2012年12月3日

気合だ!


今夜も気温9℃台の私の部屋、まだまだ旧い電機ストーブだけで頑張ってます。
人間の体って不思議ですよね、グーンと冷えた日に一度は寒ーい!と縮み上がるんですけど、次の日には「いやいやまだまだ、冬の寒さはこんなもんじゃない」と、体が勝手に身構えてるんですもの。その気合が寒さをほんの少しだけ和らげてくれてる気がします。おかげで高価な灯油を未だに燃やさずに済んでいるのです。(居間ではファンヒーターがぬくぬくした風を噴き出してるんですけどね)北向きの私の部屋、果たしていつまで持ち堪えられるか楽しみでもあります。こうなったら記録更新しなくっちゃ!
それにしても、7~8年前に西友で¥1980で購入したこのMORITAの遠赤外線電気ストーブ、元気ですねぇ。しかも温かい。安くてもシンプルな構造の製品は丈夫で長持ちだということの証明です。ちなみに我が家のトースターは30歳くらいでドアも完全に閉まらなくなってますが、毎朝しっかりとパンを焼いてくれてます。長く連れ添った家電製品はみな長寿!これは嬉しいことです。みんな家族ですもんね。


今夜のお供は「THE BEST OF BRITISH FOLK」
この2枚組で長い長いオムニバス・アルバムを焼酎と共に再び・・


2012年12月2日

あれこれ


厳寒のふるさと北海道に住む方々には「十分暖かいじゃないか」と笑われるかも知れませんが、私の部屋の温度が遂に10℃を下回りました。これは部屋の暖房を電気ヒーターから灯油ストーブに切り替える目安の温度なのでして、毎年これを境に「真冬」を実感しているわけなのであります。
さすがに今夜は冷える。けれど灯油を燃やすのはもう少し我慢することにしました。コストを考えると、おいそれと気安く燃やせませんもの。元はといえば北国育ちの私です、世知がなく生きなければ!

今朝は中央道笹子トンネルの崩壊事故に衝撃を受けました。ふだん何気なく通る道にも同じような危険が無いとは言い切れないほど身近に思える事故ですもの。同様の構造のトンネルが全国に十数か所あるだけではなく、そもそもトンネルというものは長年に渡る岩盤の圧力で縮んだり変形したりするそうで、それに耐えられる設計になっていなければならないようです。それに加えて60~70年代に於ける成長期、完成を急ぐあまりの突貫工事や資材・原材料の不足などが、今回の事故の要因になっているような気がして仕方ありません。
老朽化の進んだ首都高の橋脚があちこちで腐食していて、もはや手の施しようが無いといった話を耳にしたことがあります。中小の河川に架かる橋桁も同じように、応急処置だけでは解決できない問題を抱えたまま多くの車や人々が日々行き交っています。この国で疲弊しているのは人間ばかりではなく、建築物や構造物に於いてもその耐用年数を超えて悲鳴を上げているのが現状なんですからね。それを思うと怖くなります。

先日このBlogに書いたことと重複しますが、この国が365日休まずに動き続けて来たことをもう一度考え直す良い機会だと思うんです。不便になることをある程度は受け入れて、過剰な物量やサービスがどれほどの無駄を生み、どれほど環境を悪化させているのか、よーく考えてみましょうよ。
食料品も電気も水も、全てが不夜城と化した都会のためにあるなんて、そんな馬鹿な話ないじゃないですか。どこぞの政治家が何度も口にする「安心安全」て、大票田である都心部の有権者と政財界に向けてのリップサービスとしか思えませんもの。大きな流れを一度止めて、直すべきものは直し、廃するべきものは廃す、そのための不便さだけでも快く受け入れることにしませんか?
そう思うんです。

2012年12月1日

ぺらっと


遂にカレンダーが、ぺらっと1枚だけになっちまいました。
薄っぺらな1年を象徴してるようでもあり、なんだか複雑な想いが込み上げてきます。
日常ってぇやつが、捻り潰されて毎月ゴミ箱に放り込まれているような気がしましてね。

カレンダー11枚分の月日は、いったいどこへ行っちまったんでしょう。
一所懸命に生きてきたつもりですが、それを問われると答えが見つかりません。
ロケットから切り離された1段目から11段目が宇宙の塵となるのと同じことでしょうか?
だとすると、私が乗ったカプセルは大晦日まで周回軌道を回り続け
その後に高度を下げてから、何処へ着陸するのやら・・

そんなことを想いながら12月を迎えてしまいました。
今夜のお供はボビー・チャールズ、
冷えた夜にはこの歌と焼酎のお湯割りが一番です。


2012年11月30日

人間の営みには不便さも必要なのです


明日から12月。今年もあと1ヶ月となったわけで、この1年をどう纏めたら良いものかなどと考える暇も無く、残されたわずかな時間は足早に通り過ぎようとしています。迷走するこの国もまた、いったい何処へ向かおうとしているのか、それが問われる総選挙を控えているせいか、街はいつもの年末以上に師走の慌しさに満ちているようです。

