2013年7月14日

タカミネ談

やる気のなさそうな雨が時折ぱらつく今夜は
昨日に比べると外気が少しだけ涼しく感じられます。
現在の私の部屋を冷ますのは、網戸越しに入り込む外の空気だけ。
新しいエアコンがやって来るまでの間、猛暑よ一休みしていておくれ。

そんな暑い部屋の中で、10年ぶりに空気に触れたタカミネを磨き上げ
ネックを調整して弦を張り替えてあげました。


プリもボリュームのガリも全く問題なし。
生音は太くて柔らかですが、アンプに通すとかなり硬質な音が出ます。
なんだか懐かしく感じられるほどキラキラした往年のタカミネ・サウンドですが
今の私には少々耳障りな音が付き纏うので
ベースを少しだけブーストして、ハイもミドルもカットすると丁度良くなりました。
しばらくは夜のお供にしながら様子を見ることにします。

それにしても、この年代のモデルは電池交換が厄介ですね。
電池ボックスがボディの中にあるので、ブレーシングが邪魔して大変なんです。


この後のモデルからは外から電池交換できる仕様になったんですが
私のPT-106は初期型なのでご覧の通りのシンプルさです。
ま、それでも当時は画期的な物だったんでしょうけどね。
いずれにしても、まだ中津川の工場で作られていた時代の物ですから
ボディやネックはしっかりとした製品に仕上がっています。
仮に使われる機会が少なかったとしても、こういう娘は手放せないものですよ。

そういえば、二十歳頃にライブで使用していたギターも
手放すことが出来ずにずっと持っています。
神田の老舗、カワセ楽器のオリジナルでBILLYという代物ですが
当時の私のメインとして、これはずいぶん弾き込みましたねぇ。
40歳になったその娘、今は長男宅に預けてあります。

・・近頃、楽器の話ばかりになってますけど
肝心の歌の方はどうなってるんでしょうね?

と、他人事のように呟く。

*

2013年7月13日

救いの神、現る

なんとも嬉しいことに
私の部屋の壊れた旧いエアコンを
大家さんが新品と交換してくれることになりました!
しかも、ここへ越して来た当初から壊れていた2階の寝室までも!!

いやあ、この狂ったような猛暑にありがたい話です。
ついでに現役で稼働中の居間のエアコンも新型に替えて・・
いや、いくらなんでもそこまで厚かましいことは言えません。
壊れた2台だけで十分ですよ、はい。

10年ほど前にここへ移り住んだとき、
最初に驚いたのはエアコンが3台も有ることでした。
大家さんの母屋と棟続きの旧い木造2階建て住宅は
その昔、長男一家が住むために増築したものだそうで
しっかりした作りで、贅沢なほど設備が充実していたのです。

けれど私の部屋と2階の老朽化したエアコンはオマケみたいなもの。
居間で使用している大型の物は別として
付帯設備とは言っても大家さんの責任でどうこうするものじゃない筈です。
それを当たり前のことのように気安く替えてくださるなんて
嬉しいじゃあーりませんか!!

車2台を停めても、まだ大勢でバーベキューが出来るほど余裕のある広い庭。
犬も猫もピアノもサックスも、アコギもエレキも果ては大声で歌っても
全てが許されるこの住環境だけでも貴重な存在だというのにね。
こうなると引越しなんて考えられません。
取り壊されるそのときまで住み続けたいと思ってしまいます。

今朝、世間話ついでにカミさんがポロッと呟いたら
「早く言ってくれればいいのにー!」と返って来たそうです。
なんでも今日か明日にでも早速業者に依頼するとか。
申し訳ないくらい有り難い話です。

全国の原発を再稼動させないためにも
節電の国民的義務に逆行するような話題になりましたが
3台のエアコンをガンガンに動かすつもりは決してありません。
(我が家のブレーカー、30Aですからガンガンギンギンは容量的に無理!)
熱中症で倒れない程度に冷やしますので悪しからず・・


と、夏バテ気味の茶トラ娘も申しております。


*

2013年7月12日

クソ暑い夜中に


ヒートアイランドで熱せられたこのクソ暑い夜中に
エアコンが壊れ扇風機も除湿機も無い部屋で
またまた馬鹿なこと始めて大汗かいちゃったとさ。
思い立ったらすぐにやらなきゃ気が収まらない性分なもので・・

