私は、マスクをするのが嫌いでした(覆面じゃないですよ)
昔のガーゼで出来た小さいのも嫌でしたが、
紙製で使い捨ての今のは、サイズが大きすぎてもっと嫌だったのです。
顔の半分ほどを覆い隠してしまう見た目が、大袈裟すぎる気がしてずっと敬遠していたのと
私の奥二重の細い目には目力(めぢから)が欠乏しているため
口元が見えない状態では感情を表現する妨げとなってしまいそうな気がしていたからです。
(目力が弱いとアイ・サインにも苦労するものなのですよ)
その元来「マスク嫌い」な私に大きな変化が訪れました。
数日前に風邪をひいて喉をやられ、やむなく(大きな)マスクを着用したのですが
この異常乾燥が続く渇ききった気候にはとても有効な物なのだと(今さら)気付いたのです。
喉と鼻に適度な湿り気を与えてくれて、おまけに屋外では顔も暖かいじゃありませんか。
実験的に寝る時もマスクをしてみました。
その効能は以前から耳にはしていたのですが、息苦しくなって眠れないような気がしていました。
ところが・・
その予想とは裏腹に、気持良くて寝つきまで良くなってしまいました。
息苦しくなることもなく、おまけに露出した顔が温まるので心地好いのです。
夜の乾いた空気を吸い込まないせいでしょうか、起きた時の喉も滑らかで
こりゃあええ!!とばかりに毎晩の愛用品となってしまいました(笑)
そんなわけで、今日も仕事場へはマスク姿で行きましたが
誰だか分からないのでは?という根拠の無い不安は今もあります。
(私だったら見分けがつかなくなって人違いしてしまいそうですもん)
果たして目力だけで意思の疎通はできるのか?
目下の研究課題であります。
ねえ、こんな感じでも私だって分かるものなの?
街で擦れ違ったら絶対に気付かないよね(笑)
*
2012年1月15日
記念日
私事ではありますが、
小豆粥を戴く小正月の今日は結婚記念日でもあるのです。
振り返ると37年・・途轍もなく長い年月を一緒に暮らしてきたわけで
その間にお互いの嗜好性が違って行くのも仕方の無いことなのであります。
ある頃から、全く干渉し合わないようになりました。
簡単に言えば無視、口を挟むと喧嘩になってしまうので
自分にとって居心地の良い空間で、それぞれの日常を過ごすようにしています。
お互いを知り尽くしているゆえの知恵、なのでしょうか。
そんな夫婦生活です。
10年ほど前、私にとっては大変迷惑なCMがありました。
長年連れ添った奥様に、ご苦労さまと記念の指輪を贈る内容です。
それを観るたび我が女房どのは「いいなあ・・」と(こちらを見ながら)溜息をつく。
銀婚を過ぎると、記念日には宝石の名前が付いています。
それが年を重ねて行くと、ごんどん高価な物へとなって行くのですから
私の収入で買い与えられるような代物ではありません。
くっそー、ジュエリー・ショップめ!と、当時は苦々しく思ったものです。
そして30年目を迎えた2005年(30年は真珠婚というのだそうです)
ひと区切りとして何か贈らねばなあ・・と、あれこれ思いあぐねた末に
結婚を境にやめていたライブを復活させることにしたのです。
おそらく一番喜んでくれるであろう人間が、当時の苦楽を共にした女房なのですから
プレゼントとしては打って付けですし、安いコストで済むのも有り難いことでした。
2005年1月15日、三十数年ぶりのステージに上がったその日こそが
私にとっては忘れられない記念日となったわけなのです。
早いもので、あれから7年が過ぎました。
音楽を通して多くの方々と出会い、そして今の私が在ります。
あの時に歌い出さなければ、老け込むだけの人生だったかも知れません。
そう考えると、プレゼントとして思い起こすきっかけとなった女房には
やはり感謝しなければならないのでしょう。
今年は還暦を迎えます。
それでも気持ちだけは若造のままです。
しかも青い。
大人になった子供たちから、よく小言を言われます。
そんな時、私も大人にならなきゃなあ・・と、思うのですが
のらりくらりとかわすもんですから、最後は叱られるんです。
こればっかりは治りそうにありません。
(2005年冬)
いつも思うのですが、この頃の方が老けて見える気がします。
私がそう思うだけでしょうか?(笑)
*
小豆粥を戴く小正月の今日は結婚記念日でもあるのです。
振り返ると37年・・途轍もなく長い年月を一緒に暮らしてきたわけで
その間にお互いの嗜好性が違って行くのも仕方の無いことなのであります。
ある頃から、全く干渉し合わないようになりました。
簡単に言えば無視、口を挟むと喧嘩になってしまうので
自分にとって居心地の良い空間で、それぞれの日常を過ごすようにしています。
お互いを知り尽くしているゆえの知恵、なのでしょうか。
そんな夫婦生活です。
10年ほど前、私にとっては大変迷惑なCMがありました。
長年連れ添った奥様に、ご苦労さまと記念の指輪を贈る内容です。
それを観るたび我が女房どのは「いいなあ・・」と(こちらを見ながら)溜息をつく。
銀婚を過ぎると、記念日には宝石の名前が付いています。
