2012年8月2日
スポーツは芸術だ
スポーツは、それぞれの形に応じた技の美しさが観る者を魅了するのだと思う。
仮にそれが勝負事だとしても、結果だけが全てではなく
或る意味芸術性が伴わなければ、観ていてつまらないものになってしまう。
柔道がいい例だ。
国際大会で海外の選手が勝ち進むようになって以来、
パワープレーばかりが目に付き、本来の技の美しさが薄れてしまった。
おまけに審判が道着の乱れを注意する光景も無くなり
海外選手の多くが帯から外れた状態のまま試合を進めているのを目にすると
勝敗や優劣を楽しむ以前に、とてもだらしなく感じてしまうのは私だけだろうか。
もはや、JYUDOという全く別のスポーツになってしまったのかも知れないが・・
昨夜の内村航平の演技を観ながらそんなことを考えていた。
体操競技に於ける難度の高い技は、単にそれを熟す(こなす)だけではなく
空中に描かれる放物線の美しさと、一定のテンポが不可欠なのだ。
過去の全盛期だった頃の日本の体操にはそれがあった。
動と静が交互に訪れる、息遣いが感じられるほどのそんな演技が。
その「美」と「間」が、内村の演技にはあった。
技だけを追求する海外の選手には到底真似できないパフォーマンスであり
彼が手にした金メダルは、得点以上に偉大なことなのである。
屋外競技は数値が全てだが、審判が採点をする屋内での競技には
もっと芸術性が求められても良いと思うのだが皆さんは如何であろうか。
ただし、数値が全てとは言っても、ボルトの走りや室伏の投擲など
屋外競技にも王者に相応しい美しさを感じる姿は必ず在るものだ。
如何なる競技にも、観る者はその「美」に魅了される。
スポーツとは、そういうものなんじゃないだろうか。
*
2012年7月31日
さらば七月
土曜に催されたNO BORDER 8th Anniversary Party、
和やかな雰囲気の中、集まった大勢の友と一緒に
飲み、語り、そして泥酔気味の楼茶を傍らに2曲だけ歌って参りました。
(ハイな楼茶女史、画像で見るとかなりパワフルなアヒル口です)笑
夏の風物詩とも言える楽しい夕べでしたが、ひとつだけ気になったことが・・
髪を短く切った私の頭頂部、ずいぶん薄くなってる!!(汗)
スポットが当たると露骨すぎるくらい目立つようです。
これはマズイですねぇ、以前のようにキャップを被ろうかしら。
気持ちが良くて酒も旨いもんで、ついつい電車のある時間を過ぎてしまい
うーん、このまま飲んで日曜の仕事は休んじまおっか!
という(いつもの)不埒な考えが頭をかすめたりもしたのですが、
そこは大人になったかずら元年、意を決して(後ろ髪引かれながら)帰宅しました。
リアリー・ミュージックの松田さん夫妻の車に乗せてもらえなかったら
たぶんそのまま朝まで飲んでたんでしょうけどね(笑)
運転手のアキ姐よ、ありがとね!!
あれから三日間、(心を入れ替えた私)真面目に働きました。
毎夜のオリンピック観戦で眠い目をこすりながらも、よく働いたもんです。
その間パソコンを開くことも無かったので、メールはどっさり溜まり
Blogも更新できずにおりましたが、7月の最後の日だけは締めたいと思います。
明日から八月、まだまだ暑い日が続くんでしょうけど
夜は時折、秋を思わせる風を感じるようにもなりました。
暑いのは苦手ですが「にっぽんの夏」を受け入れることも必要かと。
お誘いがあって、八月はライブ2本になりそうです。
詳細は後日また。
さあ、秋の還暦パーティーに向けてもうひと踏ん張り!
