2022年2月6日

Had To Cry Today(泣きたい気持ち)

 














2月5日、いつものことのように
私が聴いている音楽を紹介するため
Amazon Musicのスクショを貼り付けて
「無性に聴きたくなった」と呟きながら
これまたいつものことのようにFBにUPした。
その音源のアルバムジャケットの画像が
FBのコミュニティ規定違反だと咎められ
該当する投稿は5分も経たないうちに
一方的に削除されてしまい唖然とするばかり。

そのアルバムとは
クリーム解散後のクラプトンとジンジャー・ベイカー、
元トラフィックのスティーヴ・ウィンウッド等による
ブラインド・フェイスの「スーパージャイアンツ」
1969年にリリース後、ロックの名盤として語り継がれ
私のように(ふと思い出して)
未だに聴きたくなる者が多く居ることだろう。
さしたるファンではない私であっても
1曲目のイントロが流れて来ると
とても懐かしく思えるくらいクラシックな作品だ。
時代の記憶、時代の音、てやつだね。

今回FBに削除された(不適切な)ジャケットの画像は
現在もこのデザインのまま販売されているし
販売店やAmazonのサイトなどでは公に画像を掲載している。
仮に如何わしいと目を細める人が居たとしても
これはジャケットのデザインであって卑猥な広告ではない。
しかも50年以上も前の作品なのだから
アートとして額に収められていても不思議じゃないのにね。
(画像監視ロボットのAIクンはそこまでわからないか)苦笑

その後FBからは日付が変わり今日になってから
私の投稿を削除した旨と、インスタを含む他の投稿までも
閲覧できない措置をとる旨の警告メールが来た。
不服であればサポートの監督委員会へ異議申し立てをせよと
かなりの強行姿勢が窺える(まるで罪人扱いの)内容。
ならば申し立てようじゃないかと奮い立ち
その監督委員会なるサポートサイトを開いてみると
ちょっとした訴訟案件みたいなややこしさ。
面倒臭くなってすぐに閉じた(笑)
この後、私の処遇はいったいどうなるんだか。

恐ろしい社会になったもんだ。
常にAIに監視されている現状を思い知った。
たぶん今の私は要注意人物、あの後FBにUPすると
更新されるまでにタイムラグが生じるようになった。
おそらくフィルターがかけられてるんだろうね。
FBに連動しているインスタもちょっと動きが変だ。
私はまるで国家に監視されてる政治犯みたい。
悪いことなんかしてないのにさ。

Had To Cry Today(泣きたい気持ち)
今夜の気分はアルバム1曲目のまさにこれ。



2022年2月4日

氷上の戦いは面白い!

 













ウィンタースポーツ、好きです。
どちらかといえば夏の競技よりも
観戦するのが楽しみでもあります。
アイスホッケーとスピードは特にいいですね。
氷上を滑るパックの速さときたら
動体視力の衰えた老人の目では追いつきません。
スケートのスピード感て凄いもんです。

私が生まれ育った北海道では
小学1年から冬の体育の授業はスケートでしたから
スポーツには全く縁のない私であっても
今でもスイスイ〜っと滑ることが出来るんですよ。

ただね、刃の長いスピード用のスケート靴は
どうしても好きになれませんでした。
刃先がリンクに引っ掛かって転んだり
まめに研いであげないと踏ん張りが効かなくなるし
皮が薄いせいで足は冷たくなってしまうし。
悴んだ指で細くて長い紐を縛る時は泣きそうでした。

これが中学に上がるとですね、
体育の授業がアイスホッケーになりまして
初めてホッケーシューズを履いた時は感動しました。
皮や底が厚くなるんで靴は重たいんですけど
短くて小回りのきく刃といい防寒性といい
当時の私はすっかり気に入ってしまったのです。
なんたって、ド素人の身であるにもかかわらず
氷上を簡単にくるんくるん回れるんですから
なんだよー最初からこっちにしてくれたらいいのにー
と、小学の6年間を恨んだものです。

