2012年9月23日
寒い夜に想ふ
今夜は冷えます。
なんて台詞、九月のこの時期の言葉とも思えませんが
外気温21℃がこんなに寒く感じられるのは
地球がおかしくなっているのか、人類の肉体がおかしくなっているのか、
はたまた歳のせいなのか、答は見つかりそうにありません。
松本隆は「風街ろまん」の中で
暖房装置の冬が往くと
冷房装置の夏が来た
ほんに春は来やしなゐ
おや、まあ
また待ちぼうけかゐ
と、記しておりました。
都会の営みの中では、もはや春も秋も無く
くそ暑い夏と凍てつく冬しか無いことを憂いていたわけですが、
このアルバムがリリースされたのは今から41年前の1971年ですから
それを考えると、彼の感性って凄いなと改めて思います。
確かに毎年春も秋も間違いなく来るのですが
それも束の間、気がつくともう次の季節に変わってしまっています。
感覚的に一年の内の大半が夏と冬だけだなんて
情緒の欠片もありませんよね、嘆かわしいことです。
寒い夜に、そんなことを想っていました。
*
2012年9月13日
あれこれ
iPhone5がようやくリリースされました。
2年ほど愛用した私の4、近頃はバッテリーが劣化してましたし動作も鈍くなってきてたので
待ちに待った、というほどではありませんが、これでお役目を交代させてあげられます。
予約開始の明日はお店に行けないので、来週になってから地元のSBショップへ行くつもりです。
情報ではシャープの液晶生産が遅れているらしく(今回はシャープが採用された模様)
入荷までどれくらい待たされるのか現状では見当もつきませんがね。
気長に待つ覚悟はできてます、はい。
先日ホームページが移転したことをお知らせしましたが、
ブラウザが異なるとテンプレートの画像が変わってしまう問題を抱えていました。
ふだん私が使っているChromeやSafariでは表示される「影」の部分が
IE(インターネット・エクスプローラ)では全く表示されてないんですよね。
なんだかのっぺり・べったりした気持ちの悪い画面になってました。
テンプレートのエッジ部分に影がある、これがオリジナルなんですが
IEで開いてみると・・
その影が無くなり、べたーっとしてつまらない画像になってしまいます。
おそらく製作者のタグの記入ミスだと思いますが、これは困ったことです。
今でもIEを使っている方は多いでしょうから、ちょっと迷惑な話ですね。
ひと昔前なら立場が逆のことはよくありました。
これも時代の変化なんでしょうかねぇ。
それともGoogleの意地悪?
IEのユーザーが減少しているせいなのかも知れません。
*
2012年9月11日
ご無沙汰してます。
気がつけば、九月も十日ほどが過ぎていました。
暑い暑いと言いながら、それでも間もなく秋がやって来るわけで
時が過ぎ行くその早さに、毎年のことながら驚くばかりの今日この頃です。
ここ横浜北西部、今夜は俄かに雨。遠くで雷鳴が聴こえています。
近況報告というか、お知らせが幾つかあります。
まずはホームページ移転のご案内。
先日Facebookにてjimdo.comというサービスを見掛け、試しにあれこれ編集してみたんですが
思いのほか使い勝手が良くて、広告も煩わしさを感じない程度のものなので
正式に従来のsound.jpから引っ越す運びとなりました。
新しいURLはhttp://kazura1952.jimdo.com/ 以後よろしくお願い致します。
そしてもうひとつはライブのお知らせ。
毎年「自らを祝う会」としてバースデー・ライブを催していますが、
今回は節目となる60回目の生誕祭でもあり、ちょっとばかり豪華な内容になりました。
ビト&かずら元年 生誕記念LIVE!
