2012年6月4日
(昔の)昔の名前?
ここ数日、時を遡って昔の出来事を思い出してみたり
これから先のことをニヤニヤしながら思い浮かべてみたり
このBlogのサブ・タイトルのように、現実と非現実の境い目を行ったり来たりしていました。
知魅さんとの40年ぶりの再会が影響していることは間違いありません。
あれから電話とメールで何度かやり取りしてますが、
昨晩は「芸名ではなく、これからは本名で歌うべきだ」と書かれたメールが届きました。
私の本名、ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが
声に出して言うと大概の方は「くすっ」と笑うか「えっ!?」と驚きます。
漢字で見る分にはさほどのことはなくても、
片仮名で書かれたり、音で聞いたりするとインパクトがありすぎるのです。
だって・・
この夏の24時間TVの総合司会を務める「あのお方」と同じ名前なんですもの(笑)
「かずら」という名前は、高校時代に歌い始めた頃からのものです。
文学少女だった姉に、何かいいネーミングはないものかと尋ねた時に
万葉集に登場する日陰葛(ひかげのかずら)はどうだ?と言われ
その名前でライトミュージック・コンテストに出場して以来
周囲の人間が皆、かずらと呼ぶようになったので「ひかげ」を外して「かずら」になった、
そんな経緯からでした。
以後三十数年のブランクの前も後も、私を知る者は皆「かずら」と呼びます。
たぶん、誰もがその名前でしか私を認識できないことでしょう。
その長く親しまれた名前を今ここで改めるとなると
知魅さんが提案するように、盛大な改名お披露目ライブを催さなければなりません。
・・もしや、それもプロモーションの一環なのか?(汗)
三十数年のご無沙汰を経て再び歌い始めるきっかけとなったのが
2005年1月15日に山手のライブハウスで催された復活ライブ「Grasshearts Night」でした。
(密かに)結婚30周年の記念も兼ねていましたが、
この日以来「昔の名前で出ています」と言わんばかりに「かずら」の名前も復活させました。
旧い友人夫婦(70年代中期から音信不通)も遠くから駆けつけてくれて
プロのカメラマンである彼が沢山の写真を撮ってディスクにしたのが画像のCDです。
昔の名前は有効でしたし、以降もネットを通じて旧い友人が数人連絡して来て
実際に再会したり或いは連絡を取り合ったりすることができたのも「かずら」のおかげです。
そしてそのライブを終えた夜、これは私にとっての元年と呼べるものだなあ~と思いを馳せ
これから始まる何かを期待しつつ「かずら元年」となったのであります。
(どうして元年なの~?と疑問に思われた方々、これでお分かりですな!)
そんな歴史のある名前なのです。
私が敬愛するエンターティナー、もしもあの方が同じ名前でなかったとしたなら
おそらく気軽に本名を名乗ることもできたんでしょうけどね。
けどね、知魅さんに言われるずっと前から、私も同じことは考えていたんです。
今年で還暦を迎える私、人生は50年で十分だと思っていたにも関わらず
その後大きな事故に遭いながらも、オマケの10年を生きたわけです。
その上さらにオマケが戴けるなんて、これは「生」に対して敬意を表さねばなりません。
持って生まれた己の名前にも感謝しなければバチが当たるってぇもんです。
そう考えると、この際踏ん切りをつけるべきなのかと真剣に思ってしまうわけで・・
10月8日以降、(昔の)昔の名前で出ているかも知れませんよ~
*
2012年5月31日
しゅっしゅっぽっぽーっ!!
昨晩の(七ヶ月ぶり)ワンマン・ライブ、盛況でした。
お集まりくださった皆々様に感謝いたします。
おかげさまで、とても楽しく歌うことができました。
かずら元年、まだまだ行けそうです。
南行徳から足を運んでくれた智魅さんとの40年ぶりの再会、
楽しみだなあと思いながらリハを終えた直後の7時頃に、早くもそれは叶いました。
髭も髪の毛もすっかり無くなっていましたが、あの頃のままの顔です。
艶々したとても健康そうな穏やかな顔つきを目にすると何だか安心してしまい
早速ビールを数杯飲みながら、お互いの40年間のダイジェストを語り合いました。
平日のため、お客様の来店が遅めなので開演を30分ほど遅らせたこともあり
旨いビールを飲みながら、彼とは1時間半の間ずっと話し続けていました。
楽しい、実に楽しい。
40年前の出来事ともなると、もう何もかもが懐かしい思い出です。
高校2年の時にライト・ミュージック・コンテスト(後のポプコン)地区予選から本選に出場した頃
地元のラジオ局の番組収録後に彼が初めて声を掛けてきた馴れ初めや
高校からの帰り道に彼の店に立ち寄っては良質な音楽を試聴させてもらったり
農家の納屋にレコーディング機材を持ち込んでデモ音源を収録しようとしたこと等々
断片的ではありますが、当時の様々な記憶が一気に蘇ってきました。
正直、こうなってくるともう歌うどころではなくなります。
話に夢中になり、ついつい飲み過ぎてしまいました(もちろん、これは想定内のことです)
やがて歌い始めてみると、頭の中を60年代末期と70年代初頭の光景が駆け巡り
今現在ここで歌っている自分が、とても不思議な存在に思えてきました。
しかも目の前には知魅さんが座っているではありませんか。
平常心を失いかけましたが、心地好い空気の中で最後まで歌い終えることができました。
音圧のあるGUILDを選択したことも良かったのかも知れません。
押し出しの強い太い音が、グイグイと私を引っ張ってくれていた気がします。
この店では定番となったコンデンサー・マイク1本での集音も効果的でした。
小気味いいほどに音が抜けて行きましたからね。
終盤にタケちゃんを交えて演奏した「一番列車のブルース」
思わずGUILDを最大音量で掻き鳴らしてしまいましたが、
ザクザクとした質感のタイトな音が皆さんに好評だったことも嬉しい限りです。
(楽器に精通したプレーヤー笹部氏からもお褒めの言葉を戴きました)
GUILDクン、良かったね。
