2013年8月26日
殺気(笑)
昨日、夕方になってから近くの中学校へ横浜市長選の投票に出掛けた。
中に入ってすぐの場所に、受付のパソコンの前に座った女性が居たのだが
その顔を見るなり、え!なぜ!?みたいな驚きが。
あろうことか、私の仕事場のオペレーターさんが座っていたのだ。
家から20数Km、車でも1時間弱は要する遠い場所に在る仕事場。
安い給料でこんな離れた地域から通う者など私くらいだろうと思っていたのに
まさか同じ町内で、おまけにすぐ近くに住んでいようとは・・
これは驚愕に値する出来事である。
目を丸くしながら手短に尋ねると、どうやら彼女は以前から知っていたようだ。
ということは、近所をぶらぶらしているときに目撃されていたのかも。
或いは私の家を知っているのかも知れない。
わあ、知ってしまった今となると、これはちょっとした恐怖を覚える。
大袈裟に言えば、私生活を覗かれているようなもんだからね。
だってさあ、背中にギター担いで
午前様よろしく千鳥足で早朝の駅から家まで歩いたことだって何度もあるし
一度や二度、どこぞで擦れ違っていたかも知れないもんねぇ。
想像しただけで背筋が凍る思いなり。
仕事場では勤務時間が異なるんで(私とは入れ違いの時間帯)
顔だけは知っていたが、挨拶以外に世間話のひとつだってしたことが無い。
どこから通っているかだなんて知る由も無いってことだが、
まさか至近距離のご近所さんだったとは!
横浜、とっても広うござんす。
仕事場は鶴見の海の近くの埋立地だというのに
なんでまたよりによって、こんな遠く離れた場所で遭遇するのやら。
思わず私生活に警戒心を抱くようになってしまったわあ。
むむ、殺気!(笑)
*
2013年8月25日
糸子が帰って来た!
土曜から始まった森山未来と小野真千子の「夫婦善哉」
一日遅れの今夜になってから再放送を観ました。
カミさんから聞いてはいたものの
さほど関心も無く、観るつもりは無かったんですけど
始まってすぐに、まんまと引きずり込まれてしまいました(笑)
NHK大阪、かなり力を入れてるようです。
小野真千子の相変わらずなヤンチャぶりだからでしょうか
「カーネーション」の糸子が戻って来たような、そんな感覚。
キャスティングもいいですね。
先日観た「風立ちぬ」と同じ時代背景。
東京と大阪の違いはありますが、この時代の躍動感は素敵です。
単純にオモロイ!!
ちなみに一番興味深く思えたのは
「風立ちぬ」と同様に喫煙シーンが多いこと。
森山未来演じるぐうたら男、スッパスパと煙草を吸います。
やはりこの時代を描くには欠かせないものなのでしょう。
(例の)日本禁煙学会さん、
今度はNHKに要望書を突きつけるんでしょうかね?
*
2013年8月24日
ジワジワと
デノミ脱却、消費者物価指数の底上げじゃーとばかりに
輸入品の価格もジワジワと上がってきています。
弦の買い置きが底をつきそうなので
そろそろ発注せねばと成田の某ネット販売店のサイトを覗いてみると・・
半年前まで3セット¥980だったこの格安弦が¥1180に値上がりしてました。
コーティングされてない安いブロンズ弦を早めに張り替えるため
1セット¥330ほどで買えるのはとても有り難かったんですけどねぇ。
安くて旨い牛丼のような製品が20%以上も値上がりするなんて
これはダメージが大きいです。
消費税率が上がった暁にはどうなっちゃうんでしょ。
このダルコのフォスファーブロンズも安いので愛用してます。
某楽器店でパッケージをオリジナルの物に入れ替えて販売されてたんですが
それも¥360から一気に¥500に値上がりしてしまいました。
(おいおい、この上げ幅は何なんだよー)
ただ知名度が上がったせいか最近は成田のショップでも並行輸入を始めたようで
そちらではまだ¥398で売られてました。(次回入荷時には値上がりしてるんだろなあ)
高額商品は価格据え置きか、むしろ安くなっているようですけど
かのマクドナルドもそうであったように
価格の安いランクを引き上げて客単価を伸ばそうとする戦略なんでしょうか。
ガソリンも高値安定のままですし、
庶民の懐を直撃されるのは困ったものです。
ああ、なんか
とっても貧乏臭い話に終始(笑)
そんなわけで、大瀧さんの「びんぼう」をウルフルズのカバーで。
*
2013年8月22日
残暑ざんす
激戦の後を物語るように
昨夜遅くポロ~ンと弾いただけで
ダダリオの4弦がブチッと切れてしまいました。
ふだんは弦を切るなんてことほとんど無いんですけど、
激しく手荒に扱ってしまってごめんなさいね。
罪滅ぼしに帰宅してからポリッシュでお化粧して
新しい弦に張り替えてあげました。
藤圭子さんが飛び降り自殺
イチローが4千本安打達成
前橋育英が初出場で初優勝
朝から何かとニュースの多い一日でした。
田舎から捥ぎたてのトウモロコシ(メイちゃん風に言うとトウモコロシ)も届きました。
次の休みにポンタ邸へ配達に行かねば。
まだまだ暑い日が続きそうです。
残暑ざんす。
*
2013年8月21日
使命
夜、NHKの「真夏の夜の美輪明宏スペシャル」を観ていました。
何が己を突き動かすのか、その問い掛けに
使命感と無償の愛だと仰っていたのが印象的でした。
この世に生を受けた者全てに与えられた使命、
それを邪魔するものが劣等感なのだという言い切り方は
おそらくこの方じゃなければ口にできないことでしょう。
その決め台詞に嫌味を感じさせないのが人徳なのだと思います。
