2012年9月11日

ご無沙汰してます。


気がつけば、九月も十日ほどが過ぎていました。
暑い暑いと言いながら、それでも間もなく秋がやって来るわけで
時が過ぎ行くその早さに、毎年のことながら驚くばかりの今日この頃です。
ここ横浜北西部、今夜は俄かに雨。遠くで雷鳴が聴こえています。

近況報告というか、お知らせが幾つかあります。
まずはホームページ移転のご案内。
先日Facebookにてjimdo.comというサービスを見掛け、試しにあれこれ編集してみたんですが
思いのほか使い勝手が良くて、広告も煩わしさを感じない程度のものなので
正式に従来のsound.jpから引っ越す運びとなりました。
新しいURLはhttp://kazura1952.jimdo.com/ 以後よろしくお願い致します。


そしてもうひとつはライブのお知らせ。
毎年「自らを祝う会」としてバースデー・ライブを催していますが、
今回は節目となる60回目の生誕祭でもあり、ちょっとばかり豪華な内容になりました。

ビト&かずら元年 生誕記念LIVE!
10月8日(月)反町NO BORDER
OPEN 19:00 START 20:00(予定) MC¥500
出演:ビト、かずら元年、スーマー(ゲスト)

NO BORDER  横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
http://www.geocities.jp/noborderyokohama/top.html



ビトちゃんは私と同郷である上に、なんと誕生日までが同じ10月8日という
そんな極めて稀な関係の歌い手なのでして、7年ほど前に初めて会ったときは驚きでした。
そんな縁から今回は共に祝うことになったのですが、
今や彼は月に10数本のライブをこなす身であり、その歌も素晴らしい感性に溢れていて
エッジの効いた言葉と音が(腰のくねりと共に)聴く者を魅了してくれます。
そんな男との「合同誕生祭」これは間違いなく私の還暦祝いの思い出となることでしょう。

そしてもう一人、古いギターとバンジョーを相棒に歌うスーマーをゲストに迎えました。
毎晩のように飲み、歌う、全国を駆け巡る「売れっ子」の有名人であります。
私もそうでしたが、誰もが彼の歌に心地好さを感じてしまいます。
指先のテクニックだけではなく、選曲と声の周波数が実にいいんですよねぇ。
不快な音を絶対に出さないことでは際立ったミュージシャンだと思います。
忙しい男なのですが、今回快諾してくれたのはとても嬉しい限りですし
未だ聴いたことが無いという方は、この機会に是非体験してもらいたいものです。


あー、他人行儀に少々褒めすぎてしまいました(笑)
けれど二人共、私の知り得るミュージシャンの中では特別な存在なのであります。
この素晴らしき男たちと一緒に祝うことができるのは、
途轍もない贅沢だと思えてしまうほど素敵な夜になりそうな予感がします。
是非皆さま、足をお運びください。

ちなみに私、当日は赤い衣装を身に付けませんのであしからず。
さりげなく、いつもと同じように淡々と飲み、歌い、過ごす所存でございます。


2012年8月28日

サドル削りが趣味ですから。

「大瀧詠一のアメリカン・ポップス伝2012 パート2」楽しいですね~
勉強にもなりますし、軽妙な語り口のテンポが心地好いので毎回ネット・ラジオで聴いています。
8月28日(火)~9月1日(土) 前0:00~0:50 NHK FM、是非聴いてみてください。

休日の今日は(またしても)インドアな暮らし。
腰の調子も良くなってきたので、前から気になっていた楽器のメンテをちょっとばかし。


指板をオレンジオイルで磨き、ついでにサドルを少し削ってみました。
サンドペーパーでゴシゴシと擦るんですが、この地味な作業が何故か好きなんですよね。
1mmくらいの所に鉛筆でガイドラインを引いて、ひたすらゴシゴシ行くわけですが
O型人間は緻密な計算が出来ないのでかなりアバウトに作業は進みます。
ある意味ヤッツケ仕事。それでも「勘」と言いますか、毎回上手い具合に仕上がります。
セットしてみましたが、今回もビリつく寸前の辺りに納まってくれました。


