修復作業が終わり、予想以上の仕上がりとなったThree Sを見ていて思いました。年に数回しか歌わず、あれこれ迷った挙句、結局ライブには使い慣れたJ-45を携えて行くというのに、何故に僕は新たな楽器を買い求めてしまうのでしょう?しかもその対象は、超格安で見つけた「手を加えたら化ける」という代物ばかり。他人が見たら無駄とも思える労力を費やし、いったい何が楽しくてそうさせるんだか、さっぱりわからないのです。使いもしないのに我楽多を集めて満足してる、そんな変人に思えることも多々ありますけど、これもコレクタ―の一種なのでしょうかね。
昨晩ご報告した通り、この(元)ジャンク品は手を加えたことによって素晴らしい音で鳴ってくれました。音だけじゃありません、いわゆるプレイヤ―ズコンディションとして、とても弾き易い状態にセッティングすることが出来たのです。素人のやっつけ仕事とは言いながら、その素材を見つけ出す目利きの良さが僕にあるのだとしたなら、これは天賦の資質と言えるのかもしれません。大袈裟に言うなら感性ですけど、勘に頼ってのことですから当たり外れは避けられません。けれどもう少し若ければ、如何わしいギタ―ショップを始められそうな気もします(笑)
しかしながら、ここで終わるのも癪に障りますんで、なんとかこの子を連れて歌いに行きたいと思っています。旧知の友人からは(同じようにして入手した)MORRISを聴きたいと言われてますので悩むところではありますが、今のところ僕の「歌伴」としては、Three Sの方が合っているようです。あ、ついでに言っておきます。僕、65歳を過ぎたら歌う機会を増やす予定です。当面の目標はそこから70歳まで今のスタイル、今のキ―で歌うこと。それまではギタ―のリペアアマン、クラフトマンとしての腕を磨きますのでお楽しみに。
・・なんのこっちゃ!!
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