(画像提供たまちゃん)
*
2012年7月27日
にっぽんの夏、私の夏
今夜は三番目の孫であるポンタが泊まりに来ています。
こいつ、相変わらずの超マザコンぶりで
母親が視界から消えた瞬間に泣き出すのが困ったところ。
そんな息子の姿に母親である娘曰く、
「今の自分が超モテ期なのだと思って楽しんじゃお!」ですって。
ものは考えよう、ですけど。ねえ・・
このポンタ、生意気にも零歳の分際で先日美容院デビューしたそうです。
ふっさふさの髪をカットして筆を作るんですってさ。
母親の膝に乗ってるとは言え、かなり緊張した面持ちが笑えますね。
カット後の顔を先ほど初めて目にしましたが、
髪型が纏まると、ずいぶんお兄ちゃんになるものです。
これでマザコン度合いが治まってくれるといいんですがねぇ~
明日はポンタを連れて、家から徒歩3分の公園で催されている夏祭りに出掛けます。
毎年恒例のお祭り、出店も多くてかなりの賑わいなんですよ。
盆踊りの音と大勢の人、屋台から漂う不思議な匂い、
ポンタにとって初体験の祭りは一体どんなふうに感じることでしょうかね。
私はその後、電車で反町へと向かいます。
日頃お世話になっているNO BORDER、8周年の祝いです。
私がそこで歌い始めてからも7年目、いやはや時の経つのは早いもんですね。
20時頃からボチボチと始まるそうで、飲み放題三千円ぽっきり!とのこと。
数多く集まるミュージシャンが入れ替わり立ち代り演奏もします。
予定では私も。(酔っ払ってなきゃね)
狭い店なのでかなり窮屈な状態になると思われますが、
祭り事とお酒がお好きな方は是非足をお運びください!
にっぽんの夏、そして私の夏。
なでしこジャパンのスウェーデン戦を観られないのがちょっと残念(笑)
NO BORDER 8th Anniversary Party
7月28日(土)20:00~24:00(あくまで予定)
Free Drink & Food お一人様¥3000ぽっきり!!
NO BORDER 横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
http://www.geocities.jp/noborderyokohama/top.html
*
2012年7月24日
サムライ
この男、やはりサムライと呼ぶに相応しい。
どろどろとした情念や卑屈さを感じさせず
清々しく思えるほどの言動と振る舞いにはいつも感服するのみ。
もはやこれは剣術の境地なのかも知れないね。
多くのメディアがトップニュースで報じた電撃トレード劇、
そして敵地となったセーフコ・フィールドでのスタンディング・オベーション。
またひとつ、物語が始まった。
どんなストーリーへと我々を導いてくれるのか
それを思うと無性に興奮してくるではないか。
素敵な男だ。
*
2012年7月23日
そして途方に暮れる
昨晩のNO BORDER、ロニー&ロケットメンの演奏が素晴らしかったです。
ツインのテレキャスターこそ、このバンドに相応しい音だと日頃から思ってましたし
私が初めて彼らと出会った時の楽器編成がそうであったことから
中野クンが今回テレをチョイスしてくれたことも私好みのサウンドだったわけです。
新加入のダンちゃん(ドラム)も前回より遥かにレベルアップしていて
何と言いましょうか、ガツーン!と芯の通ったグルーヴ感が小気味良く体を振動させてくれる
そんな幸福感を抱きながら、とても贅沢な時間を過ごさせて頂きました。
ありがとね!ロニロケ!!
対しまして迎え撃つ私はと言うと、薬と酒で体調の悪さを誤魔化しながら
相棒のJ-45と共にいつも通りの歌をこなし、何とか面目は保ったものの
薬と酒は混ぜてはいけないという鉄則があるように
いつもより早いタイミングで酔いが回ってしまったせいか歌詞を間違えるお粗末。
2曲目の「水曜日の朝」の1番後半に2番が混入してしまいました。
正直、ボロボロだったような気がしてます(笑)
それでも言い訳しないのが私のポリシー、たぶん見た目は「いつも通り」だったことでしょう。
後半の3曲は(急遽)中野クンとダンちゃんに加わってもらい、
リハも打ち合わせも全く無しのブッツケで演奏してしまいましたが、
纏まりの無いラフなセッションもスリリングでたまにはいいものだと密かに思いながらも
昨夜のその音を自分自身あまりよく覚えてないのが困ったもんです。
おそらく・・意識が薄れてたんでしょうね(怖)
いやはや、重ね重ねお世話になりました!!
