2012年6月29日

教訓



半年ほど前だったと思います。
facebookで中川五郎氏がシェアしていたのを見かけ、初めてこの歌を聴いたのは。

FRYING DUTCHMAN "humanERROR"

金曜の今日、首相官邸抗議行動にタイミングを合わせたのか
facebookにライブ映像が紹介され、それを多くの方がシェアしていました。
19分に及ぶこの歌を、過激な言葉の羅列だと受け取る方も居るかも知れませんが
私には(彼らの言う通り)底知れぬ愛だと思えるのです。

より多くの方に、この叫びを聴いて頂きたいと思います。

巨額のマネーが動くのが戦争です。
企業は軍需産業で私腹を肥やし、屍の上で巨大化して行きます。
なぜ今、この狭い国土に50数基もの原発が乱立しているのか。
エネルギー政策などと言った綺麗事など通用するわけがありません。
必要のない土地に、むやみに高速道路や豪華な橋を造る利権の構造と同じなんです。

もう、やめましょうよ。そんなこと。
フクシマの悲劇を繰り返してはなりません。



2012年6月28日

地団駄


こんなこと書いて、果たして信じて頂けるものでしょうか。

実は昨夜のライブ後、
何処にも寄らず「その日」の電車に乗って帰宅したのです。
パスモで改札を通って。

珍しいことです。
ライブ後は決まって店を替えて朝まで飲んでる私がですからね。
この快挙、自分を褒めてあげたいですが
私が現れるであろうことを予測していた(かも知れない)
終夜営業のお店さまには大変申し訳ないことをしてしまいました。
気分が良かったので、翌日が休みであれば確実に始発まで飲んでいたことでしょう。
ですが、1時前には家に戻り
シャワーを浴びてからBlogをUPして床に就きました。

ほんと、珍しいことです。
いつもなら通勤通学の人々の流れに逆行しながら
眩しい朝の街を千鳥足で歩くのが常でしたし、
帰宅するなりギターケースを無造作に床に置き
パンツだけ(ジーンズね)脱いで、布団に潜り込んで泥のように眠るってのが
かずら的日常のひとコマだったわけですから。
今朝目覚めると、
疲れてはいましたが何だか健全な営みを感じてしまいました(笑)

ま、体の方は歳相応にガタが来ている筈なので
これからは少しばかりセーブしなきゃいかんよなあ~、とは思ってるんですよ。
思ってるだけですが。

パスモを財布に戻すとき、「しまった!」と地団駄を踏みました。
王将の餃子無料券、今月末までの期限だったことに気付いたのです。
もう行く間がありません。わ、勿体ない。
ビールと餃子、季節に関わらず食の王道ですもんね。

昨日NO BORDERへ行く前に寄っとけばよかったあ・・と、後の祭り。



2012年6月27日

素敵ご夫婦とメガネ屋シンちゃん


諸事情から、本日のライブは21時半頃からのスタートと相成りました。
ワンポイントのコンデンサーマイクで歌う私に合わせ
急遽駆けつけてくれたメガネ屋シンちゃんがサックスを吹いてくれたことに感謝。
そしてそして、私のBlogを見て関心を抱かれ
わざわざ足を運ばれたというご夫婦にも感謝の夜でした。
なんでも、昨晩初めてお店に訪れて軽く飲まれたらしいのですが
翌日に私のライブがあると聞いて、再び来店されたとのことです。
お会いしたことも無い方が、NETを通じて私のことを知り
そして足を運んで頂けるなんて、こんな光栄なことはありませんよね。
いろいろお話もさせて頂きましたが(お酒好きの)素敵なご夫婦でした。
ちなみに私のBlogを見て、まつたろうにも行かれたそうです。
美味しそうな画像、載せてみるもんですね(笑)
あ、もしこれをご覧になられてましたら是非メールしてください。
トップバーにGmailのアドレスが表示されてますので。
(何処のどなただったのか、全く分からないままで申し訳ありません)

シンちゃんは・・なんとなく現れそうな気がしてたんです。サックス持参で。
予感的中、子供を寝かしつけてから車でやって来ました。
顔を合わせるのは3年ぶり、くらいでしょうか。
最近になってFBでやり取りしながら、会いたいなあと思っていた矢先でした。
こういうのも、嬉しい限りですよね。
サプライズが重なったせいか、今夜はとても気持ち良く歌えました。
赤箱を装着されたGibsonクンも限界ギリギリの線まで頑張ってくれましたし
ほんと、関わる全てに感謝感謝の夜でありました。

・・などと言いながら
黙して語らないまま、あのような時間まで開演を待ってくれた
店主ボーマスに改めて御礼申し上げます。
(硬いか?)笑

みんな、ありがとねー!!