その曲で私はリッチー・ヘヴンスになりきったような感覚でいましたが
如何せん飲み過ぎであることは疑いもなく、
40年後の私の歌が、知魅さんにいったいどのように伝わったのかは
後日彼のBlogに書かれるであろう感想を(恐々)待つことにしましょう。
知魅さんは間もなく帯広に生活の場を移します。
私は彼に言いました。「あの町を再び面白い場所にしてほしい」と。
64歳の彼も、10月で還暦を迎える私も
未だに「なんかいいこと、なんか面白いこと」を求めています。
たぶん、彼が帰ることをきっかけに何かが始まりムーブメントが起こることでしょう。
40年前に果たすことができず、今でも悔やんでいると言う私へのある想い。
たぶんそれは今からでも間に合う筈。
いや、今だからこそ実現できそうな気がするのです。
そのためにも、私はこれからも歌い続けて行かなければと改めて思うのでした。
知魅さん、面白いこと、やろうぜ!
しゅっしゅっぽっぽーっ!!
(画像提供Takeboo)
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2012年5月29日
イニシャル・G
明日のライブ、ほんとに楽しみです。
あれこれ思い描いているだけでワクワクしてきました。
たぶん(たぶんですが)始まる前に酒が進みすぎるんだろうなあ。
歌詞が飛んだり、ロレツが回ってなかったり、ピックを落としたり、
様々なアクシデントが想定されますが
故・高田渡さんのように、歌いながら寝てしまうことはないと思います。
さあて、どんな夜になることやら。
某氏からの要望で数日間GUILDを調教していましたが、
今夜になってふと思いました。
音がデカすぎて、おまけに太すぎて暑苦しい・・
本気で鳴らすと、私の声が隠れてしまいそうなほどデッカイのです。
さすがGUILD、その昔ウッドストックでリッチー・ヘブンスが
30万人もの聴衆を前にギター1本で歌っただけのことはあります。
そこで思案中。
サスティーンが弱く、パーカッシブな音色のJ-45にするべきか。
音量はありませんが、このカシャカシャした音は好きなんですよね。
明日、起きてから考えます。
何はともあれ、明日は七ヶ月ぶりのライブなのです。
5月30日(水)反町NO BORDER
OPEN 19:00 START 20:00 MC¥500+投げ銭
NO BORDER 横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
http://www.geocities.jp/noborderyokohama/top.html
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2012年5月28日
40年前の恋人
今夜、とても懐かしい口調と声に触れました。
私が高校生の頃お世話になった高村知魅氏との電話。
当時、帯広駅前に在ったレコード店「サウンド・コーナー」の店主です。
今は千葉に住んでいますが、もう40年近く会っていません。
数年前、偶然彼のBlogを見つけ
何度かメールと電話でやり取りをした程度で未だに会うことはなかったのです。
「帯広に帰ることになったんで、その前にかずらに会いに行こうと思うんだ」
「今生の別れになるかも知れないからな」
電話の向こうで、今夜はそんなことを言ってました。
相変わらずの酔っ払った口調でしたが
引越しの準備で忙しいにも関わらず、
30日のライブに千葉から反町まで来てくれるそうです。
嬉しいです。
40年間分のことをお互いに語るのは大変でも
私は歌うことで彼に伝えられることがあると思えるのです。
ちょっと高揚しています。
彼がどんな反応を示すか、楽しみでもあり怖い気もします。
彼の音楽観、人生観に、すーっと入って行けたらいいのですが。
いつも通りで歌いましょう。
・・無理かな。
なんだか落ち着かない。
40年前に別れた恋人と再会するようなものでしょうから。
飲み過ぎて歌えなくなってたらごめんなさいね(笑)
5月30日(水)反町NO BORDER
OPEN 19:00 START 20:00 MC¥500+投げ銭
NO BORDER 横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
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2012年5月24日
盛り沢山
昨晩泊まりに来ていた次女と孫を連れて、大池こども自然公園へ散歩に出掛けました。
我が家からは1Kmほどの距離を歩き、広い園内の二つの池の周りを廻り
木々の中を家族が語らいながらのんびり歩くのはとても良いことです。
今ぐらいの季節、散歩にはちょうどいい気候だと思います。
ふだんなら長く歩くことを好まないカミさんでさえ、今日は機嫌よく歩いておりました。
池のほとりのベンチで軽く腹ごしらえをしていると
遠くの方から鴨やら鯉やら、果ては亀までもがわさわさやって来て
私らが口にしていたパンを欲しがっている様子。(この者ら、雑食なんですね~)
小さく千切って投げてあげると、この手前の鴨が素早く喰ってしまいます。
他の子にもあげたいので遠くへ放っても、すかさずみんな食べてしまうのでして
時折小亀を蹴飛ばすくらいの勢いに、一堂唖然としてしまいました。
この鴨、かなりの大喰らいです。
平日の午後、園内は人影もまばらでしたが
犬を連れて訪れていた見知らぬ人とすれ違うたびに言葉を交わしたりしながら
(犬のお散歩にもいい場所ですもんね)
2時間ほどぶらぶらした後、帰りは急な上り坂の道を再び1Kmほど歩き
夕方帰宅した時には太ももの裏側が張ってしまってました。
これは明らかに日頃の運動不足によるものですが、いやはや情けないことです。
娘と孫を家まで送り届ける前に、駅の書店でちょっと探し物。
昨日ご紹介した「コンバットタンクス・コレクション」創刊号です。
幸い1冊(1個?)だけ残ってました。
期待を裏切らない、かなりいい感じの作りですね!
