2013年5月28日
トラッドに浸る
先日の徒歩が影響したのか
それとも久しぶりに外で飲んだからなのか
翌日曜から昨日まで、体がとても疲れていたようです。
普段は宵っ張りの私ですが、眠いよぉ~と肉体が訴えてましたもの。
思えばあの土曜の日は
午前中に友人の父上の葬儀に車で出掛け
一度帰宅して一服した後、夕方から電車で横浜へと向かい
ふと思い立ってそこから徒歩でお目当ての店まで行ったわけですから
酒が体中に染み渡って、そりゃ疲労が重なるってもんですよね。
こんなとき、日頃の運動不足が如実に体に表れてしまいます。
明日が休みという開放感と安堵感からなのか
今夜になってからようやく元気が出て来ました。
BGMはブリティッシュ・フォークのオムニバス盤。
アマゾンで仕入れた2枚組で¥700というお得なディスクですが
これ、気だるい気分のときにはとてもいいんです。
特にフェアポート・コンヴェンションとマグナ・カルタがいいですね。
ペンタングルのダニー・トンプソンが参加している69年のファースト・アルバムと
オムニバス盤にも入っているRings Around The Moonが聴きたくなりました。
*
2013年5月26日
棘だよ、棘!
五十を迎えたと聞き
その友人に逢いたくなって反町の店へ出掛けた。
私のHOMEとも言える国道沿いの小さなライブ・バー、
以前はそこで月に一度は歌っていた私だが
最後に店に顔を出したのは昨年の10月のこと。
店主に会うのも、1月にサムズ・アップで催された彼のブライダル・パーティー以来だった。
何も変わってなかった。
店も店主も、友人もそのバンドの音も。
自らをパブロック・バンドと呼ぶ彼らの演奏を聴きながら
そこで飲むビールの味はこの上なく旨いし、
私にとってはとても贅沢な時間なのだ。
ロケットメンの諸君、ありがとう。
昨夜も楽しませてもらったよ。
ROCKが不良の音楽と揶揄されていた時代、
あの頃に連れて行ってくれる君らは最高だ。
私が中学生の頃、田舎に1軒だけあった生バンドが演奏してる店に行き
ワクワクしながら(ワルそうな面構えの)バンドを夢中で観ていたことを思い出す。
不良っぽくて不健康そうな、それこそがROCKだった時代である。
それが今じゃ、どれも健全で綺麗すぎてつまらないし退屈だ。
そう、毒が無い。
お互いが傷を舐め合うような、そんな気色の悪い優しさじゃなく
突き放し、否定することの根底にある優しさがROCKだった筈だ。
そんなことを考えながら飲んでいた。
いや、それを思い出させてくれるのが彼らの演奏なのだろう。
カッケェ~と思いつつ、実は嫉妬することもしばしばあるのだ。
ROCKは棘だよ、棘!
いつもなら電車を乗り継いで行くその店まで
昨日はふと思い立って横浜から歩いてみた。
ダイヤモンド地下街を抜け、外れにあるバナナ・レコードの棚を冷やかし気味に覗き
地上に出て鶴屋町の歩道橋を渡り、沢渡の丘の辺りまで行くと
夜風がとても心地好く感じられた夜だった。
案外と近いものだし、また歩きたくなるコースだね。
*
2013年5月24日
伝染るんです
さて・・
明日は所用で家を早くに出なければならないので
焼酎をさくさくっと飲んで床に就くことにします。
恥かしながら、早いとは言っても
それはあくまで私の生活習慣に於ける早さでして
世間一般の方からすれば、むしろ遅いくらいの時間なのですがね。
宵っ張りの朝寝坊な不良オヤジなもんですから
朝ドラが始まる頃に起き上がるだけでも大変なことなのです。
昼間はグースカ寝てばっかりのこの娘、
夜が更けて来るとシャキーンとした眼で起き上がるのも
主人の生活リズムのせいかも知れません。
伝染るんです。by 吉田戦車
*
2013年5月23日
正規紛い品
ガサゴソと、夜になると何かを始めるのが私の習癖。
今夜はベッドの下からこいつを引っ張り出してみた。
ShenandoahのMD-18
その昔、黒澤楽器が韓国の工房に作らせていた物で
ボディ内部にはby C.F.Martinと刻印されている。
50年代のD-18のコピーではあっても、「由緒正しき」紛い品なのである。
ロング・サドルにラッカー仕上げと、見た目もかなりの美形であり
トップ材以外は合板なれど、これもまたよく鳴る自慢の一品なのだ。
店頭で一目惚れして購入したのは20年ほど前だったろうか。
ほどよく鳴らし込み、経年の賜物で板材の水分は完全に飛ばされて
今は当時以上に乾いた音で元気に鳴ってくれている。
数年前、下北沢LOFTで初めて披露した折に
リハのサウンド・チェックを終えると店主が血相を変えて飛んで来て
「これ、何者!?」と、驚かせた逸話があるくらいだ。
エアーで集音すると、それくらいよく鳴る。
実は今、「相棒」を物色中。
ライブを再開するにあたり、こちらをその気にさせてくれる音を
とっかえひっかえしながら、あれこれ試している最中なのだ。
移り気で浮気心が旺盛な私にとって
これは一番の難題!である。
:*
2013年5月22日
バレバレのインチキが好き
力作、なんて代物じゃありませんけど
こんな幼稚でアホらしくなるような悪戯が好きなんです。
大昔にヤフオクで入手した粗悪なデカールが有ったもんで
数年前アリアのドレッドに貼り付けてみたんですけど
今、改めて見てみると、我ながら呆れてしまいます(笑)
仕上げも雑だなあ・・
オリジナルのヘッド
サンドペーパーでデカールごと塗装を剥がし
艶無しのクリア・ラッカーを塗布後に新たなデカールを貼り付け
再びクリア・ラッカーで仕上げ、ペグを取り付け完成
馬鹿ですよね。
自分ではプラモにデカールを貼る行為と同じだと思ってるんですが
いい歳したオヤジがやることじゃありません。
良い子のみんなは絶対に真似しちゃいけませんよ。
それにしても、サイズも違うし粗悪な作りのステッカーですなあ・・
これ、まだ手元にありますけど
なんだか気恥ずかしくて、その後のライブで一度だけ使ったきりなんです。
だって、こんなにインチキ臭い姿なんですもん。
・・でしょ(汗)
MartinはHD-28とD-18を持っていた時期がありますけど
私には分不相応だと思い、どちらもすでに手放してしまいました。
怪しいオヤジには、こんな紛い品がちょうど良いのですよ。
でも、どこぞで見掛けても
決して笑わないでね!
