2022年3月26日

春ですから、模様替えしました。

 



モニタースピーカーの入れ替えに伴い

長らく手付かずのままだったデスクトップを整理しました。

8Cmユニットのバックロードホーンだと低域が強調され

リスニングには支障が無くてもモニターとしてはちょっとね。

思い切ってロクハンをディスプレイの脇に置くことにしたのです。

そのスペースの関係でデスク右奥の整理をした次第。


久しぶりに聴いた東芝製の謎の16Cmユニット、

コーン紙が薄くて軽いこともあり音の反応がとてもいいです。

特に中高域がいい、コアキシャルユニットかと思わせるくらい

センターキャップから粒立ち良く高域が張り出して来ます。

分解がいいので打ち込み時のモニターとしては申し分ありません。

低域がやや不足気味なので(例によって)百均セリアにて

210X120X60mmのスポンジブロックなる物を見つけ4個購入。

スポンジという名称であっても硬質ゴムを思わせる硬い材質で

デスクの共振防止と低域の締まり具合に効果的でした。

当初は下駄型に立ててセッティングしたんですが

中高域とのバランスを取るため平に並べてベタ置きに変更。

定位も良く、いい塩梅の音質になってくれました。

無名とは言え、やはりこのユニットは侮れない実力を秘めてますね。

大切に使わせて頂きます。

最後になりましたが・・

先月から続くウクライナでの紛争は、未だ終わりが見えません。

敵意を剥き出しにして、ひとたび拳を振り上げてしまうと

納めどころ、落としどころが見つからず

どんどん深みに嵌まって行くのが戦争の悲惨さです。

TVやNETで毎日報道される空爆や瓦礫と化した街並み

その光景を目にする度、人間の愚かさに憤り

攻撃を加えた側が悪としか映りません。

けれどそこに、ありとあらゆる類の情報が入り乱れると

もはや何が真実で何が嘘なのか

何が何だかわからなくなってしまうのも事実です。

NATOの巧妙で用意周到な戦略によって

西側の罠に嵌ったプーチンという構図も浮かんできますが

いずれにしても戦闘で犠牲になる多くの兵士や市民、

そして子供たちを思うと、NO WAR!としか言えません。

生涯を通して一貫した反戦の思いだけで

それ以上のことに言及するのは避けたいと思っています。

今はそれしか言えないのです。



2022年3月14日

思い出の地

友人の書き込みに懐かしい場所のことが記されていて

それを読むうちに甘酸っぱい思い出やら記憶やら

わけのわからん有象無象が蘇ってきてしまった。

相鉄線の三ツ境駅から坂道を上った所にある聖マリアンナ病院。

25年前、45歳の誕生日に人生初となる入院生活を経験して

その後も別の病で二度ほど入院してお世話になった場所である。

大きな自然公園やたくさんの木々に囲まれた環境に加え

駅からの道には春ともなると桜が咲き誇り

通院するときの憂鬱さを忘れさせてくれたりもした。


そこでの入院生活を(自虐的に)歌にしたのが

8トラックマルチで製作した「聖マリアンナ病院にて」

2005年にステージに復帰する前の、

打ち込みで宅録に勤しんでいた1999年頃の作品。

お世辞にも上手いとは言えない拙い歌と演奏なので

お聞かせするのはとても恥ずかしいことなれど

ご興味のある方(のみ)聴いて頂けたら嬉しいです。

(ご視聴は下記リンクから)

http://kazura-sound.up.seesaa.net/image/maria64k.mp3


「聖マリアンナ病院にて」


夜明けと共に目を覚まして

東の空染めてく太陽に祈る

今日も一日、何事もなく終わりますように

聖マリアンナ病院にて

朝焼けの眩しい窓辺に立ち

麗しき微笑みを讃えしは母なるマリアンナ


ここでの暮らしにも慣れて世間話で暇潰す

わけもなく相槌打てば

退屈な時間さえも苦にならない

聖マリアンナ病院にて

秋晴れの青い空を見上げ

色づいた森の中で穏やかな午後を祝うマリアンナ


無精髭伸ばし、やるせないような気怠さに

眠れぬ夜は宙を睨んで狂おしいほどに暗い沈黙

聖マリアンナ病院にて

新しい朝を迎えるならこの身を捧げましょう

神の手に抱かれマリアンナ


どれくらいの間、寝てたのか

橙色の陽は傾き

目に映る何もかもが黄昏の中で肩を寄せ合う

聖マリアンナ病院にて

夕映の空を渡る鳥

目の前の世界中が安らぎの時を刻む

マリアンナ




2022年3月12日

夢先案内人

 

