2013年4月9日

空のギターケースのブルーズ

スタッフォードのMartin D-28Eのコピーモデルを引っ張り出してきて以来、
ニッケル弦を張ったアコギの音とタッチが妙に気に入ってます。
数年前、諸事情からGibsonのJ-160Eを手放してしまいましたが
その頃はブロンズ弦のみで、一度もニッケル弦を張ってみなかったことが悔やまれます。
P-90、きっといい音したんだろうなあ・・と。

アコギの場合はエレキと違い、サドルが非電導の素材ですから
ニッケル弦を張るとアースが取れなくてノイズが出るんですよね。
J-160Eはブリッジの裏側に鉄板を張ってアースを取ってましたけど
スタッフォードもノイズが全く無いところを見ると、たぶん同じ構造になってるんだと思います。

・・でも、ほんとかな?


私のJ-45にはL.R.BAGGSのM-1パッシブをマウントしてありますが、
ライブではエアーで拾うことが多いのでピックアップはほぼ「飾り」状態でした。
チープなエレキっぽい音に耳が馴染んでしまったこともあるので
ハムやノイズがどの程度のものなのか分かりませんけど
このまま何も手を加えないでニッケル弦を張ってみようかと思うんです。
音の太いM-1、果たして結果は如何に!

ああ・・
それにしてもJ-160Eとの別れが悔やまれる。
あの子の全てを知ることも無く、別の男の処へ行くのを許してしまったことが。



あの子は行っちまった
俺を置き去りにして行っちまった
あの子は行っちまった
俺に微笑みかけることもなく行っちまった

調子はどうだい、あれから
うまく行ってりゃ何よりだけど
空のケースが
今夜もお前を待っている
空のケースが
今でもお前の寝床なのさ

「空のギターケースのブルーズ」・・なんちって(笑)

*

2013年4月8日

名物


毎年、敷地内の竹林から収穫される
その旬の筍が今朝、大家さんから届けられました。

晩ご飯を待つ間、さっそく刺身で食してみましたが
その香りと食感に、今年もまた春を迎えられた喜びが湧き起こり
お日様と巡るめく季節に感謝しながらの晩酌となりました。

筍ご飯は我が家の食卓を彩る春の風物詩なのですが
いつの間にやら、かずら邸の名物となってしまったようで
その味を体験した者たちからは羨望の目で見られています。
とある者からは、桜が開花して間もない頃から
おねだりにも似たメッセージが送られて来たくらいです。
・・今年こそは筍祭りを催さなければ苦情が来てしまうかも(笑)

そんなわけで、
調子に乗って喰い過ぎてしまいました。
明日の朝には、頭から筍が生えているやも知れません。
髪の毛の間から何かが出っ張っていたとしても
それは角じゃないですからね!

*

2013年4月7日

あおぞら


夏の台風一過の青空とまでは行きませんが
嵐が去った後のお日様と空の色には心が洗われます。

土砂降りの雨の中を御主人様を乗せて走り
帰宅後も庭で強烈なシャワーを浴び続けた愛車Kクンは
朝を迎えると洗車した後のようにピッカピカになっておりました。

大量の水を被ったせいなのか
一時的にラジエーターのファンが回らなくなっていましたが
今夜帰宅した頃には(思い出したように)回り始めました。
明日修理に出さなくてはと思っていたんですけど、まずは一安心です。
旧い車ですから、接触不良でも起こしてたんでしょうかね?

お天気が回復したおかげで
世の中の人心はひとまず落ち着きを取り戻したのか
今夜は昨日のような「頭のおかしい方」の出没はありませんでした。
青空に感謝です。



バタヤンこと、田端義夫さんの自伝的映画が出来たんですね。
「オース!バタヤン」これは観ておきたいものです。
94歳にして今も現役、無類の女好きの人生、
小脇に抱えたナショナルギターも健在です。



主題歌がまたいいのです。

*

2013年4月6日

晴れたらいいね!

春の嵐、凄まじい雨でした。
仕事場からの帰り道がそのピークと重なり
大きな水溜りというか冠水した場所に入ると
その抵抗でエンジンブレーキが掛かったかのように
いきなり減速してドキッとしてしまいます。
水の圧力って凄いもんだなあと改めて思いました。

嵐の夜って、急激な気圧の変化からなんでしょうか、
頭のおかしな人がよけいにおかしくなって
いきなり狂い出すのかも知れません。
先日の嵐の日もそうでしたが、今夜も乱暴な口調の客から電話が入りました。
久しぶりに遭遇した典型的なクレーマーです。

一方的によく喋り、こちらが口を挟むこともできないまま
いきなり質問してきたかと思えば
こちらが答え終わる前に言葉を畳み掛けて来て
挙句こちらをボロクソに罵ります。

たぶん、世の中への不満が鬱積してると思われるその若い男、
電話の中では己が世界の王であることに酔いしれているかのようでした。
けれども聞いてる私はその汚らしい言葉を浴び続けるのみ。
自分の思い通りに事が運ばないとキレる、
そんな身勝手な、屑みたいな人間で溢れています。

私、そろそろこの仕事場からおさらばしようかと思います。
狂った人間共の相手をするのはもう御免ですもの。
正直言うと、明日は休みたいくらいの気分です。
大人げない・・ですかね。

明日は晴れるかな。
晴れたらいいね!



