2013年9月6日
iPhoneに占領された国
昨晩からネット上で情報が飛び交い
朝になるとNHKを含む複数のメディアが相次いで報道し
それに対してドコモが発表したコメントが
「当社が発表したものではなく、現時点で開示すべき決定した事実はない」
てな具合に肯定も否定もしてないような意味不明の内容。
当初はリークされてへそを曲げたのかと思ったものの
これ、たぶんドコモが自ら流した情報なんでしょうな。
ひと騒動起こして、いい宣伝材料になりましたもの。
アップルとは基本合意が済んでいて、あとは細部の詰めを残すだけ。
「開示すべき決定した事実はない」という表現は嘘にはなりませんからね。
携帯端末市場をサムスン電子に追い越され慌てるアップルと
顧客の流出が止まらずシェア激減の日本最大キャリアであるドコモ。
双方が歩み寄るのは当然のことでありましょう。
ドコモ・ユーザーにとっても、
iPhoneは欲しいけど他社には移れないとお悩みだった諸兄は数多く居ますから
とても嬉しいニュースになったことかと思います。
とあるリサーチでは、ドコモ・ユーザーの半数以上がiPhoneに替えたいそうです。
しかあーし!ちょっと待ってくれぃ。
現在日本国内に於けるスマホ利用者の約6割がiPhoneを使用してるそうですから
これに(新生)ドコモが加わると・・
日本国中iPhoneだらけになってしまうのでは!?
わあ、これちょっと怖いです。
想像してみてください、あっちもこっちもiPhone、iPhone、iPhone・・
そんな国、無いですよきっと(汗)
かく言う私もiPhoneユーザーではありますが
この先の光景を思い浮かべると・・戦慄!!
*
2013年9月5日
吐露
弦を張り替えることもなく
伸びきった古いままのJ-45を弾きながら
馴染みの曲を幾つか歌ってみた。
体に染み付いている筈なのに
なんだろう、このチグハグさは。
来月にライブを決めておきながら不安になってきた。
やはり一年のブランクってやつは
そう簡単には埋められないってことなんだろうな。
怖い、と言った方が正確かも知れない。
楽器を手にした途端、自動的にパチッと入ったスイッチが
どこをどう探っても見つからないんだ。
これはかなり居心地が悪い。
まずは自分が気持ち良くならなければいけないのにね。
・・少々の焦り。
北海道へ戻り、父親の介護をしている旧い友人のBlogに
間もなく訪れる長い冬を迎えることへの恐怖が綴られていた。
九月になったばかりとは言え、中旬頃にもなると
朝晩の空気が肌を刺すようになる。
その痛みが日々増して行き、やがて極限の寒さが半年近く続くのだ。
北国の厳しい冬を知っている者にしか分からないことだろうけど
あの塞ぎ込んでしまうような、陰湿な冬には私も耐え切れない。
田舎に戻って暮らそうという気にならないのは
どうやらその辺りに理由がありそうだ。
人生は戦いの連続だ。
己のひ弱さを露呈して足元を見られるような場所には行きたくない。
そして音楽もまた、ひとつの戦いの手段なのだから
惨めな思いをするようなことがあってはならない。
その場の空気を支配することが出来なければ
それは負けたに等しいと思うのだ。
それが敵わぬ者は、歌わない方がいい。
毒にも薬にもならないような人間にだけは
生涯なりたくないのだ。
*
2013年9月4日
遠雷
夜、空を見上げると
高い所の雲の下を低い雲が
急ぎ足で南から北へ流れて行きました。
雷鳴がちょっとだけ近づいてはまた遠ざかり
その度に秋の虫たちが
鳴きやんだり鳴き始めたりしています。
季節の変わり目を知らせる嵐、なんでしょうかね。
秋がグググッと縄張りを広げているような気配を感じます。
我が家の辺りは全く降っていませんが
西の地域では相変わらずの豪雨とのこと。
大雨に見舞われている処にお住まいの皆さま
どうかくれぐれもご用心ください。
さて、どうしたもんかと
倅から貰ったマッカランをロックでチビチビと戴いております。
さしたる懸案事項は特に無いのですが
ウィスキーは考え事に似合うような気がしまして・・
けれど能天気な私、
いったい何を考えていたのやら
それすら思い出せないでいるのです。
年齢的なもの?
