2013年9月14日

無駄足


ネット環境のランニングコストを削減すべく、あれこれ模索してみたのだが
ああ~疲れた。

私のiPhoneはSoftBankであるからして
このホワイトBB(IPフォン付き月額¥1980)はかなり魅力的に感じられたのだ。
現在の光回線からこれに替えると、iPhoneの月額料金も2年間¥1480割引きになる。
うーむ、安い!

ところがどっこい、光を解約して休眠中のNTT回線に戻すためには
工事費用と称して10000~15000円ほど掛かることが分かった。
おまけに忘れていたことが・・
ADSL回線にすると、別途NTTの基本料金が毎月発生するんだった!(汗)
つまり¥1980のホワイトBBは、月額¥4000弱ほどになるということ。
ADSLの料金内訳なんて、遠い昔のことなので記憶から消えかけていた。
光にする前はメタル回線だったので、NTT回線を休止したのも7~8年前だしね。

結果、現在のKDDIの光回線(光電話込みで月額¥5600ほど)
敢えてこれをADSLに替えるメリットはほとんど無いというわけだ。
固定電話の通話料など、トータルで考えると現行の光の方がお得なのである。

となると、スマートバリューの割引き適用で
私の場合はiPhoneをauで契約するのが一番得になるということか。
2年間¥1480割引き、その後永年で¥980割引きだもんね。

SoftBankからMNPでauに乗り換え・・
iPhoneのメアドが@ezwebになるのはピンと来ないけどなあ。

・・と、結論だけを見てみると
かなり遠回りして無駄な労力を費やしてしまった感の夜である。
俗に言う無駄足、てやつか。

明日関東に接近(或いは上陸)するらしい台風18号マンニィ、
お願い、来ないで。

*

2013年9月13日

帝王の復讐


遂に始まった国内キャリア3社のiPhone戦争。
価格面では今まで膨大なユーザー流出という苦汁を味わった
帝王docomoの巻き返しが凄まじい印象です。
今のところ「おかえり割」と称したMNPの料金の安さが突出しています。

対するiPhone取り扱いの老舗であるSoftBank、
宿敵docomoの動向を伺っていたのか価格発表は他社より数時間遅れ、
予約開始時間になっても価格が決まっていなかったというのは驚きでした。
(ちょっと孫さんらしからぬ醜態ですね)

さて、私を含めiPhoneユーザーと新規購入の皆さん
いったいどのキャリアを選ぶのでしょうか。

ランニングコストは圧倒的にdocomoが安いからと言っても
既存のユーザーは2年契約の縛りが問題となります。
去年の秋にSoftBankで5に機種変した私も他社へ移るとなると
分割の機種代金が半分残ってますし解約金も発生してしまいます。
そこで期待すべきはMNPによる支出額のキャッシュバック。
当初、docomoはそれさえも補償するという誤った情報もありましたが
公式にはそこまでのサービスは(今のところ)発表していません。

価格設定が出遅れる格好となったSoftBankは
蓋を開けてみると少々拍子抜けの(大人しい感もある)数字でしたが、
今後の予約数によっては更なるサービスを発表することでしょう。
なんと言っても、国内で最初にiPhoneを販売したことで
docomoやauから獲得した多くの顧客を手放すわけには行かないのですから。
流出を防ぐという立場が逆転した以上、如何にして強力な包囲網を敷くか
このあたりの攻防がユーザーにとっては楽しみでもあるのです。
孫さん、あっと驚く好条件!期待してますよ!!

それにしても、満を持して参戦した帝王docomo。
数日前のドタバタはあっても用意周到さを見せ付けましたね。
私の予測では、機種変や出戻りを含めた販売台数で
5割をdocomo、残りの5割を2社が分け合うような数字になりそうな気がします。
いったんは衰退したと言っても、未だ国内市場の帝王なんですからね。
iPhone効果でシェアを復活させることでしょう、たぶん。

・・こう書いていてふと思いました。
なんだか自民党と野党を比較した数字みたい(笑)

とは言うものの、
前にも書いた「あっちもこっちもiPhone現象」
少数派であったが故のステイタスが薄れて行くのがなんだかねぇ。

ブームって、怖い。

*

2013年9月12日

大ぼらクンの微笑


ふっふっふっふ・・順風満帆だぜ。
日本経済活況の兆しを背に受けて
大ぼらクンは自信に満ちた笑顔を見せる。

日本の皆さん!2020年に向けて好景気が期待できますよー!!と、
庶民レベルの景気の回復を待たずして
来年春からの消費税率を8%に上げる決断をした模様。
内閣支持率も高く、おまけに悲願の五輪招致に成功した今
もう怖いものなしですもんね~強気に出るのは当然のこと。

