2020年11月22日

S.O.S(サウンド・オン・サウンド)

S.O.Sなんて、若い方々は知らないでしょうね(ピンクレディの歌じゃないよ)
サウンド・オン・サウンドの略で、70年代初期にTEACが民生用のMTR(2トラ38サイズで4Ch、価格は30万円以上)を初めて発売した頃、AKAIのオ―プンデッキの一部に搭載されていた機能で、今で言うならピンポン録音ですね。LまたはRの片チャンネルをモニタ―しながら交互に音を重ねて行ける画期的な製品だったのです。
本格的なMTRとして登場したTEACに比べると、お遊びに近い製品だったので価格は遥かに安く(安いとは言っても定価¥88800、当時としては高額商品の部類でした)新しい物好きの僕は飛びつくように、このGX-4440Dを購入して幾つかの曲を吹き込んだのでありました。
とは言っても、オ―バ―ダビングを繰り返すだけの機能なので音質は悪いしモノラルだし、リミックスだのマスタリングだのといった小洒落た調整など出来るわけもなく、悪戦苦闘の連続だったことも、旧き時代の良き思い出のひとつです。出来上がったものは当然ながらLO-Fiなんですけど、案外とこれが心地好く聴こえるときもあるから不思議です。当時の熱量が大きかったせいでしょうか(笑)

現存している音源は2曲だけで、一番最初に実験的に録ってみたのが「南へ行こうよ」
40数年前、深夜に小声で収録したわずか2分ほどの曲ですが、恥を忍んで公開させて頂きます。・・後悔せねばよいが(汗)


「南へ行こうよ」

曇った空の下で巡り逢えるなら
すぐにこの冷たい体を暖めて

氷柱下がる冬の軒下
すぐにこの冷たい体を暖めて

光を飛ばして突っ走る車に
飛び乗ったおまえくすくす笑い

立ち込める夕闇前に  南へ行こうよ



2020年11月21日

エキゾチックララバイ

 

夕方、プライムで観た「王様のためのホログラム」
サウジアラビアを舞台にしたトム・ハンクス主演のコメディ。
そこにザ―ラ・ハキムという名の医師として登場したのが
初めてお顔を拝見したサリタ・チョウドリーという女優さん。
トム・ハンクス演じるアラン・クレイが恋に落ちたように
ヒジャブで髪を隠した姿で現れた瞬間から
そのエキゾチックな目鼻立ちに、私もコロッとやられてしまいました。
いいですねえ、この女優さん。他の役柄も見てみたいものです。

そんな今夜は「エキゾチックララバイ」細野晴臣で。


【追記】
埋め込みだと、そのまま再生できないみたいです。
「YouTubeで見る」をクリックしてください。



2020年11月20日

バタ―スコッチの誘惑


















今日は闇雲に所有物の整理を始めた。
仕舞い込んだまま使われていない物たちや
この先、おそらく必要としないであろう物たちが
山ほど眠っているのが、典型的なO型人の部屋なのである。
断捨離・・しなきゃね。

そんな折、ベッドの下から引き出してみたのは
Fender Ron Emory "Loyalty" Parlor
7年前、偶然ネットで見かけた時にひと目惚れした一品。
カラ―がテレキャスの52年型と同じバタ―スコッチで、
アコギでありながらアッシュボディとメイプルネックという構成。
バタ―スコッチ大好き人間としては居ても立っても居られずに
都内のショップまで出向き購入した代物である。
その美しき姿をショップの鮮明な画像で観て頂きたい。


















堪らんでしょ、つい欲しくなってしまうでしょ。
オレンジカウンティのパンクバンド、T.S.O.L.のギタリストである
ロン・エモリ―のシグネイチャーモデルらしいのだが
そんなことはどうでもよかった。(聴いたことが無かったしね)

恋は盲目状態で、そそくさと家に連れ帰ってみると
さすが手抜き仕上げの中国生産品、ナットの状態が最悪で
弦を巻いて行くとピキピキ派手に音を立てる始末。
溝にヤスリをかけて、スム―ザ―代わりの鉛筆でゴシゴシ、
ようやく滑らかになってピッチも合うようになった。
ネックも少しばかり波打っていたのでレンチで修正、
気長に数回トライしてはみたけれど完全にはアジャスト出来ず。
そしていつの頃からかベッドの下へ。

それを取り出し、久しぶりに鳴らしてみた。
パ―ラ―モデルなのでスケ―ルは約600mm、
テンションが低いためダラア~ンとした緩すぎる音。
メリハリ感の欠片もないくらい、だらしのない音なのだが
これはこれで面白い。
太い低域と中域の張り出し、高域は比較的おとなしいが
中域が張り出しているせいで音量はかなりある。
私のようなストロ―ク奏法には向かないけれど
フィンガ―であれば面白楽しく使えるんじゃなかろうか。

このまま箪笥ギタ―として傍らに置いておくべきか
悩み考えながら、一日中この娘を弾いていた。
例によって、未だに答えは出ていない。

・・と、パソコンに向かいながら
彼らのChange Today?というアルバムを聴いているのだった。


なんだ、いいじゃないか。


2020年11月19日

休憩

 

