一年に一度か二度だけですが、何故か無性にクラシックが聴きたくなることがあるんです。冬が来るといつも決まってヴァイオリンかピアノの協奏曲をね。今夜がそうでした、確かメンデルスゾーンが有った筈だが・・と、例によって部屋の奥の手付かず状態のバリケードの向こう側をガサゴソと探し始めてはみたのですが、手が届く範囲には見当たりませんでした。でもその代わり、とっても嬉しくなるようなCDがぞろ~っと出て来たのです。わ、こんなの持ってたんだあ!とか、手放したつもりでいた盤とかがザクザクと。ここ掘れワンワン的な、今の私にとっては宝の山の発掘となったわけでして、長い休暇中に一箇所だけ整理できなかった場所も、いずれきちんと調査する必要が大いにありそうです。
新たに発掘された物の中にP.P&Mのベスト盤がありました。さほど旧い物ではないでしょうけど、夏の終わりくらいに「正統派フォーク」を改めて聴きたくなっていた矢先でしたので、とてもタイムリーな再会となりました。(発見が遅れたら、たぶん買っていたでしょうからね)
今これを掛けながらパソコンに向かってますが、当然のことように心地好い思いをしています。世紀末とも言われた(発展途上の)60年代には、あらゆる分野で原点というものを感じずにはいられませんが、彼らのようにその時代に完成されていたものたちには敬服するばかりです。
只今「シュール、シュール、シューラルー」が流れております。嗚呼、十代前半の甘酸っぱい記憶が・・
一緒に発掘されたバーズの「フライト’65~’90」これは意外でした。リミックスされた音源と300頁にも及ぶ貴重なブックレットが付いたこのディスクを持っていたことを、恥ずかしながらすっかり忘れていたようです。バーズは中期あたりまでを米コロンビアのアナログ盤で今でも持ってますから、CDで聴くことは無かった筈なんですが、何故かベスト盤とバード兄弟までもが出て来ました。(名うてのバード兄弟、確かに好きなアルバムではあったのでCDも買っておいたのかも知れません)
DISK-1のMONOバージョンの「ミスター・タンブリンマン」この音圧はアナログ盤では出せないでしょうね、悔しいですがデジタル処理ならではの音です。久しぶりにじっくり聴いてみると、テリー・メルチャーそのものってアレンジですよね、これは(笑)
いやあそれにしても、2曲目の「すっきりしたぜ」以降の音のリアルさが凄い!アナログ盤で慣れ親しんだ音とはまるで別物です。こりゃびっくり、持ってて良かったあ~
電力需要が急激に増えて供給不足の危機に陥った本日の東京電力管内でしたが、暖房その他で私の部屋で相当の消費をしてしまいましたことをお詫びします。
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