2019年8月3日

8月3日


母が入院している病棟のデイルーム、書籍コーナーで素敵な本を見つけた。この町で、幼い頃から少年期にかけて目にした風景が蘇る。そうなんだよ、この時代の帯広の街は躍動感に溢れてて、たくさんの人と車が行き交っていた。駅へと続く西2条の通りは、夕方になると人の波が途絶えることなく、とても賑やかだったんだ。そんなことを思い出させてくれた一冊の本、横浜に戻ってから手元に置こうと思ってる。

2019年8月2日

8月2日


先月の23日から今日に至るまで、ずっと帯広の実家に滞在してます。帰る予定も掴めないため片道切符でやって来ました。今年の冬で98歳になる母、肺に影があると言われ精密検査を受けたところ、あちこちに転移したステージ4であることがわかり、余命1ヶ月を宣告されたからです。折しも帰省で混み合うシーズン、何かあってもすぐには帰れませんし、会話が出来て頭もしっかりしているうちにお別れをしておきたいのと、今まで親不孝を重ねてきたので最期を看取る義務がありますからね。なので今日に至っても、いつ横浜に帰れるのか見当もつかない状況です。

当初は入院を嫌がる母の気持ちを優先して在宅看護を予定してたんですが、僕が行く前日に容態が悪くなり緊急入院、帯広厚生病院の看護ケア病棟で治療を受けています。現在は安定してますけど、極めて高齢ですから急変する可能性も高く、この際なので腹を括って最期まで傍に居てあげることにしました。

折しも猛暑の帯広、夕方になると横浜じゃ見られないような空の色に驚かされます。朝の6時に目覚め、日付が変わる前に床に就く生活にも慣れましたけど、ぼーっとしてるだけの毎日、酒の量が増えるばかりです。

長くなりましたが、近況報告ということで。。

2019年7月27日

7月27日


病室での母。
膝の上に、娘が持参した猫が乗っている。
よほど気に入ったらしく
ベッドでは片時も離さずにいた。
名前は「ももちゃん」という。


2019年7月3日

同じ茶トラではあっても


うちの子と同じ、茶トラが主人公。
けれどうちの子とは違い、賢すぎる猫。
どちらが可愛いかって?
そりゃあ馬鹿な子の方が可愛いに決まってる。

同じ茶トラではあっても
英国生まれの彼に比べて
うちの娘は耳がデカイ。
頭からピンと張り出している。

同じ茶トラではあっても
英国育ちの彼は気品がある。
ところがうちの娘の日常はというと
・・こんなだ。


いいのだ、これで。
喰って寝るのが毎日のお勤めなんだから。
ごろごろしてる振りをしながら
人間を観察して、遠い宇宙の星に情報を送信する
ご先祖様はそれが役目で地球に送られて来たんだからね。
尖った耳は交信用のアンテナさ。

そして時には、こんな表情を浮かべて
胸キュンさせる得意技まで持っている。
立派な武器だ。


前述の映画を観ながら思った。
うちの子の方が絶対に可愛い。
こんなに可愛い茶トラは他に居ない。
娘の口癖だが、確かにそれは正しいと思う。

ボブという名の猫」いいお話だった。
僕も真似てみようかしら。
ライブに連れて行ってもいい?(笑)


2019年7月2日

またたびロックンロ―ル


深夜、娘からLINEで
「これ可愛い!」と、画像が数枚送られて来た。
マ―シャル風デザインのアンプの上で
猫が寛いでたり、サランネットで爪を研いでたり
「これはなんじゃ」と、尋ねると
MATATABI GARAGEの猫グッズだとか。
早速サイトを開いてみたわ。
https://matatabigarage.stores.jp/


またたびロックンロ―ル 爪研ぎギタ―アンプなるもの。

・アンプのキャビネット部分でバリバリ思いっきり爪とぎ!
・上に乗ってリラックス(猫さんの体重10KgまでOK)
・両サイドの穴(14cm×14cm) からアンプの中に入ってかくれんぼ

なんだよ、これ。
オ―ダ―しないわけにはいかねえじゃないか。
かくして即決。
うちの猫さん、気に入ってくれるかしら?


2019年7月1日

モノとの信頼関係


世の中には、可笑しなジジイも居るもんで
朝、車に乗り込むと
「おはよう、今日も頼むぜ」
そう語りかけながらエンジンを掛けたり。

久しぶりに手にした楽器が
いい音で反応してくれたりすると
「おい、いいじゃねえかあ」
そう褒めてあげたり。

パソコンの動作が鈍くなって
ついムカついてしまったりすると
「なにやってんだよ―、こらあ!」
そう叱咤激励してみたり。

もの言わぬ相手にも
人と同じように声を掛けるジジイ。
そんなの見掛けたら、不気味でしょうな。

ほぼ毎日乗ってる車、
それに対する語り掛けが一番多いかも。
一日乗らないときがあったりした翌日は
「おはよう、昨日はゆっくり休めた?」とか。
はたまた冬場の冷えた朝には
「ゆうべは寒かったっしょ―」などと
当たり前のように話しかけるジジイ。

それ、僕です。
僕なりの愛なんだと思ってます。
人であってもモノであっても
声を掛けられれば嬉しいだろうし
励みになるのだと信じてますから。

奇人変人、・・でしょうか?
いや、信頼関係はこうして生まれるのです。