いきなりですが、プライムで「アナ雪2」

期間限定百円レンタルしていたのを思い出して

今さらではありますが気分転換に観てしまいました。

う―ん、やはり前作ほどはガツ―ンと来ませんね。

気分転換といえば、ばっさりと髪を短くしまして

頭皮から脳味噌に伝わる様々なものに敏感になったような。

・・ま、単純に風と日光の感覚だけかもしれませんが。

さっぱりしたので、夜になって首筋が寒く感じられます。

そんなこんなで、本日はレコ―ディング作業休止。

ひと息入れて、もう一度初めからやり直してみます。

ちょっとしたアイデアも浮かんだことですし、

無駄に思えるものを削ぎ落してみようかと。



無駄を削ぎ落したジジイの面です。
以後、お見知りおきを・・


2020年11月18日

Bootleg Songs

 

リミックスからマスタリングまでやってみましたけど

やはり素人ですね、イメ―ジしたものとかけ離れてます。

20年くらい前、大型の卓やアナログの8TRのMTR、

パッチベイのエフェクタ―類が自宅に林立してた頃の方が

今回よりも、いい感じで録れていた気がします。

同じ打ち込みの音でも、今とは比較にならないほど

熱くなって制作していたからなのでしょうかね。

ちょっと冷静に見つめ直して、もう一度始めから。


話は変わり・・

その昔、六角橋に焙り家という居酒屋がありまして

そこは十数人の客で満席になるような小さな店なんですが

店主を口説いて生音のライブを演らせて頂いたことがあります。

当時はサポ―トバンドを従えてノリノリだった私、

今になって聴き返してみても、絶頂期の色艶を感じるのです。

自分で言うのもなんですけど、

ファン?から、名曲と呼ばれた歌も幾つかありました。

その中の一曲「メンチカツひと切れの孤独」

ちょっとだけ、リマスタ―した音源で聴いてみてください。

小さな居酒屋特有の空気感も満喫できますから(笑)

たぶん、2008年の出来事。

http://kazura-sound.seesaa.net/article/478554230.html?1605705317

ちなみに、これをUPしたのは私の隠れサイトでありまして

Discographyという名で(密かに)公開しています。

いわばセルフ・ブ―トレグ、といったところです。

かずら元年の陰部・・か?(恥)


2020年11月17日

過信はいけません。

 

朝からスタンドを組み、機材をセッティングして

いざ!勢いで行ってしまおうと目論んだのですが、

アクシデント連発で初回の歌入れ、かなり手こずりました。

まずはコンデンサ―マイクが反応しないことから始まり

SHURE SM58に交換してみてもレベルは上がらず

おまけに時折ノイズまで出ることに愕然・興覚め。

他の機材で試してみるとマイク本体には問題無し。

はて?と考えながら暫くすると「突然」正常に戻り唖然。

前の所有者も長い期間使っていなかったようなので

プリかファンタム電源の回路に支障が出ていたのかもしれません。

ディスクの動作系とLINE入力はチェック済だったんですが

マイクプリの方は全く確認してませんでした。

事前準備を疎かにした罰でしょうな、きっと。

そして気を良くしたのも束の間、

なんと!オ―バ―ダビングが出来ないというトラブル発生!!

ダビング出来なきゃMTRじゃないだろ―があ―!

怒りにも似た落胆、疲れがどどどっと噴き出してきます。

MD8は以前にも使っていたことがありますし、

サクサクッとアナログ感覚で使いこなせる筈だと思い

今さらマニュアルを読む必要など無い!と意気込んでいましたが

う―む、これは過信による操作ミスが濃厚です。

やむなくマニュアルに目を通してみると・・

げっ!肝心な部分で間違えておりました。

ASSIGNとCUEの関係、それに加えトラック選択の手順にまで

初歩的すぎる致命的なミスがあったのです。

MD8には全く問題が無く、その後ようやく歌入れを終えました。

いやはや、お恥ずかしい限りです。

昼食(ばたばたしてたんで遅くにカップ麺をズルっと)を挟み

数テイク録り終えてラフのミックスが終わってみると

あらら、日が傾いておりましたとさ。

出来栄え?最悪です、セッティングと試行錯誤の繰り返しで

心身ともに疲れ果ててましたから。

・・言い訳です。


2020年11月16日

インディアンサマ―

 

暖かな日が続いている横浜ですが

遊歩道の木々が少しずつ色付いてきました。

今日はまさに、インディアンサマ―と呼べる陽気。

日溜りを歩くと暑くなりそうな気がしたので

Tシャツだけで散歩に出掛けてしまいました。

コロナコロナと連呼される毎日なのに

ほんと、申し訳ないくらい気分がいいのです。

新聞やテレビ、WEBを開いたりすることが無ければ

日常の営み全てがウィルスに脅かされているなんて

想像だに出来ないくらい穏やかなのです。



「申し訳ないが気分がいい」 岡林信康