先日カミさんにもそんな話をしながら
中学の頃はホッケーシューズとスティックは
皆が自前の物を持っていたと言うと驚いてました。
防具は一切無く、生身の体でやっていたことには
もっとびっくりしてましたけどね(笑)

そんなわけで、氷上のスポーツは好きです。
北京で開催されることには諸問題が山積みですけど
仮にそれが五輪であっても世界選手権であっても
私からすると、どちらでもいいんです。
好きな種目の映像がたっぷり観られるだけで
楽しいし、もちろんジャパン応援します。
でもねえ、銭儲けだけが目的となった五輪については
言いたいことが山ほどあるので
純粋に競技だけを楽しみたいと思っています。
なので開会式なんぞも観てません。

ちなみに、スキー競技はジャンプ以外は
さほど興味がありません。私、滑れないから。
十勝平野は真っ平なもんで、アップダウンが無くて
スキーを楽しむ環境が全く無かったんですよ。
せいぜい川原の土手を滑り降りるくらいなので
子供にとってはつまんないったらありゃしない。
その代わり、でかいスケートリンクだけは
どこの学校の校庭にも立派なのが作られましたから
後年、スケート王国と呼ばれるようになったわけです。

あれ?今夜書きたかったことの題材から完全に外れてる。
あはは、こんなこともあっていいさね。

(画像はその「書きたいこと」の主人公さん)笑




2022年2月3日

風は激しく

 













豆まきもした。
恵方巻きも食べた。
イワシは昨日食べた。

けれど姿の見えぬ鬼なんて
豆ごときで退散するもんか。
いつも近くで屯してるに違いない。

せめて己の邪気だけでも払っておくか
パラパラと地面を転がる豆の音が
暮れたばかりの家々の壁にこだまする。

もうじき春がやって来る。
何事もなかったかのように
ひょいと春は顔を出すものだ。

ちょいと、そこのお爺さん、
まだまだ冬は終わりませんよ。
冷たい北風が音を立てて吹いてきた。

今夜は「Four Strong Winds」を聴こう。
もうじき春はやって来る。



2022年2月2日

ニードルフェルトのカーペット

 


















同じ箱で、八七だと低域不足だったというのに
このマークオーディオは低域量が莫大です。
ユニットの特性もありますけど
箱との相性がはっきりと表れるのも
バックロードホーンの面白いところですね。
けれど、音量を上げると少し膨らみすぎるんで
いつものようにホーンの最終段に
5mm厚のニードルフェルトを敷きました。
これ一枚でずいぶん変わるんですよ。
ボンつきが治まって低域が締まり
中高域も綺麗に出るようになります。
もはや巣箱には必須のカーペットで、
M800もこの方法で見違えるほどに変わりました。
それにしても、このユニットの低域は凄い!














小口径ユニットの低域再生に重点を置くなら
10Cmのユニットを使う方が絶対に有利ですし
種類や製品も豊富なので選択肢も広がります。
なのに敢えて私が8Cmユニットに拘るのは
デスクトップの至近距離で聴くからです。
10Cmともなると箱もひと回り大きくなりますから
デスクスペースが狭くなってしまいます。
つまり必然的に8Cmが限界なのです。

今の私がモニタースピーカーに求めるものは
パソコンに向かった状態でバランス良く聴こえること。
決してBGMということではなく
聴きたい音がちゃんと聴こえることなんです。
夜間はボリューム位置も9時以下になりますが
たとえ小音量であっても音が痩せず
上から下まで全て聴き取れることが大前提なので
これで行くと、8Cmが一番バランス良く鳴るんですよね。

でも、そろそろこの作業も終わりにしなきゃなあ。
マークオーディオで終わりになるんだろうか(苦笑)



2022年2月1日

八七さんは巣箱から元箱に戻られました

 
















