2020年11月6日
Helpless
2020年11月5日
もやもや
200年以上に及ぶ選挙人制度による投票方式。
当時が識字率の低い時代だったとは云え
その代表選挙人となるのは地域の名士や知識人、
いわゆる富裕層であり白人だった。
奴隷制度で黒人が多かった南部では
有権者である白人の人口が少なかったため
黒人を3/5人と計算して選挙人の数を決めていたそうな。
つまりそこには、人種差別と迫害の歴史も秘められているのだ。
近年、制度の是正や改革を促す声も盛んなようだが
それもごく一部の訴えでしかないようだ。
ちなみに人口と選挙人の数による1票の格差は
ワイオミングとテキサスでは4倍ほどにもなるわけで
総得票数が多くても落選するケ―スが度々あるのはこのためだ。
他国の政(まつりごと)をとやかく言いたくはないが
超大国アメリカの民主主義って、なんなのかねえ。
今夜も、もやもやしてる。
2020年11月4日
Gamble
海のこちら側の曖昧模糊とした民族にとっては
馴染みのない選挙制度の仕組みに戸惑うけれど
派手なパフォ―マンスとギャンブル好きの国民性に於いては
大方の予想を覆すような、こんな展開が好みなのかもしれない。
YES or NO、いずれにせよ明快だ。
さて、何処へ行き着くことやら。
2020年11月3日
Letter to you
シカゴとサンタモニカを結ぶ66号線。
その広大な土地を旅する人と車の姿を
少年だった頃、僕らは憧れの眼差しで見ていた。
USAという名の巨大な鷲は海を越え
遥か遠い国に棲む僕らの心を虜にしたんだ。
そんなアメリカが、好きだった。
いや、好きとか嫌いとかではなく
否応なしに心を鷲掴みにされていたのだろう。
YESかNOでしか弁明しない彼らの生き方も
曖昧模糊としたこの国で生きる僕らにとって
十分すぎるほどの驚きだったのだから。
そんなアメリカが、
今では思い出だけになってしまったようだ。
2020年11月2日
とほほ六日目
五日目にして、ようやく膝の痛みが薄れてきた。
とは言っても、階段の上り下りが苦痛な時と
まったく痛みを感じない時とが交互に現れる。
人間の体というのは不思議なものだ。
午前中、わずかな距離を散歩程度に歩いてみたが
陽の光を浴びるのは、やはり気持ちの良いものである。
明日は雨、たぶん終日屋内で過ごすことになるだろう。
文化の日は、晴れの確立が高かった気がするけれど
思い違いだったろうか。
2020年11月1日
壁紙
ハロウィンに因み、デスクトップの壁紙は南瓜の画像だった。
今日から11月、さてどんな絵柄にしようかなと迷っていたら
やはり夕陽がお好みのようで、これに目が留まる。
季節感は無くてもいい。
夕陽と海が織りなす風景には物語が潜み
言葉とも音とも取れぬ得体の知れないものが
いつの間にか頭の中で渦巻いている。
沈む夕陽を見つめる傍らで
影を伸ばしているのは、不安や悲しみなのかもしれない。
それでもお構いなしに、じゃあまたねと去ってしまう。
夕陽とは、案外と薄情なものなのだ。
そこが、またいい。
2020年10月31日
ブル―ム―ン
ブル―ム―ン・・蒼褪めた月?・・なのかと思ったら
同じ月内の二度目の満月のことをそう呼ぶらしい。
すっかり陽が落ちた頃、
時折ご近所から東の空を見上げる声が聞こえてくる。
ハロウィンと月、そして一家団欒のひと時。いいもんだ。
BGMはエラ・フィッツジェラルドで。