10月8日(月)反町NO BORDER
OPEN 19:00 START 20:00(予定) MC¥500
出演:ビト、かずら元年、スーマー(ゲスト)
NO BORDER 横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
http://www.geocities.jp/noborderyokohama/top.html
ビトちゃんは私と同郷である上に、なんと誕生日までが同じ10月8日という
そんな極めて稀な関係の歌い手なのでして、7年ほど前に初めて会ったときは驚きでした。
そんな縁から今回は共に祝うことになったのですが、
今や彼は月に10数本のライブをこなす身であり、その歌も素晴らしい感性に溢れていて
エッジの効いた言葉と音が(腰のくねりと共に)聴く者を魅了してくれます。
そんな男との「合同誕生祭」これは間違いなく私の還暦祝いの思い出となることでしょう。
そしてもう一人、古いギターとバンジョーを相棒に歌うスーマーをゲストに迎えました。
毎晩のように飲み、歌う、全国を駆け巡る「売れっ子」の有名人であります。
私もそうでしたが、誰もが彼の歌に心地好さを感じてしまいます。
指先のテクニックだけではなく、選曲と声の周波数が実にいいんですよねぇ。
不快な音を絶対に出さないことでは際立ったミュージシャンだと思います。
忙しい男なのですが、今回快諾してくれたのはとても嬉しい限りですし
未だ聴いたことが無いという方は、この機会に是非体験してもらいたいものです。
あー、他人行儀に少々褒めすぎてしまいました(笑)
けれど二人共、私の知り得るミュージシャンの中では特別な存在なのであります。
この素晴らしき男たちと一緒に祝うことができるのは、
途轍もない贅沢だと思えてしまうほど素敵な夜になりそうな予感がします。
是非皆さま、足をお運びください。
ちなみに私、当日は赤い衣装を身に付けませんのであしからず。
さりげなく、いつもと同じように淡々と飲み、歌い、過ごす所存でございます。
*
2012年8月28日
サドル削りが趣味ですから。
「大瀧詠一のアメリカン・ポップス伝2012 パート2」楽しいですね~
勉強にもなりますし、軽妙な語り口のテンポが心地好いので毎回ネット・ラジオで聴いています。
8月28日(火)~9月1日(土) 前0:00~0:50 NHK FM、是非聴いてみてください。
休日の今日は(またしても)インドアな暮らし。
腰の調子も良くなってきたので、前から気になっていた楽器のメンテをちょっとばかし。
指板をオレンジオイルで磨き、ついでにサドルを少し削ってみました。
サンドペーパーでゴシゴシと擦るんですが、この地味な作業が何故か好きなんですよね。
1mmくらいの所に鉛筆でガイドラインを引いて、ひたすらゴシゴシ行くわけですが
O型人間は緻密な計算が出来ないのでかなりアバウトに作業は進みます。
ある意味ヤッツケ仕事。それでも「勘」と言いますか、毎回上手い具合に仕上がります。
セットしてみましたが、今回もビリつく寸前の辺りに納まってくれました。
このGUILDクン、いつもはDARCOのフォスファー・ブロンズを張っていたんですが
今回は実験的にMartinの赤箱を張ってみました。
結果は・・だめかな。出音が細くなっちゃったみたいです。
男と女、ギターと弦、相性というやつはやはり難しいものであります。
そうそう、ついでに?ベッドの下に眠っていた子を5年ぶりくらいに発掘してみました。
Headwayのエレアコで、オール・マホガニーのモデルでして
私がNO BORDERで歌い始めた頃に使っていた物です。
ブラック仕上げなので綺麗に磨いて新しい弦に張り替えてあげましたけど
うーん、ちょっと今は使えそうにない音ですね。残念。
この古い眼鏡みたいな鼈甲のバインディングは好きなんだけどなあ・・
ま、何かの折にでも!(笑)
*
2012年8月25日
猫とグラス
我が家の猫は、床に置いたお皿の水には目もくれず
喉が渇くとテーブルの上に座り、水が欲しいと眼で合図してくる。
そこで彼女の「マイグラス」を出してあげると、安心したかのように水を飲むのだ。
このスティッチのグラスは二代目。
先代のグラスは洗浄中に割れてしまい、私がそれまで使っていたのを譲ってあげた物だ。
こんなことになったのは、いったいいつくらいからだったろう。
もっと小さかった頃は、他の猫たちと一緒にお皿の水を飲んでいた筈だが
或る日、私のグラスを興味深く(或る意味羨ましそうに)覗き込んでいるのを見て
試しに別のグラスに水を入れて置いてみると、お座りして飲み始めたのがきっかけだった。
それ以来、この子は(自分の)グラスでしか水を飲まない。
今でも時折、私のグラスを覗き込んだり顔を突っ込んだりすることはあるが
専用のグラスを傍らに置いてあげると、自分の水であることを認識してくれるようだ。
ぺちゃぺちゃと小さな音を立てながら上手に飲む。
よほど喉が渇いているときは、水位が下がって行くのが分かるくらいガッツリ飲む。
この仕草が可愛らしく、見るたびに心が癒される。
ひとつだけ不思議なのは、私が食事を終えてお茶を飲む頃合になると
どこからともなくやって来てはテーブルに乗り、水を催促することだ。
自分の餌以外は口にせず、食卓の肉や魚をつまみ食いすることも全く無いのだが
もしかすると、我々と一緒に食卓の席に着きたいのかも知れない。
幼くして母親と別れたせいなのか、家族の団欒を求めているのだとしたなら
