先週木曜の夜、やめときゃいいのにちょっとした重量の機材を部屋で移動中、ビリビリビリーン!と腰の古傷に電流が走りましてね。あれから一週間が過ぎましたけど、未だ患部に少々の痛みが残っております。
そんな中、リハビリを兼ねて?ミニ・バックロードホーンに塗装してみました。色が乗り難いMDF材なのでライトオークの水性ニスを選択、雑な作業とはいえ案外といい結果となりました。どう?なかなかの風格でしょ。MDF材がウッドに生まれ変わったみたいで、いい色味が出たと思いますよ。
ニスとハケは(近頃利用頻度の高い)セリアで調達。足りなくなるといけないのでニスは2本買っておきましたが、1本で両側とも二度塗り出来ました。目に入らない裏側と底部は塗ってないという手抜き作業ですけどね。
元来MDF材は水分の吸収が強烈なので塗装には向いてない素材なんです。(微粒子を固めた板材なので塗ってる側から染み込んで行く)仮に下地を整えたとしても、二度塗りくらいじゃ光沢は出ません。なので今回は「色が付けばいいや」的に軽くサンディングしただけで塗ったので、出来上がりはほぼ艶消し状態となりました。けれどもこの水分吸収率の高さが功を奏して、私の雑なハケ捌きであってもハケ筋が残らないという好結果を得られたのでした。塗りムラも目立たず、これは大変ありがたいことですが、自然木だとこうはうまく行かないでしょうね。
かくして塗装費用は税込220円、相変わらず百均セリアは私にとって強い味方なのでありますが・・実はこの後に企んでいる更なる案件がありまして・・ね。
本日届いたのがこちら。音楽之友社のサイト「ONTOMO」で販売されてるFOSTEXの2Wayユニット、8CmウーハーPW80とソフトドームツイーターPT20のセットでして、驚くなかれ左右4個のユニットとフィルムコンデンサー等々がパッケージされて税込¥2750!格安の逸品です!!
元々は2014年のSTEREO誌の付録だったんですが、在庫が残っていて今でも購入できるんです。これがどれだけお得かと言うと、現在はFOSTEXからも正規品として同じ型番で販売されてまして、その価格はというとAmazonではPW80が¥1586、PT20が¥2200(どちらも1個の単価)つまり左右合わせると4個で¥7572となる計算なのです。それが半額以下で入手できるわけですから、これは買わずにいられません。(ご興味ある方はONTOMOサイトへ今すぐにGO!!)
で、このウーハーをミニ・バックロードホーンのM800と換装する企みなのですよ。PW80はウーハーと言いながらもF特を見ると上は23kHzまで伸びてるんで、これならフルレンジとして十分使えます。いやむしろ、アルミコーンとエッジが重たいM800よりも、薄い紙製のコーンと軽いウレタンエッジのPW80の方がバックロードホーンには相性がいい筈です。たぶん、チープな作りのこの箱でも上手く鳴ってくれるでしょう。それを期待して明日マウントしてみます。もしも高域が足りないようなら(或いはエージング後の高域不足とか)PT20を外付けしますんで、そんなこんなの目論見からこの格安セットを購入した次第なのであります。
いやあ・・明日が待ち遠しい。
ちょっと腰が張ってるのは気のせいでしょう。