2013年3月23日

デニム地の股引

暖かな陽気になって来ると
髪の毛や爪が伸びるのが早くなってきませんか?

私の場合、そうなんですよ。
冬場はかなり時間が掛かりますけど、今月に入った頃からにょきにょきで
自分、春を迎えた草木と同じだな。と感じております。
夏場なんか、雑草の如く日々どんどん伸びているのが分かるくらいなんですけど
かずらという名前の私ですから、やっぱり植物系なんでしょうかね?

ついでに背も伸びて(足も伸びて)格好良くなってくれたらいいんですけど
60の爺さんでは、さすがにそれは無理か・・(悲)


そんな短足の爺さんですが、
先日購入したデニム地のレギンス・パンツがとても気に入ってます。
ぴたっとしていながら伸縮自在、言ってみりゃ股引みたいなもんですから
立ったり座ったり歩いたり、如何なる状況でも楽チンで快適なのであります。
おまけに、細くてもこれなら血行障害も起こりません、はい。

股引のまま歩いてるー!と、人様から嘲笑されないように
間違われる心配の無いデニムにしたのは私の老婆心からでしたが、
年甲斐もなく細いパンツ履いてー!なんて言わないでくださいね。
私は細いのが好きなだけなんですから。

けど思い起こせば、太いパンツを履いてた時期もありました。
一度目は70年代初頭に流行したベルボトムのジーンズ。
これは高いヒールの靴を履いても、地面までの広い裾が隠してくれますから
(擬似)足長・背高のルックスに貢献してくれましたね(笑)
ただし太いのは裾幅だけ、膝の位置まではピタッと細いのが王道だったのです。
(ちなみに私が27インチのジーンズを履いていた、体重40Kg台の時代であります)

二度目は、いわゆるツータックのゆったりしたデザインが主流だった頃。
サラリーマンだった私は、流れに乗った形で太くて大きな作りのスーツを着ていました。
あれは確かバブル期の真っ只中です。
どんな商売も儲かって、いいものたらふく喰って、
世の男性の腹回りが広がっていたせいもあるんじゃないでしょうか。
年齢に関わらず、だっぷりしたデザインが大流行してました。
景気が良いと、太くてゆったりした物が喜ばれるんですかね?

ここ最近のメンズ・ファッション、
スリムフィットと称する細身の傾向にあるということは・・

あべちゃん!まだまだ景気は良くなってないみたいよ!!

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2013年3月22日

南本宿65、春爛漫


僕は時々思うんです。
春になると
体の内側からいろんなものが噴き出して来るような
そんな感覚が芽生えるのが幸せなことなんだと。

人間も草花と一緒なんです。
冬の間の沈黙は
耐え凌ぎ、春を迎える喜びのためにあるのでしょう。

あの人への想い
己の未熟さ
切なさを笑って誤魔化す
言葉にならないもどかしさ

そんなもやもやを跳ね除けてくれるのが
春の眩しい光なのだと思うのです。

今年も桜が咲きました。
移り行く季節を謳歌するかのように
誇らしげに、可憐な笑みを浮かべています。


この木には
青空がとてもよく似合います。

南南西の風、風力1で
名も知らぬ遠き島から海を渡って来た風は
僕の足元にも舞い降りて来ました。
それがとっても嬉しいんです。

南本宿65、春爛漫。

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2013年3月21日

大衆車


フィアット500、こいつを近頃よく見掛ける。
好きな車であるだけに、信号待ちで隣に並ばれたりすると
つい横目でチラチラと見てしまう。
一日に必ず1台は目にするから、ずいぶん売れてるんだろうな。

ドライバーは圧倒的に女性が多い。
さほど飛ばさず、無理な運転もせず
足代わりにちょいとそこまで的な、比較的のんびりした走り。
ま、走り屋さんなら間違いなくアバルトに乗るだろうけどね。

けど、いいよなあ。これ・・

そういえば、先代の500Fはルパン三世が乗ってたんだった。
バニラ・イエローのこいつにさ。


映画やアニメだと、こんな小型車に大男が四人
ぎゅうぎゅう詰めで乗ってるのが可笑しいのよね。



何年かして普通車に乗り換えることがあれば
一度は乗ってみたい気もするのだが、如何せんお高いのがねぇ・・

そんな想いを巡らせながら信号待ちしていると
今日は隣に日産マーチが停まった。
売れすぎるくらい売れて街にゴロゴロしているマーチ、
馬鹿にして目にも留めなかった(大衆車)マーチだ。
わ、これがあったか!ふとそう思った。
ちょこっと手を加えてあげれば、いい感じになりそうな予感。
しかも玉数豊富でお安いときたもんだ。
うーん。

或る日マーチに乗ってる私・・
想像してみると、ちょいと気恥ずかしかった。
「大衆」と冠される物を敬遠しがちになってしまうのが
今までの私だった筈であるのに、
最近はその拘りみたいなものが薄れているようだ。

これもまた歳のせいなのでありましょうか?(苦笑)

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2013年3月20日

ツブヤキ


そろそろ弦を張り替えてみないかい?

