3月6日、女房殿の誕生日である。
御年69歳になられた彼女を
いつもの安いワインで祝う夜。
・・え?もしや古希なのか?
数えでいうなら70歳、
私も10月に到達するので、ちょっと気になった。
調べてみると、現在は満年齢で祝うそうな。
そんな女房殿の口癖は
「あたしの寿命は、あと10年よ」
呼吸器を患ってからというもの
コロナ禍で外出を躊躇うストレスと
自身の親の没年齢を重ね合わせているようだ。
けどね、そんな人ほど長生きするものよ。
同じく、刻々と寿命を縮めている私はというと
「おまえはミュ―ジシャンなんだぞ」という天の声を聞き
焦燥感からなのか、俄かに曲を作り始めた。
ボケる前に、やっておかなければならないことがある。
幸い、頭も感覚も未だに少年の如き。
己が青くなければ、歌なんて生まれない。
聖人君子の説教じみた言葉なんて、猫だって聞きたくない筈だ。
なので私は
己を雲に例えて、だめな人生を歌うのだ。
ちょっとだけ種明かしをするなら
「塀にもたれて」のアンサ―ソングである。
あとどれくらい歌えるかわからないので
今のうちに自己完結しておかなければね。
本日の自己満足。
ヘッドフォンの置き場に困ったときは
百均のグッズが、いい仕事をしてくれるものだ。