2013年5月9日

冷静に淡々と

冷静に淡々と
現実と夢想の狭間を行ったり来たりしながら
一日中ずーっと考えていたのです。

しかしながら
O型天秤座の私ですから結論に至る筈もなく
一日中ずーっとギターを弾いていました。

夜も更けてから
サイトを開き画像を眺めてはみたものの
それでも決心がつかず、いじいじしてたのですが
焼酎を何杯か飲むうちに(勢い余って)
エイヤッ!と、クリックしてしまったことをお知らせしておきます。

松居さん、肩を叩いて頂いてありがとう。


飲んでるうちに、遠い昔のことをひとつ思い出しました。

京都・伏見のテッちゃんの家に初めて行ったとき
部屋にあった見たことの無いEKOを何処で知ったのか尋ねると
彼は誇らしげにこう言ったのです。「ジミー・ペイジが持っていたから」
それをたまたま京都の楽器店で見つけたそうです。

確かに、レコーディングで使用した「証拠写真」が有りました。


当時(今でもか)日本では無名に近かったこのギターをチョイスした
彼はやはり侮れない男だったようです。

上のEKOを抱えたジミーの写真、
実は初めて会ったときのテッちゃんによく似てるんです。
髪型も顔の表情もそっくりで、一瞬ドキッとしましたもの。
色白のいい男だったんですよ。
ナイアガラ時代の大瀧さんの「お抱え運転手」だった彼のおかげで
福生の大瀧さんの家へ遊びに行って
ブラックジャックで楽しい夜更かしをしたり
故・布谷文夫さんと親しくなったりもできたんです。

テッちゃん、EKOが届いたら触りに来るかい?
よろしかったら布谷さんも!

*

2013年5月8日

偶然


昨夜の流れで
思い出したように某ショップのサイトを開いてみると
偶然とは恐ろしいものである。
あろうことか、ちょいキズ特価品を見つけてしまった。
ただでさえ安い製品が、そのまた半額くらいになっているではないか。

幸運を喜ぶべきか
見てしまった不運を嘆くべきか
いずれにしても早急の決断を強いられてるような落ち着かない気分。

こんなところに運命ってのを感じるんだよね。
いや、そう書くのは大袈裟すぎるか。

けれども、安物買いの銭失いとはよく言ったもので
あはは、私のために存在するような言葉である。

明日は休日、
起きてから冷静に考えてみよう。
いつも酔った勢いでクリックしてばかりだから。

・・これ、天国のテッちゃんの悪戯なのか?

*

2013年5月7日

ゼロフレット



またしてもFBの松居さんのタイムラインに懐かしい物が・・
イタリアEKO社のRangerというギターです。
ヨーロッパでは最も売れた製品と言われてますが日本では知る人も少なく
私が初めて見たのは71年頃に京都で知り合ったテッちゃん(故・岸本哲)が
誇らしげに家に置いてあったのを目にした時でした。
やたらに重く、お世辞にも良い音ではなかったことを覚えていますが
あの当時に(珍しい)これを選択して購入した彼のセンスには凄さを感じてしまいます。

数年前にこのモデルが中国生産で復刻され、新潟のショップで売られていることを知り
懐かしさのあまり注文しようかと思ったことがありました。
けれど、どうせろくな音じゃないだろうからと、いったんは断念したんですが
去年の暮れに再びサイトを覗いてみると、安い価格が更に値下がりしていて
思わず注文クリックを押しそうになりました。(その時も冷静に断念しましたが)

そして再び目にして・・

心が揺らいでいます。
三十数年ぶりくらいに電話で声を聞き、
いつか彼の経営する店でライブをやろうと約束しておきながら
それが叶わず再会も果たせないまま他界したテッちゃんの
なんだか形見みたいな気分になるものですから。

テッちゃん、どうしようか?


もうひとつFBから。
中川砂人さんが最近仕入れたというこのギターが凄いですね。
なんとアコギにBigsbyが取り付けられたIWANEKO Guitarのモデルです。
http://iwaneko.la.coocan.jp/craft/jisaku18_album/jisaku18_album1.html

この発想にはたまげました。しかも特殊な構造で
トレモロ・ユニットはトップの響板と一切接触してないんですよね。
いったいどんな音を奏でるのか、イサトさんの現場仕事が楽しみになります。
師匠!待ってますよ!!

で、実はこの二つのギターに共通することがあるのです。
それはアコギにはタブー視されていた「ゼロフレット」が付いていること。
古の構造で、現在はエレキを含め姿を消してしまった0番目のフレットなのです。
EKOはそれなりの年代物ですから有っても不思議じゃないですが
IWANEKO Guitarは最新のモデルでありながら(敢えて)採用しています。
http://iwaneko.la.coocan.jp/iwaneko_guitars/details/details_02/details_02.html

実際に体験したことのある古い方ならお分かりでしょうけど
ゼロフレットが有ると指先がとっても楽チンだし、ピッチも良くなるんですよ~

EKO RangerⅣの復刻モデル、どうしようかなあ・・(悩)

