2013年7月9日

麦わら帽子

暑いです。
車で仕事場へ向うとしても
屋根に降り注ぐ強烈な陽射しのせいで
頭のてっぺんだけ熱くなってしまいます。
運転中も熱中症には要注意ですな。

昔、聞いたことがあります。
高温多湿な日本の道路環境は外車泣かせ、
ヤワな車じゃ走れないそうです。
最近は見かけなくなりましたが10年くらい前までは
高速道でオーバーヒートしてるのは外車ばかりでした。
それも結構なお値段の車・・
渋滞が一番の原因なんでしょうけどね。

今日、甲府では39℃を超えたとか。
私、そこまで発熱したこともありません。
体温以上の気温だなんて、
無理です。私、盆地では暮らせませんね。
ひと昔前の(ひ弱な)外車と同じですから。

居間はエアコンで適度な室温ですが
私の部屋の古いエアコンは二日前から故障中。
窓を開けても照明とパソコンが発する熱が冷めてくれません。

とは言っても
夜が更けて来ると少しは外気も下がります。
ほんのちょっぴり空気の流れも感じられ
時折そよそよ~っと微弱な風が吹き込んで来ます。
自然界は呼吸しようとしてるんでしょうね、きっと。
でもそれが追いつかないほど街は熱せられているわけです。
暑いからと言って、自然を恨んではいけません。
そうしたのは我々人間なのですから。


密林でカラフルなストローハットを見つけました。
4色しか残ってませんが¥990でセール中。
新調しようかしら。

・・麦わらのルフィーは意識してませんよ、ええ。


*

2013年7月8日

海賊とパンク


酷く暑い昼下がりに電車で街へと出掛け
海賊の子孫だと勝手に決めつけたこの娘を連れて帰って来た。

Ron Emory "Loyalty" Parlor (Ash Butterscotch)

オール・アッシュ・ボディにメイプル・ネック、
ヘリボーンのバインディングとバイキング・スタイルのブリッジ。
それが52年テレキャスターの如くバタースコッチで彩られ、
なんとも心惹かれる風合いではないか。
間違いなく美人だ。しかも妖艶さが付き纏う怪しい匂いを放ち
男がコロッとやられてしまう何かが潜んでいる。
悪魔・・それもまたいい。

ロン・エモリーはオレンジ・カウンティのパンクバンド、T.S.O.Lのギタリストで
これはその男の名を冠したシグネイチャーモデルなのだが
別に彼らの歌が好きなわけでもなく、ただただ一目惚れしてしまっただけなのだ。
それでも海賊やらパンクやら、その言葉から湧き上がるイメージは心を躍らせてくれる。


パーラーサイズなので、ネックは12フレットでボディにジョイントされている。
ゆえに弦長は2フレット分短い610mmくらい、弦のテンションはかなり低い。
この緩さとボディの小ささは初めての体験だったけれど
案外と音圧もあるし、ちょっと癖になりそうなほど気に入っている。
12フレットに刻まれたインレイにLoyalty(忠誠)とあるのも嬉しい限り。
この娘は私に忠誠を誓い、そして楽しくさせてくれることだろう。


唯一私を悩ませているのが顔の大きさ。
そのせいで一般的なミニ・ギター用のケースに収まらない。
000かクラシック用じゃなければ駄目なのだが
そうするとボディの遊びが大きくなってしまう。
連れて歩くためのケース探し、これは難航しそうな気配だけれど
いやいや、君によく似合うやつを必ず見つけてやるさ!

*

2013年7月7日

虫が大嫌いな方は読まないでください

私の部屋、
羽蟻の大群に襲われました。
毎年初夏の風物詩、
今年も梅雨明け早々のお出ましです。

暑いのでサッシを開けていると
どこからともなく集まって来た無数の羽蟻が網戸にへばり付き
小さな穴や隙間から部屋に入り込み蛍光灯の周りを飛んでは
ポタポタと床に落ちて来るのです。

室内に入ったその数、おそらく百匹くらいは居るでしょう。
初めは床に落ちたヤツをガムテープでチマチマ集めてたんですが
いくらやってもきりがないのと、
網戸に群がるその数倍の数の集団を目にすると
体がムズムズしてきたのでゴキジェットを噴霧しました。
(他に殺虫剤が無かったのです)

さすが強力なゴキジェット、小さな羽蟻はイチコロでした。
網戸の集団も一網打尽です。
床に落ちた無数の死骸を掃除機で吸い込み一件落着。
さすがにもうサッシを開ける気にはならず
私の部屋のエアコンを今年初めて稼動させました。
30数年は経つであろう古い窓用エアコン、
今なお現役で元気に働いてくれます。
快適!いつもありがとう!!

と、この夜の出来事を書き綴っているうちに
その光景を思い出してしまい体がムズムズしてきました。
虫が大嫌いな皆さん、すみません。


お口直しに今宵もこれを・・


ありゃ?さっきまで元気だった老練のエアコン、
ガックン!と嫌な音を立てて冷風が出なくなりました。
いきなりの送風のみ状態、ついにご臨終か?(汗)
あちゃー!これから更に暑くなるってえのにー!!