昨晩の激しい鼻炎は何だったんでしょう?薬を飲んで一夜明けるとすっかり元通りになっていました。何か毒性のある気体でも吸い込んだのか、はたまた何かの花粉のアレルギー症状だったのか、皆目見当もつかないほど今夜の私は快調です。

それによってちょっとした誤算も生じました。このまま体調が回復しなければ、明日から猛烈な繁忙期へと突入する仕事場へ行かずに済んだというのに、残念なことに元気になってしまったのですから。途切れることなく鳴りっ放しになるであろう電話の応対を思うとかなり憂鬱になります。

ゆったりと正月を迎える気風が失せた昨今、忙しないほどに年末年始を慌しく過ごす人間が増えてしまいました。それというのも365日、何もかもが停まることなく動き続けているからです。業種によっては24時間ずっと動き続けているなんて、もういい加減に考え直してみませんか?正月くらいはライフラインとして必要なもの以外、全てを停めて国民皆でのんびりと過ごしましょうよ。元旦からスーパーが営業してる必要なんて無いでしょうし、たとえ正月三が日に買い物が出来なくても、不便に思うことの方が何だか異常に思えるんです。昔のように1年の間にせめて1日か2日だけでも、リセットされる時間があってもいいんじゃないでしょうかね。年中無休と24時間営業って、消費者のため?それとも企業の利益のため?いずれにせよ、エネルギー問題を検証する上で議論の対象にしてほしい気がします。人間の営みには不便さも必要なのです。

今夜はフェアポート・コンヴェンションが心地好く響きます。サンディ・デニー然り、彼らの音はなんて冬に似合うんでしょう。このジャケット写真のように、ぴんと背筋を伸ばした老人になりたいものです。毅然とした人間になりたい、こう願う気持が今も昔も変わっていないのは、自分がまだ大人ではないからなんでしょうけどね(笑)

2012年11月29日

イイニク


早いもので、末娘の子(通称ポンタ)が一歳の誕生日を迎えました。
最近ではヨチヨチながらも長い距離を歩けるようになり、つい先日は初めての靴を買い与えられ、大地に一歩めの足跡を残したようです。その成長の早さ、会う度にいつも驚かされますが、このまますくすくと育ってほしいものです。11月29日(イイニク)なので、おそらく将来は父親に似て肉好きの人間となることでしょうが、いつかこいつと酒が飲みたいものだといつも思っております。

午後から急性鼻炎を患い、すでにティッシュペーパー1箱分くらいの鼻をかみ続けている今夜の私、焼酎のお湯割りで体を温めて早めに寝ようかと思います。明日は繁忙期前の最後の休日、爺さんは静養しなければ。。


2012年11月28日

トロピカル・ダンディ


ぎんぎんの月明かりです。
蒼い光に浮かび上がった風景は
冷えた空気に透明度を増し
そして静寂の夜に横たわっています。

「ゆでめん」が冬なら
「風街」は夏。
さすればこの「トロピカル・ダンディ」は?

無国籍のチャンプルー・ミュージック、
季節もまたそこには存在しないようですから
寒い夜にはこれを聴きながら
塞ぎ込んでしまいそうな心を温めることにします。

日本列島、冬に向かってまっしぐら!


2012年11月27日

ろっかばいまいべいびい


猛烈な冬の嵐が北国を襲っています。私の故郷である北海道では多くの世帯が今なお停電中で、その復旧には数日かかるとの情報もあり、電気を失った厳寒の地で暮らす方々が大変心配であります。石炭を燃やすストーブが主流だった時代とは違い、今ではどの家庭も大型の灯油ストーブを電気で動かしていますし、台所が全て電化された家庭も珍しくはありません。商店街の舗道も電熱ヒーターで常時凍結を防いでますし、冬場に電気が供給されないというのは北国での営みに大変大きなダメージと被害を与えます。どうか天候が回復して早急に平穏な市民生活に回帰できますように、そう願ってやみません。

申し訳ないほどの澄んだ穏やかな空に、月が明るく輝いている今夜の凍てつく横浜。私はというと昨晩発掘されたCDの中から西岡恭蔵氏の「ろっかばいまいべいびい」を聴いております。私は彼のアルバムの中では、この75年にリリースされた3枚目が一番のお気に入りだったのでありまして、(発掘によって)久しぶりに耳にできたことがとても嬉しく思います。
アナログ盤ではA面に当たる前半5曲をハックル・バックが演奏しているのも聴きものですし、金子マリさんとのデュエット曲「踊り子ルイーズ」は今聴いてもいいですねぇ。そしてB面は細野晴臣氏の色合いが濃くなる中でのアルバム・タイトル曲や「今宵は君と」などの名曲が並びます。
99年に自らの命を絶ってしまったわずか50年の短い生涯が悔やまれるミュージシャン、そんな男の歌を今夜はしみじみと聴いているのです。

B面(CDで言うと6曲目以降)リプレイしてしまいました。