2012年10月19日

あっという間の「間」


早いもので、一人目の孫は来年になるともう小学3年生。
すくすくと育ち、どんどん大きくなって行くのです。

この1号機、あと10年もすると立派な大人になっているわけで
その頃には親父は四十を過ぎ、私は七十になっているという
そんな先の世界を想像してみると、楽しみでもあり怖くもあり。
10年なんて、長いように思っていても、あっという間ですからねぇ。

晴天の予報の明日はこの子の運動会なのでして
朝っぱらから車を飛ばして公田まで行かねばなりません。
夜更かし朝寝坊の(不埒な)爺さんにとっては
一年の間に何度かある早起き行事の日なのであります。

今夜は酒をセーブして早めに寝なければ。
布団に入っても、あっという間に朝が来そうです。
この「あっという間」の繰り返しである日常が
物凄いスピードで現在から未来へ物事を運んで行き、
性懲りも無く辿り着いた先で「あっ!」と呟くんでしょうね、きっと。

あっという間の「間」に、何を求めたか何が出来たか何を残せたか
それが問題なのだよと人は言うかも知れませんが
得られるものが何も無かったとしても、
幸せだと感じられれば私はそれでいいのです。

過去にも何度か書きましたが、松本隆の「ゆでめん」に於ける名言
「幸せなんて 何を持ってるかじゃない 何を欲しがるかだぜ」
私はこの言葉が今でも頭から離れないで居るのです。
形ある物を求めて行く行為は想像力を阻害してしまいますからね。
なんちゃって!な、爺さんだとお笑いください。

さてと、1号機の雄姿に期待して
あっという間の「間」を楽しみながら朝を迎えることにしましょう。


2012年10月18日

旧い扉


iTunesに入っている昔の音源を聴いていました。
古い物では25年ほど前に宅録した秘蔵の?歌も。
さすがに今と比べると声が若い。
三十代後半とは言っても「若者」の声帯です。
だからでしょうか、自分の声なのに他人みたいに感じてしまいます。

半ば忘れかけていたそれらの中に、
今また歌いたくなるような幾つかの良い曲がありました。
折を見てご披露できたらと思います。

それと、
現在でも歌っている曲の別バージョンが見つかって
手前味噌になりますけど、それがまた実にいいのです。
旧い扉は、たまに開けてみるものですね。

いつの日か、お聞かせいたします。
お楽しみに。


2012年10月17日

友とBluesを喰らう


来週末、Bluesが流れる西荻窪のとあるお店で
旧い友人と逢うことになりました。
私が渋谷界隈で歌っていた40年ほど前のこと、
バックでベースを弾いていた男です。
その後三十数年間、連絡を取り合うことはありませんでしたが
7年ほど前、たまたま私のホームページを見つけたとメールが届き
一度だけ横浜(山手)の店までライブを見に来てくれたことがあります。
それからまた音信が途絶えてしまっていたのですが、
今度はFacebookを通じて再び繋がるようになり、
時折あれこれと短い言葉を送り合う中で、再度?「再会」を果たすことになった次第です。

携帯電話などこの世に無かった(想像することさえできなかった)70年代、
連絡手段は家の固定電話か手紙、或いは人から人への伝達に限られてましたから
当時はいったいどうやって待ち合わせをしていたのかと不思議に思います。
たぶんですが、まず電話で連絡が取れる人間に用件を伝え
その後は原始的な方法ながら、個々に口頭で伝達してもらったんでしょうね。
そうして約束の時間・場所に、皆がちゃんと集まったものでした。

しかしながら、そのような「直接的な」関わりを保っていた者同士が
いざ音信不通となってしまい数十年が経過してしまうと
連絡を取り合う手段が何も残されてないことに後から気付くのです。
電話番号、住所、仲介してくれた友人の友人、
これらがひとつでも欠けると、当時の「連絡網」は全く機能しなくなってしまいます。
私の旧い友人たちとは、そんな理由で疎遠になっていたのでした。

