2013年6月2日
三本の矢?
およそ一ヶ月ぶりにポンタ邸へ野菜の配達に行って参りました。
春から保育園に預けられ、娘が職場復帰してからというもの
こちらの休みと噛み合わないことが続いていたもんで
なかなか遊びに行くことができないのでありました。
今日は娘が仕事で不在でしたが、父親の子育てを応援・激励するためもあり
長女から預かってきたスティッチのウクレレを携えカミさんと出掛けたのであります。
早速、構え方と弾き方を伝授しようとはしたのですが
いつものように、すぐに「もしもし」状態になってしまいました。
それにしても、この時期の成長は凄まじいものですな。
背も伸びて、おまけに顔つきが乳児ではなく幼児に変貌しておりました。
つまり、わずか一ヶ月の間に「キッズ」になったわけでして
保育園での生活がポンタに刺激を与え、成長を促進したものと思われます。
人との交流は人間を形成する上で、やはり大切なことなんですね。
一日の半分近くを保育園で過ごしてますが、
友達もできたようですし、毎日楽しくやっているようです。
よかったよかった。
昨晩ご紹介したスタッフォードのSLG-360Eですが、
実は押入れにブラックも隠し持っておりました。(笑)
今夜はそれを引っ張り出してみましたが、
同じ合板モデルでも個体ごとに少々音は違っています。
こちらの方が(若干ですが)低域が出るようなので
近日中にしっかりとメンテを施して音出ししてみようかと思います。
ブラックもいいでしょ。
などと言いながら、ちょっと気恥ずかしい話なのですが・・
このブラックを追加購入した際に、
遊び半分でこんな馬鹿なことをしてしまった過去があるのです。
まさかの三色揃い踏み!
まるでアベノミクスの三本の矢!!
・・ね、呆れて物が言えないでしょ。
黒と赤を2本まとめて買うからと値切り倒して
安い価格を更にこちらの条件まで値引かせてしまったのですが、
これが大人の衝動買い、てぇことで・・
ちなみに赤いのは知人に譲ってしまい、今は手元にありません。
色目は良かったんですけど、如何せん作りが悪かった。
ナットの取り付け位置が少しズレていて、おまけにネックも波打っている始末。
安価なモデルは製造のバラつきがよくありますからね~
さすがに同じ物を3本も手にすると、それが露骨なほどに解ってしまいます。
ああでも、合板のスモール・ボディって
ニッポンの蒸し暑いこの季節にはいいもんですな!
ちょっと軽率に聴こえるナローな音が心地好い気がします。
*
2013年6月1日
徘徊に似た放浪
わあーい、明日は休みだあ!
となると、いつもの如くガサゴソ蠢く夜なのでありまして
またまた押入れから古いギターを引っ張り出してみました。
スタッフォードのSLG-360Eという、オール合板の安物で
低音弦がボコついた合板モデルにありがちな音なれど
OOタイプの小さなボディが小気味良く鳴ってくれるのであります。
(キビキビした感じはJ-45を凌ぐときもあるんですよ)
これだから安いギターも侮れないのです。
まっこと、楽器は値段じゃないですよね!
実はこのギター、私が再び歌い始めるきっかけとなった2005年のライブで
フェンダーのストラトと共にステージで使用した由緒正しき一品なのでして
その年に各地へ出向いたときは、いつもこれを携えて行きました。
アクティブのピエゾが付いているので重宝しましたし、
小さくて軽いので持ち運びも楽でした。
あの当時、私がお会いした方ならたぶん覚えていることでしょうね。
あれから何本ものギターたちがやって来ては去って行きましたけど
ここいらで初心に帰ってみるのも必要な気がします。
何が自分に相応しいのか、その答が見つかったときに
また歌い始めると思うんですけどね。
いったい、いつになることやら・・(苦笑)
*
2013年5月31日
2013年5月30日
生活の知恵
梅雨入りした途端に湿度が急上昇してしまいました。
今日もムシムシしますね。
この時期になると、楽器のコンディションを保つのが大変になります。
特に弦は錆び易くなりますから日頃の手入れが欠かせません。
とは言っても、汗や脂が乗ってしまうと金属は錆びるもの。
無駄な抵抗はせず、諦めることも肝心なのです。
そんな背景から、数年前に登場したコーティング弦が今では主流になりました。
エリクサーが、そのスタンダードなところでしょう。
しかしながら値が高い、寿命が長いとは言っても高過ぎますから
ほいほいと替えてはいられません。
私のようなケチ臭い人間にとっては値段でアウト!なのです。
そこで、
梅雨から夏にかけての私の対策はこのスプレー。
フィンガー・イーズという弦の潤滑剤です。
広げた新聞紙の上に張り替える前の弦を並べ、
シュワーッと全体にスプレーしてから軽く拭き取ります。
これで(擬似)コーティング弦の完成です。
張る前に吹きかけるので、指板やボディがテカテカにならずに済みますし
ナットの滑りが良くなるという利点もあります。
しかもローコスト!