*
こんな幼稚でアホらしくなるような悪戯が好きなんです。
大昔にヤフオクで入手した粗悪なデカールが有ったもんで
数年前アリアのドレッドに貼り付けてみたんですけど
今、改めて見てみると、我ながら呆れてしまいます(笑)
仕上げも雑だなあ・・
オリジナルのヘッド
サンドペーパーでデカールごと塗装を剥がし
艶無しのクリア・ラッカーを塗布後に新たなデカールを貼り付け
馬鹿ですよね。
自分ではプラモにデカールを貼る行為と同じだと思ってるんですが
いい歳したオヤジがやることじゃありません。
良い子のみんなは絶対に真似しちゃいけませんよ。
それにしても、サイズも違うし粗悪な作りのステッカーですなあ・・
これ、まだ手元にありますけど
なんだか気恥ずかしくて、その後のライブで一度だけ使ったきりなんです。
だって、こんなにインチキ臭い姿なんですもん。
・・でしょ(汗)
MartinはHD-28とD-18を持っていた時期がありますけど
私には分不相応だと思い、どちらもすでに手放してしまいました。
怪しいオヤジには、こんな紛い品がちょうど良いのですよ。
でも、どこぞで見掛けても
決して笑わないでね!
*
2013年5月21日
夜明け
夜明けが早くなりました。
四時を過ぎると、裏庭がこんなに明るくなっています。
空気がぴんと張り詰めた冬の朝も好きですが
草木が呼吸を始め、やがて鳥たちが囀り出す
ゆったりとした今の季節の朝は心が和みます。
悶々とした夜を過ごした後に
白々と明けて行く朝を見届けるのはいいものですね。
夜明けに立ち会えたことが、ちょっとだけ嬉しい気分にさせてくれますし
なんだかそれで救われたような気になりますから。
友と多くを語り、そして朝を迎える。
それもまた、かけがえのない素敵な時間だと思います。
幾つになっても
夜更かしはやめられそうにありません。
*
2013年5月20日
Blowin' In The Wind
何事も肥やしとなるのだろうから
人生に於ける無駄なものは無いんだろう、とは思う。
けれど日々の営みの中では
無駄な時間を費やすことがあまりにも多過ぎる。
今までいったい何やってたんだあ?
そんなことの繰り返し。
何かを積み重ねたつもりでいても
気が付くと、あちこちに中途半端な土台の
その残骸だけが幾つも転がっている。
なんだ、何ひとつ手にしてないじゃないか。
愕然とするのはそんなときだ。
60年分の残骸に、埋もれてしまいそうになることがある。
ゴミも宝も一緒くたになった荒地の
そしてそこに座り込み、実は途方に暮れるのだ。
いっそのこと、全てが灰になればいいのに。
そう思うときが幾度となくあっても
そんなことは出来やしない。
自らを否定するだけの
確固とした答えなんて何処にも無いのだから。
*
人生に於ける無駄なものは無いんだろう、とは思う。
けれど日々の営みの中では
無駄な時間を費やすことがあまりにも多過ぎる。
今までいったい何やってたんだあ?
そんなことの繰り返し。
何かを積み重ねたつもりでいても
気が付くと、あちこちに中途半端な土台の
その残骸だけが幾つも転がっている。
なんだ、何ひとつ手にしてないじゃないか。
愕然とするのはそんなときだ。
60年分の残骸に、埋もれてしまいそうになることがある。
ゴミも宝も一緒くたになった荒地の
そしてそこに座り込み、実は途方に暮れるのだ。
いっそのこと、全てが灰になればいいのに。
そう思うときが幾度となくあっても
そんなことは出来やしない。
自らを否定するだけの
確固とした答えなんて何処にも無いのだから。
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