懐かしさというよりも、今なお当時のままの姿形で販売されていたことに驚いて買ってしまった。アマゾンで871円だったが、パッケ―ジには(今どき珍しく)定価¥1200と記されていた。確か40数年前は¥600程度だったと思うので、ラ―メンや煙草、公共交通の運賃などに比べると、当時とさほど変わってないという印象が強い。趣味趣向品の中では極めて異例なことではないだろうか。
ナガオカの歴史は、時計部品の製造から始まり、やがてレコ―ド針の製造販売メ―カ―として一時代を築いたわけで、アナログ全盛期の頃は、どこのレコ―ド店に行っても交換針の陳列ケ―スが必ず置かれていた。それがデジタル化によって市場から姿を消し、会社の業績も著しく悪化したであろうに、こうして今も健在なのは嬉しい限りだ。
NAGAOKAの歴史 https://www.nagaoka.co.jp/profile/history.html
ただし、当時の僕はナガオカ製品を使ったことがほとんど無いのだ。レコ―ド針は海外製の純正品を購入、クリ―ナ―はもっぱらディスクプリ―ナ―を愛用、レコ―ドスプレ―は甘ったるい臭いを撒き散らすだけで効果が無い、云々の理由からである。ナガオカさん、すみませんでした。