2014年3月12日

iTunes復活!



夜、パソコンを立ち上げると
Appleのアップデートのお知らせが来てました。
んーと、QuickTime Playerと・・ええっ!?iTunesだあ??
以前アップデートした途端に、Windowsのパソコン内から消え失せたあいつです。
何度アンイストールを繰り返しても駄目だったあの日から
僕のパソコンにはショートカット・アイコンすら無かったのです。
ひょっこり通知が届いたということは、もしやバグが修正されたのでは・・

疑心暗鬼でインストールしてみると、お久しぶりのアイコンが表示されました。
きゃあ~一体いつ以来かしら?そしてクリックしてみると・・
おお!開いた!開いたではないか!!ちょっとだけ感動しました。
iPhoneを繋ぐと、これまたiOS7.1の更新情報が現れたので
すっかり気を良くしていた僕は、ついでにアップデートしちゃいましたとさ。

やれやれ、MicrosoftとAppleのどちらが折れて修正したのやら・・(溜息)


そうそう、旧宅に置いたままだったギターをようやく新居に運び込みました。
(実は未だに荷物が少々残っていて引渡しが終わってないのです)
新調したデスクの脇に130Cmほどの空間ができたのでケースが8本並びますが、
この他にもまだ4本が旧宅の押入れに入ったままでして、
新居に収容できない分は更なる「売り出し」に精を出さねばなりませぬ。

ここへ越して来る前に白髭氏や大阪の兄貴の協力で5本を捌き、
深夜に嫁を連れて東京の外れからやって来た男に1本譲り、
勘定してみると全部で18本も、あの家には在ったということに改めてびっくりしてます。
これからは減らすのみ、決して増やさないように心掛けましょう。


昨年衝動買いしたFenderのパーラーモデル、これ手放さなくてよかったと思います。
白髭氏が鎌倉から旧宅へ買い付け?に来た折は邪魔者扱いしてたんですが、
今日出してみると何だかとても心地好い音に感じたのでナットを調整してあげました。
小さいながらも、この部屋では十分な音量で鳴ってくれます。
しかもショートスケールで弦のテンションがベロベロなのに低域が太い!
テレキャスターと同じアッシュ材で作られたこれ、夜のお供として重宝しそうです。
(ブロンズ色がええ感じでしょ。と、今さら自慢げに言ってみる)笑

旧宅からの帰り道、新居の近くにあるハードオフに寄ってみました。
ここ、他の店舗よりもオーディオ製品が充実していて
特にアンプは質の良い物がたくさん並んでいるのです。
愛用しているプリメインが右Chからハムが出るようになってしまったんで
後釜の候補を調査してみましたが諭吉1枚でお釣りが来そうです。

この店にはアナログディスクの陳列棚もあって
大した物はありませんけど行く度に一応チェックしています。
今日も気合で全部の棚を覗いた結果、3枚だけ買って帰りました。


ウエストサイド・ストーリー、ヤードバーズ、ランディ・マイズナー、どれも1枚百円!
前回見たときには無かった物ばかり、ありがたいことです。
特にウエストサイド・ストーリーは、つい先日FBフレンド(ブラザー)のタイムラインで見かけ
懐かしさのあまり欲しくなった代物だけに百円で手に入ったことが喜びです。
(このアルバム、小学生の頃に片仮名英語で全曲覚えたんですよ)
ジャケットはボロボロ、肝心の「アメリカ」はノイズ過多ではありますが
およそ50年ほど前の思い出に浸っております。

*

2014年3月11日

ジャクソン・ブラウンを聴きながら



夢見の悪い夜だった。
数年前に他界した頑固な親父が
己の火葬について電話で業者を罵っている。
話にならん!そう言い捨てて受話器を乱暴に置いた。
おいおい、あんたはもうこの世にゃ居ないんだぜ。
何を今さら・・

そう言いかけたところでカミさんから内線の呼び出しがあった。
そうだ、今朝は資源ゴミを大量に出す日だったんだ。
寝ぼけたままの頭で集積所を何度か往復する。
いい天気だ。眩しいほどに空が青い。

ゴミを出し終え、再び布団に潜り込む。
さっきの夢の続きを見て真相を解明しなくっちゃ。
一所懸命に最後に見た光景を思い出そうとする。
けれど、夢の世界に続きなどあるわけもなく
まんまと其処へ行き着くことなど出来やしないのだから
悶々としたまま1時間ほどが過ぎた。
徒労に終わったということだ。

なんだろう、いつもと違う空気。
空気というより、得体の知れない怪しい「気」に満ちた不思議な朝。
仕事場へ向う途中では、無理やり割り込んで来る車が何台もあったり
何故こんな場所で事故が?と思えるような所で事故処理をしていたり、
人心を惑わす磁場の大きな乱れが生じた日のような
街も人も、何もかもが噛み合ってない、そんな不思議さを感じる朝だった。

これが3.11なのか。
3年目にして初めて感じる異様な感覚に
身の危険を思わずにいられなくなった。
平穏さを装う裏側で何かが蠢いているような
その正体がわからないことほど恐ろしいものはない。

