会社勤めを辞めると、あれこれ面倒な手続きが必要になる。そのひとつが健康保険の扱いだ。退職により従来の保険が失効した後、社会保険の任意継続にするか国民健康保険に加入するか、その二択を求められる。私の場合9月中旬からは出勤してないが、有給休暇を消化するため書類上の退職日は今月15日となる。つまり翌16日が保険の失効日、現在の保険証を返納して保険協会または横浜市のいずれかに申請しなければならない。そこで頭を悩ますのが保険料だ。社会保険の任意継続にすると、会社負担分が全て個人負担となるので単純に現在の保険料の2倍。それでも国保と比較すると若干は安い。ただし2年間は解約できない規定なので、毎年6月に保険料の見直しをする国保との差が縮まるどころか、2年を待たずして逆転してしまうのだ。おまけに任意継続が終了する2年後には国保の申請をせねばならず、またしても書類のやり取りが発生するというのも憂鬱になってしまう。いやはや、これはなんとも悩ましい限り。WEBに国民健康保険料の自動計算が出来るサイトがあったので試してみたが、出て来る数字に釈然としないので(散歩がてら)区役所の窓口へ赴き試算してもらうことにした。
2020年10月13日
医療保険制度は一本化するべきだ
2020年10月12日
カワセ楽器の思い出
2020年10月11日
今は亡き赤箱を偲ぶ
マ―チン・ブロンズライトM140、いわゆる赤箱と呼ばれていた頃のパッケ―ジ。外装は厚紙で作られた箱製で内袋も紙だった。市場の実勢価格が400円ほどで安価だったこともあり、古くから好んで愛用している者の他にも、取り合えずとか間に合わせといった類の需要もあり、ロ―コスト製品ながら長きに渡って多くのギタリストに貢献してきた歴史がある。かく言う私もご多分に漏れず重宝してきた一人であり、ダダリオや幾つかのコ―ティング弦をとっかえひっかえしながら、チョイスに困ったときは決まってこれにしていたほど、数あるアコギ弦の中でもスタンダ―ド的な位置にあったのだろうと思う。
私感ながら、ブロンズ弦はなんと言っても、ざらついた音のジャリジャリしたところがいい。それに加えて、張り替えた直後のギラギラ感、少し馴染んできた頃のツッパリ感、そして古くなってからのにゅるにゅる感といったように、音色を三度楽しめるところもブロンズ弦ならではなのだ。個人的にはライブを終えた後、数日間放置した頃合いの音が一番好きであり、その後数ケ月経過した頃のサスティ―ンが抜けた音もまんざら嫌いではない。要は、ストロ―クで弾くにはある程度の「雑味」があった方がいいのであって、それは私のみならずギブソンやマホガニ―のボディが好きな方には解って頂けるのではないだろうか。
それほど重宝されていた赤箱だが、数年前唐突に市場から姿を消し、後継と思しきMA140 AUTHENTICというポリ袋入りの(今風な)製品に変わってしまった。
商品レビュ―や評判は悪くなさそうだが(おそらく)ザラザラギラギラ感を後退させ、少しばかりの高級感を醸し出しているんじゃなかろうか。だとしたなら誰も買わない、むろん私も。せめてダダリオのEJ11やDARCOと同じくらいの価格であれば受け入れたのだが、実勢価格は赤箱の2倍、安売店でも800円は下らないという、ある意味プチブル的な階層に属してしまったのが中途半端すぎて気に入らない。・・ねえ、赤箱愛好家だった皆さんは今どうしてるの?
などと、思いもよらず(今は亡き)赤箱を褒め称えてしまったが、それというのも昨晩、友人からお薦めの弦を紹介してほしいと尋ねられたことから始まる。いきなりの直球質問、知恵や経験のキャパシティに乏しい私。答えに窮するそんなときのために赤箱が存在していたことを、改めて思い知らされたからである。
2020年10月10日
爺さんの古時計
2020年10月9日
2020年10月8日
2020年10月8日
むさ苦しい絵ヅラで恐縮ですが・・本日68歳と相成りました。
昨年末の武漢ウィルス発生のニュ―スから始まり、その後はコロナコロナと連呼され続けながらの毎日でしたが、何事もなかったかのように今年も誕生日を迎えることができました。
渦中のコロナ禍に於いて自粛や規制が叫ばれる中、働き方改革ならぬ「楽しみ方改革」が、あらゆる場所で自然発生して行くのを目の当たりにすると、嗚呼・・人間てやつは何て素敵なんだろう!と思わずにはいられませんでした。生きることの力の源は、やはり束縛から生まれるのではないでしょうか。
理不尽に縛られ、激しい痛みや苦しみを受けることの屈辱や反発から、人はやがて、新しい社会を生み出すための強靭なエネルギ―を心と体に宿すものなのだと、今回の件で思い知らされました。ウィルスと対峙する人間の生命力って凄いものですね。不自由さに目くじらを立てるばかりではなく、如何なるときも自由奔放な遊び心を忘れずにいたいものです。
そんな私、ひと月ほど前に日々の労働から解放させて頂きました。いわゆる自由人。けれど賃金収入の無い貧しい爺さんは、いったい何処へ向かうのでしょう。それもまた一つの楽しみとして、ゆらりゆらりと、これからを生きて参ります。
2020年10月8日 かずら元年
2020年10月7日
ヘイトフル・エイト
2時間48分という長さから、ウォッチリストに入れたままだった本作、ようやく観ることが出来ました。エンニオ・モリコ―ネのテ―マ曲で始まり、謎めいた登場人物と先が読めない展開に目と頭が釘付けになるほど楽しめたのも、クエンティン・タランティーノによる脚本・監督の成せる業なのでしょう。六つのチャプタ―に分かれた構成が長い時間を忘れさせてくれます。後半にはR18+に指定されたリアルで凄惨な映像も出て来ますけど、文句なしに楽しめる映画だと思います。
ちなみに、お尋ね者ドメルグを演じたジェニファー・ジェイソン・リー。この人、ヴィック・モロ―の娘さんなんですね。のっけから殴られっぱなしの汚れ役、本来の美貌をかなぐり捨てての名演でした。さすがサンダ―ス軍曹のお嬢様!