2014年5月27日

まだ先はあるのです


今日、5月27日付けの十勝毎日新聞に
僕の紹介記事が掲載されました。

故郷の地方紙ですが、
或る日東京支社の方から取材申込みがあり
迷った挙句お受けして
5時間ほど飲みながら、取りとめもなく語り合った顛末です。

取材する方もされる方も、長い時間飲んでいたので
酔いがまわった後半はぐっちゃぐちゃでしたけど
さすがプロの仕事ですね、要点を押さえて上手く纏めてあります。

ただ・・

この二段抜きの枠の中に、僕の人生が要約されているようで
なんと小っぽけでつまらぬものかと思ってしまいました。

なので、
この先のことがぎっしりと書き加えられるように
生きてみようかと思います。

かずら元年、ブイブイと
まだまだ行くのだ。


これを見た田舎のおふくろ、
びっくりして朝っぱらから電話して来るんだろうなあ。
なんたって、地元ではほとんどの家庭で読まれてる新聞ですからね。

実名報道の是非を問う!

・・うそうそ、僕が許可したのです。
もう逃げ隠れしません(笑)

*

2014年5月22日

Fishin’



昨晩から、こればかり聴いております。
肩の力が抜けたこのユルさが、実にいいのです。

Gotta put on my travelin' shoes

一緒に口ずさみながら
体が小刻みに揺れてます。

キャプリコーン・スタジオって、独特のサウンドですね。
マーシャル・タッカーあたりも聴きたくなりました。

色褪せて文字も薄れたライナーをよく見ると
増渕さんが書いていました。

ところで・・
人間、悟りを開くと
釣りに興じるものなのでしょうか。

だとしたなら
僕はまだまだです。

*

2014年5月21日

百円は素敵だ!



雨が午後から小降りになったので
散歩がてら駅前の郵便局で用を足し
そのまま徒歩でパティスリー・ラ・ベルデュールまで行ってみました。
ぽつんと住宅街に佇むその店は、評判通りとてもいい雰囲気で
長女のために小さなバースデーケーキを買ってみましたが
お値段も手頃で(というか、むしろ安いかも)美味しい物が手に入りました。
ご近所に、これまた良きお店発見です。


そんなわけで(一日遅れの)はっぴいばあすでい。
ローソクは下一桁の数字です(笑)

ちなみに、先日ポンタを連れて行ったパン屋さんは姉妹店で
ル・ジャルダン・デュ・ヴェールというお店なんですが
覚え難くていつも名前を忘れてしまいます。
居酒屋と違ってお洒落な名前は難しい!(汗)

いったん家に戻り、ちょっとひと休みしてから
餌箱を漁りに日が暮れてから再び徒歩でハードオフへと向いました。
今度は片道20分、爺さん元気な足取りです。

日頃の運動不足解消のために黙々と歩く姿を
神様はしっかりと見てくれているんですね。
ご褒美に思いの他たくさんの品々を用意してくれておりました。
今日の百円コーナー、過去最高の大漁です。


まず目に飛び込んで来たのがエルヴィン・ビショップの「レット・イット・フロー」
数枚パタパタしてるとロリー・ギャラガーとオーリンズが続けざまに出て来ました。
うひゃあ!これだけでも良い買い物であります。
無造作に床に置かれた餌箱をさらに探索して行くと・・


ジェリー・ジェフ・ウォーカーとデイヴ・メイスンのCBS盤発掘。
ジャケットに謎の落書きはあるものの、百円なら持ち帰るべきでしょうな。
床に並んだ(特設)餌箱は全部で5個、さてさて3個目は・・


おお!ジョニー・キャッシュのベスト盤ではありませぬか。
これも百円で良いのですか!?ありがたく頂戴致します。
カントリー・ジェントルメンは、いわゆる「ジャケ買い」ですな。
僕の好きな物、こんなに並べられたら否応なしですもん。
カントリー繋がりでジョン・フォガティも2枚買ってしまいました。


ついでと言っちゃあ何ですけど、
今までCCRを軽んじてきたことを反省してるものですから。

と・・本日は〆て9枚、税込み価格972円也。
実は他にも一度手に取ってから餌箱へ戻した物が数枚。
それと、三百円だからという理由だけでパスした物も数枚。
実は、その残してきた物たちのことを気に掛けてます。
連れて帰って来るべきだったかなあ・・と。

何を残してきたかは敢えて言いません。
ジジイ!なんでそれ買って来なかったんじゃい!!
そう罵られそうなので。

次に行ったとき、まだ残っていたなら引き取ってきます。

それにしても、この価格にすっかり慣れてしまったので
(普通の)中古レコード店じゃ絶対に買い物できませんよね。
タチバナレコードさん、ご無沙汰してしまってすみません。

*

2014年5月20日

さらさらと夜を浸す



雨が降り出したので
アナログ盤を聴きたくなりました。
春の雨音はスクラッチノイズに似てて
なんだか心を穏やかにしてくれます。
冬の尖った音とは違い
さらさらと夜を浸して行くようです。