甘えん坊のこの子が何だか切ない。
そんな彼女がこの夏、一番興味を示しているのが氷。
私のグラスの中の氷をじっと見つめていることが度々ある。
たぶん鼻を付けた瞬間に氷の冷たさにびっくりするだろうけど
一度入れてあげようかと思っている。
「冷たいこいつは一体何者なんだあ~?」と、
目をパチクリしながら凝視するんだろうなあ、きっと。
*
喉が渇くとテーブルの上に座り、水が欲しいと眼で合図してくる。
そこで彼女の「マイグラス」を出してあげると、安心したかのように水を飲むのだ。
このスティッチのグラスは二代目。
先代のグラスは洗浄中に割れてしまい、私がそれまで使っていたのを譲ってあげた物だ。
こんなことになったのは、いったいいつくらいからだったろう。
もっと小さかった頃は、他の猫たちと一緒にお皿の水を飲んでいた筈だが
或る日、私のグラスを興味深く(或る意味羨ましそうに)覗き込んでいるのを見て
試しに別のグラスに水を入れて置いてみると、お座りして飲み始めたのがきっかけだった。
それ以来、この子は(自分の)グラスでしか水を飲まない。
今でも時折、私のグラスを覗き込んだり顔を突っ込んだりすることはあるが
専用のグラスを傍らに置いてあげると、自分の水であることを認識してくれるようだ。
ぺちゃぺちゃと小さな音を立てながら上手に飲む。
よほど喉が渇いているときは、水位が下がって行くのが分かるくらいガッツリ飲む。
この仕草が可愛らしく、見るたびに心が癒される。
ひとつだけ不思議なのは、私が食事を終えてお茶を飲む頃合になると
どこからともなくやって来てはテーブルに乗り、水を催促することだ。
自分の餌以外は口にせず、食卓の肉や魚をつまみ食いすることも全く無いのだが
もしかすると、我々と一緒に食卓の席に着きたいのかも知れない。
幼くして母親と別れたせいなのか、家族の団欒を求めているのだとしたなら
甘えん坊のこの子が何だか切ない。
そんな彼女がこの夏、一番興味を示しているのが氷。
私のグラスの中の氷をじっと見つめていることが度々ある。
たぶん鼻を付けた瞬間に氷の冷たさにびっくりするだろうけど
一度入れてあげようかと思っている。
「冷たいこいつは一体何者なんだあ~?」と、
目をパチクリしながら凝視するんだろうなあ、きっと。
*
2012年8月21日
Acoustic Night 復活
お知らせが遅くなってしまいましたがライブ告知です。
Acoustic Night
8月24日(金)反町NO BORDER
OPEN 19:00 START 20:00(予定) MC¥500
出演:桜井タツミ、辻野寛美、かずら元年
NO BORDER 横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
http://www.geocities.jp/noborderyokohama/top.html
私がこの店で歌い始めるきっかけとなったのも
7年前のこの企画「Acoustic Night」でした。
ここ数年は催されることがありませんでしたが、
今回から復活することになったそうです。
不定期ではありますが、様々なミュージシャンが一堂に会す
そんな楽しみがいつもあります。
去り行く夏を、冷たいビールでも飲みながら過ごす時間を
一緒に味わって頂けたら嬉しいです。
ちなみに私の腰痛・・
快方に向かってますので(たぶん)いつも通りに歌えると思います。
(苦笑)
*
2012年8月19日
52年型はガタガタなのです
五十を過ぎ、やがて六十にもなろうとする頃
それまで健康だった者でも、体調を崩すものだとよく耳にします。
10年という単位が、体の節目となるものなかも知れませんね。
私の場合、今年に入ってからは度々腰痛に悩まされています。
若い頃(五十くらいまで)は、腰に不安を覚えるようなことは一度も無かったんですが
医者に尋ねると、背筋や腹筋の衰えだろうと言われました。
つい三日ほど前にも痛みがぶり返してしまい、
仕事を休んでコルセットを巻いた腰を労わりながら安静にしている始末です。
5年前に事故に遭って以来、体のあちこちが変調を来たしたことは前にも書きましたが
軽のRVが20トンの大型車にガッツリ追突されたわけですから
腰から背中、そして首と頭に至る神経が損傷するのも当然でしょう。
幾つかの病気を発症して入退院を繰り返すようになったのもあれからですからねぇ。
けれど、それでも私はこうして生きているのですから
生かされたことに感謝しながら、このオンボロな肉体と付き合って行かねばなりません。
事故を恨んだり悔やんだりすることもありませんし
己の一生の中の、運命的な出来事のひとつだと振り返るだけです。
あれから様々な出会いや経験を重ねてきたことに、むしろ感謝するべきだとも思っています。
多くの方々から名曲だと言われる私の歌『134号線の夕陽』
その一節に「降りかかる災いや試練を そのまま受け入れちまえよ」と言い切れたのも
あの事故を経験した後で、たくさんの素敵な人間たちと知り合えたからなのでしょう。
長く生きるということは、実に楽しいものです。
日が短くなり、夏も間もなく終わろうとしています。
楽しきこと、愉快なことに想いを馳せながら、各々の日常を過ごしましょう。
残暑見舞いを兼ねて、私の近況報告でした。
(追記)
明日は仕事場に復帰する予定です。
今週末にはライブもあるしね。
*
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