それはさておき、今回も素敵ご夫婦が来てくださいました。
私のBlogが縁結び?となり、ライブに足を運ばれたあのお二方です。
ロニロケの演奏にも大変喜んでおられました。
お互いこれを機会にお近付きになりたいものだと思いつつ
昨晩は奥様からメアドが書かれた絵葉書を戴いたのですが、
アドレスが違うのかメール設定がおかしいのか、送信できませんでした。
二通りのルート共NGでしたので(おそらく)先方の問題ではないかと思うのですが
お礼をお伝えする術が無くなり、途方に暮れてしまいました。
そこで・・
失礼ながら、このBlog上にメール本文を転載することにしました。
いつもチェックされてるようですから、お二人に間違いなく届くことでしょう。
すみません、こんな形で!
あ、私のホームページのメニュー「Contact」から一度送信してみてください。
パソコンからが駄目であれば携帯からでも結構ですから。
「素敵ご夫婦さまへ」
前回に引き続き、昨晩もお越し頂きありがとうございました。
あれ以来、お礼のメールを送ることもできず困っておりましたので
再びお逢いできたことが大変嬉しく、そしてありがたく思っております。
昨晩お二人が帰られた後になって、ボーマスから
「私と連絡が取れない・・」旨の電話がお店にあったことを聞かされました。
お気遣いとお手数をお掛けしてしまったようで申し訳ありませんでした。
(ボーマスよ、そんな大事なこと早く私に知らせなさい!)笑
それにしても、仲の良い素敵なご夫婦ですよね。
初めてお会いしたときから、和やかで優しい空気に満ち溢れてました。
Blogがご縁とは言え、良き方たちと巡り会った幸運をとても嬉しく思っています。
私の歌はあんな調子で、決して耳当たりの良いものではないでしょうけど
足を運ばれ楽しく聴いて頂いているのだとしたなら、それはとても光栄なことです。
(ごく稀に)偶然が重なり大勢集まってくれることもあるのですが、
ご覧になられてお分かりの通り、集客という面では恥ずかしくなるくらいお粗末な状況でして
物言わぬ(寡黙な)ボーマスのおかげで、月に一度だけは歌わせてもらっています。
やがて還暦を迎える身ではありますが、未だに現実と非現実の境い目を彷徨う私の歌がお嫌いじゃなければ
どうかまたお越し頂き、お酒を飲みながら日常の些細なことを語り合えたらと思います。
是非またお逢いしましょう。
かずら元年
*
2012年7月21日
不良オヤジは体調不良だぜ、クソッ!
弦を外したギターを見て「裸ん坊」と称した方が居ました。
なので、これは全裸の絵ということになります。
少々の手入れをして、夜のうちに弦を張り替え
明日のライブに備えているわけでありますが
紆余曲折を経て、辿り着いたのはやっぱりギブソン。
楽器のチョイスに迷ったときは、必ずと言ってこうなるのです。
もともと響きの少ないJ-45、過酷な夏場にも音の変化はあまりないので
ガシガシ弾く分にはいつも通りのサウンドかと。
けど、これを相棒に歌うかずら元年の音。
毒舌クソ連発男である鈴木クンに気に入ってもらえると良いのですが(笑)
おまけに当初の意気込みはすでにトーンダウンしていて
(いつも通り)椅子に腰掛けエアーで鳴らすことにしましたもんで
これもまた突っ込まれるのではないかと少々心配しております。
一昨日からの寒さに体が対応できなかったようで
微熱&喉イガイガの困ったコンディションであることも悩みの種。
一日の気温差10℃は老体にはちと堪えますなあ。
久しぶりのイソジン登場です。
ガラガラガラガラ・・しっかりとうがいして、薬を飲んで
明日の夜までには治さなければ。
焼酎をカーッと飲んで、気合入れて寝ます。
嗚呼、微熱のせいか関節がだるい~(泣)
ステージに宿る神様、どうかアッシをお守りくだせー!!
