2021年5月10日

ELACの思い出

 








ELAC STS455E、ふと思い出してしまいました。

エレクトロアコースティック社のMM型カートリッジでして

SHURE M44Gよりも中低域が太くて高域に艶と粘り気があり

ボーカル系のアルバムを聴く時には重宝したものです。

残念ながら、今は手元に残っていませんが

マリア・マルダーのオールドタイム・レイディとか

 主に女性の声をこれで聴いた記憶があります。












その後80年代に入ってCDが主流になった頃、

私も流れに逆らうことが出来ず、沢山のレコードを手放しましたから

おそらくその時期にELACのカートリッジも処分したのでしょう。

現在メインで使用しているのはSHURE M75B-TYPE2ですが

44GやDENON DL103、オルトフォン等々が小物入れに潜んでいます。

古い物だと30年くらい前に入手した製品ですから

カンチレバーやダンパーが劣化してるとは思いますが・・


ちょっとした思い出話でした。


2021年5月5日

マックじゃないよMacだよ。

 毎日、ふんだんに時間が有りながら

ついつい疎かになってしまうのがBlogの更新というやつで

あれこれ想い浮かべながら、いざ文字を打ち込む段になると

パソコンの前で構えてしまう私の性分が災いしてるのでしょう。

ご無沙汰してしまいましたが、皆さんお変わりないですか。












先日、ひょんなことからiMacが我が家にやって来ました。

Late2012ではありますが、本体も付属品も大変奇麗ですし

Core i5なので下手なWindowsよりはサクサク動いてくれます。

ただし、OSが古すぎ!来た時は10.8.5だったかしら?(笑)

やむなく段階的にアップグレードを繰り返すこととなり

まずはMojaveをインストール(いきなり最新のOSには変えられないので)

次はCatalinaにアップデートするといった具合に

ひたすら時間の掛かる作業をMacの前で見守っておりました。

最終的には直近のBig Surまで辿り着く目論見だったのです。

ところが!なんとこのモデルにはインストール出来ないらしく

プロセッサーもメモリーも条件は満たしているというのに

iMacに関しては、Late2014以降のモデルじゃなければ

Big Surはインストール出来ないという悲しい結末に唖然・・

アップルさん、そりゃあないよ(涙目)

待ってますから、Late2012もサポート対象に加えてください。


・・思えば、Macを操るのは20年ぶりくらいになるでしょうか。

実をいうと、私のパソコンデビューは初代iMacだったんです。








知り合いの照明監督さんからタダで頂戴した物でしたが

当時は周囲にMacを愛用している人間が全く居なかったこともあり

誰にも聞けず、苦労しながら独学で何とか動かしていました。

「なんで人生最初のパソコンがMacなのよー」

よくそう言われましたが、ごもっともなご意見かと。

それから2年ほど経った頃でしょうか、

冷えた冬の朝に、この子は全く動かなくなってしまいました。

悲しみを堪えつつ、次もMacを迎え入れようと思いましたが

高かったのと、仕事場でパソコンの使用頻度が増えてきたため

安価なWindowsのBTOモデルを購入して、

「困った時は右クリック」という、仕事場の女性の教えを守り

(これは確かに便利で画期的で、Windowsにもすぐに馴染めました)

以来、何台か買い替えをしながら現在に至ったわけなのです。


しかしながら、私はG3の頃からずっとiPhoneを愛用してたものですから

いつかはまたMacに戻りたいなあと、事あるごとに思っていたのです。

そして、ご縁があって今回ようやくMacと再会する運びとなりまして

諸々のアップデートやらカスタマイズやらで二日間を費やし

どうにかこうにか「私専用」仕様の構築を終えました。

ネット回線で繋がっている皆さま、

以後、お付き合いの程よろしくお願い致します。








長くなりましてすみません。



2021年3月15日

否応なしに

 

ひとり、またひとりと、天に召されて行く。

WEBニュースで訃報を目にする度、

またか・・と思いつつ、いつもの日常に戻ってしまう。

否応なしに。


情報は日に何度も何度も更新され

その度に、また何処かで誰かが亡くなっている。

何事にも留まってはいられないほどのスピードで

慌ただしく、一日が過ぎて行く儚さ。

つい、無口になってしまう。

わははと大笑いしながら、気心知れた連中と

酒を呑み交わす日は戻って来るのだろうか。


ふと、旧いギターケースを開けてみた。

ポリッシュとオレンジオイルで丹念に磨き上げ

弦を張り替えると、あの日あの時の思い出が蘇る。

そんな魔法が、唯一今の私を癒してくれる。

ハードケースのバックルをカシャリと外す音が

大切なものを封印してくれていたかのように聞こえるのは

先を急ぎすぎた私の、後ろめたさなのかもしれない。


そう思ってはみても

今日というやつは、生真面目に時を刻むものだから

間もなく日付が変わり、明日というやつがやって来るのだ。

これもまた、否応なしに。


2021年3月8日

三歩進んで二歩下がる

 