あれ、どんな感じだったかなあ?
ふと思い出したのは20年以上前に購入したタカミネのエレアコ。
たぶん10年くらいは押入れの奥に仕舞ったままで
ケースを開けるのも緊張するくらい全く空気に触れてなかった代物。
今夜はそれを発掘するため、上の物を上げたり下げたりしながら
大掛かりな作業を始めてしまった次第なのである。
(使ってない楽器の売却など、最近は整理中なもんですからね)

タカミネPT-106
初期型なので電池ボックスがボディ内部にあり、交換が大変なタイプだが
生音も結構なボリュームがあって、よく鳴っていた気がする。
いったい何が気に入らなかったのかと言うと
当時あまりにも売れすぎて(エレアコ=タカミネみたいな時代だった)
猫も杓子もみんなが使っているのを見て嫌気が差したような記憶がある。

そんな不遇の娘を恐る恐るケースから取り出してみると、
さすが10年間の放置!ボディや指板のあちこちにカビが繁殖していた。
(空気に触れてなかったんだからねぇ)
けれど幸いにもネックにはダメージ無し、少し手を加えれば使い物になりそうだ。
しばらく空気を吸わせて、次の休みにでもメンテしてあげよう。
電池の液漏れやプリが死んでたりしなきゃいいんだけどね~

それにしても今夜は蒸す!
夜になっても風が無く気温が下がらないときたもんだ。
堪えるなあ・・

*

2013年7月11日

猛暑続く

大袈裟かも知れませんけど
ここ数日の猛暑に身の危険を感じてしまいます。
昨日なんて、パソコンの電源を入れてしばらくすると
座っているのが辛くなって床に寝転がり
気が付くと明け方近くまで寝てしまってました。
よほど体が疲れてるようです。
というよりも、もしやこれが熱中症ってやつなのか?みたいな
若干の自覚症状が昼間からありましたもの。
水分補給もちゃんとしてるんですけどね。
悲しいかな、歳相応な肉体の衰えが否めません。

オフの今日は某楽器店に再び委託販売のお願いをするため
ギターを1本車に積み込み横浜へと向いました。
(この暑さでは荷物を持って駅まで歩けません)
そそくさと手続きを済ませた後、イシバシに寄ってケースを買って来ました。


以前ご紹介した安売りブランドのMavis製。
安いんですが、取っ手がハードだったりショルダーが収納式だったり
しっかりした作りと使い勝手がとても好印象なケースです。
おまけにサイズが小ぶり。
一般的なドレッドノートがぴったり収まり、ヘッドの遊びも少ないので
他社製品より外寸も数センチ短く作られてるのが有り難いところ。
これなら海賊の娘も入れられます(さすがにボディは遊んじゃいますけどね)

え?赤じゃないのかって?
現物を見ると赤も青も派手過ぎて敬遠しちゃいました。
もう少し渋めのトーンなら良かったんですけどねぇ。
その辺りが安物の所以かと・・

*

2013年7月9日

麦わら帽子

暑いです。
車で仕事場へ向うとしても
屋根に降り注ぐ強烈な陽射しのせいで
頭のてっぺんだけ熱くなってしまいます。
運転中も熱中症には要注意ですな。

昔、聞いたことがあります。
高温多湿な日本の道路環境は外車泣かせ、
ヤワな車じゃ走れないそうです。
最近は見かけなくなりましたが10年くらい前までは
高速道でオーバーヒートしてるのは外車ばかりでした。
それも結構なお値段の車・・
渋滞が一番の原因なんでしょうけどね。

今日、甲府では39℃を超えたとか。
私、そこまで発熱したこともありません。
体温以上の気温だなんて、
無理です。私、盆地では暮らせませんね。
ひと昔前の(ひ弱な)外車と同じですから。