そりゃ私だって国民の端くれ、
財政赤字や国の借金返済には微力ながらも協力しますとも。
8%?チマチマやらないで買い物の計算がしやすいように
ひと思いに偶数の10%にしちまいなさいよ。
懐具合は変わらないんで、買い物は減らしますけどね。

デフレ脱却とやらで、安い価格で販売するのは罪みたいに言われ
円高の煽りもあって、じわじわと店頭価格は上がり
そこへ更なる追い討ちとなる増税と来たもんだ。
メディアが挙って好景気と言いふらし、いくら購買意欲があったとしても
庶民の「欲」にはブレーキが掛かるってぇもんですよ。

因みに、五輪開催を喜ばない人間は日本人じゃないと仰る方々は
増税に異を唱える者にも、やはり非国民のレッテルを貼るんですかね?

「贅沢は敵だ」
「足りぬ足りぬは工夫が足りぬ」
「欲しがりません勝つまでは」
「石油の一滴、血の一滴」

その昔、第一次近衛内閣が行った政策「国民精神総動員」を思い起こし
私は節約に励むぞー!!

ただし・・
「遂げよ聖戦 興せよ東亜」
「聖戦だ 己れ殺して 国生かせ」

これだけは言えないな。絶対に言えない。

*

2013年9月11日

11

今日9月11日は、
世界を震撼させたワールド・トレード・センターの悲劇の日。
テロとの戦いを誓い、正義を旗印にやがて報復へと走り出すきっかけとなりましたが
その後さまざまな憶測が飛び交い
予め仕掛けられた爆薬とミサイルの攻撃によるものだと言われています。

確かに三つのビルが全く同じように崩壊する姿は不可思議です。
真っ直ぐに綺麗に崩れ落ちる様は異様に感じるくらいですし、
ジェット燃料の燃焼温度では、鉄を溶かすほどには至らない筈なのに
現場に急行した消防士からは鉄が溶けて流れ出しているという報告が
崩壊前に指揮所に無線で入っていたそうです。数回の爆発音も聞こえたとか。
旅客機の激突は画像を合成した物だという説まであります。

それほど不可解で衝撃的な出来事。
ではいったい誰が、何を目的として?
真相は闇に包まれています。
唯一の真実は、三千人もの尊い命が奪われたということ。
犠牲になった者と、その家族の日常が、
一瞬にして途絶えてしまったということ。
その無念さには手を合わさずにいられません。

陰謀が渦巻く巨大国家アメリカ。
私たちが憧れの眼差しで見ることもあるその国は
歴史の中に幾つもの謎を秘めているのです。

11という数字・・

そういえば、その信憑性が疑われたアポロの月面着陸も11号でしたね。
あのときも地球上での撮影だと言われていました。
画像に疑惑が生じる11という数字の偶然。
2011年3月11日に目にした、あの戦慄の映像も偽物であったならと
そう思わずにはいられないのです。

*

2013年9月10日

嘆き


大都会のオアシス、葛西臨海公園の危機を
動物ジャーナリストの佐藤栄記氏が訴えています。
自然や動植物と共存することができない、
現代の商業五輪の縮図を目の当たりにする思いです。

「25年かけて取り戻したもの、今、一瞬に」
http://yaplog.jp/eikisato/archive/275



4年に一度のスポーツの祭典。
そこで栄冠を勝ち取るために鍛錬し技を磨くアスリートたちの
ひたむきな姿と真剣な眼差しには心を奪われます。

4年に一度、仮にどこの国で開催されようとも
テレビが映し出す緊迫した競技を観る醍醐味は
他の大会とは比べ物にならないほど強く感じられます。
私もスポーツ観戦は大好きですし
オリンピックという独特の雰囲気が醸し出す緊張感が堪りません。
ましてやそれが我が国で開催されるとなると
喜ばないわけはありませんし、期待で胸が膨らみます。

けれども、それによって失われるもの、或いは切り捨てられるもの
その代償があまりにも大きすぎるのは考えものです。
世の中は五輪バブルに狂乱し、間違いなく景気は好転することでしょう。
低迷していた我が国の明るい材料となったことは確かです。

