2013年1月7日

七草粥を食して思う


大河ドラマ「八重の桜」初回の録画を見終えました。
N局には欠かせない役者さんたちが勢揃いしてる辺りに
意気込みを感じさせるいい感じのスタートです。
前作とは異なり、重厚さを避けて娯楽性を主とした構成には好感が持てます。
(画面が汚らしいと不評を買った平清盛も私は好きでしたけどね)
けれど何と言っても、幕末から明治の時代を背景にしたドラマは面白いです。
人も歴史もダイナミックに動いてましたからね!
来週以降が楽しみになります。

ちなみに山本家の顔ぶれ、いいですね~
父親の山本権八役の松重豊、母親佐久の風吹ジュン、そして兄覚馬役の西島秀俊、
朝ドラっぽくて軽いノリの家族関係が大河らしくないところも面白く感じました。
だってこの面々を見ていると(綾瀬はるかを含め)皆がボケ役なんですもの。
肩の凝らない大河も時には良いものです。


夜、七草粥を頂きました。
正しくは朝に食べるものらしいですけど、我が家は毎年晩ご飯として食卓に出ます。
一年の無病息災を祈りつつ、年が明けてからもう七日が過ぎたんだと思う間もなく
ハタと気がつくと2月3月になってしまってる、日常とはそんなことの繰り返しです。
代わり映えのしない毎日だなどと、時の流れが早すぎると憂うことなく
しかし私は日々を一所懸命に生きているのだと思うようにしています。
平凡な暮らしの中にも、小さな変化や新しい発見が必ずあるのですから。
要はそれに気付くか気付かないか、なのです。

そんな「かずら的日常」、本年もお付き合いのほど宜しくお願い致します。

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2013年1月6日

ならぬことはならぬのです


会津のジャンヌダルク、山本八重を描いた大河ドラマ「八重の桜」が始まりました。
幕末から明治にかけての、その激動の時代のうねりは私を惹き付けます。

「ならぬことはならぬのです」
天下の悪妻と呼ばれながらも不義に生きることのなかった豪放な人生。
戊辰戦争の際は男髪男装で自らスペンサー銃を持って戦ったそうです。
そんな闘士の87歳の生涯、綾瀬はるかがどう演じきるのか楽しみになります。

けれど今夜は仕事で帰宅が遅くなった私、
時間が無いので録画を観るのは明日にしました。ちょっと残念。
でも、腰を据えてじっくりと楽しみたいですからね。


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2013年1月5日

縁起物

年明けの2日から三日間お勤めして、今日は待ちに待った今年最初の休日。
どうやってグダグダしようかなあ~
まだ巷には正月の雰囲気が残ってるのかなあ~などと
前の晩は呑気にそんなこと考えてましたけど、目覚めてみると「普通の」休日でした。
けれどひとつだけ御用ができて外出、行き先は中古自動車の販売店です。

今の私の車、4年前にそのお店で購入したH14年のテリオス・キッドなんですが
あと二ヶ月ちょっとで車検を迎えるのと、年末に9万Kmを超えてしまったのと
決して安くは買えない175/80R15という中途半端なタイヤの交換時期なのと、
タイミング・ベルトも替えなきゃならない等々の諸事情から予算に頭を痛めていたのです。
サクッと全部やってしまうと、およそ15万以上の費用が必要になりますからね。
うーん、困ったなあ・・と思いながら久しぶりにその店のサイトを開いてみると
スズキのKei、H11年のワインレッドが格安で売りに出てるじゃありませんか。
しかも車検は来年9月まで残っているし、これは上手く行けばトントンで納まるのでは?
おまけにメンテ費用の15万ほどが浮いてしまうのでは!?

しかしながら、愛車であるテリオス・キッドは軽とは言え車重1tのRVなので
堅牢なボディに加え高級感と安心感のある重厚な作りですから
はっきり言ってこの買い替えはかなりのグレードダウンとなってしまいます。
けれどもケチな上に愛着をものともしない薄情な貧乏爺さんは
差額0円の期待に胸を膨らませながらその店へと向かったのでありました。


