2014年4月11日

JPはキライ



数ある宅配業者の中で
僕が最も信頼してないのは首都圏のJPなのでして
(たぶん地方では民間業者より質が良いでしょう)
ゆうパック、ゆうメール、どちらもあまり好きではありません。
アマゾンにCDを注文して通常配送を選択すると
以前ならY運輸になることが多かったんですけど
輸送費高騰の影響からか近頃はJPの配達が増えました。
それも融通のきかないゆうメール。
嫌だなあ、困ったもんだなあ、と憂鬱に思っていた矢先
その心配が現実のものとなってしまいました。

3枚注文した内の2枚は神奈川県内の物流センターから発送され
ゆうメールで昨日の朝(無事に)届いたのですが、
1枚だけ大阪から発送され、外出中にアプリでチェックしていると
夕方に配達完了となったので家族が受け取ったんだと思ってました。
しかし・・

帰宅してカミさんに聞いてみると届いてないそうな。
げっ!誤配完か?(配達完了の誤入力)
だとすると、不在票が入ってないのは何故だ?
さらに不可解なことが・・

カミさん曰く、
その時間帯に委託と思われる配達員が家の前に車を停め
箱を抱えて玄関の方へ歩いて来たらしいのですが
呼び鈴を押すこともなく引き返し、車内で地図を広げていたとか。
(カミさんの宅内監視、緻密なレポです)
なので我が家に来た荷物じゃなかったんだと思ったそうです。
けれど時間帯を確認すると、紛れもなく配達完了時刻と一致します。
はてなあ?玄関脇にはローマ字で名前も出してありますから
家がわからないという筈もなく、入居後に数社が配達に来てますけど
ただの一度も荷物が届かなかったことは無いのです。
くっそー、やはりJPはダメダメだあ~!

なまじ配完を打たれてしまうと、あとが厄介で困るんです。
ネットで再配依頼もできず、最寄の局留めにすることもできず
ただただアナログな電話でやり取りするしかないんですもの。
これは面倒です。
しかも「受け取ってない」旨を説明するところから始めるなんて・・
無駄な用を増やされた僕はちょっと怒ってます。
大嫌いな早起きをして局に電話しなきゃならないなんて、ねえ。
明日の仕事は寝不足決定となりましたとさ。きーっっ!!

ああ、僕のジェシ・ウインチェスターは
いったい何処へ行ってしまったのでしょう。
ジェシ!カンバーック!!(泣き笑い)

そんな夜でしたけど
たまたまテレビを付けていたおかげで
1月に亡くなられた佐久間正英さんのドキュメンタリー番組を観ることができました。

「そして音楽が残った」
自身のLast Daysを完結させて旅立った男の
その清々しくも壮絶な生き様に心が洗われた気がします。

僕とは同い年でした。
改めてご冥福をお祈り致します。

*

2014年4月10日

紙とインク



何を今さら。
そう言われてしまいそうですけど、こんなの買ってみました。
新・名盤探検隊から、ジョー・ママとデラニー&ボニーの「モーテル・ショット」
どちらも昔は米国盤のアナログで持ってましたけど、今は手元に無いので
ジェシ・ウインチェスターを注文した折、ついでに頼んでしまったのです。

懐かしいです。
けど音はともかく、CDのプラスチック感がやはり馴染めない。
まったくの別物みたいに感じてしまいます。
廉価盤だからなのでしょうか、ジャケットの色合いが悪いのも残念です。
当時のジョー・ママのアナログ・ジャケットはもっと濃い赤で
その真っ赤な壁の色と、O SORE MIOの文字が鮮烈に目に飛び込んで来たものです。
このボケた感じ、いただけないなあ。
逆にモーテル・ショットは、ざらざらしたダンボールのような触感でしたから
こんなに綺麗にピカピカになってしまうと、何だかモーテルらしくありません。

ワーナー・ミュージック・ジャパンの関係者の皆さん、ごめんなさいね文句ばっかりで。
このシリーズを安価で発売して頂いたことには感謝してるんですよ。
なので爺の戯言と聞き流してくださいね。
ただただ、あの時代の米国盤のジャケットに思いを馳せているだけなんです。
場末の飲み屋の看板みたいなベターッとしたインクの風合い、
僕はあれがとても好きだったんですよねぇ。
ザ・バンドの「ムーンドッグ・マチネー」もそうでした。
あのオリジナル盤に付いていたポスターなんて、その最たるものでしたから。