彩色はもう少し黄色味の強い方が好みなんですが、まあ良しとしましょう。
問題は飾っておく場所。
私の(片付かない)部屋、所狭しと物が置いてあって空きスペースが無いのです(笑)
買い物もできたし、今日の休日は久しぶりに充実していたなあ・・と思っていると
夜に帰宅した長女からのサプライズがありました。
なんと、一足お先に父の日プレゼントですって。
丸井の袋を開けてびっくり!ストーンズのオフィシャルTシャツではありませんか!!
ド派手な原色赤ベロではなく、ちょっとくすんだ色合いに纏められたデザイン。
これなら還暦のオヤジでも着られます。
娘よありがとう、大事に致しますわ。
早速、次のライブで着用させて頂くことにしましょう。
それにしても・・
同梱のカタログを見ていると、欲しくなるデザインがたくさんあります。
胸にベロの刺繍が入ったポロシャツなんかもお洒落ですなあ~
次に期待!!
THE ROLLING STONES OFFICIAL T-SHIRTS COLLECTION 2012
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2012年5月23日
コンバットタンクス・コレクション
DeAGOSTINI「コンバットタンクス・コレクション」
創刊号¥890、これは買わねば!です。
http://deagostini.jp/site/ctc/pretop/index.html
ダイキャストベースの1/72精密モデルが毎号付いてくるんですが
今回はタイガーE型(コレクションではティーガーと表記されてます)
台座とプラスチック・カバーが付いて、かなりよく仕上がったモデルのようです。
この先のラインナップには私が大好きなM4A3シャーマンや
M48A3パットンをモデルにしたと思われる国産の61式などが並んでいます。
この3台は欲しいところですが、次号からは通常価格の¥1990とお高くなりますから
うーん、この後についてはちょっと思案のしどころですなあ。
以前にも少し触れましたが、往年の戦車や戦闘機が好きなだけで
決して戦争そのものを美化したり肯定したりするわけではありません。
私の世代にとっては、車に対する憧れや興味と同じレベルの
鋼鉄製の重厚な造作が少年期の夢や浪漫を掻き立てる対象だったのです。
兵器であることに違いはありませんが、近代の無機質で冷たい印象の姿に比べると
同じ鉄製であっても何故か温かみと人間臭さを感じてしまいますし
何より造形の美しさがこの時代の物にはあるのです。
ま、語り始めると長くなりそうなのでこの程度に留めておきますがね(笑)
・・売り切れてなきゃいいんですが。
*
2012年5月20日
学ぶ
37歳と8ヶ月、旭天鵬が優勝を飾った姿に和まされた一日でした。
モンゴルからやって来た(異国)日本での生活、
とりわけ仕来りに厳しい相撲界での苦労は並大抵のものではなかったと思います。
当の日本人よりも綺麗な日本語を操る海外の方を何人も見てきましたが
彼もまたその一人、私たちがすっかり忘れてしまった日本の心を
私たち以上に持ち得ているような気がしてなりません。
驕ることのない謙虚な姿勢、彼らを見ていて学ぶべきことはたくさんあります。
私たちは恥を知らなければ。
改めてそう感じた一日でもありました。
相撲中継を挟んで、今日も終日ギルド君との関係を深めていましたが
その甲斐あって、こちらの意図することには上手く反応してくれてるようです。
おかげで2曲ほど新しい歌を仕上げることもできました。
次のライブが楽しみです。
かずら元年ソロ・ライブ
5月30日(水)反町NO BORDER
OPEN 19:00 START 20:00 MC ¥500 投げ銭
NO BORDER 横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
http://www.geocities.jp/noborderyokohama/top.html
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