今日は、旧い友人というか何というかの誕生日。
その男は十数年前に現れ
私のサポ―トをしたいと申し出た者であって
二人乗りの小さな泥舟に四人を乗せ
呑んだくれた挙句、夜の川辺から海を目指したものの
辿り着く前に川底に沈んでしまったことが思い出深い。
彼は今でも私を船長と呼ぶことがあるのだが
あの泥舟を設計施工したのは、あ奴である。
実年齢はもっと行ってる気がしてたが
勘違いだったようで、実際は54歳だったことに気付く。
なんだよ、まだまだ先があるじゃないか。
私もその男も、じきに川底から這い上がり今に至る。
お互い、ちょっとやそっとじゃくたばらないし
強烈な毒を吐くことで生き永らえているような気がする。
顔を合わす機会はほとんど無くなってしまったけれど
今なお音楽道に精進して進化を続けるその男の
これから先を密かに楽しみにしているのだ。
ガンバッテよガンバッテよ いつまで経ってもガンバッテよ
ガンバッテよガンバッテよ 何が起こってもガンバッテよ
「ガンバッテよ」より Lyric & Music by Takeboo