ようやく二月となりました。
そう思えるくらい
今年の一月が長く感じられたのは
さして明るい話題もないままに
凍て付いた空の下で息を潜めて時を刻む
真冬の時計の悪戯なのでしょうか。
時計は止まり
人々は歩みを止めて
笑い声さえ聞こえなくなったとしても
このありきたりな日常の中に
ささやかな幸せを感じていたいものです。

画像とはかけ離れた文章で始まりましたが
相変わらずのマイペースというか
能天気な私は巣篭もり生活を楽しんでおります。

人間てやつは、時間がたっぷりあるとなると
あれこれ試行錯誤を繰り返すものでして
つい先日竣工したばかりの八七式巣箱は
わずか数日で住人が変わってしまいました。




















マークオーディオのOM-MF519という
軽くて薄いアルミコーンと
柔らかなダンパーとエッジが特徴的なユニットで
巷では数年前から人気のある製品です。
バックロードホーンに向いた特性なので
私も気にはなっていたんですが
販売会社が梱包不良の物を安く放出してたのと
八七の低域がどうしても気に入らないので
思い切ってこの機会に入手したわけです。
それが今朝届いたので
薄情にも八七さんには退去してもらい
巣箱を明け渡して頂きました。
今回はユニットが傾くことも無く(円形フレームは楽)
苦手なファストン端子の圧着も上手く出来たので
棟梁はとても気を良くしておられました。

音出しを始めてから数時間ほどしか経ってないので
全くエージングもされてないというのに
新品状態でもいいバランスで鳴ってます。
fo=106Hzでダラ下がりの特性ですから箱との相性は良く
低域もボリューミーで伸びてる感じが好印象。
M800に負けないくらい厚みのある低域に
さっぱりした端正な中高域が乗っかって
このバランスと音調は好きなタイプですね。
例えて言うならM800を上品にしたような・・感じかな。
ちょっと合板の箱鳴りが気になるので
明日は開口部に吸音材を入れてみようかと思います。
ちょっと贅沢な日常かもしれませんが悪しからず。

あ、八七さんには事情を説明して
丁重に元箱に収めさせて頂きましたので。



2022年1月27日

巣箱竣工!

 

八七式巣箱、めでたく竣工しました。
ただね、画像をよーく見て頂くとわかりますが
右のユニットが1mmほど左へ傾き
左のユニットは真っ直ぐになっているものの
全体に1mmほど右へ寄ってしまいました。
屋敷の顔とも言える一番大切な部分が
質の悪い施工によって残念な結果となったのは
いい加減さが際立つO型人間特有のものでありましょう。

はい、それは私です。
何度も計測しながら慎重にやったつもりでも
最後に木ビスを締めて行く段階で微妙にズレて
このような結末となったわけです。
ああ・・残念。

思うにそれは、見えない部分に気を遣いすぎ
難題が解決すると集中力を欠いてしまい
肝心の表側の施工時に気を許してしまったのでしょう。

例えばこの背面のエアー漏れ対策もそのひとつ。
ケーブルを通した穴に生じた隙間を埋めるため
防振ゴムを貼りましたが僅かに隙間が残ってしまい
その箇所が直角に曲げたケーブルの上部だったので
そこを徹底的に押さえ込むようにしながら
同じ材質の防振ゴムを重ね貼りしてようやく解決。
背面を光に当てながらバッフル開口部から覗き込み
光が漏れなくなるまで何度も繰り返しましたから
かなりの労力を費やしてしまったわけです。

スピーカー端子としては厳つい姿ではありますが
ターミナルブロックを代用したので
背面の開口は4mmの穴が二つで済みました。
が、ここまで徹底した裏の対策をしておきながら
事もあろうに表側でしくじるなんて・・
嗚呼、情けなや。

似たようなことをギターの改造や調整の時にも
最後の最後にやらかしてしまうことが多々ありまして
どうやら私は集中力を持続できないようですし
終わりが見えてくると先を急ぐ習性があるみたいです。
結果、わずか1mmの誤差に泣き
落胆しながらも照れ笑いを浮かべるのです。


けれど一夜開ければ全て忘れてしまいます。
いい感じにセッティングされた姿を見ると
ニヤリと不敵な笑みを浮かべながら
アンプのボリュームを上げて待望の音出し。
わーお!いい音だあ!!
12mm厚合板の巣箱はとても締まった音です。
細かなことは日を改めてレポしますが
MDF材とは全く異なる音になりました。
やはり木はいい!