それが年を重ねて行くと、ごんどん高価な物へとなって行くのですから
私の収入で買い与えられるような代物ではありません。
くっそー、ジュエリー・ショップめ!と、当時は苦々しく思ったものです。
そして30年目を迎えた2005年(30年は真珠婚というのだそうです)
ひと区切りとして何か贈らねばなあ・・と、あれこれ思いあぐねた末に
結婚を境にやめていたライブを復活させることにしたのです。
おそらく一番喜んでくれるであろう人間が、当時の苦楽を共にした女房なのですから
プレゼントとしては打って付けですし、安いコストで済むのも有り難いことでした。
2005年1月15日、三十数年ぶりのステージに上がったその日こそが
私にとっては忘れられない記念日となったわけなのです。
早いもので、あれから7年が過ぎました。
音楽を通して多くの方々と出会い、そして今の私が在ります。
あの時に歌い出さなければ、老け込むだけの人生だったかも知れません。
そう考えると、プレゼントとして思い起こすきっかけとなった女房には
やはり感謝しなければならないのでしょう。
今年は還暦を迎えます。
それでも気持ちだけは若造のままです。
しかも青い。
大人になった子供たちから、よく小言を言われます。
そんな時、私も大人にならなきゃなあ・・と、思うのですが
のらりくらりとかわすもんですから、最後は叱られるんです。
こればっかりは治りそうにありません。
(2005年冬)
いつも思うのですが、この頃の方が老けて見える気がします。
私がそう思うだけでしょうか?(笑)
*
2012年1月14日
ズンチャッチャ
この冬は風邪もひかず健康だよなあ~
と、思っていましたが
ようやく私の体にも風邪菌が入り込んで来たようです。
鼻と喉をやられ、肺が重苦しい感じ。
口内炎も二つばかり出来ています。
息抜きの煙草も不味いので、仕事は早退して来ました。
今夜のお酒は熱燗一本に留め
薬も飲んだのでもう寝ます。
空のベッドに潜り込み、夢の世界を漂いましょう。
治ったら、馴染みの店にも顔出します。
昨年の10月以来、全く出歩いてないですからね。
そろそろ外に出なくっちゃ。
石油ストーブに乗せたヤカンから
ボッボッボッと蒸気が噴き出しています。
今宵もまた、しんしんと冷える夜。
スクロール・ボタンの調子が悪くなってしまったので
間に合わせに西友で買って来たマウス、
なんでこんなの選んじゃったんだろう?
色も形も使い勝手も、すこぶる悪い三拍子。
ズンチャッチャ ズンチャッチャ・・
もう寝ます。
*
2012年1月13日
引き篭もり、です
ちょっと気兼ねしながら話す相手が知人、
ついポロッと本音を吐いてしまう相手が友人、なんですかね?
近頃私の中では、その垣根というか違いが分かり辛くなってきました。
一度しかお会いしてない方でも、お互いの中身が分かり合っていることもあれば
頻繁に顔を合わせていながらも、実は何も分かっていなかったりするものです。
これもまた、NETを多用する生活習慣の影響なんでしょうか、
遠く離れた関係であっても、身近な人間以上に物事を共有できたりするわけですから
便利だなあと思う反面、なんだか不思議な気分にもなります。
そして思い起こしてみると、実は自分の周囲に居るのは「知人」ばかりで
「友人」として相対する人間が、実はただの一人も居ないんじゃないのかと。
一日を家の中で過ごした休日の今日、そんなことを考えていました。
群れたり、不用意に馴れ合ったりすることを嫌う人間の性、なんでしょうね。
ずいぶんとライブからも遠ざかってしまっていたので
今日は楽器のご機嫌取りをしながら数曲ばかり歌ってみました。
忘れちゃあいない(つもり)ですが、詞の一部に詰まる場面に遭遇して苦笑いです。
けれども少しばかりのブランクがあることによって
自分の歌でありながら、その解釈というか表現というかが違ってくるのも楽しい瞬間です。
今までに「134号線の夕陽」を、こんなに優しい声で歌ったこともなければ
肩の力が抜けて傍観してるかのように歌う「塀にもたれて」も初めての経験でした。
気負いの無い自然体って、やはりとても良い姿ですよね。
日常の如何なる場面に居たとしても、そのままスーッと歌い出せたら素敵だと思います。
敢えて「かずら元年」に変身するのではなく、
普通のオヤジが、普段通りのままで歌えるようになるのが目下の理想形なのですが
私の歌の性格上、そのあたりが研究課題でもあるのでして
日頃は真っ当に?暮らしている分、見た目以上に苦労する部分は多々あるのです。
中身は変人なのですがね。
こんなの引っ張り出してみました。
20年ほど前に購入したShenandoahのMD-18、
C.F.Martinプロデュースによる黒澤楽器のコピーモデルですが、
板材が良質なのと、仕上げがラッカーなので
ほどよく風合いのある色合いに焼けて、おまけに音もいいんです。
これを手に取ると、古い歌を唄いたくなってしまいます。
*
ついポロッと本音を吐いてしまう相手が友人、なんですかね?