2012年6月26日

赤箱


私にとってはちょっとした冒険。
今までほとんど使ったことのなかった、こんな弦を張ってみました。
Martin M140、成田の某ネットショップでは300円ちょっとで売られていたり
どこの楽器店でも手に入る当たり前すぎるほどのライトゲージの赤箱です。
何事も斜に構え、ポピュラーな物を疑ったり好まなかったりする私、
あまり知られてないような物を用いることが拘りなのだと妄信していた傾向があります。
なので、ずっとD社のフォスファー・ブロンズ弦だけを使い続けていました。
(根がケチなので高価なコーティング弦を買おうとは思いません)

そんな私でしたが、
何故か近頃はあらゆる物に対して拘る対象が減ってきたように感じます。
このMartinの弦もそうです。
ふと「当たり前の音」が欲しくなって、真っ先に頭を過ぎったのがこれでした。
後日横浜へ出たついでに、ショップで(1セットだけ)購入しました。
正直、恥ずかしかったです。
レジに1箱だけ持って行って精算するオヤジと、店員の(あからさまな)上から目線。
そりゃそうでしょ、この赤箱ひとつだけ買って行くオヤジなんて
私が店員だったとしても、たぶん同じような目で見ていたと思いますもん。
なんたって、初心者御用達の超大衆的な一品なんですからね!


話を元に戻して・・
その冒険に出た結果なんですが、
80/20の赤箱ブロンズ、私の(鳴らない)J-45とは相性がいいようで
狙った通りの音で鳴ってくれてます。
安価な赤箱、侮れません。




そんなわけで、明日のライブはJ-45。
Gibsonを携え、70年代の懐かしい音でジャリーン!と奏でます。
赤箱とかずら元年のマッチング、確かめにいらしてください。
マールボローも本来の味は赤が一番!
何故か赤箱に魅入られる私なのです。




「ヒキガタル」
6月27日(水)反町NO BORDER
OPEN 19:00 START 20:00 MC¥500+投げ銭

NO BORDER  横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
http://www.geocities.jp/noborderyokohama/top.html



2012年6月20日

ヒキガタル


或る夜、仕事場の方が夢で見たそうな。
私がフリマ会場のブルーシートの上で
酒を飲みながら陽気に歌っている姿を。
思い当たる節は無いのですが、かなり現実的な線に思わず苦笑。
ちなみにこの方、まだ私の歌を聴いたことが無いのです。
遠慮せずに、いらっしゃーい!(笑)

さて、来週は歌うのです。
定例のツキイチ・ライブ復活。
いつもの歌を、いつものように。
今回はGibsonの「G」でガツンと行く所存。
敢えて、巷では鳴らないと酷評されるJ-45でガシガシと。

「GUILDは違うよなあ~」
先週、一緒に飲んでいた友人と頷き合いました。
そう、私の歌にはチープな音色の方が似合うのです。

飛び入り乱入拒みません。
思い思いのスタイルで遊びにいらしてください。
平日の夜、カウンターで飲みながらお待ちしてます。
かずら元年未体験の方も是非!




「ヒキガタル」
6月27日(水)反町NO BORDER
OPEN 19:00 START 20:00 MC¥500+投げ銭

NO BORDER  横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
http://www.geocities.jp/noborderyokohama/top.html




2012年6月19日

Lips & Tongue


足の速い台風4号に気を取られているうちに
本日発売されたベロちゃんを買いそびれてしまった。
あー残念、解禁を祝いたかったのになあ。
やむなく明日までお預け、ベロカメラ・アプリで暇を潰す也。

それにしても凄まじき勢いのグチョル。
仕事場からの帰り道、一般道だというのに
風で煽られ揺さぶられる私の愛車。
海に向かってアクセル踏めば、空を飛んだかも知れないね。

ぐおおおーっと、一気に駆け抜けて行ったグチョル。
台風?おいおい、まだ六月なんだぜ。
竜巻やら何やら、この国は気候までもがおかしくなっているようだ。


永田町の狂気が国土を覆い尽くしているのかも知れないな。
くわばらくわばら。


2012年6月18日

FISHIN' ON SUNDAY


週末に楽しく飲み、語り合った友人からこれを戴いた。
76年に徳間ジャパンからリリースされた高田渡「FISHIN' ON SUNDAY」
私が持っていたアナログディスクは行方不明となっていたので
ずいぶんと久しぶりに耳にした気がする。

友人が何故これを持参して来たのかは分からないのだが
40年近く経過したこのアルバム、敢えて今聴くのがいいのかも知れない。
己の環境で言えば、発売当時の70年代中期から後期にかけて
この「ゆるさ」を、全て受け入れられるほどの余裕が無かった気がするからだ。
ところが、今ならすんなり入ってくる不思議。
ちょうどいい時期に、ちょうど良い物を貰ったようだ。
細野晴臣、中川イサト、山岸潤史、
そしてヴァン・ダイク・パークスを交えたサポートメンバーと一緒に
ロサンゼルスのスタジオの空気を運んで来てくれる。
釣竿の糸を垂らしているのは日本の河川ではない、無国籍な何処かだ。
その「さよならアメリカ さよならニッポン」的なところがまたいいのである。




「フィッシング・オン・サンデー」
作詞・作曲:高田渡

日曜日には 日曜日には
あの小川まで
のんびりと魚釣りにでも
朝早くから夕暮れまで
糸を下げて一日過ごします

脇にゃ酒でも一本抱きかかえ
あの小川まで魚釣りに
日頃の鬱憤を餌にして
糸を下げて一日過ごします

あの爺さんは魚釣りの名人だ
糸を引き上げるその時
しわがれ声を押し堪えて
全身に笑みを浮かべてる
そして そして
糸を引き上げると
すると魔法のように
竿から夕暮れが
辺り一面に広がるではないか

日曜日には 日曜日には
あの小川まで
のんびりと魚釣りにでも
朝早くから夕暮れまで
糸を下げて一日過ごします