そんな声が
聴こえたような気がしました。

たぶんそれは
退屈な日常に業を煮やした
心の呟きだったのでしょう。

歌が恋しくなってきたようです。


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2013年3月19日

だんだん馬鹿になって行くのです

三月のこの時期に各地で初夏の気温とは、
これを異常と呼ばずして何と言おう。
けれどあまり騒ぎ立ててる節は見受けられない。
やれやれ・・と、溜息をつきながら
皆が黙って受け入れている、そんな感じ。

2年前、あれほどの自然の驚異と脅威を目の当たりにしたせいなんだろうか。
人々は、ちょっとやそっとのことでは驚かなくなっているのかも知れない。
或いは己の力じゃどうにもならないことには無関心を装い
軽はずみに口を挟むことを躊躇しているのか。
「諦め」と言えば聞こえはいいが、異常な物事が当たり前のように受け取られ
さほどの関心を抱くことも無いのだとしたなら、それほど怖いことはない。

昨夜の福島第一の停電だって、
あってはいけないことが起きてしまったというのに
メディアの厳しい追求も無く、国民も以前ほど敏感には反応しなかった。
これから先、50年100年といった
気が遠くなるほどの時間を掛けなければ廃炉の作業は終息しないのだが
家を追われ、土地を追われた者以外にとっては、
過去の事件としか捉えることが出来ず、おまけに記憶から消えかかっているかのようだ。
それは世界各地で勃発する戦争にも似ている。
当事者でなければ、その痛みも苦しみもわかりゃしないし
海の向こうで今もなお続いていることなど知る由も無いのだから。

けれど福島はすぐそこだ。
日本で起きた深刻な大災害だ。
孫の代まで終わることのないその事故対応の
過程を検証することだけは忘れないようにしなくっちゃ。
決して無関心では居られないし、ああそうですかと受け入れることも出来やしない。
何がどうして、どうなって行くのか、誰が何をどうしようとしているのか
僕らは生きてる限りアンチテーゼの目を向け、耳を澄ましていようじゃないか。



どうです僕は大地のように
関わるすべてを受け入れるふり
だんだん馬鹿になって行くのです

細野晴臣「ありがとう」



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2013年3月18日

野球とベースボール


三連覇を阻んだのはカリブの海賊たち。
メジャー集団のあの勢いには、如何にお侍さんとて勝てやしない。

でも謝ることなんてないのよ。
野球しか知らない者たちが、本場のベースボールと戦ったんだから。

せめてあのスピード感だけでも日本に持ち帰って
ゲームの緊張感を高めることに貢献してほしいな。

日本野球に見られる妙に長い投球の間や打者の間、
あれって土俵に上がったお相撲さんと同じだよね。
それが日本のやり方だとしても、国際試合じゃ通用しない。

井端が打席でタイムを要求して手を挙げたのに
球審は全く無視してストライク!象徴的なシーンだった。
あれがベースボールの試合展開なのさ。

ゲームを作るのが球審の仕事。
メジャーではこれが当たり前で、故にジャッジには従わなければならない。
けど今日のは酷かったな、ストライクゾーンが滅茶苦茶。
あんなに外れた球をストライクにしてくれるアンパイアを見ていると
(例えが悪いかも知れないが)高校野球を思い出してしまったくらい。

野球とベースボール・・
律儀なお侍さんと荒くれたガンマンの違いかな。
ある意味、全く異なるスポーツなのだということです。



脈絡も無く、風の強い夜なので
ザ・スパイダース「風が泣いている」



私の記憶では
井上尭之のリッケンバッカーは、ハニーというコピーモデルで
重鎮ムッシュの方のは本物だったような・・
余談ですが。

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2013年3月17日

男らしいってわかるかい


明日は五日ぶりの休日。
まあ飲めや、お侍さんもそう申しております。

お侍さんと云えば、
海の向こうでプエルトリコと戦うそうな。
芯に当たればどこまでも飛んで行きそうな兵ぞろいの強豪、
マエケンの肩と度胸に期待しよう。

八重の桜の影響かしら、
近頃は会津の言葉を耳にすると妙に和む。
好きな女性から「なじょした?」なんて聞かれたら、
心を開いて正直に何でも答えてしまいそう。

会津の方言 http://aizunogakujin.web.fc2.com/countorytongue.htm

「めっこ飯」は北海道でも使われていたし、
東京生まれのカミさんも知ってたくらいだから全国区なのかしらね?
他にも、なげる ばっち ぶすいろ みそっぱ
何処でも通じそうな言葉がたくさんあるけれど
これらが会津のイントネーションで語られると、ほっこりしてしまうから不思議。
都会人の言葉は刺さるほどに冷たくて痛いものだから。

なんにしても
私みたいな腰抜けは、幕末のお侍さんや西部のガンマンに憧れてしまうもの。
腰には竹光(たけみつ)ガンベルトには鳴らないピストル、
そんな出で立ちじゃ戦えないものね。



男らしいってわかるかい?ピエロや臆病者のことさ・・



「男らしいってわかるかい」
大塚まさじさんによる「I shall be released」の名和訳です。
71年にリリースされたディランⅡのアルバムから。

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