言葉の力を感じた、そんな夜でした。
使命感などと、私が口にするのはおこがましいことですが
一年ぶりに歌への意欲が湧き起こったのも
突き詰めると、それに似たようなものなのだと感じるのです。
音楽に理由などありませんが、そこで歌い奏でることの必然はあります。
何故いま歌わなければならないのか、明確な答など無くても
体が歌を欲する必然性は、使命が呼び起こしてくれたに違いありません。
そんな風に思えるんです。
ここ三日間ほど、かなり追い込んでみました。
発声は七分くらいですが、ギターは指が痛くなるまで弾き続け
汗とピッキングで新品の弦は完全に死んでしまいました。
試運転としては手荒なやり方ですが、一度これをやっておくと後が楽になります。
実は今回、楽器の調教も兼ねていまして
新たに加わったEpiphoneを鳴らし込む必要もあったのです。
GibsonのBlues Kingをコピーした、トップ以外は合板の安物なんですけど
ミディアムサイズで胴厚の薄いボディは出音が軽くて歯切れがいいんです。
現在の中国製のEpiphoneは、どれもまともな音が出ませんし
私が持っていた物も全て手放してしまったくらいですが、
たまたまWEBで見掛けたショートスケールのこれは使えそうな予感がして
工場から入荷するまで数ヶ月待って入手した代物なんです。
早々にがっつり弾き込むという、かなり手荒な洗礼を与えてしまいましたが
期待してるんですよ、この子には。
何らかの使命を帯びて私の処へやって来た筈ですからね。
*
2013年8月20日
復活の兆し
暑い暑いとボヤキながらも
ふとした瞬間に季節の移ろいを感じるものです。
今夜の月を眺めていると
雲間に秋の気配が漂っていました。
さて、某所で漏らしてしまいましたが
一年ほど引き篭もっていた私、10月に歌うことになりまして
只今(慌てて)その準備に励んでいる次第です。
自ら選択した長い休業期間、
これを世間ではブランクと呼ぶのでしょうけど
要は、歌いたくなっただけのことです。
こんな気分になるまで、気長に待っていたというか
己の肉体ではありますが、気持ちが昂らなければやって行けないのです。
昨日今日と、かなり集中して良い時間を過ごせました。
馴染みの古い曲は少々の(私自身の)温度差を感じてしまい
その幾つかを大幅に焼き直す結果となりましたが
たぶん一年間の封印で風味が変わってしまっていたからだと思います。
即興で、わずか30分ほどの間に新曲も出来上がりました。
久しぶりに(本気で)歌ってみて気付いたのですが
今の私、妙にポップス志向になってます(笑)
詳しくはいずれまた、
こちらの仕上がり状況を見ながらお知らせ致します。
復活の兆し、乞うご期待!!
*
2013年8月16日
九試単戦と紫煙、そして風
「風立ちぬ」ようやく劇場に足を運ぶことができました。
空を飛ぶ美しい姿を追い求めた堀越二郎の飛行機作りは
決して兵器として当時の戦闘機を見ることの無かった
私たちに共通した理念と憧憬を感じられたのが嬉しい限りです。
三菱九試単座戦闘機、当時としては画期的とも言える
逆ガル型の主翼を持つ試作1号機のテストフライト。
その美しい機体が空を舞って以降、九六式艦上戦闘機を経て
やがて名機と呼ばれた零戦が誕生するのですが、
物語は九試単戦の試験飛行で終わり、その後の大戦を描くシーンも全くありません。
飛行機作りに情熱を燃やした男と運命の女性との出逢い、そして別れ。
そこに吹く風の描写がとても清々しく、どうしようもない悲しみに包み込まれてしまいます。
ちなみに、先日話題になった日本禁煙学会の要望書。
彼らが言う通り、随所に頻繁に喫煙シーンが出てきました。
愛煙家である宮崎監督のささやかな抵抗かも知れませんね。
皆、旨そうに紫煙をくゆらせていましたもの(笑)
けれどそれらはごく自然な流れの中でのひとコマ、
昭和という時代を描くにはそれでいいんです。
劇場から外へ出て、夕暮れの空を見上げながら吸った煙草の実に旨かったこと。
秋の訪れを予感させる、心地好い風が吹いていました。
*
空を飛ぶ美しい姿を追い求めた堀越二郎の飛行機作りは
決して兵器として当時の戦闘機を見ることの無かった
私たちに共通した理念と憧憬を感じられたのが嬉しい限りです。
三菱九試単座戦闘機、当時としては画期的とも言える
逆ガル型の主翼を持つ試作1号機のテストフライト。
その美しい機体が空を舞って以降、九六式艦上戦闘機を経て
やがて名機と呼ばれた零戦が誕生するのですが、
物語は九試単戦の試験飛行で終わり、その後の大戦を描くシーンも全くありません。
飛行機作りに情熱を燃やした男と運命の女性との出逢い、そして別れ。
そこに吹く風の描写がとても清々しく、どうしようもない悲しみに包み込まれてしまいます。
ちなみに、先日話題になった日本禁煙学会の要望書。
彼らが言う通り、随所に頻繁に喫煙シーンが出てきました。
愛煙家である宮崎監督のささやかな抵抗かも知れませんね。
皆、旨そうに紫煙をくゆらせていましたもの(笑)
けれどそれらはごく自然な流れの中でのひとコマ、
昭和という時代を描くにはそれでいいんです。
劇場から外へ出て、夕暮れの空を見上げながら吸った煙草の実に旨かったこと。
秋の訪れを予感させる、心地好い風が吹いていました。
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