それでも今日は、何事も無く一日が終わった。
束の間の安堵感、けれど体は緊張したままだ。
したたかに酔いながら頭の中はふにゃふにゃになって行く。
ジャクソン・ブラウンを聴きながら3年目の3.11を見送る。

そんな夜だった。

*

2014年3月10日

忘却


仕事帰り、セブンイレブンに寄ってPB焼酎を買って来た。
巷の噂では芋職人が案外と旨いらしいんだが高いので
サトウキビ糖蜜、2.7Lで¥1280という安い物にした。
酒は安酒が旨いものなんだよ、うん。
とは言えお湯で割ってみたけれど、可もなく不可もなく味はよくわからない。
まあ、焼酎ってぇのはこんなもんさね。
出しゃばらず控えめに、己の存在を主張しないところがいいのだよ。
奥ゆかしいねえ。

三月も中旬だというのに
列島各地から今日も降雪のニュースが届く。
3年前の今頃も寒かったよなあと思い出すその先に
テレビが映し出した恐ろしい光景の記憶が鮮烈に蘇る。
或る日突然、日常の全てを押し流されてしまったり
住み慣れた土地を不条理に追われることもなかった僕ら。
痛みの伴わない記憶は、あらかた消去されちまってる。
それが怖い。

天災という名目で、誰も責任を問わないのがこの国のやり方らしい。
ニュース番組の特集を観ながらそう感じた。
戦後と同じだ。
投げ出された国民は泣き寝入りするか
或いは気丈に己の力で立ち上がらなければならないなんて
恥ずかしいくらい文明国家とは程遠い現実が未だにある。

この国は忘却の上に成り立っているようだ。
その国家が踏み潰した大地の下に、物言わぬ温厚な国民が居る。
いつの時代も、そうして歴史を刻んできたのが
ニッポンという国なのだ。


今夜も冷える。
冬が再びやって来たかのような
北風が冷たい一日だった。

灯油ストーブかエアコンが無ければ凌げなかった前の家とは違い
このシンプルな電気ストーブで僕の部屋は十分に温まる。
ありがたいことだが、
東電に貢いでいることを思うと後ろめたい気分になってしまう。


*

2014年3月9日

ちびちびと・・



昨日買い物へ出掛けた後に
何か買い忘れた物があるような気がしていたが
冬の夜のお供、芋焼酎を買い損なっていた。
あらら・・あと一杯分くらいしか残ってないじゃないか。
コンビニまで3分なれど、寒い深夜に外へ出るのは嫌だ。
こんなとき、人は何故ちびちびと大事そうに飲むのでしょう?

そういえば、二十歳頃の貧しかった時代
腹いっぱいになるほどの食事とは無縁だったから
できるだけよく噛み、長い時間を掛けてゆっくり食べたものだった。
あれと同じ感覚なのだろうか。

ま、どうでもいいさね。
今夜はナッシュヴィル・スカイラインから始まった。
コロムビアの真っ赤なレーベルが好き。

*

2014年3月8日

朝がカーテンの隙間から漏れ・・



11年の時を過ごした南本宿の豪華庭園付き戸建てを離れ
猫の額ほどの庭がある緑園都市のテラスハウスへ越して来ました。
慌しく重労働だった転居から十日が過ぎ、室内の整理もほぼ終わった折に
いいタイミングでインターネットも昨日ようやく繋がりましたので
ご挨拶方々、久しぶりのBlog更新にてお知らせさせて頂きます。

今宵のお供はニルソン「夜のシュミルソン」
このスタンダードなストリングスの音が、とても心地好く部屋に響いています。
音量は控えめ過ぎるほどに小さく、左右を縮めた音源はモノラルに近い状態ですが
これぞBGM!といった按配です。


モニタースピーカーはJBL 4312M。
箱はコンパクトですけど、とても厚みのある音で鳴ってくれてます。
深夜に音量を上げられないときなど、これは重宝ですね。
パソコンやオーディオ機材をセットしたデスクに座ると音源は左方向からになりますが
こんなセッティングにはモノラル音源がとてもいいんです。
(以前はスピーカーの中央に居なければ納得できなかったんですけど・・)笑


深夜の定位置はこんな感じです。
デスク側が北、右手が東、相変わらずの北部屋が僕の隠れ家ですが
窓が2面にあるのはいいもんですね、東の窓から差し込む朝の陽射しは格別!
「朝がカーテンの隙間から漏れ 横たわる君を優しく包む・・」みたいな、
密かにゆでめんの世界を満喫しております。

狭いながらも楽しい我が家とはよく言ったもので
建屋も敷地も大きかった以前の住まいに比べると不便を感じることもありますけど
逆にその凝縮された空間が心地好く思えるから不思議です。
しかもそんなに良い造りではないであろう2X4のこの家、
機密性が高いようで気温の低い日でも室内は暖かいのです。
北向きの僕の部屋でも800Wの安い電気ストーブで十分に温まります。
高騰の灯油不要!これはかなり有り難い話ですよね。
(南本宿の家は寒かったからなあ・・)