そこへ「通信の文化大革命」とも呼べるネットや携帯電話が登場して
居所も分からないまま私たちは再び連絡を取り合うことが出来るようになったのです。
旧友をネット上で探し当てられる、これはやはり素晴らしいことですよね。
人を介す手間も無く、ましてや時間帯も気にせず机上で完結するなんて
極めて原始的な方法でやり取りしていた私たちにとっては革命以外の何物でもありません。

そんな紆余曲折を経て再会する友と飲むのは楽しみで仕方がないのです。
待ち合わせに選んだお店も、以前から行ってみたかった場所であり
そこのオーナーも実に興味深い方なので楽しみが倍増してしまいます。

古いテーブルを囲み、旧友と共に酒とBluesを喰らう。
心地好いでしょうねぇ、飲み過ぎてしまうに違いありません。
潰れちゃったら堪忍です!(笑)



(画像はお店のサイトからお借りしました)

2012年10月16日

支離(Siri)滅裂


iPhone5、受け取って参りました。
LTEのスピードもさることながら、A6チップの処理速度も天晴れですな。
手にした瞬間、予想してた以上に4より薄くて軽く感じたのが驚きでした。
ぺらあっとしているので、なんだか華奢に思えてしまいます。

私が予約していた店はフランチャイズのSBショップのようで
あれもこれもと無料月間だけのオプションを幾つか付けられましたけど
さほど嫌な気分にもならなかったので「お付き合い」してあげました。
無料期間が過ぎたら全部外せばいいんですからね(店のお姉ちゃんにサービスさ!)

勧められるままに、今まで愛用していた4は「家族キャンペーン」にしてあげました。
新たなUSIMカードを入れ、電話番号とメールアドレスは付きますが
3Gを切った状態の「ゼロから定額」なのでWi-Fi接続だけの使用に限定されますから
2年間まったく費用は掛からないという仕掛けなのです。
実際に使うかどうかは別として「iPad mini mini」てな感覚で傍に置いておくことにします。

今回初めて気が付いたんですが、パッケージの中に大きなAppleシールが入ってるんですね。
大きな林檎ちゃんが二つも(写真上)


本体の下に入っているアクセサリーを取り出すために引っ張り上げる時の耳の付いた部分、
この中のスタート・ガイドと一緒に入っていました。
4を購入した際も同じパッケージでしたから、たぶん入っていたんでしょうね。
一度も開けたことが無く、単なる「耳」としか思っていなかったもので・・(笑)

それにしても、カメラの解像度がずいぶんと向上してますねぇ。
質感までよく表現されるようになりましたもの。
Siriは・・笑っちゃうくらい毎回NG、御主人様の言葉を理解するまでかなり掛かりそうです。
(中の)女性、混乱してくるとかなり喰らい付いて来るんですが
次の瞬間コロッと態度を変えて「諦めなはれ」的な発言をするのです。
ちょっと知的なあの喋り方、どこかの秘書さんみたいですよね。
たぶん眼鏡掛けてます、たぶん。


2012年10月15日

魔法の林檎


2年と3ヶ月、長らくお世話になったiPhone4とお別れする日を迎えました。
明日、入荷している5を受け取りに地元のSBショップへ行くのです。
片時も離れずに、ずっと傍に居てくれたジョブズの子供に感謝します。

友人たちの、ガラスが割れてしまったiPhoneを幾つも目にしてきましたが
落っことされることもなく、この子はまだ綺麗で美しいボディを保っています。
こうして眺めていると、まだまだ現役で働いてくれそうな気がしますけど
(やめときゃよかった)iOS 6のインストールのせいで
最近はアプリが落ちまくったりフリーズしたりすることが何度もありました。
「もうあたしには無理だよー!」そう叫びながら働いてくれていたのでしょう。
ごめんね、大変な思いをさせてしまって。

5に引き継がれるデータとアプリ、
先ほどiTunesにバックアップしておきました。
遅れ馳せながら、明日からA6チップとLTEのスピードを堪能させて頂きます。
それと、4では対応していなかったSiriも。

あー、でも・・
4の入荷を待ちわびた時のようなワクワク感が無いのです。
これはちょっと寂しいですね。
iPhoneだぜー!みたいな興奮を抱けなくなってしまったのは
やはりジョブズが居ないせいなのでしょうか。
iPhoneはスマホに非ず。
私にそう思わせてくれたジョブズの魔法が恋しくなります。


2012年10月14日

goo goo g'joob g'joob g'joob!