そんなこんなで、明日のライブを再度お知らせ。
7月22日(日)反町NO BORDER
OPEN 19:00 START 20:00(予定) MC¥500+投げ銭
出演:ロニー&ザ・ロケットメン、かずら元年
NO BORDER 横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
http://www.geocities.jp/noborderyokohama/top.html
対バンの鈴木クン率いるロニロケ、いいですよ~
とにかく音がカッコよくって嫉妬します。
必見必聴のバンドなので是非いらしてくださいね!
*
2012年7月18日
究極の堂々巡り
藤が丘の娘宅へ向かうとき、桜並木の道を抜けて行った。
強い陽射しを遮り、開け放した窓から入る風が爽やかさに変わる。
やはり地面は呼吸してなきゃ駄目なんだよな。
そんなわかりきったことを、ハンドルを握りながら改めて思った。
便利さと快適さを優先する文明は、間違いなく人と地球に害を及ぼす結果となる。
熱中症も、エアコンの普及で人間の体温調整機能が働かなくなったことが原因らしい。
暑けりゃ大汗かいて体温を下げるだけのことが、現代人には出来ないだなんて
この先、我々人間の体はどこまでか弱くなってしまうんでしょうね。
部屋のコンセントに刺さってる電源コードの先の家電製品はどれも猛烈な熱を発し、
充電のためのACアダプターも、下手をすると火傷しそうなほどに熱くなっている。
家庭内の電気を使う物全体の発熱量は相当なものだろう。
そうして暑くなった部屋を冷ますためにエアコンが動き、
室外機から噴き出した熱風が更に外気温を上げてしまうという連鎖。
こりゃあ究極の堂々巡りだわ。
文明って、膨大なエネルギーを消費することなのかしら?
それが先進国としての誇りなのかしら?
そんなわけないよね。
ああ・・
あれこれ思い悩むことは数あれど、
やっぱりこの子に落ち着きそうな予感。
温暖湿潤気候のナッシュビル生まれだもん、なんとかなるさ。
こちらもやはり堂々巡り。
*
強い陽射しを遮り、開け放した窓から入る風が爽やかさに変わる。
やはり地面は呼吸してなきゃ駄目なんだよな。
そんなわかりきったことを、ハンドルを握りながら改めて思った。
便利さと快適さを優先する文明は、間違いなく人と地球に害を及ぼす結果となる。
熱中症も、エアコンの普及で人間の体温調整機能が働かなくなったことが原因らしい。
暑けりゃ大汗かいて体温を下げるだけのことが、現代人には出来ないだなんて
この先、我々人間の体はどこまでか弱くなってしまうんでしょうね。
部屋のコンセントに刺さってる電源コードの先の家電製品はどれも猛烈な熱を発し、
充電のためのACアダプターも、下手をすると火傷しそうなほどに熱くなっている。
家庭内の電気を使う物全体の発熱量は相当なものだろう。
そうして暑くなった部屋を冷ますためにエアコンが動き、
室外機から噴き出した熱風が更に外気温を上げてしまうという連鎖。
こりゃあ究極の堂々巡りだわ。
文明って、膨大なエネルギーを消費することなのかしら?
それが先進国としての誇りなのかしら?
そんなわけないよね。
ああ・・
あれこれ思い悩むことは数あれど、
やっぱりこの子に落ち着きそうな予感。
温暖湿潤気候のナッシュビル生まれだもん、なんとかなるさ。
こちらもやはり堂々巡り。
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