*

2013年4月5日

わからない節


「景気」って、なんなのさ。

株価が上がって
購買意欲にも上昇傾向が伺える

なあんて言いながら
TVのニュース画像に出て来たのは百貨店の貴金属売り場、
「このところ百万円を超える物がよく売れてます」ですって。

そしてインタビューを受けた買い物に来ていた老婆、
「株が上がって、気が大きくなって、ぽーんと買いたくなっちゃった」ですと。

・・は?

いいかい、騙されちゃいけないよ。
そのうちTVや新聞はこぞって「景気は回復してる!」と言い出すに違いないんだ。
けどそれは輸出関連の大手企業の業績と、富裕層の懐具合だけ。
庶民には全く関係ないどころか、何のご利益もないお話。

ところが日本人てやつは無類のお人好しだから
周りで好景気の大合唱が始まると、ついその気になってしまい
流行?に乗り遅れまいと、金も無いのに贅沢してみたくなるものなのよね。

給料がどーんと上がるわけでもなく、
預貯金がふんだんにあるわけでもない、
そんな庶民が「ちょっと贅沢」したくても予算が足りない。
しかし世間体もあるから無理しちゃお!
その挙句がカード払いかキャッシング、
シナリオ通りに銀行さんが潤う結果となるわけさ。

低金利だ、今がチャンスだ住宅ローンだ。
おおそうだ、ついでに車も買い替えだ。
流れに乗ろうとする庶民の「購買意欲」によって
不動産会社と自動車メーカーと銀行と、この辺りはホクホクだろうね。

デフレからの脱却?
いやいや、アタシらはむしろデフレ状態がありがたい。
給料が増えることはないんだから、物価上昇は困るのことよ。

で・・

「景気」って、なにさ?
我が家の猫も、そう申しておりますが。。




*

2013年4月4日

デンキカズラ

「あまちゃん」の舞台、北三陸市は架空の町であると
FBを通じて増渕英紀さんからご指摘がありました。
実際は久慈市だそうですが、知らなかったとは言えお恥ずかしい限りです。
増渕さん、ありがとうございました。

さて、今日は・・


VOXのアンプに繋いだこいつを終日弾き倒しておりました。
エレキでもなくアコギでもない、摩訶不思議な音色に酔いしれながら
およそ5時間ほど延々と。

楽しいです。無茶苦茶に気分を盛り上げてくれます。
新旧織り交ぜながら、たっぷり5時間の「自宅ライブ」
良きトレーニング(リハビリか?)にもなりましたが、
如何せん老体には少々堪えたようで、肩と背中の張りが今も治まりません(笑)

スチール弦のタッチに合わせて、馴染みの歌を手直ししたり
今までお蔵になっていた歌が全く別の形となって蘇ったり
楽器が替わると、そんな楽しさがあるんです。
いろいろ試してみましたけど、いい相棒となってくれそうな予感がします。

次に皆さんの前に姿を現すときは、たぶんこいつを携えていることでしょう。
「デンキカズラ」です。・・クラゲじゃないですよ。

5月か6月あたりにでも。
わ、楽しみ!!

*

2013年4月3日

じぇじぇ!


月曜からスタートした連続テレビ小説「あまちゃん」が面白い!
http://www1.nhk.or.jp/amachan/

岩手県北三陸市を舞台にした宮藤官九郎の脚本、
それにキャスティングが私好みで、お得感が満点なドラマに仕上がっています。
ナレーションを兼ねた祖母役が宮元信子ときたからには
まるで往年の伊丹十三の映画を観てるような楽しさと展開の早さがあって
これ、ほんとにNHKの朝ドラなの!?と、つい疑いたくなってしまうくらいです。
時折登場する鉄拳のパラパラ漫画もいい味付けとなり、
この三日間だけでも毎日帰宅してから録画を観るのが楽しみで仕方ありません。

ちょっと見てくださいよ、この顔ぶれ。
主人公を演じる新人の能年玲奈(この子も実にいい!)の他、
宮本信子、小泉今日子、有村架純、尾美としのり、蟹江敬三、渡辺えり、菅原大吉、
木野花、でんでん、美保純、片桐はいり、杉本哲太、吹越満、吉田正義、安藤玉恵、
塩見三省、平泉成、八木亜希子、北見敏之、小池徹平、橋本愛、薬師丸ひろ子(順不同)

朝ドラにしては豪華すぎますよね。
おまけに適材適所のキャスティングがテンポの良さを生み出して
わずか15分の1話がとても濃厚に感じられてしまいます。

この春オススメの朝ドラ、まだの方は是非一度ご覧になってみてください。
じぇ!と目を丸くするかも知れませんよ。



(注釈)
「じぇ」袖ヶ浜周辺の方言、びっくりしたときに使う言葉。
さらにびっくりしたときは「じぇじぇ」となるそうです。

*