近頃私の中では、その垣根というか違いが分かり辛くなってきました。
一度しかお会いしてない方でも、お互いの中身が分かり合っていることもあれば
頻繁に顔を合わせていながらも、実は何も分かっていなかったりするものです。
これもまた、NETを多用する生活習慣の影響なんでしょうか、
遠く離れた関係であっても、身近な人間以上に物事を共有できたりするわけですから
便利だなあと思う反面、なんだか不思議な気分にもなります。
そして思い起こしてみると、実は自分の周囲に居るのは「知人」ばかりで
「友人」として相対する人間が、実はただの一人も居ないんじゃないのかと。
一日を家の中で過ごした休日の今日、そんなことを考えていました。
群れたり、不用意に馴れ合ったりすることを嫌う人間の性、なんでしょうね。
ずいぶんとライブからも遠ざかってしまっていたので
今日は楽器のご機嫌取りをしながら数曲ばかり歌ってみました。
忘れちゃあいない(つもり)ですが、詞の一部に詰まる場面に遭遇して苦笑いです。
けれども少しばかりのブランクがあることによって
自分の歌でありながら、その解釈というか表現というかが違ってくるのも楽しい瞬間です。
今までに「134号線の夕陽」を、こんなに優しい声で歌ったこともなければ
肩の力が抜けて傍観してるかのように歌う「塀にもたれて」も初めての経験でした。
気負いの無い自然体って、やはりとても良い姿ですよね。
日常の如何なる場面に居たとしても、そのままスーッと歌い出せたら素敵だと思います。
敢えて「かずら元年」に変身するのではなく、
普通のオヤジが、普段通りのままで歌えるようになるのが目下の理想形なのですが
私の歌の性格上、そのあたりが研究課題でもあるのでして
日頃は真っ当に?暮らしている分、見た目以上に苦労する部分は多々あるのです。
中身は変人なのですがね。
こんなの引っ張り出してみました。
20年ほど前に購入したShenandoahのMD-18、
C.F.Martinプロデュースによる黒澤楽器のコピーモデルですが、
板材が良質なのと、仕上げがラッカーなので
ほどよく風合いのある色合いに焼けて、おまけに音もいいんです。
これを手に取ると、古い歌を唄いたくなってしまいます。
*
2012年1月12日
「The」の誘惑
ここ数日の口癖となりました。寒い!!
横浜市内、午前零時の時点で2℃しかありません。
北国で生活している人からすると、ふざけんな!って叱られる気温かも知れませんが
いやはや異常乾燥が続くこちらではとても寒く感じられるのです。
灯油ストーブに点火して1時間が過ぎましたが、室温は未だ11℃台。
もう一度言わせて頂きます、寒い!!
今夜は音楽や楽器の話でもしようかと思っていたのですが、
JTからのニュースが目についたので方針転換しました。
嗜好品の極みとして20本入り¥1000のザ・ピースが来月発売されるそうです。
芳醇な香りのバージニア葉を100%使用している贅沢な代物、
1本吸う度に50円を灰にしてしまう勘定ですが・・味わってみたいという欲望に駆られます。
1946年から今もなお販売されている両切りのピースはとても良い香りがします。
それは数ある国産煙草の中でも異質の存在で、現在も愛好家は多く居るのですが、
いかんせんタール28mg、ニコチン2.3mgという超ヘビー級の数字を見てしまうと
旨いことは分かっていても、すっかり軟弱になってしまった私が気軽に吸えるものではありません。
なのでピースを持っている人間を見掛けると「ねえ、1本いい?」と、おねだりして
「1本だけ」深々と吸い込みながら香りを味わうことにしています。
今回のザ・ピースはタール10mg、ニコチン1mgと少々控えめの数値のようで
ピースが軽くて旨いのか!?とは思いつつ、やはり一度は味わってみたいものです。
対面販売形式の店(いわゆる煙草屋か?)のみで売られるようなので、
2月1日になったら早速探しに行ってみたいところですが
「全国3500店舗」って、置いてある店がかなり少ないのでは?
