twitterに大飯町の住民の意見がリツイートされているのを読みました。
そこには町の復興や雇用の安定のために原発が欠かせないという趣旨のことが書かれ、
外部から集まって来るデモの群衆に生活を脅かされているとまで記されています。
他人の町のことには口を出さないでほしいという気持ちが分からなくはありませんが
如何に地元の人間は誰一人反対を唱える者が居ないとは言え、
この大きな問題に対して閉鎖的になってしまうことだけは避けて頂きたいものです。
原子力産業は過疎の村や町の財政を立て直し、道路も整備され豊かな環境に変えてくれます。
けれど決して安心安全といった代物ではありません。
予期せぬ事故がどれほど甚大な被害を与え、国土の津々浦々まで影響が及ぶかを
平和ボケしていた私たちにフクシマの事故は教えてくれました。
制御も管理も指揮系統も、有事の対策が何一つ成されていなかったことや
電力会社にも政府にも危機管理が希薄であったことが露呈された今となっては
このまま再稼動させることによるリスクは全国民が抱えなければならないのです。
もはや一市町村だけの問題ではないことを理解して頂きたいと思います。
デモによって、静かな町の日常が脅かされているという現状は
田舎町で暮らす方々にとって大変な苦痛になっているかも知れません。
けれど、ひとたび事故が起きた際には人間が制御することの出来ない化け物が
美しい山村で蠢いていることを、もう一度見つめ直して頂きたいのです。
故郷を失ってからでは遅いのですし、次の世代に何を残して行くべきか
もう一度お考えになってみては如何でしょうか。
ルールや配慮に欠ける者も一部には居るのかも知れませんが
デモに参加している人間の多くは、決してあなた方の敵ではありません。
何の不自由もなく暮らす都会に住む者の勝手な言い分と捉えずに
この国の未来のために、これから生まれて来る子供たちのために
少しずつ、少しずつ、変わって行けることを願っています。
*
2012年7月1日
7月1日午後9時
雨が降り出す前に、近所の酒屋へ買い物に出掛けました。
特売のフォアローゼスが有ったので、焼酎を買わずこれにして
今夜はしみじみと家飲みです。バーボンを飲むのは久しぶり。
再起動に関わった関電の職員の方々。
守るべきは会社か家族か国民か、
内情を知り得てる皆さんのことですから
ずいぶんと葛藤もあったことでしょう。
それでもボタンは押されました。
現状でそれが如何に危険な賭けだったかは
おそらく現場の皆さんが一番よく分かっていることだと思います。
いったい何を持って安全だと言い切れるのか
長年携わってきた方々であれば、その根拠の無さに唖然としていることでしょう。
けれども、やがて朝には臨界を迎えます。
デモを規制する立場の機動隊員の皆さんの心情も複雑だった筈です。
本来であれば「国家権力」の盾として、反社会的な群衆を排除するのがその任務ですが
目の前に立っているのは、一般市民ばかりなのですから。
右だ左だのイデオロギーではなく、普通の暮らしを営む一般市民が
人として当たり前のことを言っているだけでは「敵」に成り得ません。
ましてや、己の家族のこと、この国の未来のことを思えば
制服を脱ぎ捨て、デモに加わりたくなる衝動に駆られた者もいたかも知れません。
私は、そう思いたいです。
この狭い国土に原発が五十数基、異常な数です。
本当に電力は足りてないんですか?
巨額の補助金は何処に流れているんですか?
地域復興、雇用拡大、などと声高に叫ぶ人もいますが
それは戦争が軍需産業を発展させ、一部に好景気をもたらす構造と同じです。
もう一度、考えてみましょうよ。
この国が世界に向けて成すべきことを。
後世に残すものは、テクノロジーだけですか?
亜細亜の列強としての地位と優越感ですか?
私は、そう思うのです。
*
2012年6月30日
路地はひっそり閑
成田の某ショップに赤箱をまとめて発注しました。
3セットがパッケージされて¥980という価格が嬉しいですね。
私のアジャスタブル・ブリッジのJ-45とは相性が良いようなので
夏場に向けて、1回ぽっきりの使い捨てでガシガシ行くつもりです。
所詮は消耗品なんですから、安さが一番の武器となること間違いなし!