広げると80X40Cmほどになるこれ、
とても気に入って僕の部屋の壁に貼ってあったんですけど
残念ながら20年ほど前から行方知れずとなってしまいました。
あのときパネルにしておけばよかったなあと悔やまれます。
アメリカのインクと質の悪い紙の風合い、これがいいんですよね~
この黄昏時の街の風景画、最高です。

日本国内では紙ジャケ仕様のCDが増えてきたとは言っても
やはりジャケットは30Cm角に限ります。
あの30Cmに凝縮されたアートって、とても凄いことなんですよね。
アナログ盤の復刻、どんどんやってほしいものです。

ちなみに肝心のジェシ・ウインチェスター、今日は配達されませんでした。
JPさん、明日は頼みますよ。

*

2014年4月9日

百円の魔法



家庭内の騒音苦情から、やむを得ずモニターの場所を変えました。
デスクのすぐ右の脇、僕の耳からわずか50Cmほどの至近距離となりましたが
耳障りで嫌な音は全く出ないところがJBLの良さなのでしょう。

4312をスケールダウンさせた4312M COMPACT MONITORは
バッフル板のサイズが300X180mmと、かなり小さなボックスなんですが
たっぷりとした厚みのある音で鳴ってくれるので重宝してます。
こんなに小さくて3Wayだなんて、普通に考えたらやかましい音を想像しがちでしょうけど
どっこい高域のピークにも刺々しさが無いのです。
この辺りがクロスオーバーの設定の妙でして、実に巧みに作られています。
130mmのウーハーはフルレンジに近く、その上を補正するスコーカーと
アクセントを付けるためにツイーターがあるような
そんな音作りがJBLの一貫したポリシーで、
それが前述の聴き易さに繋がっているのだと思います。
さすがですね。

実はこのスピーカーを購入したときの笑い話があります。
30年ほど前、4311というスタジオ・モニターを持っていたのですが
手狭になり売却した後に後継機の4312が登場しました。
とある売買サイトで、その4312が驚くほどに安い価格で売りに出されていて
懐かしさと安さのあまり、目にしたその瞬間に即決したのです。
売主は横浜在住だったので手渡しで受け取ることになり
某駅前で待ち合わせ(怪しく)車に乗せ換える段取りをつけました。
そして当日・・

売主は小さなダンボール箱を抱えて車から降りて来ました。
て?あれは何の箱じゃろか??
(4312は外寸で600X350X300mm、目方も20Kgほどあります)
笑顔で現れたその男性、箱を開いて中を見せてくれました。
てーっっ!!小っちゃあーい!!!(汗)

4312の後に「M」と記された型番に、全く気付いておらず
それがミニチュア・モデルの「M」であることをそのとき初めて知ったのでした。
(そりゃ安い筈だわ・・)

しかし、僕は動じることなく
何事もなかったかのような顔をして、その「小箱」を受け取り
諭吉2枚半を手渡してその男と別れてきたのです。
(どうだ、男らしいだろ)

けれど、エンジンを掛けて100mも走らないうちに
その大きな落胆が強烈に襲って来て泣きそうになりました(笑)

そんないきさつから我が家にやって来た4312M、
諦め、馬鹿にしかかっていたそのミニから出て来た(まともな)音に驚かされ
折れそうになっていた心を癒してくれたのは言うまでもありません。
とんだ笑い話ではありますが。


休日恒例、散歩がてらのハードオフ餌箱漁り。
床に無造作に置かれたダンボール箱の中から本日も2枚ゲットして来ました。
ハービー・マン、グレン・ミラー、どちらも百円です。
2枚組であっても百円てところが嬉しい限りであります。

ただし、以前からこれが欲しかったというわけではないのでして
そこに置かれている物の中で一番良かったのがこれだった、というだけで
百円(しかも税込み)の魔法にかけられたようなものなのです。
これが五百円とか千円なら絶対に買わないでしょうね。

百円の魔法、素敵!!

*

2014年4月8日

お帰り、ジェシ!



どうやらジェシの悲しいニュースは誤報だったようで
危険な状態は続いているものの存命であるそうです。

今なお衰えぬ若々しい歌声とジョークに満ちたトーク、
近年のライブ映像を観ていると
まだまだ歌い続けてくれることを願わざるを得ません。

アマゾンに在庫があったので
アンペックスのファーストを注文しました。
アナログ盤を手放して以来、
僕の部屋でこのアルバムを聴くのは
おそらく20年ぶりくらいになるのだと思います。