・・ま、何とか探し当てて後日レポートさせて頂きます。
余談ですが「The」と冠されると、大いなる魅力を感じてしまうのは何故なんでしょうね?
オンリー・ワンの予感と期待??
私も名前に加えてみようかしら、ザ・かずら元年(笑)
明日は日が悪いので完全休養日、
家から一歩も出ない所存なり。
*
横浜市内、午前零時の時点で2℃しかありません。
北国で生活している人からすると、ふざけんな!って叱られる気温かも知れませんが
いやはや異常乾燥が続くこちらではとても寒く感じられるのです。
灯油ストーブに点火して1時間が過ぎましたが、室温は未だ11℃台。
もう一度言わせて頂きます、寒い!!
今夜は音楽や楽器の話でもしようかと思っていたのですが、
JTからのニュースが目についたので方針転換しました。
嗜好品の極みとして20本入り¥1000のザ・ピースが来月発売されるそうです。
芳醇な香りのバージニア葉を100%使用している贅沢な代物、
1本吸う度に50円を灰にしてしまう勘定ですが・・味わってみたいという欲望に駆られます。
1946年から今もなお販売されている両切りのピースはとても良い香りがします。
それは数ある国産煙草の中でも異質の存在で、現在も愛好家は多く居るのですが、
いかんせんタール28mg、ニコチン2.3mgという超ヘビー級の数字を見てしまうと
旨いことは分かっていても、すっかり軟弱になってしまった私が気軽に吸えるものではありません。
なのでピースを持っている人間を見掛けると「ねえ、1本いい?」と、おねだりして
「1本だけ」深々と吸い込みながら香りを味わうことにしています。
今回のザ・ピースはタール10mg、ニコチン1mgと少々控えめの数値のようで
ピースが軽くて旨いのか!?とは思いつつ、やはり一度は味わってみたいものです。
対面販売形式の店(いわゆる煙草屋か?)のみで売られるようなので、
2月1日になったら早速探しに行ってみたいところですが
「全国3500店舗」って、置いてある店がかなり少ないのでは?
・・ま、何とか探し当てて後日レポートさせて頂きます。
余談ですが「The」と冠されると、大いなる魅力を感じてしまうのは何故なんでしょうね?
オンリー・ワンの予感と期待??
私も名前に加えてみようかしら、ザ・かずら元年(笑)
明日は日が悪いので完全休養日、
家から一歩も出ない所存なり。
*
2012年1月11日
メリハリ
冷えてます。乾いてます。
東京・横浜界隈は、もう一ヶ月近くも雨が降ってないんですってね。
寒いわけだあ。
以前、北海道に居た頃よりも寒く感じると書きましたが
ひとつ思い出して、なるほどと頷いてしまいました。
冬の間、地元の人間は必要な時以外は極寒の屋外を出歩かないんです。
だって半端じゃないくらい寒いんですもん。
近い場所でも移動は車(100m先の店に煙草を買いに行くとかね)
体を外気に晒すのは必要最小限の時間内に留め、
暖房の効いた家や店の中に長い時間居るようにしています。
挙句、暑いなあ~と言いながら何枚か脱いで薄着になるのですから
どうしてもこちらの冬の方が寒々しく感じてしまうわけなんです。
北国では建物も乗り物も、これでもかってくらい暖房が効いてましたからね。
外へ出ない限りは暖かで快適だったんですよ。
それに比べると、中も外もこちらは寒すぎます。
明朝の最低気温が氷点下だなんて聞くと、何だか怖くなってきました。
それと、ふと思ったんですが
暖房器具の省エネモードって、どちらかと言うと寒く感じませんか?