ネットだと、こっそり買えるのがいいですよね~
・・て、ここに書いてたんじゃ意味ないか(笑)
送料分を浮かせるため、ついでに小物も同時発注。
1mm厚の素材が面白そうなピックを数枚試し買いと
私の爪磨き用に前回購入して按配の良かったこれを。
ヘンケルスのコンパクトサイズ爪ヤスリ。
これで磨くと私の弱い爪でもダメージが少ないという優れ物です。
色合いがキュートでしょ。
でもこれ、残念なことに色は選べないんです。
今、赤と緑が手元にあるんで、次はブルー来ないかなあ~
なんて思ってます。
今日で六月も終わり。
明日の日曜は休みなので、家でゴロゴロ引き篭もりの予定です。
「平清盛」ビール飲みながら生で観られるのがちょっとした幸せ、かな。
皆さま、素敵な七月をお迎えください。
路地はひっそり閑
おれはすっからかん
明日は休める
相合傘楽しみ
細野晴臣「相合傘」より
*
2012年6月29日
教訓
半年ほど前だったと思います。
facebookで中川五郎氏がシェアしていたのを見かけ、初めてこの歌を聴いたのは。
FRYING DUTCHMAN "humanERROR"
金曜の今日、首相官邸抗議行動にタイミングを合わせたのか
facebookにライブ映像が紹介され、それを多くの方がシェアしていました。
19分に及ぶこの歌を、過激な言葉の羅列だと受け取る方も居るかも知れませんが
私には(彼らの言う通り)底知れぬ愛だと思えるのです。
より多くの方に、この叫びを聴いて頂きたいと思います。
巨額のマネーが動くのが戦争です。
企業は軍需産業で私腹を肥やし、屍の上で巨大化して行きます。
なぜ今、この狭い国土に50数基もの原発が乱立しているのか。
エネルギー政策などと言った綺麗事など通用するわけがありません。
必要のない土地に、むやみに高速道路や豪華な橋を造る利権の構造と同じなんです。
もう、やめましょうよ。そんなこと。
フクシマの悲劇を繰り返してはなりません。
*
2012年6月28日
地団駄
こんなこと書いて、果たして信じて頂けるものでしょうか。
実は昨夜のライブ後、
何処にも寄らず「その日」の電車に乗って帰宅したのです。
パスモで改札を通って。
珍しいことです。
ライブ後は決まって店を替えて朝まで飲んでる私がですからね。
この快挙、自分を褒めてあげたいですが
私が現れるであろうことを予測していた(かも知れない)
終夜営業のお店さまには大変申し訳ないことをしてしまいました。
気分が良かったので、翌日が休みであれば確実に始発まで飲んでいたことでしょう。
ですが、1時前には家に戻り
シャワーを浴びてからBlogをUPして床に就きました。
ほんと、珍しいことです。
いつもなら通勤通学の人々の流れに逆行しながら
眩しい朝の街を千鳥足で歩くのが常でしたし、
帰宅するなりギターケースを無造作に床に置き
パンツだけ(ジーンズね)脱いで、布団に潜り込んで泥のように眠るってのが
かずら的日常のひとコマだったわけですから。
今朝目覚めると、
疲れてはいましたが何だか健全な営みを感じてしまいました(笑)
ま、体の方は歳相応にガタが来ている筈なので
これからは少しばかりセーブしなきゃいかんよなあ~、とは思ってるんですよ。
思ってるだけですが。
パスモを財布に戻すとき、「しまった!」と地団駄を踏みました。
王将の餃子無料券、今月末までの期限だったことに気付いたのです。
もう行く間がありません。わ、勿体ない。
ビールと餃子、季節に関わらず食の王道ですもんね。
昨日NO BORDERへ行く前に寄っとけばよかったあ・・と、後の祭り。
*
2012年6月27日
素敵ご夫婦とメガネ屋シンちゃん
諸事情から、本日のライブは21時半頃からのスタートと相成りました。
ワンポイントのコンデンサーマイクで歌う私に合わせ
急遽駆けつけてくれたメガネ屋シンちゃんがサックスを吹いてくれたことに感謝。
そしてそして、私のBlogを見て関心を抱かれ