確か、以前にもインストールしたことがあったような・・
PreSonusのStudio One Prime、
無料のDAWソフトとしてはかなり優秀で高機能。
バージョン5.5が出たというので
やめときゃいいのに好奇心からMacに入れてみた。

あはは・・無理。
簡単便利なGarageBandに慣れ親しんだ私には
こりゃ複雑すぎてわけわからん。
思い起こせば、前の時も使いこなせなくって
スタインバーグのCubaseに換えたんだった。
馬鹿だから、同じ過ちを繰り返すんだよねえ。
わたし馬鹿よね、お馬鹿さんよね。

人は過ちってやつを何度繰り返しても
時が過ぎれば忘れてしまう。
だから決して賢くなんかなりゃしない。
ますます馬鹿になって行くだけなのだ。
そしていつしか、それが狂気となる。
これが人間の性というもの。
西だ東だ南だ北だ
狂っているのは気候じゃなくて
人間の頭の方なのさ。
あらら、話が思わぬ方向へ。

そうそう、
FBフレンドでもある友人が61歳の誕生日を迎えたので
アホでマヌケでオバカな私は数歩先を歩いていると
ちょっと偏屈なお祝いのコメントを送ったら
後をついて行くので水先案内人を頼むと返って来た。
私の残した道なんて、危なすぎてお勧めできないから
ふと思いつき、
山口百恵の「夢先案内人」の歌を送ってあげた。

うまいねえ、百恵ちゃん。
久しぶりに聴いたけど、作品としても素晴らしい。
夢先案内人、なれるものならなってみたいものだ。



2022年3月11日

予期せぬ神対応に戸惑う



EB-0、家庭内では内緒のまま
密かに自室へ仕舞い込もうと思ってましたけど
さすがにこれはデカくて派手に目立つので
到着する前夜、カミさんに打ち明けてしまいました。

「明日、佐川が来るんだよねえ」
*年配の読者に補足(佐川満男じゃないよ、佐川急便だよ)

「何が届くの?」
「ベース、買っちった」(金額は黙秘)
「へえ〜、そぉ」(意外にも驚かないし怒らない)
「前に持ってた紅いの覚えてる?」
「ああ・・なんとなく」
「あれと同じもの、安かったから」
「ふぅ〜ん」

目を剥かれる覚悟で告白したというのに
予想外の展開に戸惑う私。
反応が極めて弱いのは何故なのでしょう?

そして到着した朝、
これみよがしに自室のドアを開けたままで開梱してると
たまたまカミさんが通りかかったので
「この箱、綺麗でしっかりしてるから保管しとこうかなあ」
と、私が呟くと
「ほんと、勿体無いね」
「あそこに置けないかなあ?それともそこは?」

なんと!置き場所をあれこれ提案までしてくれたのです。
いつもなら顔を顰めて邪魔くさいと言わんばかりなのに
なんでしょ、この神対応。
普段の毒舌はどこへ行ったというのでしょう。

お言葉に甘えて、指示された通りの場所に
空き箱を置かせて頂きました。
いやあ、世の中はわからないことが多すぎます。
意外性の連続ですわ!

デスクトップのBGMはハリー・チェイピンでした。













2022年3月10日

ピッカピカの相棒です、よろしく!

