフェライトの方が好きでしたから
アナログとの相性抜群なこれを目にして非常に悩んでいます。

うーん、うーん、うーん。
これからケツを切られる人間が
こんなの担いで家に帰って来たら
カミさんに叱られるんだろうなあ・・

うーん、うーん、うーん。
悩み多き者よ。

*

2014年5月28日

カチマイ事件、その後



予想していた通り、
新聞を見たおふくろから早朝に電話がありました。
なんたって実名で載っていたわけですから
昨日の夜に従兄弟からも実家に電話が掛かって来たそうな。
たぶん親戚一堂、皆さんびっくりしているんでしょうね。
カチマイ事件です。
(注:十勝毎日新聞の略。地元ではカチマイと呼ばれている)

おふくろは大正10年生まれ、今年で93歳になります。
この写真は親父の三回忌で帰省した3年前の物で
目や耳、足腰はずいぶん衰えてしまいましたけど
頭もしっかりしていて、僕の姉と二人で元気に暮らしているようです。
今でも電話の受け答えがとても明確なのが凄いことだと思います。

今朝の電話でこう言われました。
「まだまだ知らないことがあるんだねえ・・」と。

家を出てからの数年間の出来事を
おふくろには全く話してなかったことに気付かされました。
たぶん新聞に書かれていたことのどれもが
40年以上経過した今になって初めて知る結果となったのでしょう。
なんだか申し訳ない気持ちにはなりましたけど、
親子の関係に於いては今も昔もこんなものなんだと思います。
僕だって、自分の子供たちが見聞きしたことの多くは知らないのですから。

すいぶんと時間が経過してしまいましたが
こうして記憶の空白を埋めることが出来たことは良かったと思います。
思えば、今こうして再び歌っていることでさえ
おふくろにはきちんと話してなかったのですから
間接的にでも過去の一時期と現在の姿を伝えられたのは
ある意味、親孝行であったのかも知れません。

故郷の新聞に実名で載せられることには
その反響や影響を思うと当初は抵抗もありました。
けれど、当時の僕を知っている人々やお世話になった方々へ
今も元気にやっていることを伝えたいという願望が勝ってしまったのです。
帰って田舎で暮らしたい、そこまで考えることは無いにしても
少しずつではありますが、故郷の方を向く機会が増えて来たような気がします。

これをきっかけにして、
消息を絶った旧い友人や知人と再会できれば素敵ですよね。
皆、どんなふうに歳を取ったのか。
そんな期待を寄せるのも、実は自分が高齢社会の入口に立っているからなのでしょう。
一体どんな展開が待ち受けているのか、ちょっとワクワクしています。

退院後の体調にもよりますけど
秋口頃、帯広の町の何処かで歌えたらなと思っています。
もしもその時期にイベントを計画されている方が居ましたらお知らせください。
けれど決して「凱旋」などといった仰々しいものではありません。
単純に其処で歌いたい、それだけですからね。

今朝のおふくろ、何を思ったのか面白い言い方をしてました。
「事件や事故じゃないんだから、胸張って堂々としてなさい」
はて?どのような意味が込められているのでしょう。
確かに、犯罪者としてではなかったのは幸いですが・・(笑)

*

2014年5月27日

まだ先はあるのです


今日、5月27日付けの十勝毎日新聞に
僕の紹介記事が掲載されました。

故郷の地方紙ですが、
或る日東京支社の方から取材申込みがあり
迷った挙句お受けして
5時間ほど飲みながら、取りとめもなく語り合った顛末です。

取材する方もされる方も、長い時間飲んでいたので
酔いがまわった後半はぐっちゃぐちゃでしたけど
さすがプロの仕事ですね、要点を押さえて上手く纏めてあります。

ただ・・

この二段抜きの枠の中に、僕の人生が要約されているようで
なんと小っぽけでつまらぬものかと思ってしまいました。

なので、
この先のことがぎっしりと書き加えられるように
生きてみようかと思います。

かずら元年、ブイブイと
まだまだ行くのだ。


これを見た田舎のおふくろ、
びっくりして朝っぱらから電話して来るんだろうなあ。
なんたって、地元ではほとんどの家庭で読まれてる新聞ですからね。

実名報道の是非を問う!