南向きの1階のリビングには間口2.7mの大きなサッシがあるもんで
猫もお昼寝の場所としては快適なようで(毎日)寝てばかりいます。
ただし引越し当日のドタバタ以来、知らない人間の出入りには神経過敏になってしまい
今でも見知らぬ人間の来訪には神経を研ぎ澄まし警戒しているようです。
人間も猫も、ここ数日で平穏を取り戻しつつあるとは思いますがね。

かずら的日常、新天地で再起動です。
2週間のご無沙汰でしたが、これからもご贔屓に。

*

2014年2月21日

ご~き~げ~ん~よ~~~♪


荷物整理に追われ、Blogに書き記すまでは至らぬ現状の今日この頃。
TwitterやFacebookで時折呟くのがやっと。
そうこうしているうちに、そろそろパソコンも片付けなきゃの時期。
光回線の移転には高額な費用がかかるため
転居先では別のプロバイダーを利用することに決めている。
つまり片付けるということは、しばらくの間ネット回線が無くなるということ。
そんなわけで「かずら的日常」は来月中旬頃までお休みする予定。
iPhoneから更新できないわけではないけれど、
こればっかりはキーボードを叩かないと上手く書けないのでね。
日常に向かい合う、そんな姿勢が必要なのよ。
・・なんちゃって。

ここ3週間ほどの間に、楽器や機材をたくさん処分した。
20年以上の歴史を刻むラックマウントの大型機材から始まり、
モニタースピーカーやら使っていない楽器やら。
大勢の方々の協力により、僕の変態じみた諸々が家から去って行った。
寂しくなるのかなと思いきや、なんだかすっきりした気持ちの方が強いのは
やはりその変態じみた数量の多さからであろう。
今日も3本、ブロロロ~ンと我が家までやって来た某白髭氏に持ち帰って頂いた。
ありがとうね。


大阪へ嫁いだCASINOも、無事新しいご主人の手元に届いたようで
言ってみればその旦那さんとなった人とは親戚みたいなものか。
こうして新たな血縁関係?が生まれるのであった(笑)

まだまだ、某お店に届けてあげなきゃならない音響機材や
この機会に処分しておきたい楽器が数本残っている。
そろそろ日程的に厳しくなってきたので、この続きは転居後だね。

改めて、今回の「処分劇」に関わった諸君!ありがとう!!
いずれ落ち着いた頃にでも飲むとしようぜ。
それでは皆さま、
ご~き~げ~ん~よ~~~♪

*

2014年2月17日

帰って来た女


関西方面からの帰り道、運悪く大雪に行く手を阻まれ
2泊6日の長き旅からようやく帰浜した友人の道中記が、不謹慎ながらとても面白かった。
もしも僕がその状況に遭遇したとしたなら、とても平常心など保てなかったことだろう。
苦痛や不安を笑いに変える彼女の行動と文章を見ていると
こんな人間ばかりなら、おそらくこの世に争い事など起きないのだろうと思う。
気が遠くなるほど長い時間を、一人車中で過ごした陰には
他人には吐露できない悶々とした心情を抱え込み、泣きたくなる瞬間もあったに違いない。
それを決して表に出さないまま、いつもの陽気な口調で戻って来た彼女。
もはや天晴れとしか言いようがない。
今頃は慣れ親しんだベッドに潜り、安堵感いっぱいで寝ているだろう。

ゴールインおめでとう。
君は大雪に見舞われた僕らの憂鬱を振り払ってくれた。
ネットの繋がりがずっと自分を励ましてくれていたと君は言うが
いやいや救われた気分になったのは、むしろ僕らの方だ。

どんなに悲惨な災害時にも、その現場には心温まるいい話があるものだ。
逆にその光景をぬくぬくとした家の中で見ているだけの者は
己に降りかかる災いなど何ひとつ無い筈なのに、無尽蔵に買占めや買い溜めに走り回る。
3.11がそのいい例だった。
分け合う、譲り合う、負担を背負うという意識が希薄な都会人たちは
我先にと不足し始めた飲料や食料、燃料を買い漁っていたのだ。
それも不必要なくらい大量に。
これは決して危機意識ではない、単に贅沢なだけだ。
腹いっぱい喰いたいという欲、それだけだ。

今日もスーパーのレジにはカートをいっぱいにした主婦たちが並んでいた。
あんたら、どれだけ喰うんだい。これから冬眠でもするつもりなのかい!
パンはほぼ売り切れ、冷凍食品の棚も隙間が目立っていた。
水曜の天候が怪しくなってきたせいもあるのかも知れないが
何もそこまで買い漁らなくたっていいじゃないかと僕は思うのだが・・

そのおぞましいほどの光景を見ていると
都会っていうのは、苦労を嫌う者たちが棲み付いているのだなと改めて思ってしまう。
こんなに便利で、豊富な物資がいつでも手に入ることに慣れすぎてしまっているのだ。
もしも首都圏で壊滅的な大きな災害に見舞われたとしたなら
その惨状よりも、その後のことの方が不安でならない。
生き延びた者たちの貪欲さが凶悪なほど排他的になる事態が恐ろしい。

神様どうかお願いだ。
堕落した僕らにそんな試練を与えぬようにしておくれ。
殺し合いになっちまう。

*