な、七夕の夜。


*

2013年7月6日

海賊の娘

梅雨が明けたことを窺わせる気象条件が整ったことから
今日、気象庁は関東と甲信の梅雨明けを宣言した。
スカッとした青空でもないのに、ほんとかよ?と疑いたくもなる。
春一番も梅雨入りも、何やらフライング気味に感じた今年ゆえ
唐突に夏本番と言われてもねぇ・・

とは言いながら
「明けた」という言葉の響きにほっとするのも事実。
年明け、夜明け、梅雨明け、これらに共通するのは
長い長いトンネルを抜けた後の開放感みたいなもの。
(休み明け、週明け、てのはちょっと憂鬱な響きだけどね)
たとえ騙されたり変わり映えがしなかったとしても
何となく許せてしまう不思議な感覚が生じる。

そこんとこを逆手にとって、
矢が何本だとか、確実に上向いてるとか能書き言わず
嘘でもいいから思い切って「不況明け宣言」でもしてみたらどうかしら?
ね、アベちゃん。

・・つまらぬことを書いてしまった。
世の中、あまりにもギスギスしてるもんで、つい。

庶民はかなり苛立ってるようで
相変わらず些細なことに目くじらを立てては相手構わず暴言を吐いたりする。
日常のうっぷん晴らしにコンビニの商品に針を入れたり
弱い子供に危害を与えるのがニュースになったりすると
すぐに模倣犯があちこちに登場して大流行する始末。
病んでるよなあ。

スケート選手が子供を産んだからって
誹謗中傷の嵐になるネットの世界って何よ。
放っておきゃいいじゃない。
この先どうなるかなんて個人の問題なのにさ。
怒りや憤りの矛先、間違えてねえか?

と、爺さんは思うのである。


どれ、こいつでも眺めて気を紛らすとするか。
うーん、この娘は海賊の血筋だな。
七つの海と荒くれた港町の酒場の匂いがして来る。

もしかして俺、海賊王になれるかも知れない!
今夜はゴーイングメリー号の夢を見よう。

・・諸君、こんな馬鹿な爺さんも居るのだよ。


*

2013年7月5日

遊びじゃないぜ!

夜になっても蒸し暑い。
予報では、夜中に少しずつ気温が上がり
朝の7時頃には27~8℃くらいになってるらしい。

たまらあーん!とばかりに
北側のサッシを全開にしてみると
裏庭の竹藪が強風でザワザワ音を立てていた。
耳当たりは涼しげ、けど強烈な湿気に軍配が上がり
思ったほどに室温は下がらないのであった。

関東の土日は真夏日とか。
皆さま、熱中症にはご用心ください。

待てよ?
体が火照って熱く感じるのは
もしかして、こいつのせいでもあるのか?


Ron Emory "Loyalty" Parlor、見掛けちゃったんだよなあ。
True Sounds of Libertyのギタリスト、Ron Emoryのシグネイチャーモデルらしいんだけど
そんなこたあどうでもいい。
52年テレキャスと同じバタースコッチで仕上られたこの子、
いいプロポーションじゃありませんか。
熱が上がるのも当然ですよ、ええ。

某楽器店に委託販売をお願いしたのが売れて、今日振り込まれてたんで
それを元手に・・という魂胆。
以前からパーラーモデルが1本欲しかったもんで
真剣に悩んでいるのだよ、シンケンに。

遊びじゃないぜ!(浮気な男の決め台詞)

*

2013年7月4日

聞くは一時の恥


この間、車のボンネットを開けてみると
リザーバータンクの冷却水がLOWのレベルまで下がっていたので
今日病院へ行った帰りにオートバックスへ補充液を買うため立ち寄りました。
他にも確認したいことが幾つかあったので
ピットに声を掛けてエンジンルームを診てもらうことに・・

あらら?レベルがFULLとLOWの中間まで上がってるじゃありませんか。
知らないってことは恥ですね、走った後は水温が上がって膨張するんだそうです。
FULLのラインの上に余裕があるのはそのためだとか。
なので現在の液量でも特に問題はないとのこと。
ひゃあ~お恥ずかしい!(汗)

親切丁寧にアドバイスを頂きましたので
後日エンジンを掛ける前にFULLのラインを超えないように補充しておきます。

こんな初歩的なこと、
案外と知らないのが私らしいですな。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥!

・・てえことかと。

*

2013年7月3日

こんな夜は


良き人と出会い
他愛もない言葉を交わしながら
そして時を忘れ旨き酒を飲む

その日その時の
人との繋がりが温かく体を包み
それが何にも益して心地好い

やはり人間は面白い

たとえ初対面であったとしても
気の合う者たちと過ごす時間は
心を穏やかにさせてくれる

これを幸福と呼ばずして何と言おう

西荻窪のとある場所で過ごした時間もそうだった
小さな鳥居をくぐった先にあるその店は
私をこんなに優しく幸せな顔にしてくれた

Hobo

人は停滞してはいけない
この場所が最高だなんて決め付けてはいけない
幾つになっても旅をしなきゃだめだ
でなきゃ素敵な人間と出逢うこともない

「今ある不幸せに留まってはならない
 まだ見ぬ幸せに今 翔び立つのだ」
その昔、岡林信康はそう歌った

現実の世界は己が作り出すもの
ならばその殻を破り
非現実とやらに遭遇しなければ

酔いどれて
千鳥足で歩きながらも
闇の向こうに何かが見えるものだ

得てして
それが真実だったりもする

やはり人間は面白い




思いあぐね闇に逃れ
彷徨う夜は
行くあてもないまま
風に吹かれて

こんな夜は帰りたくないよ
こんな夜は帰りたくないよ
千鳥足でどこ行こう
千鳥足でどこ行こう

電信柱にぶら下がる
雑巾みたいな夜は
星明りさえ見えない
空を見上げて

こんな夜は帰りたくないよ
こんな夜は帰りたくないよ
千鳥足でどこ行こう
千鳥足でどこ行こう


「こんな夜は」 かずら元年

*