大きな声でにゃあにゃあとたくさんお喋りする子でしたけど
そういえばここ数日はあまり喋ってくれてなかった。
その変化に気付いてあげられなかったのが残念です。
昨晩、お尻から大量に出血した飼い猫は子宮蓄膿症と診断され
今日は全く症状が無いものの、やはり手術するしか治療方法はないそうです。
ただ彼女は13歳と高齢であることと、腎臓が全く機能してないほどの数値から
手術に耐え得る体力も無く、術後の回復も約束できないどころか
最悪の場合は手術中に亡くなる可能性まであると言われてしまいました。
手術か否か、その選択を迫られたわけですが
躊躇なくリスキーな手術は避けることにしました。
通院で時折点滴を受けながら、我が家で自然に暮らすことを選んだのです。
たぶん彼女にとっても、病院での治療は相当なストレスでしょうし
今まで通り住み慣れた家に居る方が気楽だろうと思うんです。
待合室で末期の乳がんに侵された15歳の猫を連れた女性に話掛けると
餌を全く食べないので定期的に点滴を受けに来ているそうでした。
その子、病気だとは分からないくらい綺麗で若々しい顔つきで
飼い主さんの膝に大人しく抱かさったまま静かにじっとしてました。
やはりお家と家族が一番なんでしょうね。
人間もこれくらいシンプルに治療方法を選択できればいいのになと
つい思ってしまいました。
高額の医療費を掛けてまで体に負担を与え、
治る見込みも無い治療のために大量の薬と無機質なベッドだなんて
やだやだ、私はまっぴら御免です。
帰宅して夜になってから、餌を少し食べ自発的に水も飲みました。
おしっこもしましたけど血尿ではありません。
けど、いつもの寛いだ様子は無く、深く眠ることもしません。
2時間半に及ぶ検査や治療で疲れきっている筈なんですけどね。
たぶん昨日から熟睡してないと思うんで、それだけが気掛かりです。
夕刻から太鼓の音が鳴り出したんで
カミさんと近所の公園まで夏祭りを楽しみに出掛けました。
家からすぐの場所で毎年催されるこの祭り、休みと重なると必ず来ています。
今年は例年以上に人が多かったような気がします。小さな子供たちも沢山!
日本の夏、平和な営み、これに勝る幸せな暮らしはないですよね。
歴史や伝統が途絶えることなく受け継がれて行くことが大切なんだと思います。
春の桜もそうですが、夏の祭りを迎えて気付くのは平穏な社会です。
ああ、今年もまたこの季節がやって来た。
そう思わせる日本の四季は、世界に誇れるほどの文化と一体です。
この平和な風景が永遠でありますように・・
いつもいつも、そう願ってしまいます。
射的に胸躍らす子供たちの姿、昔と何も変わってなくて笑っちゃいました。
「武器」じゃないんですよね、子供らにとっては「鉄砲」なんです。
それも裸電球の下で景品を撃つための。
これまた平和で健全な光景です。
最後に子供たち全員に花火が配られ、一斉に点火。
ほのかな火薬の臭いと煙が立ち込めると、もう夏全開の気分になりますね。
いいなあ、ニッポンの夏!
私があれこれ見とれているうちに、
ふと気付くとカミさんが十代のアメリカ青年二人に話し掛けられ
なにやら楽しそうにずっと喋っておりました。
Tシャツの襟に小さなプレートを付けていたので
おそらく宗教関係だろうと思っていたら、案の定モルモン教の宣教師たちでした。
家のこれまたすぐ近くに協会が在るんですよね。
「あなたにまたお会いしたいです、お家に行ってもいいですか?」
こんな際どい台詞を受け流しながら、カミさんえらく楽しそうでした。
ずいぶん長い時間喋ってましたよ。
彼ら、隣に居る私には一言も語り掛けず、ずっとカミさんとだけ。
終わってからカミさん曰く、
なんでこんなに大勢の人が居るのに私だったんだろうねと。
その時は言いませんでしたけど、たぶん勧誘に弱い相なんだと思いますよ。
その昔、訪問販売で40万円もの高額学習教材を即決した女ですもの!!(笑)
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