息子宅に20年近く預けてあった二十歳の頃のあたしの愛器、
カワセ楽器オリジナルの初代BILLYくんを引き取って来たのです。
72年に購入したので現在49歳、
ケースに入れたまま息子宅のクローゼットに幽閉されていたのですが
ポリッシュでボディ各部を磨き上げ、
オレンジオイルで指板の汚れを落としてあげるとずいぶん綺麗になりました。
弦を張り替えるついでにトラスロッドカバーの白縁を黒く塗ったので、
顔付きがちょっとだけ精悍になったかも。
ブリッジピンもギブソン製のローズに替えました。
ネックは順反りをざっくり修正して12-54のライトを張ったので、
今しばらく様子を見てから調整するつもりです。
ちなみにサイド&バックはハカランダなんですよ。
【一夜明け・・】
ネック修正を終え、ボディを含めとても良いコンディションとなり満足。
肝心の音の方はというと、各弦バランスよく鳴るのですが、
12-54だと低域に音が集まって中高域が引き籠り
(じゃなかった)引っ込み気味になってしまいます。
わかりやすく言うなら初期のSヤイリとか、Cat's Eyesの合板モデルみたいな音。
これは70年代初頭の各社共通の音質なんでしょうかね。
いくら高齢のあたしであっても、現代的な音に慣れ親しんでしまった身としては、
こればっかりはどうしても受け入れられないと思います。
そこで、滅多に使わないダダリオの11-52に替えてみました。
ちょっとだけ煌びやか、いいかもしれません。
明日、弦が落ち着いてから改めて弾いてみることにしましょう。
ところでヘッド裏に貼られたカワセのギャランティシ―ル、
今でも永久保証なのかしら?リペア代金が格安になるらしいんですが。