このGUILDクン、いつもはDARCOのフォスファー・ブロンズを張っていたんですが
今回は実験的にMartinの赤箱を張ってみました。
結果は・・だめかな。出音が細くなっちゃったみたいです。
男と女、ギターと弦、相性というやつはやはり難しいものであります。

そうそう、ついでに?ベッドの下に眠っていた子を5年ぶりくらいに発掘してみました。
Headwayのエレアコで、オール・マホガニーのモデルでして
私がNO BORDERで歌い始めた頃に使っていた物です。
ブラック仕上げなので綺麗に磨いて新しい弦に張り替えてあげましたけど
うーん、ちょっと今は使えそうにない音ですね。残念。


この古い眼鏡みたいな鼈甲のバインディングは好きなんだけどなあ・・
ま、何かの折にでも!(笑)


2012年8月25日

猫とグラス

我が家の猫は、床に置いたお皿の水には目もくれず
喉が渇くとテーブルの上に座り、水が欲しいと眼で合図してくる。
そこで彼女の「マイグラス」を出してあげると、安心したかのように水を飲むのだ。



このスティッチのグラスは二代目。
先代のグラスは洗浄中に割れてしまい、私がそれまで使っていたのを譲ってあげた物だ。

こんなことになったのは、いったいいつくらいからだったろう。
もっと小さかった頃は、他の猫たちと一緒にお皿の水を飲んでいた筈だが
或る日、私のグラスを興味深く(或る意味羨ましそうに)覗き込んでいるのを見て
試しに別のグラスに水を入れて置いてみると、お座りして飲み始めたのがきっかけだった。
それ以来、この子は(自分の)グラスでしか水を飲まない。
今でも時折、私のグラスを覗き込んだり顔を突っ込んだりすることはあるが
専用のグラスを傍らに置いてあげると、自分の水であることを認識してくれるようだ。
ぺちゃぺちゃと小さな音を立てながら上手に飲む。
よほど喉が渇いているときは、水位が下がって行くのが分かるくらいガッツリ飲む。
この仕草が可愛らしく、見るたびに心が癒される。

ひとつだけ不思議なのは、私が食事を終えてお茶を飲む頃合になると
どこからともなくやって来てはテーブルに乗り、水を催促することだ。
自分の餌以外は口にせず、食卓の肉や魚をつまみ食いすることも全く無いのだが
もしかすると、我々と一緒に食卓の席に着きたいのかも知れない。
幼くして母親と別れたせいなのか、家族の団欒を求めているのだとしたなら
甘えん坊のこの子が何だか切ない。

そんな彼女がこの夏、一番興味を示しているのが氷。
私のグラスの中の氷をじっと見つめていることが度々ある。
たぶん鼻を付けた瞬間に氷の冷たさにびっくりするだろうけど
一度入れてあげようかと思っている。
「冷たいこいつは一体何者なんだあ~?」と、
目をパチクリしながら凝視するんだろうなあ、きっと。


2012年8月21日

Acoustic Night 復活


お知らせが遅くなってしまいましたがライブ告知です。

Acoustic Night
8月24日(金)反町NO BORDER
OPEN 19:00 START 20:00(予定) MC¥500
出演:桜井タツミ、辻野寛美、かずら元年

NO BORDER  横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
http://www.geocities.jp/noborderyokohama/top.html


私がこの店で歌い始めるきっかけとなったのも
7年前のこの企画「Acoustic Night」でした。
ここ数年は催されることがありませんでしたが、
今回から復活することになったそうです。
不定期ではありますが、様々なミュージシャンが一堂に会す
そんな楽しみがいつもあります。
去り行く夏を、冷たいビールでも飲みながら過ごす時間を
一緒に味わって頂けたら嬉しいです。