先日ハードオフで見つけたキャロル・キングを掛けてますが
やはり70年代の厚みのあるディスクはいいですね。
やや篭った音と、ピークで高域が少しだけ歪む感じが好きです。
現代のデジタル音源に歪み成分は許されないでしょうけど
アナログにとってはそれが色艶にも繋がるから不思議です。
歪みと艶は紙一重、なのでしょうね。

湿った空気にアナログの音
心地好い夜です。

*

2014年5月19日

ジロウです


スポーツで言うならメディカル・チェック、
入院前のそんな検査を一通り受けて参りました。
観念したとは言え、恐怖の手術が現実のものとなるわけで
未知なる世界に足を踏み入れてしまったことが悔やまれます。

僕の病名は「痔ろう」というやつで(ジロウという友人も居ます)
肛門三大疾患と呼ばれてまして
ちょっとだけ解説させて頂くと・・


肛門直腸周囲膿瘍という右下の状態でして
肛門小窩から菌が進入して化膿を起こし、
それが破れて管が出来た先に膿が溜まるんだそうです。
この膿が溜まると腫れて痛くなるんですが
皮膚を切って膿を出してしまえば普段は何ともありません。
ただ、一年の間にこれを二度も患ってしまうと
「今度は綺麗に治しましょうねぇ~」という医者の囁きを
黙って受け入れるしかなくなってしまったのです。

で、その手術なんですが
穴の開いた箇所と管、そして膿の溜まり場である袋、
それらをぜーんぶ取り除いてしまうそうでして
初めて聞いたときには泡を吹いて倒れそうになりましたわ。
いくら軽~い口調で言われても、
いったいどんなことするんじゃい!!と、恐怖に慄きました。

今日のエコー検査の結果、僕の管はかなり太いらしいのです。
画像を見てもデッカイ穴が開いているのが解りました。
恐る恐る医者に「太い方が手術は大変なんですよね?」そう尋ねると
あったりめえだろー!みたいな視線を投げ掛けながらも温和な口調で
「ええ、そうとも言えますね」とのこと。

・・返す言葉がありませんでした。

ケツを切られる屈辱と
術後の痛みと苦痛がどれほどのものなのか
好奇心の塊である僕はそれを体験して参ります。
6月2日入院、翌3日が手術、入院期間は十日ほど。
今の内に思う存分飲んで喰って
こぴっと治療して来る所存なり・・

痛々しい図解の後のお口直しに
三ヶ月ぶりに対面したポンタの姿をご覧に入れましょう。


病院へ向う僕と入れ替わりにやって来たポンタ、実は初来緑でありまして
転居後の我が家を訪れたのは今日が初めてなのでした。
病院から帰宅して、遊歩道を一緒に歩き
そうだ、旨いパンとケーキを買いに行こう!と目論んだのですが
無慈悲に門は閉ざされ、お店は定休日でしたとさ。
パンが大好きなポンタに顔向けできない爺さんは
こ、これが人生というものだよ。わっはっはっは。
と、力なく笑って家に帰って行ったのでした。

こやつ、ちょっと見ない間に
足が伸びて(人間の)言葉を発するようになっておりました。
僕が説教される日は近いのかも知れません。

*

2014年5月18日

嫉妬


昨日の湘南台で
とある若いシンガーの歌を聴きたくて会いに行った。

「若い」とは言っても
もう三十代後半のその男の名前は以前から知っていた。

けれど何故か一度も顔を合わせたことがなく
生の歌声を聴くのも、もちろん初めてだったのだ。

本人はどうとも思ってないようだが
70年代から現在に至るまで
ずっと歌い続けている僕の好きなシンガーの長男坊である。

そんな男の歌を初めて聴いた。
時代は変われど
あの当時の何かを受け継いでいるかのように思えるほど
懐かしくもあり、反面新鮮な響きを伴って
僕の耳に、心に、届いた。

言葉の呼吸感が
親父さんによく似ていたので
わけもなく嬉しくなってしまい、
歌い終えてから
「親父さんのこと、思い出しちゃったよ」
そう声を掛けると
「そう?」と、少しだけ笑っていた。
たぶん、彼にとってはどうでもいいことなんだろうな。
あの人を食ったようなぶっきらぼうさが憎めない。

また聴きたい。
僕がそんな風に思えるシンガーは少ないのだが

また聴いてみたい。
また会いに行こう。

・・実はちょっとだけ嫉妬しているのだ。

*

2014年5月17日

海風の吹く町



湘南台、
いい町でした。
初めて降り立ったその場所は
我が家から乗り換え無しで5駅ほど行った終点。
言ってみりゃあ隣町、みたいなもんです。

SHOWなんだいDEショー、
とても全部は回りきれませんでしたけど
あちこちに顔を出して来ました。

会いたかった者
聴きたかった歌
行きたかった店
たくさんの願いが叶った気がします。

駅前に立ったとき
強い南風に海を感じました。
江ノ島から10Km以上は離れているだろうに、
きっと真っ直ぐな線路を駆け抜けて来るんでしょう。
僕の住む町に吹く山風とは明らかに違います。

ちょっと、癖になりそうです。
散歩がてら遊びに行くにも程好い距離、
そのうち歌いに出掛けるつもり。

退院祝いは三番かな。

*