2011年8月25日

世界を変えた男


Appleの生みの親、スティーブ・ジョブズ氏がCEOを辞任した。
iPhoneもiPadもiPodも、彼なくしては生まれて来なかっただろうと言われている。
夢のようなアイディアを実際に製品化することに長けていた彼が去ることで
この先のAppleはどう変貌して行くのだろうか。
息を呑むほどに斬新で衝撃的な端末に、再び出逢うことができるのだろうか。

世界を変えた男は、多くを語らずに去って行った。


2011年8月24日

Yesterday, Today and Tomorrow


今夜は新しき相棒、GUILDの歴史を紐解いてみよう。
私と同じ1952年にニューヨークで産声を上げた小さな楽器メーカーは、正にTrue American(真のアメリカ)と呼べるほど、いつしか多くのミュージシャンから愛されるようになった。

私が5月に購入したのはフェンダーメキシコ工場(1995年フェンダーに買収された)で作られた物だが、実は以前からロードアイランドのウェスタリー工場で作られたD-25という旧いモデルを持っていたのだ。それを敢えて手放してまで現行のニューモデルと替えてしまったのは、メキシコ職人の丁寧な作りとボディの軽さ、それに加えて音離れの良い鳴りっぷりからだった。


Gibsonもそうであるように、マホガニーバックのボディには音をパラパラと分離させる良さがある。重すぎず軽すぎず、ザックリとビートを刻む私には好都合な響き具合なのであり、おまけに私の歌の基本とも言えるローコードのGが実に心地好く鳴ってくれることも決め手となった。
ただしその音色だが、決してMartinのような洗練された美しさではない。むしろ野暮ったくそして野太い。表現は難しいが、Gibsonの音をそのまま大きくして膨らませたような、と言えば分かり易いかも知れない。
いずれにしても、今は良い関係を保っていられる。私の歌のいずれにも、いい感じで寄り添ってくれるのが有り難い。そんなGUILDの、始まりから現在に至るまでの物語・・



「Yesterday, Today and Tomorrow」

1952年10月24日、元プロ・ギタリストで楽器店オーナーのアルフレッド・ドロンジと、エピフォン・ギターの副社長であったジョージ・マンが組んで、ニューヨークのマンハッタンに会社を設立した。それがギルド・ギター・カンパニーの始まりである。実はこの時期には、ニューヨークで栄華を誇っていたエピフォンも経営難に陥っており、ギブソン社との合併話が進んでいたのだが、それを良しとしないジョージ・マンが、それに対抗しうるメーカーを作ろうという信念の下、エピフォンの技術者を連れて独立したのであった。すなわち、1957年にギブソン社がエピフォンを買収した時点でギブソンが引き継いだのは、エピフォンというブランド・ネームであり、技術はギルドに引き継がれたという訳である。


ギルドの歴史は、ニューヨークの一角の40坪ほどの小さな工場から始まった。ニューヨークに数多くあったジャズ・クラブに集まる、ミュージシャンからの情報を製品に反映させるという手法でギルドは順調な滑り出しをした。しかし翌1953年、共同経営者であったジョージ・マンが退社、ドロンジは技術陣の要として、新たな力を探さねばならなくなった。ドロンジの尽力の結果、グレッチの職人であったギルバート・ディアズ、アルゼンチン在住のスペイン人ギター職人カルロ・グレコ、さらにフィニッシュのスペシャリスト、フレッド・オーガスト等が集められ、その後のギルドの技術はさらに磨かれていくことになる。

順調に業績を伸ばし続けていったギルドは、1956年に工場拡張のためニュージャージーに移転、同年にギルドの名を世界に知らしめた名器、ジョニー・スミス・モデルを発表する。このギターはジャズ・ギター界の巨匠、ジョニー・スミスとのコラボレイトによって完成しているが、後にはアーティスト・アワードの名でも知られる(現在でもジョニー・スミス・アワードの名で製造され続けている)。また同様にジョージ・バーンズやデュアン・エディ等、多くのトップ・ミュージシャンからの信頼を得て、彼等のギターを作り続けていった。

1960年代、ジャズに代わって隆盛になったポップ、ロックの波を捕え、ギルドはソリッド・ギターを発表、さらにポール・サイモンに代表されるフォーク・ムーブメントに対応して、ポール・サイモン・モデル等のアコースティック・ギターもさらに磨きがかかっていった。ギルドの発展によって、ニュージャージーの工場ももはや手狭となり、1967年にロードアイランド、ウェスタリーに工場が移転され、ニュージャージーには本社オフィスが残された。ドロンジは、このオフィスと工場との行き来に自家用飛行機を使っていたが、1972年5月3日、墜落事故により帰らぬ人となってしまう。

ドロンジの死はギルドに大きな痛手を与えたが、ギルドを愛用するポール・サイモン、エリック・クラプトン、リッチー・ヘヴンス、ジミ・ヘンドリックス、ラヴィン・スプーンフル、バディ・ガイ、マディ・ウォータース、ハウリン・ウルフ等、多くのミュージシャンに支えられ、1990年代のアンプラグド・ムーヴメントを受けて現在に至っている。
1995年、フェンダー社がギルドを傘下に収め、ギルドの経営基盤を支えることになった。


http://www.fender.jp/guild/history/ 「Yesterday, Today and Tomorrow」より抜粋


現在のところ、フル・ステージでのライブはお休みしている。
毎年恒例でもある10月8日のバースデー・ライブまで予定は全く無い。
待っているのだ、体が歌を欲する時を。
私のようにギター・プレイヤーでもなく、本職のシンガーとも言えない人間の場合は
肉体と魂が上手くマッチングしなければ歌として成り立たなくなるものだということを痛感している。
それはひとえに「己を救うための」歌だから。
私がハッピーにならない限り、その歌は聴く者たちを退屈なものにしてしまう。
歌ってのは、そんなもんだ。
決して流されてはいけない、そう思うんだよね。
GUILDを携えて皆の前に現れるのが楽しみで仕方ないけれど、
今は待つのみ。歌を欲する瞬間を、ただ待つのみ。