ちなみに私の腰痛・・
快方に向かってますので(たぶん)いつも通りに歌えると思います。
(苦笑)

2012年8月19日

52年型はガタガタなのです


五十を過ぎ、やがて六十にもなろうとする頃
それまで健康だった者でも、体調を崩すものだとよく耳にします。
10年という単位が、体の節目となるものなかも知れませんね。

私の場合、今年に入ってからは度々腰痛に悩まされています。
若い頃(五十くらいまで)は、腰に不安を覚えるようなことは一度も無かったんですが
医者に尋ねると、背筋や腹筋の衰えだろうと言われました。
つい三日ほど前にも痛みがぶり返してしまい、
仕事を休んでコルセットを巻いた腰を労わりながら安静にしている始末です。

5年前に事故に遭って以来、体のあちこちが変調を来たしたことは前にも書きましたが
軽のRVが20トンの大型車にガッツリ追突されたわけですから
腰から背中、そして首と頭に至る神経が損傷するのも当然でしょう。
幾つかの病気を発症して入退院を繰り返すようになったのもあれからですからねぇ。

けれど、それでも私はこうして生きているのですから
生かされたことに感謝しながら、このオンボロな肉体と付き合って行かねばなりません。
事故を恨んだり悔やんだりすることもありませんし
己の一生の中の、運命的な出来事のひとつだと振り返るだけです。
あれから様々な出会いや経験を重ねてきたことに、むしろ感謝するべきだとも思っています。

多くの方々から名曲だと言われる私の歌『134号線の夕陽』
その一節に「降りかかる災いや試練を そのまま受け入れちまえよ」と言い切れたのも
あの事故を経験した後で、たくさんの素敵な人間たちと知り合えたからなのでしょう。
長く生きるということは、実に楽しいものです。

日が短くなり、夏も間もなく終わろうとしています。
楽しきこと、愉快なことに想いを馳せながら、各々の日常を過ごしましょう。
残暑見舞いを兼ねて、私の近況報告でした。



(追記)
明日は仕事場に復帰する予定です。
今週末にはライブもあるしね。


2012年8月15日

想ひ



武器を捨て
戦争を放棄したこの日から
今の私たちは在る。

同じ過ちを繰り返さないためにも
決してこの日を忘れてはいけないのだと思う。

そしてもうひとつ。
唯一の被爆国である我が国が
三度(みたび)核の脅威と直面した
3月11日を忘れてはいけない。

核の廃絶を訴え続け
そして自ら核を放棄することが
私たちの務めなのだと思うのだ。

血と涙の犠牲の先に
平和な世界が築かれるのだということを
私たちは知っているのだから。

それを
忘れてはいけない。


2012年8月12日

・・ヲタク、ですか?



明日は孫二人を連れて、7月にオープンした原鉄道模型博物館へ行くのです。
一番ゲージという鉄道模型の中で最大のレール幅が魅力でもあるのですが、
ここの売りは何と言っても鉄製のレールと鉄製の車輪。
おまけに本物の小石が枕木の下に敷かれていることから
ダダトゥンダダトゥンという実際の走行音までもが楽しめるとのこと。

私、決して「撮り鉄」ではないのですが
素晴らしきジオラマの世界を収めるため、久しぶりに一眼レフを携えて参ります。
けれど(カメラが)デカイ、そして重い。
バッグの中身を抜いて入れてみましたが、かなりずっしりとしています。
こんなときのためにも、コンパクトなミラーレス一眼が欲しくなってしまいました。
・・ヲタク、ですか?

私は楽しみにしてるのですが、肝心の孫共が果たして喜んでくれるのかどうか。
そこんところが問題ではありますが・・(笑)

毎夜観戦していたロンドン五輪も幕を閉じます。
明日からは日常が戻って来ます。
ようやく寝不足から解放されるというわけですな。
何はともあれ、選手諸君を称えたいと思います。
おつかれさま、ありがとう。