2022年1月25日

八七式巣箱、施工開始しました

 

八七式、こう書くとミリタリーマニアさんが
旧陸軍の八七式軽爆撃機を連想するかもね。

けれどこちらは巣箱の名前。
Fostex FE87が住むことになるこの家を
本日から施工を開始したわけでして
このように入り組んだ内装が特徴なのです。

独り住まいの家ですが
プライベートな暮らしを重視した上に
セキュリティも万全な佇まいとなっています。
国内産の杉材を使った白木(風)がいいですね。


ただ残念なことに
表玄関にあたる丸い穴の施工が悪く
カットされた断面がギザギザだったので
1.5mm厚の戸当たりテープを貼りました。
こんなに薄い隙間テープがあるとはつゆ知らず
アマゾンで見つけた時に感動して仕入れておいたんですが
本来は開口75mmで作られたユニット穴を
数ミリ狭めてFE87に合わせるのが目的でした。
それが今回に関しては一石二鳥だったわけで
雑な施工部分を隠し、開口部の隙間も埋めるという
結果的には重宝する部材となりました。
ユニットを仮に合わせてみましたけど
見事にジャストフィットしてくれました。

難儀したのはファストン端子の圧着。
110サイズには太すぎるケーブルを
無理やりかしめたせいもありますけど
なんたって私の目には小さすぎてトホホです。
今までは端子付きの出来合いの製品を使っていたのに
何を血迷ったのか今回は圧着用の電工ペンチと
3サイズ計60個も入ったファストン端子を購入して
やる気満々で挑んでしまったのです。
(密かにこれを、向こう見ず大作戦と称します)

恥ずかしながら告白します。
左右で4個の圧着を終えるまでに
その倍くらいの数をダメにしてしまいました(涙)

さて、気を取り直して施工現場へ。
ターミナルの端子穴が開いてないので
今回は4mmほどの穴を開けて
ケーブルを裸で取り出すようにしました。
これをアンプ直結にするか迷ったんですが
なあんか素人ぽくってやだなあと思い
子亀に使ったターミナルブロックを外し
背面に取り付けることになりました。
(あとでちゃんと返しますからね)


空気室後方に穴を開けてしまったので
ケーブルの隙間からのエアー漏れは
何としても防がなければなりません。
防振ゴムを半分に切ってから貼り合わせ
これで完璧!・・と思いきや
ケーブル用の切れ込みを入れた部分に
ごくごく僅かな隙間あり!(泣)
こ、これは埋めなきゃなりません。
パテか何か、材料を検討中です。


隙間対策は後日ということで
とりあえずターミナルブロック取り付け。
往年のスピーカーの背面の如く
ネジ止めの端子はゴッツイですね。
でもね、やわなプッシュ式の端子よりも
こっちの方が断然いいと思いますよ。
確実にガッチリと結線できますからね。
よほど頻繁に外したりしない限りは
こちらの方法をお勧めします。


かくして八七式巣箱、裏口の完成でーす!
星いくつ戴けますでしょうか!
(マチャアキの古い料理番組か?)笑

控えめに言うなら自己採点は星ふたつですね。
空気室後方、最初のホーン折り返し地点での隙間、
これは大きな減点となりますから。

と、今宵はここまで。
明日以降は表玄関の施工を仕上げなきゃ。
棟梁、張り切ってますけど
今日一日の作業だけで
腰も肩も腕も、パンパンに張ってます。