2013年12月28日

ずずずーっと



冬は
ラーメンよりも蕎麦がいい。

ふと
そう思い込んでしまうと
なんだか無性に喰いたくなる。

馬鹿だねぇ。

大晦日の楽しみは
なんと言っても家族で喰らう年越し蕎麦。

ずずずーっと啜る音が
たまらん。

嫌なことも
良かったことも
ずずずーっと一緒に飲み込んでしまう。

そのいい加減さが
たまらん。

喉元過ぎれば熱さを忘れる
先人は上手いことを言ったものだ。
胃袋に流し込んで
それですべてが終わってしまう。

悪行尽きぬ人間の
一年の締め括りに
これは好都合だ。

今年もまた
ずずずーっとやってみるか。

*

2013年12月27日

泥舟



歌い納めも
忘年会も
外で戯れることが何ひとつ無いまま
2013年が暮れて行く。

ミュージッシャンの肩書きなど
微塵も感じられず
飲兵衛で助兵衛なオヤジの
面影もなく
ただ一度だけ人前で歌ったきり
今年が終わろうとしている。

けど僕は
一所懸命に生きてきたんだ。
歌を忘れたわけでもないし
隠れたり引き篭もったりしてたつもりもない。
いずれまた何処かしらには顔を出すだろうさ。

音楽にだけはあくせくしたくない。
自由に勝手気ままに
心と体が欲したときにだけ音に触れればいいのだから。
だいいち、僕にはそれ以上のキャパが無い。
日常を乗り切るだけで精一杯だ。

ならばと舟を作ってもらったこともあった。
僕はそれに乗っかっていればいいだけだと言われ
数ヶ月くらいはとても楽しい思いができた。
けれどもそれはとんだ泥舟で
予想していた通りすぐに沈んでしまった。
Mud Trick・・名前からして未来を暗示していたようなもんだ。
名付け親は僕だったんだけどね。

あれからもう5年が過ぎようとしている。
スタジオセッションの「水曜日の朝」
たとえ録音状態が悪くローファイな音であっても
これは今でも一番好きなテイクで
ワインをラッパ飲みしながら演奏していたベースのChiyoや
的確に空気を刻むドラムのガンボ山本
そして寡黙なペテン師Takebooの姿が忘れられない。

もう泥舟には乗りたいとも思わないが
明日をも知れぬあの時のスリル感だけは大好きだったな。
http://mudtrick.up.seesaa.net/image/suiyoubi-demo-0501.mp3


もうじき来年てやつがやって来る。
日常を否定することなく
その中でうまく生きて行かなきゃな。

*

2013年12月26日

冬の備え



今日、オートバックスへ愛車のオイル交換に行きまして
待ち時間にスタッドレス・タイヤを眺めていたんですが
限定3セット限り!当店オリジナルNorth Trek N2 ¥19800!!てえのが
私の車のタイヤサイズ(165/70R14)で売られてました。
製造元はファルケンを生産していた旧オーツタイヤ、国産だそうです。
安いし、今年の冬は間違いなく雪が数回降るだろうし、
仕事場から帰る夜、予期せぬ降雪であたふたしないで済むように
今のうちに履き替えておこうかしら・・と、ずいぶん悩みました。

とりあえず、今日のところは買わずに帰りましたけど
家に戻ってからネットであれこれ調べてみると
3万ちょいでピレリのアイス・コントロールがアルミとセットで買えるようでした。
うーん、これまた安い。
ピレリとは言っても、安いってことはたぶん中国工場製なんでしょうけど
この価格だと悩ましい限りですなあ。うーん。

年明け早々にでも結論を出さねば、なのですが
雪国でもない土地で暮らす身の上ですから
一冬に一度か二度しか活躍する機会がないとなると
このコストについて大いに悩んでしまうわけです。

実は毎年、そうこうしているうちに春が来ちゃうんですけどね(笑)
潔く、タイヤチェーンだけ買っておいた方がいいかもですな。
北国とは違い、雪の無い幹線道路を走っているときの
ジャリジャリジャリジャリ・・て、音と振動が嫌いなんですけど。

*

2013年12月25日

HUSTLER


今夜、テレビで見掛けたんだけど
スズキのハスラー、これ楽しそうな車よね。
http://www.suzuki.co.jp/car/hustler/

オフロードを兼ねたような作りで
ジムニーとKeiの中間的存在。
165/60R15のタイヤサイズは程好いバランスで
大袈裟に大きすぎないところが好感。
フロントとプロポーションがN-ONEに似てるとは言っても
私の好み的にはN-ONEよりいいし、
どこかイタリアンな雰囲気が漂うのもまた良し。
ホワイトのスチールホイールを履いた
オレンジと白の2トーンがいい感じだなあ。
軽車愛好家としては欲しくなる1台。
サンタさん、明日の朝までに玄関先に置いといて~!