*

2013年5月6日

SAILIN' SHOES


GW、終わっちゃいましたね。
日曜・祝日も普通に仕事の私には休日の恩恵はありませんでしたけど
仕事場までの道が空いてるのは快適でした。
何はともあれ、たっぷりと休まれた方々は明日から仕事にお励みください。

今宵はアマゾンから到着したリトル・フィートのBOXセットを聴いております。
アルバム5枚分、紙ジャケにディスクが裸で放り込まれただけの装丁が如何にもアメリカ!
おまけにリマスターも施されてない音がむしろアナログっぽくていい感じです。
なんたって1982円という破格のお値段が素敵すぎて買っちゃいました。
だって、アナログ盤を処分した後は、どのアルバムも手元に無かったんですもの。

昨晩から続く鼻水症候群をものともせずに、ただいま2枚目のSAILIN' SHOES!
名盤ですなあ、楽しい!!

*

2013年5月5日

5月5日に思ふ


長嶋と松井、師弟コンビのW受賞。
アベちゃんの人気取りだ、二人の格が違いすぎる、などなど
私も疑問に思ってしまう今回の国民栄誉賞の授与でした。

でもね、長嶋さんが元気な姿を見せてくれて
松井の謙虚なスピーチと礼をわきまえた姿勢を見ていると
やはりジンとくるものがありましたよ。
気が付くと私は野球少年に戻り、テレビの画面を凝視してました。

二人お揃いのスーツにシャツにタイ、なんて素敵な演出でしょう。
脳梗塞で倒れて以来、往年の華やかな時代から大きく変貌した長嶋さんの姿。
右手は動かず、顔は歪み、言語に障害も残っています。
球界関係者や家族は、今の姿をファンの前に曝け出すことに抵抗があったかも知れません。
そりゃあそうです(あの大スター)ミスターなんですから。

お茶目なミスターは、ちっとも変わってませんでした。
悪戯っぽく笑う目もあの頃のままです。
打席に立ったときの闘争心も衰えてないようで
左手1本で構えたバットは明らかに「打ちに」行ってましたもんね。
高めに抜けたボールの軌道を完璧に捉えてましたし
タイミングもどんぴしゃでした。惜しい~!!と、思ったくらいです(笑)

5月5日、子供の日。
抜けるような青空が広がったのは、「晴れ男」ミスターのおかげなのでしょう。
長嶋さん、魅せる野球は大切ですよね!
そして松井クン、ニューヨーカーをも魅了させたあなたの姿は誇りです!
(彼のためにヤンキースは引退セレモニーを行う予定だそうです)

けれども粋な計らいのアベちゃんよ、
あなたに贈られた(96代目総理大臣)96番のユニフォームは
決して96条を書き換えるための応援メッセージじゃないですからね!!


中継を観ていたせいで家を出るのが遅くなってしまいましたが
長男宅へ出向き、子供の日を祝って参りました。
純真なこの子たちに、私たちは何を残してあげられるんでしょうか。
この国を駄目にしてしまった当事者である爺さん婆さんにとっては
それが大きな大きな課題なんです。

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2013年5月4日

For What It's Worth



FBフレンドの松居功さんから、今日がリッチー・フューレイの誕生日だと知らされ
懐かしくなってYouTubeをあれこれ探索してたら、こんな映像が出て来ました。
67年のバッファロー・スプリング・フィールドです。
モントレー・ポップ・フェスティバルのライブ、しかも(貴重な)カラー映像であります。

あいにくと、ニール・ヤングは一時脱退してた頃で
その代わりと言ってはなんですが、デヴィッド・クロスビーがゲスト参加しています。
(これがまた渋いのですよ)
スティーヴン・スティルス(私らの時代はステファン・スティルスと呼んでいた)は
若く精悍な頃で体もスリム、後にマナサスを生み出すパワーが漲っており
眼鏡のリッチー・フューレイはとてもキュートに感じられます。

冒頭のMC、あれ~誰だっけ~?
しばらくして思い出しました。モンキーズのピーター・トークです。
彼もまた、キュートな好青年でしたね。

ああ、なんだか幸せな気分になりました。
松居さん、ありがとう!



そして69歳を迎えたリッチーを含め、当時の細かった皆様は
今じゃこんなにブヨブヨになってしまいました。
アメリカ人て皆、晩年は太ってしまうのは何故なんでしょ?


*

2013年5月3日

Nashville Skyline


青空の下で穏やかな笑みを浮かべてポーズを決めるディランの「Nashville Skyline」
そのジャケット写真には惹かれたものの、発売当時は興味が湧かずスルーしていました。
1969年・・ロックを聴き始めたばかりの田舎の高校生には
カントリー・ミュージックなんて理解できる筈もなかったですからね。
その後、バーズやフライング・バリット・ブラザースを聴く頃になっても
この(ロックではない)アルバムの音に触れようとすることはありませんでした。

あれから40年とちょっと。
この写真を目にする度に「いい絵だなあ~」と、思いながらも
LPもCDも、一度も手にすることは無かったのです。

もういい頃かな?
そんな気分で、今になってからようやく手元に置くことになりました。
「やあやあどうも、やあどうも」
ディランがそう言いながら微笑みかけているようです。

*