200年以上に及ぶ選挙人制度による投票方式。
当時が識字率の低い時代だったとは云え
その代表選挙人となるのは地域の名士や知識人、
いわゆる富裕層であり白人だった。
奴隷制度で黒人が多かった南部では
有権者である白人の人口が少なかったため
黒人を3/5人と計算して選挙人の数を決めていたそうな。
つまりそこには、人種差別と迫害の歴史も秘められているのだ。
近年、制度の是正や改革を促す声も盛んなようだが
それもごく一部の訴えでしかないようだ。
ちなみに人口と選挙人の数による1票の格差は
ワイオミングとテキサスでは4倍ほどにもなるわけで
総得票数が多くても落選するケ―スが度々あるのはこのためだ。
他国の政(まつりごと)をとやかく言いたくはないが
超大国アメリカの民主主義って、なんなのかねえ。
今夜も、もやもやしてる。