そりゃ何かと節約しながらなんですからパワー不足は当たり前ですけど
一瞬にして眼鏡が曇ってしまうような、ガツーン!と来るものが無いどころか
温かな風に時折冷たい隙間風が混ざっているような感覚に陥ることがあります。
どっちなんだ、はっきりしろー!みたいな。
ハイテクな都会の省エネな暮らしって、人間のメリハリを奪って行きますね。
センサーによって温度と一緒に感情までもがコントロールされてるみたいで
そのストレスがどんどん溜まって行くような気がします。
一定の温度に制御されるその平べったい無機質な機能が
曖昧で時に突出したくなる人間の本能を脅かしているのだとしたら
それはそれは怖い話なのであります。
なんだか、取り留めの無い展開になってきました(笑)
明日あたりは気分を変えて久しぶりに楽器の話でも。
都会の寒さに打ちひしがれてなければ、ですが。
あ、何気なく顔を上げた瞬間に
目と目がばっちり合うのって、とてもいいですね。
そんなことがあると、なんだか一日が楽しくなるもんです。
これもまた人間に必要なメリハリ感。
いい夢に有り付けることを願いながら、おやすみなさい。またあした。
*
東京・横浜界隈は、もう一ヶ月近くも雨が降ってないんですってね。
寒いわけだあ。
以前、北海道に居た頃よりも寒く感じると書きましたが
ひとつ思い出して、なるほどと頷いてしまいました。
冬の間、地元の人間は必要な時以外は極寒の屋外を出歩かないんです。
だって半端じゃないくらい寒いんですもん。
近い場所でも移動は車(100m先の店に煙草を買いに行くとかね)
体を外気に晒すのは必要最小限の時間内に留め、
暖房の効いた家や店の中に長い時間居るようにしています。
挙句、暑いなあ~と言いながら何枚か脱いで薄着になるのですから
どうしてもこちらの冬の方が寒々しく感じてしまうわけなんです。
北国では建物も乗り物も、これでもかってくらい暖房が効いてましたからね。
外へ出ない限りは暖かで快適だったんですよ。
それに比べると、中も外もこちらは寒すぎます。
明朝の最低気温が氷点下だなんて聞くと、何だか怖くなってきました。
それと、ふと思ったんですが
暖房器具の省エネモードって、どちらかと言うと寒く感じませんか?
そりゃ何かと節約しながらなんですからパワー不足は当たり前ですけど
一瞬にして眼鏡が曇ってしまうような、ガツーン!と来るものが無いどころか
温かな風に時折冷たい隙間風が混ざっているような感覚に陥ることがあります。
どっちなんだ、はっきりしろー!みたいな。
ハイテクな都会の省エネな暮らしって、人間のメリハリを奪って行きますね。
センサーによって温度と一緒に感情までもがコントロールされてるみたいで
そのストレスがどんどん溜まって行くような気がします。
一定の温度に制御されるその平べったい無機質な機能が
曖昧で時に突出したくなる人間の本能を脅かしているのだとしたら
それはそれは怖い話なのであります。
なんだか、取り留めの無い展開になってきました(笑)
明日あたりは気分を変えて久しぶりに楽器の話でも。
都会の寒さに打ちひしがれてなければ、ですが。
あ、何気なく顔を上げた瞬間に
目と目がばっちり合うのって、とてもいいですね。
そんなことがあると、なんだか一日が楽しくなるもんです。
これもまた人間に必要なメリハリ感。
いい夢に有り付けることを願いながら、おやすみなさい。またあした。
*
2012年1月10日
FIFAバロンドール獲得!
FIFA女子年間最優秀選手賞に澤穂希が選ばれました。
異論など全くない当然の結果ではありますが、やはり快挙と言わざるを得ません。
アジアでは初の受賞ですからね、実力とは言え立派なものです。
トロフィーを手にメッシと同じ壇上に立つなんて、1年前までは誰も予想しなかったことでしょう。
苦難の末に日本女子をチャンピオンに導いた澤穂希が、日毎にどんどん大きくなって行きます。
本当に凄い人です。凄いことをやり遂げ、この先さらに進化しようとしています。
アメリカやドイツなどの強豪を尻目に、女子サッカーのスタイルを大きく変えたことも
彼女を含めた、なでしこジャパンの功績だと言えますし
それを指揮した佐々木則夫監督の受賞も当然の結果でしょう。
男子と女子ではサッカーそのものの捉え方も大きく異なりますが、
綺麗(華麗)に魅せようとする男子と比べ、女子のあのバタ臭いほどのプレーには心打たれます。
一途にゴールを目指すという姿勢は男子も見習わなくてはいけないと思えるほど
彼女たちの妙に格好つけない姿が私は大好きです。
それにしても澤さん・・
顔は今でもゴツイままですが(失敬)ずいぶん美しくなりましたよね。
他の選手たちもそうですが、ピッチに立つ形相との違いに驚かされます。
秘めたる女性としての美しさや柔らかさをお持ちなんでしょうね、きっと。
これからの更なる健闘に期待してます。
*
登録:
投稿 (Atom)