・・世の中は甘いものじゃありません。皮算用は見事に外れ、
このH11年のチープな車に替えるにしても10万弱の追金が必要と査定されました。
前回と同じ営業担当者(かなり親切でサービス満点)を訪ねて行ったというのに
最初に示された条件はかなり厳しく、頑張っても追金7万くらいまでと聞かされて
試乗までしたものの「じゃあ今回は無かったことに・・」と、半ば諦めかけたその時
ふだんは寡黙で商売っ気の無い社長が(失礼)営業の傍に歩み寄りボソッと一言。
そして私に「前回もこちらでお買い上げ頂いたんですよね?」と、声を掛け
再び営業にボソッと何かを伝えた瞬間、その営業マンが驚いたように目を丸くしたのです。
な、なんと、私の条件であった諸費用全て込みで0円が
社長の(鶴の)一声でまかり通ってしまったのでした。これにはびっくり仰天!
追金7万円が消え去ってしまったんですもの(驚)
社長曰く「再び足を運んで頂いたお客さんに数万程度のことで帰られたくないですから」
ひえーっ!商売の神様みたいなお言葉!!
これはまさしく縁起物、御神籤で末吉を引き当てたことを忘れてしまいそうです。
感動した私、家族に相談もせずその場で契約して参りました。
いやあ、いいお店です。

そんなわけで、リアにスペアタイヤをぶら下げた重量級のRVとはおさらばです。
内装も含め「本来の軽らしい」庶民的な車に中旬頃から乗り換えます。
キーレスも無く、ドアミラーは手で畳まないといけない車になってしまいましたが
車重は200Kg以上軽くなりますし、リッター15Kmくらい走ってくれれば
フルタイム四駆のテリオス・キッドよりも燃費は1.5倍ほど向上します。
このサイズ(165/70R14)ならタイヤも半額位で替えられますからお財布にも優しいんです。
14年落ちですけど走行わずか4万5千Km、浮いた分でアルミ買っちゃおうかしら。

末娘に写真を見せると「カーズのマックイーンみたいで可愛い」と言ってました。
確かに顔つきだけは似てるかも(笑)
赤が好きなポンタも、これなら喜んでくれることでしょうな。

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2013年1月4日

英才教育


ドラムとパーカッションをこなすミュージシャンを父親に持つポンタ、
母親はプロにはなれなかったが(そこそこの)サックス吹きだ。
そしてその祖父である私は歌を唄う。
この系譜を見る限り、ポンタが音楽に目覚めないわけはないと
勝手にそう思い込んでいるのは、たぶん私だけではなく家族全員なのであろう。

クリスマスに本格的なハンマーアクション構造を備えたミニピアノをプレゼントした。
すると間もなく、手の届く場所に置いておくと嬉しそうに鍵盤を叩く。
父親は何かしらの期待を込めてドラムスティックを彼に授けた。
初めのうちは振り回すだけだったが、やがてスナップの利いた右手で叩き始めた。
バシバシバシバシと、4~5拍を満面の笑みを浮かべながら連続して叩く。
それを見ているとリズム勘は良さそうだし、どうやら素質がありそうなのだ。

そこで爺さんは考えた。キッズ・ドラムを買い与えよう!
娘の家で音を出せるかどうかは別として、幼いうちから慣れ親しむことが肝心だ。
成田の某格安ネットショップで探してみると、お手軽なセットが見つかった。
ZENN ( ゼン ) / DJK30
スタンドやシンバルにペダルと椅子まで付いたジュニアドラムキットが¥12800!
音の善し悪しには目を瞑り、玩具代わりとしてなら申し分ないのではなかろうか。

今、本気でこれを買おうかと思っている。
ある意味、英才教育の何物でもない。

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2013年1月3日

猫になりたい

ちょっとがっかり。

期待と不安が交錯する中、いつもより少しだけ早めに家を出たんですが
東神奈川の辺りで15号線に出てみると、群衆もまばらでぽっかあーん。
ラジオで先頭の位置を確認すると、まだ保土ヶ谷を走っているじゃありませんか。
北からの強い風の影響か、ややペースが遅かったようですね。
昨晩Blogに書いてしまったものですから、応援メッセージまで戴いたというのに
皆さま、ご期待に添えず申し訳ありませんでした。

そんなわけで、トップランナーとの併走も叶わず
ススイのスイ~ッと市街地を走り抜けた私の車、なんとお昼前に仕事場へ着いてしまい
車の中でiPhone片手に時間を潰す羽目となってしまいました。お粗末!