 



一昨日、必要に迫られてポチッた品が届きました。
エピフォンEB-0、2002年のKOREA製です。
この後の中国生産品とは異なり、
トラスロッドカバーにGIBSONと刻印されているのが
ちょっとだけ嬉しくなるのであります。

購入先は初めて利用する小規模なショップでしたけど
梱包状態が素晴らしくて感動しました。
他社製ですが分厚い段ボールの外箱に収められ
内部の緩衝素材も上手く利用されていて
箱を開けるとまるで新品が入っているかのような収まり具合。
綺麗で頑丈な箱なので捨てずに保管することにしました。
(気が変わって売りに出すときのためにもね)

そして開梱後の厳かな儀式、中身を露わにする開封。
画像でイメージした通り、とても綺麗な個体です。
傷はほぼ皆無、木部の色艶もいいし
PUを含め金属パーツには錆や変色がありません。
ネックもストレート、フレットの減りも無く
指板もすこぶる綺麗なことに驚き倍増。
これは冗談抜きでほぼ新品状態ではないか!

前のユーザーさん、ほとんど使ってなかったようですね。
この状態でフリマサイトの相場よりも遥かに安く
ネットで見かけた他のショップの同モデルなんて
状態が悪い上に価格も高かったので、
これは買い得だったんじゃないでしょうか。えへへ♪

久しぶりに手にしたベースギター、
楽しくて夕暮れ時までずっと弾いてました。
実際に弾くと不思議なもので、
打ち込みでは出てこないようなフレーズが生まれます。
マウスや鍵盤だと、どうしても現実離れが生じて
肝心のグルーブ感が乏しくなってしまうんですよね。
さほどのテクも無く、不慣れなベースが相手でも
やはり指で弾く感覚は大切だと改めて実感した次第です。

でもねえ、ショートスケールで軽いモデルとは言え
いきなり長い時間を夢中で弾いてたもんですから
爺さんの肉体、あちこちが痛いやらダルイやらの夜です。
今夜は早めに寝ます。


2022年3月8日

紅の蝙蝠














ここだけの話、
本日これをポチッてしまいました。
家庭内では未だ極秘事項なので
ここはひとつ内密に願います。

ことの発端は、
打ち込みの音がどうしても納得行かず
たとえ貧相なフレーズであっても
たとえ微妙にタイミングが狂おうとも
人間臭さを音にしたかったからなのです。

ショートスケールで小さめのヘッド、
コンパクトなこのSGベースを選んだのは
パソコン周りでちょこまか演るには都合がいいからです。
ロングスケールのJBやPBだと重いのも難点だし
おまけにヘッドがあちこちぶつかったりしますからね。
狭い空間に棲む生活の知恵です。

ちなみにこのエピフォンEB-0、
以前まったく同じ物を所有してました。
ハムバッカー1発の音が物足りなくて
十年ほど前、友人に譲った経緯があるのですが
じゃあなぜ同じ物を?と、不思議に思いますよね。
そこは当の本人も、わけがよくわからんのです。

ひとつだけ確かなことは、前述のサイズの問題。
ショートスケールのベースとなると
モデル数が少ないので選択肢が限られます。
そして価格の問題、エピフォンは格段に安いんですよ。

もうひとつの理由は、
同じ安物であっても他とは一味違う物が好きだから。
JBやPBだと、ありきたりすぎてつまんないですからね。
偏屈な私らしいチョイスでしょ。

たぶん、明後日くらいに届きます。
ショップ掲載の画像を見る限り
金属パーツも綺麗だし結構いい状態のようです。

その紅の蝙蝠の到着を前に
倉庫から古いチューナーを引っ張り出しました。
KORG DT-10、正確で信頼のおける相棒でしたが
小さくてお手軽なクリップ式の台頭で
デカさと重さゆえ、ここ10年ほどは仕舞い込まれていたのです。
これからはダイレクトボックスを兼ねて
もうひと働きしてもらいましょうね。

ほんとはねえ、
私の部屋が畳二枚分くらい広かったなら
安いドラムセットを手に入れて
下手くそなりに自分で叩いてみたいところ。
アナログ人間にとっては
生の楽器音が一番しっくりくるんですけど
これはたぶん叶わぬ夢に終わりそう。