リズムトラックがどうしても納得できず

初めからやり直してしまいました。

シンプルな(お手軽な)作りにしようと思っていたのに

拘る性分なので深みに嵌って行きそうです。

三歩進んで二歩下がる、

人生はワンツ―パンチなのでありますから

汗かきべそかき歩いて参ります。

そ―れ!ワンツ―ワンツ―!!


2021年3月6日

天の声を聞いた(気がする)

 

3月6日、女房殿の誕生日である。

御年69歳になられた彼女を

いつもの安いワインで祝う夜。

・・え?もしや古希なのか?

数えでいうなら70歳、

私も10月に到達するので、ちょっと気になった。

調べてみると、現在は満年齢で祝うそうな。

そんな女房殿の口癖は

「あたしの寿命は、あと10年よ」

呼吸器を患ってからというもの

コロナ禍で外出を躊躇うストレスと

自身の親の没年齢を重ね合わせているようだ。

けどね、そんな人ほど長生きするものよ。

同じく、刻々と寿命を縮めている私はというと

「おまえはミュ―ジシャンなんだぞ」という天の声を聞き

焦燥感からなのか、俄かに曲を作り始めた。

ボケる前に、やっておかなければならないことがある。

幸い、頭も感覚も未だに少年の如き。

己が青くなければ、歌なんて生まれない。

聖人君子の説教じみた言葉なんて、猫だって聞きたくない筈だ。

なので私は

己を雲に例えて、だめな人生を歌うのだ。

ちょっとだけ種明かしをするなら

「塀にもたれて」のアンサ―ソングである。

あとどれくらい歌えるかわからないので

今のうちに自己完結しておかなければね。











本日の自己満足。

ヘッドフォンの置き場に困ったときは

百均のグッズが、いい仕事をしてくれるものだ。


2021年3月5日

RODE NT1の処遇に悩む

 

昨年、機材入れから引っ張り出したRODE NT1。

十数年間全く通電していなかったせいなのか

その時の動作チェックでは音を拾えなかったので

AKGも有ることだし、やむなく物入に仕舞い込んでいた。

今日、諦めきれず再度チェックするため出してみたけれど

ほぼ無音で時折ノイズあり。

ファンタム通電したまま少し時間を置くと

微かに(ほんの微かに)声を拾っているのがモニタ―できた。

断線ではなさそうだけど、本体から基板を抜き出してみる。

変色もハンダの劣化も無い、はてな?

あれこれWEBで調べてみると

今回考えられるのは、ボディを削った際の切りくずが

XLR端子の周辺にこびり付いて電圧が下がってしまうこと。

コンデンサ―マイクに多く見られる症状らしいが

NT1は端子が基板に直結した構造なので私には無理。

手元に有るのはNT1の初期型で、現在はNT1Aに変わっている。

はてさて、修理代金はどれくらい掛かるものなのか。

思案中・・









MD-8を片付けて、再びBOSSを登場させた。

オ―ルインワンのエフェクタ―内蔵型は

ミックスダウンまで完結できるので、やはりお手軽で便利だ。

実は、この作業にNT1を使いたかったのだが・・

う―ん、修理に出すか悩むところ。


2021年3月3日

桃の節句

 

あれよあれよという間に三月、そして今日は雛祭り。

毎年恒例、ちらし寿司と蛤のお吸い物にて

ネコ科と思わしき娘と正真正銘の猫、その二名の息災を祝う。

カミさんオリジナルのちらし寿司は、

主役のアボガドとサ―モンの味もさることながら

添えられた新鮮な菜の花もまた、春を感じさせる食感で美味。

菜の花、おいしいよねえ。

(買い物に行って運良くゲットしたのは私であるがね)

で、食べられないもうひとりの娘はというと

花を愛でる、というか興味津々の姿。











くんくん、くんくん。

いいショットではあったけれど

ピンが甘かったことが残念無念。

まあ、良しとするか。