ああ、ふと吠えたくなってしまいます。
正月くらい、うだうだぐだぐだしていたーーーい!!と。
何も想わず何も考えず、喰っちゃあゴロリ。飲んじゃあウトウト。
そんな正月を味わってみたいものです。

いいんです、正月の三が日で3Kgくらい太ったとしても。
一年の内で思いっきりだらしなくしてても許されるのは、この期間しか無いんですから。
布団から這い出たスエット姿のまま、ボッサボサの頭で煙草を咥え
朝から酒を飲みながら箱根駅伝を観て、時折声を上げながらその感動に酔いしれる。
世界で一番ダメなオヤジの典型的な姿で、そんな正月を過ごすのが私の夢ですなあ。。


私は猫になりたい。

そう呟くのは、猫に対して失礼かも知れませんが
争い事とは無縁の飼い猫の日常を目にする度に
そう思ってしまうのです。

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2013年1月2日

それは私です。


今年の箱根駅伝往路、すごい展開になりましたね。
毎年思うんですけど、もしも正月の三が日がお休みだったなら
私、間違いなくずっとTVで観戦しちゃうでしょうね。釘付け状態で。
壮絶な戦いと息を呑むような瞬間のドラマ、
これは生で観てなきゃ絶対に伝わって来ませんもの。
長い距離をひたすら「個」で走るマラソンとは違い
襷を繋ぐってところに、日本的な味わいと文化を感じてしまいます。
今では正月の風物詩となった感の駅伝、ファンが多いことも頷けます。

さて、明日は復路。勝敗を決するランナーたちは
お昼ちょっと前くらいに横浜駅を通過して15号線を東京へと向かいます。
実はその時間帯、私が車で仕事場へと車を走らせている頃合で
一時的に通行止めとなる15号線で毎回先頭ランナーと重なってしまうのです。
それも毎回、通行が遮断される直前か合間に(何故か)入れてもらえちゃうもんで
先頭集団を応援するため小旗を持った大勢の市民が沿道を埋め尽くすその前を
スイスイスイ~ッと空っぽの広い国道を走り抜けることになってしまうのでして
これは何だか気まずいやら申し訳ないやら恥ずかしいやら、なのです。
何年か前には、他の車が1台も走ってない伽藍とした15号線を進んで行くと
(もちろん沿道は何重にもなった黒山の人だかりです)
その先に白バイと中継車の間に挟まれた先頭ランナーが目に入り
「こ、これは私が抜き去って良いものなのか?」と、いったんは減速したものの
制止も注意も何もなかったのと気恥ずかしさから一気に抜き去った経験があります。
想像してみてください、片側3車線の広い道を私の車が1台だけ走ってるんですよ。
そんな光景、あなただったらどうします?(笑)

沿道で応援される方、TVで観戦される方、本当に申し訳ありません。
「なんだ?あの一般車は!?」
そう感じた視線の先に黒い軽のRVが見えたなら、それは私です。
皆さまの邪魔にだけはならぬよう心がけますので
もしも今年もランナーと被ることがありましたら、どうかどうかお許しください。

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2013年1月1日

ごあいさつ


新年明けましておめでとうございます。
穏やかな元日を迎え、この一年が良き年であってほしいと心から願っております。
「かずら的日常」を日々ご愛読頂いている皆さま、本年も宜しくお願い致します。



大晦日の夕方から猫二匹に留守番を頼み、
ポンタと一緒に年越しをするため末娘の家に出掛けました。
後になって気付きましたが、実は私、自宅以外の場所で年を越したことがありません。
何度お誘い頂いても、カウントダウン・ライブに参加したことは一度も無かったですし
お店に顔を出して飲んだことも未だかつて全くありませんでした。
ですからこれは、60年の生涯の中で初めての経験だったわけです。
皆でTVを観ながら新年を迎えた瞬間、やはり何かしらの違和感はありましたが
娘の家ということで、さほどの気遣いはせずに済んだのが何よりですし、
明けて今日は長男一家もやって来て、家族全員が元日に一堂に会す光景は
父親として祖父として、賑やかで実に楽しいものでありました。


午後から皆で近所の杉山神社へ初詣に出掛け、一年の無病息災を願いましたが
考えてみると、こんなに大勢で初詣をしたのも初めてでした。
いいもんです、親子三代が連なって、のんびりと歩きながら神社へ赴くのは。
結構な山坂でしたけど、それが苦にならないほど穏やかな元日の陽射しには
感謝すると共に、この幸せが永遠であることを祈らずには居られませんでした。

そうそう、やがて年も明けようかという大晦日の夜に
昨年40年ぶりに再会を果たしたものの、母親の最期を看取り
痴呆の始まった父親を介護するため田舎に帰ってしまった友人から
およそ半年ぶりくらいに電話があり、声を聞くことができました。
張りのある声と口調で、元気そうな様子が伝わって来たことも嬉しい出来事でした。
今月の中旬過ぎに自身の孫たちと会うためこちらにやって来るそうです。
また一緒に飲まなきゃ!

2013年、良き年となりますように。


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