お帰り、ジェシ!
家に届いたら、そう声を掛けてあげることにします。


*

2014年4月7日

オーラトーンでジェシ・ウインチェスターを聴きたかった夜



アナログと相性が良く、ちょっと大き目のブックシェルフが欲しくて
毎晩のようにヤフオクをチェックしていたのですが
ことオーディオ製品に関しては貧困極まりない現状ですな。
ガラクタばかりで、まともな物がほとんどありません。
僕が捜し求めているような機種は個人の出品が無く
廃品から拾い集めて来たような業者の出品が多いのも困りもの。
しかも競り落とした物は値を上げて別の業者が出品したり
くだらん商品がサイトの中をぐるぐると回り続けているようなもんです。
ヤフオク最低!!(怒)

そんな嫌な気分を解消するため、
旧宅から持って来たオーラトーンの5Cを引っ張り出してみました。
いわゆるラジオ・モニターとして、アナログの時代に一世を風靡したモデルです。
僕のは後期型で、若干帯域が広がってはいるんですけど
典型的なカマボコ型の周波数特性で限りなくローファイな音であります。
これをメインに使うということはないんですが、
中域重視(いや、中域しか出て来ない)のナローレンジな音は
ボーカルの再現性には秀でていると思います。

今夜はこいつでジェシ・ウインチェスターを掛けたいところなんですが
残念ながらアナログ盤を手放して以来、手元に音源が無いのです。
旅立って行った彼を見送ることができないのが
なんだか悔しく思える夜なのでありました。

*

2014年4月5日

春の雨音



花冷え、てやつでしょうか。
今夜から明日にかけては冬に逆戻りのようです。
横浜の最低気温は4℃、おまけに雨。
青空が長続きしないことで、よけいに春が愛おしくなるのでしょうね。

今の家に越して来てから1ヶ月以上が過ぎ、
環境の変化に戸惑っていた猫も
ようやくここでの暮らしに慣れてくれました。
その間、ストレスを発散するためかクロスに爪を立て
早々にあちこちを傷にされてしまいましたが
猫に罪があるわけじゃなし、ここは目をつぶることにしましょう。



土曜で外来が混み合っていたもので
松島病院から帰宅すると3時を過ぎていました。
案の定、次回診察の際に入院手続きをするよう促され
入院前後の注意書きが記されたパンフまで渡されました。
もはや観念するしかありません。
一般病棟の空き状態を見ながら日程を詰めることにします。
入院保険と高額医療費の還付など
相殺すると約4~5万円の出費といったところでしょうか。
金の掛かることばかりで憂鬱になってしまいます。
いやそれよりも、手術はもっと憂鬱です。
やれやれ・・

帰宅してからすぐに、カミさんを乗せて慌しく旧宅へと向いました。
実は前の家、まだ引き渡しが終わってないのです。
大家さんの事情で急な転居を余儀なくされたせいもありますが
先方のご好意で片付け作業と清掃はのんびりと時間を掛けてやらせて頂いてます。
最後まで残っていたピアノが先週ようやく業者に引き取られ
今日は日没まで床と壁を掃除したり、トイレや水周りを磨いたりして参りました。
週一程度のだらだらしたペースなれど、ようやく終わりが見えてきて
次の日曜くらいには鍵をお返しできそうな按配です。
大家さん、ご厚意に感謝します!



深夜の横浜、雨が降って参りました。
屋根に当たるその雨粒の音が
明らかに冬とは異なるところが
春を感じさせる喜びとなるのであります。

*

2014年4月4日

百まで生きるやも知れませぬ



アキちゃんのお爺ちゃん、そしてなつばっぱのご亭主として
三陸の海の男、忠兵衛を演じた蟹江敬三さんが亡くなられたそうです。
享年69歳、まだまだお若いのに残念でなりません。
遠洋へ出る度に、なつばっぱが仏壇に写真を飾ってましたけど
その通りになってしまいましたね。
謹んでご冥福をお祈り致します。

さて、明日はケツの経過を診てもらいに再び松島へ。
「帰りに入院予約してってくださいね~」
軽くそう言われそう。
はい、何事も受け入れますとも。

2月の健康診断結果が届きました。


何ゆえなのか、
昨年喰らったDⅠ、DⅡの赤文字が消え
全項目オールAの健康体になっていました。
3年連続で要検査だったというのに、不思議なこともあるもんです。
特に悪玉コレステロールの減少にはびっくり。
生活習慣も食い物も、何ひとつ変わっちゃいないんですからね。

カミさんにこう言われました。
雪掻き!雪掻きのおかげだよ、きっと!!

確かにこの冬は三度も大量の雪を掻きましたけど
そんな程度で慢性的な運動不足が解消されるものなのでしょうか。
甚だ疑問ではありますが
かずら元年、百まで生きるやも知れませぬ。

*