・・うそうそ、僕が許可したのです。
もう逃げ隠れしません(笑)

*

2014年5月22日

Fishin’



昨晩から、こればかり聴いております。
肩の力が抜けたこのユルさが、実にいいのです。

Gotta put on my travelin' shoes

一緒に口ずさみながら
体が小刻みに揺れてます。

キャプリコーン・スタジオって、独特のサウンドですね。
マーシャル・タッカーあたりも聴きたくなりました。

色褪せて文字も薄れたライナーをよく見ると
増渕さんが書いていました。

ところで・・
人間、悟りを開くと
釣りに興じるものなのでしょうか。

だとしたなら
僕はまだまだです。

*

2014年5月21日

百円は素敵だ!



雨が午後から小降りになったので
散歩がてら駅前の郵便局で用を足し
そのまま徒歩でパティスリー・ラ・ベルデュールまで行ってみました。
ぽつんと住宅街に佇むその店は、評判通りとてもいい雰囲気で
長女のために小さなバースデーケーキを買ってみましたが
お値段も手頃で(というか、むしろ安いかも)美味しい物が手に入りました。
ご近所に、これまた良きお店発見です。


そんなわけで(一日遅れの)はっぴいばあすでい。
ローソクは下一桁の数字です(笑)

ちなみに、先日ポンタを連れて行ったパン屋さんは姉妹店で
ル・ジャルダン・デュ・ヴェールというお店なんですが
覚え難くていつも名前を忘れてしまいます。
居酒屋と違ってお洒落な名前は難しい!(汗)

いったん家に戻り、ちょっとひと休みしてから
餌箱を漁りに日が暮れてから再び徒歩でハードオフへと向いました。
今度は片道20分、爺さん元気な足取りです。

日頃の運動不足解消のために黙々と歩く姿を
神様はしっかりと見てくれているんですね。
ご褒美に思いの他たくさんの品々を用意してくれておりました。
今日の百円コーナー、過去最高の大漁です。


まず目に飛び込んで来たのがエルヴィン・ビショップの「レット・イット・フロー」
数枚パタパタしてるとロリー・ギャラガーとオーリンズが続けざまに出て来ました。
うひゃあ!これだけでも良い買い物であります。
無造作に床に置かれた餌箱をさらに探索して行くと・・


ジェリー・ジェフ・ウォーカーとデイヴ・メイスンのCBS盤発掘。
ジャケットに謎の落書きはあるものの、百円なら持ち帰るべきでしょうな。
床に並んだ(特設)餌箱は全部で5個、さてさて3個目は・・


おお!ジョニー・キャッシュのベスト盤ではありませぬか。
これも百円で良いのですか!?ありがたく頂戴致します。
カントリー・ジェントルメンは、いわゆる「ジャケ買い」ですな。
僕の好きな物、こんなに並べられたら否応なしですもん。
カントリー繋がりでジョン・フォガティも2枚買ってしまいました。


ついでと言っちゃあ何ですけど、
今までCCRを軽んじてきたことを反省してるものですから。

と・・本日は〆て9枚、税込み価格972円也。
実は他にも一度手に取ってから餌箱へ戻した物が数枚。
それと、三百円だからという理由だけでパスした物も数枚。
実は、その残してきた物たちのことを気に掛けてます。
連れて帰って来るべきだったかなあ・・と。

何を残してきたかは敢えて言いません。
ジジイ!なんでそれ買って来なかったんじゃい!!
そう罵られそうなので。

次に行ったとき、まだ残っていたなら引き取ってきます。

それにしても、この価格にすっかり慣れてしまったので
(普通の)中古レコード店じゃ絶対に買い物できませんよね。
タチバナレコードさん、ご無沙汰してしまってすみません。

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2014年5月20日

さらさらと夜を浸す



雨が降り出したので
アナログ盤を聴きたくなりました。
春の雨音はスクラッチノイズに似てて
なんだか心を穏やかにしてくれます。
冬の尖った音とは違い
さらさらと夜を浸して行くようです。

先日ハードオフで見つけたキャロル・キングを掛けてますが
やはり70年代の厚みのあるディスクはいいですね。
やや篭った音と、ピークで高域が少しだけ歪む感じが好きです。
現代のデジタル音源に歪み成分は許されないでしょうけど
アナログにとってはそれが色艶にも繋がるから不思議です。
歪みと艶は紙一重、なのでしょうね。

湿った空気にアナログの音
心地好い夜です。

*