と、他愛もないことを書いてしまった爺さんではあるが
実は繁忙期真っ盛りの今日、全国的に物流が大きく乱れ
苦情殺到の仕事場から解放された安堵感から来るものであった。
年末って、やあねえ。。

*

2013年12月24日

Happy Christmas (War is Over)




毎年、イヴの夜にはこの曲を聴いています。
どれほどの時が過ぎても、色褪せることがありません。

2011年の同じ日に、Blogでこんなことを書いていました。

一日の中で
たとえそれが一度きりであっても
にこっと笑える瞬間が幸せなんだと僕は思う。

この世の終わりとも言えそうな

地獄絵にも似た出来事に遭遇した僕ら。
たぶんあれから、強くなってる。
強くなった分だけ、やさしくなってる。
そう信じたいものだ。

戦いはこれから先も永遠に続く。

荒んだ心は、そう簡単には癒せないかも知れない。
それでも日常の些細なことに
にこっと笑えるような人間であり続けたいと僕は思うのだ。


あれから
何も変わっちゃいないのです。

*

2013年12月23日

Point Of No Return



真冬だっていうのに、
セントラルパークは21℃だったんですってね。
季節外れのポカポカ陽気。
けど、同じニューヨークでも州北部は吹雪だとか。
こりゃ確かに異常ですわ。

ぬくぬくと暖房の効いた部屋で
晩飯を喰らいながら見ていたテレビは
北極の氷が消滅するまで、あと30年しかないと言っておりました。

衝撃です。
30年なんて、あっという間ですもの。
地球はどうなってしまうんでしょう。

そして北極圏の海氷面積が少ない年の冬は
冬将軍が日本列島をすっぽりと覆うくらい南下するそうで
今年はまさにそれ、やがて大寒波が訪れるのだそうです。

大気中に蓄積され続ける二酸化炭素はいつかその限界点を超え
温暖化が加速して止まらなくなる(Point Of No Return)も避けられそうにありません。
何かしなきゃ、始めなきゃ、とは思っても
もはや手遅れといった感が強くなるばかりです。

遡ること46億年前、
様々な偶然が重なり奇跡的に生まれた地球という惑星が
文明の発展によってその寿命を加速度的に縮めているのです。
二酸化炭素は100年経っても30%は大気中に蓄積されているらしく
地球温暖化による干ばつや砂漠化で森林が消失すると、
二酸化炭素濃度を更に高めることになってしまうとは・・

ねえ、キリンさんたち、
負の連鎖を止める手立てはあるのかしら?

*

2013年12月22日

サンタさんは玄関で靴を脱ぐ



末娘宅から画像が届きました。
サンタさんがくれたアンパンマンに驚喜するポンタの図。
ポンタの家は仕事の関係で昨晩がクリスマスだったようですから
忙しい折に日程を早めて配達してくれたサンタさんに感謝しなければなりませんね。

サンタと言えば・・

ポンタの母親である末娘がまだ幼い頃、
枕元にプレゼントが置かれると、いつも一番に目を覚ましたのが彼女でした。
ガバッ!と跳ね起きて、プレゼントがあるのを確認すると
大急ぎで隣で寝ている姉や兄を叩き起こしてました。

そして一段落してからの台詞、これがまたいいんです。
「鈴の音が聴こえたから目が覚めたんだあ~」とか、
「サンタさんが玄関で長靴を脱いでるの見て慌てて布団に潜ったんだあ~」とか。
嬉しそうにそう言っていたのを今でもよく覚えています。
当時はマンション住まいだったので、サンタさんは玄関から入るしかなかったんですね。
律儀に靴を脱いでから入っていたのは知りませんでしたけど
彼女の口から飛び出す言葉は、私たちを楽しませてくれました。
どれほど期待に胸を膨らませながら寝ていたのか
それを思うと、親としての苦労が報われた気がしましたから。

いつも空想と現実が入り乱れた不思議な世界に棲んでいた
そんな末娘も三十路を迎え、今では一児の母になってしまいましたが
ポンタも母親と同じように、サンタさんの姿が見える子供になってほしいものです。

クリスマスが近付くと
遠い昔の家族の思い出が蘇ってきます。
静かにその思い出に浸るのも、良きものですね。

*