わざわざ足を運ばれたというご夫婦にも感謝の夜でした。
なんでも、昨晩初めてお店に訪れて軽く飲まれたらしいのですが
翌日に私のライブがあると聞いて、再び来店されたとのことです。
お会いしたことも無い方が、NETを通じて私のことを知り
そして足を運んで頂けるなんて、こんな光栄なことはありませんよね。
いろいろお話もさせて頂きましたが(お酒好きの)素敵なご夫婦でした。
ちなみに私のBlogを見て、まつたろうにも行かれたそうです。
美味しそうな画像、載せてみるもんですね(笑)
あ、もしこれをご覧になられてましたら是非メールしてください。
トップバーにGmailのアドレスが表示されてますので。
(何処のどなただったのか、全く分からないままで申し訳ありません)
シンちゃんは・・なんとなく現れそうな気がしてたんです。サックス持参で。
予感的中、子供を寝かしつけてから車でやって来ました。
顔を合わせるのは3年ぶり、くらいでしょうか。
最近になってFBでやり取りしながら、会いたいなあと思っていた矢先でした。
こういうのも、嬉しい限りですよね。
サプライズが重なったせいか、今夜はとても気持ち良く歌えました。
赤箱を装着されたGibsonクンも限界ギリギリの線まで頑張ってくれましたし
ほんと、関わる全てに感謝感謝の夜でありました。
・・などと言いながら
黙して語らないまま、あのような時間まで開演を待ってくれた
店主ボーマスに改めて御礼申し上げます。
(硬いか?)笑
みんな、ありがとねー!!
*
2012年6月26日
赤箱
私にとってはちょっとした冒険。
今までほとんど使ったことのなかった、こんな弦を張ってみました。
Martin M140、成田の某ネットショップでは300円ちょっとで売られていたり
どこの楽器店でも手に入る当たり前すぎるほどのライトゲージの赤箱です。
何事も斜に構え、ポピュラーな物を疑ったり好まなかったりする私、
あまり知られてないような物を用いることが拘りなのだと妄信していた傾向があります。
なので、ずっとD社のフォスファー・ブロンズ弦だけを使い続けていました。
(根がケチなので高価なコーティング弦を買おうとは思いません)
そんな私でしたが、
何故か近頃はあらゆる物に対して拘る対象が減ってきたように感じます。
このMartinの弦もそうです。
ふと「当たり前の音」が欲しくなって、真っ先に頭を過ぎったのがこれでした。
後日横浜へ出たついでに、ショップで(1セットだけ)購入しました。
正直、恥ずかしかったです。
レジに1箱だけ持って行って精算するオヤジと、店員の(あからさまな)上から目線。
そりゃそうでしょ、この赤箱ひとつだけ買って行くオヤジなんて
私が店員だったとしても、たぶん同じような目で見ていたと思いますもん。
なんたって、初心者御用達の超大衆的な一品なんですからね!
話を元に戻して・・
その冒険に出た結果なんですが、
80/20の赤箱ブロンズ、私の(鳴らない)J-45とは相性がいいようで
狙った通りの音で鳴ってくれてます。
安価な赤箱、侮れません。
そんなわけで、明日のライブはJ-45。
Gibsonを携え、70年代の懐かしい音でジャリーン!と奏でます。
赤箱とかずら元年のマッチング、確かめにいらしてください。
マールボローも本来の味は赤が一番!
何故か赤箱に魅入られる私なのです。
「ヒキガタル」
6月27日(水)反町NO BORDER
OPEN 19:00 START 20:00 MC¥500+投げ銭
NO BORDER 横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
http://www.geocities.jp/noborderyokohama/top.html
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