いやいや、昔からそうでしたとも。
弦のストックが遂に底を突き、
やむなく仕舞い込まれていたこんな物を引っ張り出してきました。
フォスファーブロンズが3セットで¥980、市場最安値の価格に惹かれ
何年も前に成田のショップからひとつだけ買ってみた代物です。
どんな音がするのやら、ちょっと怖くなります。
(なら買わなきゃいいのにね)
明日は雨の休日ですから
恐る恐る張り替えてみることにします。
*
高い所の雲の下を低い雲が
急ぎ足で南から北へ流れて行きました。
雷鳴がちょっとだけ近づいてはまた遠ざかり
その度に秋の虫たちが
鳴きやんだり鳴き始めたりしています。
季節の変わり目を知らせる嵐、なんでしょうかね。
秋がグググッと縄張りを広げているような気配を感じます。
我が家の辺りは全く降っていませんが
西の地域では相変わらずの豪雨とのこと。
大雨に見舞われている処にお住まいの皆さま
どうかくれぐれもご用心ください。
さて、どうしたもんかと
倅から貰ったマッカランをロックでチビチビと戴いております。
さしたる懸案事項は特に無いのですが
ウィスキーは考え事に似合うような気がしまして・・
けれど能天気な私、
いったい何を考えていたのやら
それすら思い出せないでいるのです。
年齢的なもの?
いやいや、昔からそうでしたとも。
弦のストックが遂に底を突き、
やむなく仕舞い込まれていたこんな物を引っ張り出してきました。
フォスファーブロンズが3セットで¥980、市場最安値の価格に惹かれ
何年も前に成田のショップからひとつだけ買ってみた代物です。
どんな音がするのやら、ちょっと怖くなります。
(なら買わなきゃいいのにね)
明日は雨の休日ですから
恐る恐る張り替えてみることにします。
*
2013年9月3日
Blue Skies
仕事場の屋上から海の方角を臨むと
群青の空に真っ白な雲が浮かんでいて
そのブルーと白のコントラストがとても綺麗で
なんだかとてもいい気持ちになってしまう午後でした。
今日の空の色と雲の形は、
横浜ではあまり見られないような気がします。
深く蒼い空に純白の雲、
北海道で夏の終わりに見た風景に似ていました。
よほど今日は空気が澄んでいたんでしょうね。
私は見られませんでしたが、夕焼けも美しかったようです。
自然界は時折牙を剥いて私たちに襲い掛かりますが
こんな穏やかな姿を見せるときは、その優しさが心に染み入ります。
Blue Skies
けれど、その澄み渡った美しさゆえに
じっと見つめていると哀しくなってくるのは
何故なんでしょうね。
*
2013年9月2日
重い
とうとう3月11日の「あの日」がやって来てしまいました。
記憶に新しい出来事は、ドラマという虚構の世界を一挙に現実化させるわけで
その直前までの笑顔に包まれた幸福な時間が暗転することを直視するのは
観る側にとってはとても辛いものがあります。
おそらく今朝は、視聴者のほとんどの方が緊張の面持ちで見つめていたことでしょう。
私もそうでした。
ユイちゃんの乗った北三陸鉄道のディーゼル車は畑野トンネル内で緊急停車。
運良く津波の被害は免れたものの、
トンネルを出て目にした光景は想像を絶するものがあったことでしょう。
無言で呆然と立ち竦む大吉さんとユイちゃんの後姿に
あの日を想い出して涙した方も多かっただろうと思います。
2011年の3月11日、中継ヘリが捉えた内陸に押し寄せる巨大な津波の映像を
CG画像であるかのように、私は妙に現実離れしたものに感じながら観ていました。
あまりにもリアルすぎて頭の中が混乱していたんでしょうし、
嘘だろ、嘘だろと、目の前の光景を否定しながら観ていたからなんでしょう。
テレビのLIVE映像は、時として仮想世界のように映るものなんです。
ところが、観光協会のジオラマが滅茶苦茶に破壊されたことの方が
よりリアルにその現実が伝わって来るから不思議です。