ただ、東京の「明」が際立つと「暗」の部分がより鮮明になることは否めません。
光と影、これは近年の五輪開催国では毎回のように浮き彫りとなりました。
しかもそれを「国の恥」として、人目に付かぬよう追いやってしまいます。
臭いものには蓋。事実、政府は福島第一原発に蓋を被せようとしています。
実現不可能な嘘を、胸を張って世界に公約した結果として
今後は報道管制や情報のコントロールを公然と行うことでしょう。

つい数日前までは、復興が我が国に於ける最優先の課題でした。
それが今度は、東京五輪に摩り替わるわけで
見捨てられ、切り捨てられ、置き去りにされる人々と地域を思うと
とても罪作りなことにも思えるのです。

そして、このような発言に対して、
「非国民」という呆れるような罵声が飛び交う狂気がすでに生まれています。
お国のためだ、文句を言うな、日本人なら手放しで喜べ、
異を唱える者は日本人に非ず、こんな凶暴な言葉が並ぶことも異常です。

「東京五輪に反対する人間は日本人じゃない」
http://togetter.com/li/561330

五輪を成功させるために、少々の不便や負担を強いられるのは構いません。
それは何の利益が無くても国民の誰しもがそう思っている筈です。
私が64年の東京五輪を小学6年で体験したときの感動が
同じように今の子供たちに伝わることを信じているからです。

2020年の開催地が東京に決まったことは大変喜ばしいことですが
それによって失われるものへの警鐘を鳴らし続けることも
私たち大人の重要な役割なのです。

心無い言葉の羅列を見ていると
旧日本帝国時代の戦時下のようにも思えてしまいました。
特需に沸く好景気、確かに戦争と同じなのかも知れませんが。

*

2013年9月9日

トンネル


ライブでは、いつもビールを飲みながら
その湿った唇で吹いていたブルース・ハープ。
こいつを最後に使ったのも昨年10月のことだった。
あれからほぼ1年、ずっと仕舞い込まれたまま
ただの一度も吹くことが無かった。

今日はおもむろにそれを取り出し吹いてみた。
(正確には吸う方が多いのだが)
ピッチに狂いは無く、音も変わってはいなかったけれど
内部の汚れ具合は如何なものなのだろうか・・
雑菌を吸い込んでいるのでは?と、思うのだが。

昔はバラして水洗いしたりすることもあったが
面倒なので近頃はやらなくなった。
なので、どれくらい汚れているのか知る由もない。

試しにクンクンしてみたけど、酒の臭いも黴臭さも無いので
たぶん平気であろう!と、結論付けることに。

嗚呼、それはともかく
リハビリの道程は長いトンネルのようであります。



トンネル天国 ザ・ダイナマイツ

*

2013年9月8日

Under Control


初等(はじめ ひとし)のクスッと笑えるホラならいい。
しかし・・

The situation is under control

あー、言っちゃった。
全世界が注目する中で
胸を張って「状況はコントロール下にある」
きっぱりと。

日頃の鍛錬のせいか
政治家って奴は、この程度の嘘なら平然と口から出るようだ。
選挙戦と同じ、聴衆を抱き込んで勝利に導く方程式。
東京開催を勝ち取るためには嘘も方便ということか。

景気の低迷に喘ぐ経済界は拍手喝采、
人と金が大きく動く経済効果は莫大なものだろう。
ただし、誘致のネックとなっていた「福島」に
情報さえも遮ってしまうほどの蓋を被せてしまったことになる。
それは国の内外に「もう忘れてくれ」と言わんばかり。

危惧すべきは「情報はコントロール下にある」と、摩り替えられ
お荷物である原発に関するニュースが規制されることだ。
TV各局は膨大な収益を奪い合い、そのためには自主規制だってやってのける。
自社に不利益となることは徹底的に避けるだろう。
国を挙げて、という言葉の裏にはこんな魔物が棲み付いているものだ。

所詮、商業主義に成り下がってしまった4年に1度の巨大なイベント。
フェアな精神を求める方が時代にそぐわないのかも知れない。
それほど商売としては魅力的なものなのだ。
戦後の焼け野原から20年足らずで近代都市へと復興を果たした
あの64年の東京とは何もかもが全く違う。

それにしても・・
未だに避難を余儀なくされ帰宅できない15万人もの人々、
汚染された海へ漁に出られないままの漁業関係の方々は
いったいどんな面持ちで昨夜のスピーチを聞いていたことだろう。

増税、改憲、原発再稼動、TPP、目白押しの現政権の懸案事項が
五輪招致を追い風にして一気に加速しそうな気がするのは私だけだろうか。
勝ち誇った者は動物の本能として、強気に、威圧的になるものだ。

実はそれが過ちを生む。

*