マーチンやダルコの300円台の弦しか使わない私にとって
この(貧乏臭い)作業は、とても大切なことなのです。
あ、初めて使う方は気をつけてくださいね。
新聞紙をたくさん広げるか、或いは屋外で作業しないと
床に飛び散るとツルンツルンになって足が滑って転んでしまいますよ!
*
2013年5月29日
愛なき世界
エレキ弦を張った後、そのまま放置していたJ-45。
この子にローレンスのA-300を付けてみました。
ジャキジャキとした乾いた音で、これはいい感じですね。
アンプに通すと、さながらJ-160Eみたいな音で鳴ってくれます。
完璧にエレキのサウンドなんですが、反面そうとも言えない
この微妙な感覚がこのボディならではなんでしょうね。
ちょっと嬉しくなって、ピーター&ゴードン歌ってしまいました。
「愛なき世界」
実はこれ、私が高校1年の時に人前で初めて歌った曲なんです。
ギターを持っていた(嫌がる)同級生を呼び込み
お前は弾いてるふりだけしてりゃいいから歌えと脅し
特訓に特訓を重ねてハモリを完成させた逸話があります。
文化祭だったかな?
もう1曲はジャックスの「空っぽの世界」
「世界」で繋げたつもりでしたが、今思うと凄い取り合わせですなあ(笑)
その年の冬に「小春日和」という最初のオリジナル曲が出来上がり
NHKの地元製作の番組で流されました(TVなのに音だけね)
16歳の冬、
かずら元年の歩みはそこから始まるのでした。
*
2013年5月28日
トラッドに浸る
先日の徒歩が影響したのか
それとも久しぶりに外で飲んだからなのか
翌日曜から昨日まで、体がとても疲れていたようです。
普段は宵っ張りの私ですが、眠いよぉ~と肉体が訴えてましたもの。
思えばあの土曜の日は
午前中に友人の父上の葬儀に車で出掛け
一度帰宅して一服した後、夕方から電車で横浜へと向かい
ふと思い立ってそこから徒歩でお目当ての店まで行ったわけですから
酒が体中に染み渡って、そりゃ疲労が重なるってもんですよね。
こんなとき、日頃の運動不足が如実に体に表れてしまいます。
明日が休みという開放感と安堵感からなのか
今夜になってからようやく元気が出て来ました。
BGMはブリティッシュ・フォークのオムニバス盤。
アマゾンで仕入れた2枚組で¥700というお得なディスクですが
これ、気だるい気分のときにはとてもいいんです。
特にフェアポート・コンヴェンションとマグナ・カルタがいいですね。
ペンタングルのダニー・トンプソンが参加している69年のファースト・アルバムと
オムニバス盤にも入っているRings Around The Moonが聴きたくなりました。
*
2013年5月26日
棘だよ、棘!
五十を迎えたと聞き
その友人に逢いたくなって反町の店へ出掛けた。
私のHOMEとも言える国道沿いの小さなライブ・バー、
以前はそこで月に一度は歌っていた私だが
最後に店に顔を出したのは昨年の10月のこと。
店主に会うのも、1月にサムズ・アップで催された彼のブライダル・パーティー以来だった。
何も変わってなかった。
店も店主も、友人もそのバンドの音も。
自らをパブロック・バンドと呼ぶ彼らの演奏を聴きながら
そこで飲むビールの味はこの上なく旨いし、
私にとってはとても贅沢な時間なのだ。
ロケットメンの諸君、ありがとう。
昨夜も楽しませてもらったよ。
ROCKが不良の音楽と揶揄されていた時代、
あの頃に連れて行ってくれる君らは最高だ。
私が中学生の頃、田舎に1軒だけあった生バンドが演奏してる店に行き
ワクワクしながら(ワルそうな面構えの)バンドを夢中で観ていたことを思い出す。
不良っぽくて不健康そうな、それこそがROCKだった時代である。
それが今じゃ、どれも健全で綺麗すぎてつまらないし退屈だ。
そう、毒が無い。
お互いが傷を舐め合うような、そんな気色の悪い優しさじゃなく
突き放し、否定することの根底にある優しさがROCKだった筈だ。
そんなことを考えながら飲んでいた。
いや、それを思い出させてくれるのが彼らの演奏なのだろう。
カッケェ~と思いつつ、実は嫉妬することもしばしばあるのだ。
ROCKは棘だよ、棘!
いつもなら電車を乗り継いで行くその店まで
昨日はふと思い立って横浜から歩いてみた。
ダイヤモンド地下街を抜け、外れにあるバナナ・レコードの棚を冷やかし気味に覗き
地上に出て鶴屋町の歩道橋を渡り、沢渡の丘の辺りまで行くと
夜風がとても心地好く感じられた夜だった。
案外と近いものだし、また歩きたくなるコースだね。
*
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