「あの日」を迎えた北三陸市。
この先どんな悲しい便りが届くのか、しばらくは緊張から解放されそうにありません。
皆の無事を祈りつつ、身構えてテレビの前に座っていることでしょう。
嗚呼・・今週は重い。
*
2013年9月1日
想い
J-45のアジャスタブル・サドルを少しだけ下げてみました。
私の手元に来てから、ほんのちょっとだけ上げたまま
以来それっきりになってたもんですから。
弦高が高いとか、さしたる不具合は無かったんですけど
下げたおかげでアジャストのビスに手が引っ掛からなくなりました。
ミュートするとき、微妙に当たってたんですよね。ジョリッと。
あれこれ目移りしたり、浮気心を起こしても
遠回りした挙句、結局はここへ戻って来てしまう。
私にとってのギブソンは、女房みたいな存在なのかも知れません。
10月のステージは、気心知れたこの子を連れて行くことになりそうです。
さて、今日は関東大震災から90年が過ぎた日。
未だに東京の惨状ばかりがクローズアップされがちですが、
ここ横浜は震源に近かったせいもあり、大きな被害を受けています。
石や煉瓦で造られた洋館は、そのほとんどが一瞬にして崩れ落ちたそうですし
工場や会社の建物は9割近くが焼失したとのこと。
恐ろしいことです。
明日の「あまちゃん」も、遂に2011年のその日がやって来ます。
いつもと変わらぬ日常に、突然襲い掛かる逃げ場の無い巨大な地震と津波。
幸せってなんだろう、そう考えながらテレビの前に座ります。
退屈に思えるほどの当たり前の日常が、実は何よりも幸福なことなのだと
わかってはいるのですがね。
*
2013年8月31日
もしかすると恩師
ジジイなもんで、テレビはNHKしか見てないばかりか
敢えて番組表をチェックすることすらありませんから、
いきなり飛び出す音や映像に身を乗り出すことが時折あります。
(要は点けっ放し状態、いけませんねぇ)
今夜はベンチャーズの懐かしい音が流れて来ました。
好きとか嫌いとかの問題ではなく、
もろにリアルタイムでブームに遭遇した私にとっては
何やら甘酸っぱい少年時代の思い出が蘇って参りました。
当時の少年たち、ほぼ全員がエレキに目覚めるきっかけとなったのは
紛れも無く彼らの登場だったんですからね。
エレキ=モズライト、
フェンダーでもギブソンでもなく、この時代はこの構図が絶対のものでもありました。
マイナー基調のサウンドと共に、美しい曲線を描くモズライトのデザインもまた
あの頃の日本人の好みだったのかも知れません。
国内の各メーカーで、コピーモデルが沢山作られていたほどです。
もちろん私も、テスコのミディアムサイズを頑張って手に入れたんですが
1万円を切るような安物だったので、ピックアップが1弦の音を拾ってくれないという
とても切なく恥ずかしい思い出があるのです(笑)
60年代の安価な国産モデルには、よく見られた現象ではありますが
友人が持っていた1万8千円ほどの全音のコピーモデルはいい音がしてたので
とっても悔しい思いをしながら羨ましく眺めておりました。
そんなギター少年たちの憧れの眼差しを尻目に
かのベンチャーズ、後年はフェンダーを多用するようになりましたが
ノーキー・エドワーズが加入した初期のモズライトのトーンが
聴き慣れているせいか、リスナーとしてはそれが今でも一番しっくりきます。
そしてそして最も重要なことは
猫も杓子も夢中になったあのエレキ・ムーブメントが無ければ
片田舎の中学生であった私がギターに触れることは無かったと思うんです。
つまりそれは、その後アコギに持ち替え歌うことにもならなかったということで
そう考えると、ベンチャーズは「人生の恩師」であるとも言えるわけでして
感慨深く今夜の映像と音を楽しんでいた八月最後の夜なのでありました。
*
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