2011年8月23日

テキーラ・サンライズ


そして今夜は・・
デイブ・グルーシンのサウンドに浸りながらの「テキーラ・サンライズ」
公開当時はキャスティングが生かされてないと酷評された問題の作品。
その気になるキャストはメル・ギブソン、ミシェル・ファィファー、カート・ラッセル他。
またしても深夜の映画鑑賞会なり。

・・テキーラ飲みながら、じゃないと駄目かしら?



2011年8月22日

Twelve O'clock High


まだ八月だというのに、涼しいというよりは寒いくらいの陽気。
気温の上下幅が大きいので体調管理が難しい今日この頃ではあるが
眠れぬ熱帯夜に比べると、夜にしっかりと寝られることだけは救いだ。

最近は毎晩1本、NETで何かしらの映画を楽しんでいる。
今夜はふと「頭上の敵機」が観たくなり探してみると・・
あるもんだね~完全版が見つかった。
http://www.veoh.com/watch/v1360630wfT4HmGM?h1=Twelve+o'Clock+High

グレゴリー・ペック主演、1949年の作品で
イギリス駐留のアメリカ第918爆撃隊のお話。
B-17が登場するこれも、私にとっては戦争映画ではなくヒューマン・ドラマ。
どろどろした感触が無いところが好きな理由でもあり、
グレゴリー・ペックは私が幼少の頃から好きな俳優でもある。
(煙草の吸い方なんて、よく真似したもんだ)

そんなわけで、今夜も夜更かし(笑)


2011年8月21日

Pickmaster Punch


「Pickmaster Punch」これは面白い。
不要になったカード類からオリジナル・ピックを作る、いわゆる型抜きだ。
ギフト用に重宝されているのか、アメリカやイギリスでは品薄状態の大ヒット。
国内のサイトを覗いてみると現在品切れ中、次回入荷は9月上旬とのこと。
ピックの形状はフェンダーの351、ティアドロップのみのようだが
私のようにストローク主体の者には、トライアングルも製品化されるとありがたい。
ああ、でも楽しいだろうなあ。
厚みや柄でチョイスしながら、サンドペーパーでエッジを整えて出来上がるマイ・ピック。
これを手にしたら、しばらくはピック作りに励みそうだ。

http://www.dmr.co.jp/shop/g/g2052111070029/



2011年8月20日

朝まで待てない


仕事帰りに西友へ立ち寄ったとき、ふと目に入ったので買ってしまった。
あけぼのパン(フジパン系列)小麦の朝食4枚切り87円。
数日前、友人の日記に厚切りパンのことが書かれていたのを見てから
昔懐かしい喫茶店のモーニングサービスを思い出し
無性に食べたくなっていた背景がそうさせたのだろう。

「大阪の喫茶店て、これだったよな」買った後で女房にそう言うと、
「大阪はもっと分厚いよ、2枚切りだよー」と返された。
え?そうだったっけ??

・・記憶も不確かで真相は未だ定かではないが、
とにかく明日はこれを縦に切ってからトースターで焼き、
オーソドックスにバターとジャムを塗って戴くのだ。
もちろん美味しいコーヒーも添えて。

うーん、朝が待ち遠しい。



・・そんなわけで「朝まで待てない」

2011年8月19日

本編予備軍

48時間近くダウンしていたBloggerの投稿ページ、
今夜開いてみると、何事も無かったかのように元通りになっていた。
けれどもその件についてのレポートは全く見当たらず。
国内のブログ・サービスのようなメンテナンスの告知や障害情報のお知らせが
ユーザーに対して何も無いってのも困ったもんだが、
まあそれがアメリカ人の大雑把なところだろうから(諦めつつ)良しとすることにしよう。

かずら元年のホームページをリニューアルしたことは先日書いた通りだが、
今回から他のサーバーにもミラーサイトとして全く同じ物をUPしてある。


以前ご紹介した米国法人ミュージックゲートの無料サーバー「sound.jp」だ。
(URLはhttp://sound.jp/kazura/
バナー広告は有るものの、容量が大きくてシンプルなURLが捨て難く
今まで休眠状態のまま解約せずに残しておいたものを再び稼動することにした。
というのも、現在利用しているロリポップの契約が10月で切れるのを機会に
このsound.jpを以後のオフィシャル・サイトとして活用することにした為だ。
運営や管理もしっかりしているし、長期間放置していても消滅しないところが気に入った(笑)

そんなわけで、リンクしてくださっているホームページの管理者様、
(内容も乏しいのに)ブックマークで度々足を運んでくださっている皆々様、
今のうちからhttp://sound.jp/kazura/に書き換えて頂けると嬉しい限り。
なにとぞ・・

ちなみにsound.jp、近頃サーバーを増強して新規のユーザー登録受付中なので
ご興味のある方は覗いてみると良いだろう。http://sound.jp/
ディスク容量1GB、1ファイルの最大サイズ20MB、転送量1日当たり2GBまで、
まあまあのスペックだとは思うが如何?