そうか、こいつはナツメ球または常夜灯と呼ばれていたのか。
車に例えるならスモールであろう豆電球のことを
我が家の子供たちは小さい頃から大人になった今でも
(カミさんを含め)ずっと「夕焼け電気」と呼んでいるので
すっかりその名前が定着してしまっていたのだ。
夕焼け電気・・
はてな?と思われるかも知れないが、それは夕焼けの色を指したものではなく
夕暮れ時の薄暗くなった室内の明るさを重ね合わせたものだろうと察している。
だとしたら、なんて素敵な名称ではないか。
このわずか5Wの小さな豆電球が、とても愛おしく思えてくる。
家族(家庭)の中になくてはならないものだと思ってしまうほど的を得た呼び名である。
そんな名前を思い付く娘たちが可愛らしい。
三十を過ぎた姉妹が今でもそう呼んでいるのが微笑ましい。
そう思うのだ。
私は言わないが、娘二人は晩飯のことを「夜ご飯」と呼ぶ。
晩ご飯ではなく夜ご飯。
朝ご飯、お昼ご飯、夜ご飯。朝昼晩は彼女たちに言わせると「朝昼夜」となる。
この「夜ご飯」もまた、夕焼け電気と同じように耳当たりがソフトで
実にいい響きを伴って聞こえてくる。
他にもあった気がするが、思い出せないのでいずれまた。
それにしても、近頃の夕焼け電気はよく切れるな。
これは西友のバリュー商品だが、一流メーカー品を選んでも寿命が短い。
電球そのものが昔より切れ易くなり、蛍光管の消耗も早くなってしまった。
原因は中国製だからなのか?
それとも高額なLEDの普及を目論む業界の罠なのか?
おい、フィラメントを馬鹿にしちゃあだめよ。
と、わずか一年足らずで切れてしまった夕焼け電気を取り替えながら思ったことを
だらだらと書き綴った今宵の徒然であ~る。
明日は雨で順延した長男の長男の運動会へ応援に行くのだ。
予報では天晴れなくらいの快晴!1号機よ頑張れ!!
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