友人のつぶやきを見て、
今夜「マジカル・ミステリー・ツアー」のTV放映があることを知りました。

さっそくフジテレビの番組表を見てみると・・え?1:35~4:00??
妙に長いなと思いNETで調べてみると、
58分のドキュメンタリー・フィルム「アリーナ:マジカル・ミステリー・ツアー リビジテッド」が
新たに制作されて一緒にオンエアされるそうです。

公開当時、映画としては失敗作だという論評をよく見かけましたが
収録曲には私の好きな作品がずらりと並んでいます。
オマケでキャストやスタッフのインタビューを集めたドキュメンタリー・フィルムが付いてるなんて
これは楽しみですね。観なきゃ損した気分になりそうです。

でも時間が遅いので、録画して今夜は寝ることにします。
休日の昼下がりにでもゆっくりと、ね。

フジテレビ『THE ROCK MOVIES』と題された三夜連続の深夜映画、
この後15日はボブ・ディランの「ドント・ルック・バック」
16日はストーンズの「ギミー・シェルター」と続くようです。




エッフェル塔をよじのぼるセモリナのイワシ
ハレ・クリシュナを歌う初等のペンギン
奴らがエドガー・アラン・ポーを
蹴とばしたのは見ものだった
僕はエッグマン 奴らもエッグマン
僕はセイウチ goo goo g'joob g'joob g'joob


「I Am the Walrus」




・・渋谷のeggmanて、ここから来た名前なのかしら?



2012年10月13日

焚き火


家庭で出たゴミは自分の所で始末する。
燃やせる物はみんな燃やしちゃえ、というのが昔は当たり前のことでした。
焚き火は落ち葉だけのものではありません。
不要になった物、他人の目に触れると困る物、灰にしてしまうのが一番です。

画像は4年ほど前の光景。
大家の爺さんが裏庭で焚き火をしているところです。
私の部屋のサッシを開けるとすぐ目の前、なのですが老人の行動はダイナミックでして
何やら熱い空気が風に乗って私の部屋に吹き込んで来るなあ・・と、外を見てみると


爺さんの姿は無く、赤々と大きな火柱が上がっておりました。
おいおい、爺さん燃えちまったのかい!?と、思ったくらいです。
火を点けてから何処かへ行ってしまい、火事になる心配もせず、
消えた頃に戻って来ましたが、呑気なもんですよねぇ(汗)


実は隣に住む大家さん、先代から造園業を営んでおりまして
現場で切り取られた木や枝を持ち帰って処分するために
数年前までは敷地内に大型の焼却炉を備えていました。
我が家のゴミも年末になるとそこで一緒に燃やしてもらったりしてましたから
シュレッターに掛けなきゃいけないような書類関係を処分するのにとても重宝してました。
けれど造園の仕事は減るわ、広大な土地の固定資産税の負担は大きくなるわで
畑になっていた部分や焼却炉があった場所は売却して宅地になってしまい、
今では建て売りの大きな家が4軒建ち並んでいます。

4年前は元気に焚き火をしたり、大きな庭の草むしりをしていた爺さんも
婆さん(奥様)に先立たれてからというもの、すっかり足腰も弱ってしまい
このダイナミックな炎が立ち上がる焚き火の光景も見られなくなってしまいました。
おまけに裏庭は手入れされることもなくなり、かなり荒れた状態になっているので
数年前の出来事を懐かしく思わずにはいられません。

ちょっと涼しくなった頃の、古き良き思い出なのであります。
焚き火・・したいなあ。