居間はエアコンで適度な室温ですが
私の部屋の古いエアコンは二日前から故障中。
窓を開けても照明とパソコンが発する熱が冷めてくれません。

とは言っても
夜が更けて来ると少しは外気も下がります。
ほんのちょっぴり空気の流れも感じられ
時折そよそよ~っと微弱な風が吹き込んで来ます。
自然界は呼吸しようとしてるんでしょうね、きっと。
でもそれが追いつかないほど街は熱せられているわけです。
暑いからと言って、自然を恨んではいけません。
そうしたのは我々人間なのですから。


密林でカラフルなストローハットを見つけました。
4色しか残ってませんが¥990でセール中。
新調しようかしら。

・・麦わらのルフィーは意識してませんよ、ええ。


*

2013年7月8日

海賊とパンク


酷く暑い昼下がりに電車で街へと出掛け
海賊の子孫だと勝手に決めつけたこの娘を連れて帰って来た。

Ron Emory "Loyalty" Parlor (Ash Butterscotch)

オール・アッシュ・ボディにメイプル・ネック、
ヘリボーンのバインディングとバイキング・スタイルのブリッジ。
それが52年テレキャスターの如くバタースコッチで彩られ、
なんとも心惹かれる風合いではないか。
間違いなく美人だ。しかも妖艶さが付き纏う怪しい匂いを放ち
男がコロッとやられてしまう何かが潜んでいる。
悪魔・・それもまたいい。

ロン・エモリーはオレンジ・カウンティのパンクバンド、T.S.O.Lのギタリストで
これはその男の名を冠したシグネイチャーモデルなのだが
別に彼らの歌が好きなわけでもなく、ただただ一目惚れしてしまっただけなのだ。
それでも海賊やらパンクやら、その言葉から湧き上がるイメージは心を躍らせてくれる。


パーラーサイズなので、ネックは12フレットでボディにジョイントされている。
ゆえに弦長は2フレット分短い610mmくらい、弦のテンションはかなり低い。
この緩さとボディの小ささは初めての体験だったけれど
案外と音圧もあるし、ちょっと癖になりそうなほど気に入っている。
12フレットに刻まれたインレイにLoyalty(忠誠)とあるのも嬉しい限り。
この娘は私に忠誠を誓い、そして楽しくさせてくれることだろう。


唯一私を悩ませているのが顔の大きさ。
そのせいで一般的なミニ・ギター用のケースに収まらない。
000かクラシック用じゃなければ駄目なのだが
そうするとボディの遊びが大きくなってしまう。
連れて歩くためのケース探し、これは難航しそうな気配だけれど
いやいや、君によく似合うやつを必ず見つけてやるさ!

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2013年7月7日

虫が大嫌いな方は読まないでください

私の部屋、
羽蟻の大群に襲われました。
毎年初夏の風物詩、
今年も梅雨明け早々のお出ましです。

暑いのでサッシを開けていると
どこからともなく集まって来た無数の羽蟻が網戸にへばり付き
小さな穴や隙間から部屋に入り込み蛍光灯の周りを飛んでは
ポタポタと床に落ちて来るのです。

室内に入ったその数、おそらく百匹くらいは居るでしょう。
初めは床に落ちたヤツをガムテープでチマチマ集めてたんですが
いくらやってもきりがないのと、
網戸に群がるその数倍の数の集団を目にすると
体がムズムズしてきたのでゴキジェットを噴霧しました。
(他に殺虫剤が無かったのです)

さすが強力なゴキジェット、小さな羽蟻はイチコロでした。
網戸の集団も一網打尽です。
床に落ちた無数の死骸を掃除機で吸い込み一件落着。
さすがにもうサッシを開ける気にはならず
私の部屋のエアコンを今年初めて稼動させました。
30数年は経つであろう古い窓用エアコン、
今なお現役で元気に働いてくれます。
快適!いつもありがとう!!

と、この夜の出来事を書き綴っているうちに
その光景を思い出してしまい体がムズムズしてきました。
虫が大嫌いな皆さん、すみません。


お口直しに今宵もこれを・・


ありゃ?さっきまで元気だった老練のエアコン、
ガックン!と嫌な音を立てて冷風が出なくなりました。
いきなりの送風のみ状態、ついにご臨終か?(汗)
あちゃー!これから更に暑くなるってえのにー!!

な、七夕の夜。


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