2014年9月10日

林檎教



発表前から、あれこれ噂されていた通りのスペックと
丸みを帯びたエッジのデザインの美しさにうっとりするような
新型iPhone 6の全容が明らかになりました。

なんでしょうね、この興奮。
これはiPhoneユーザーにしか解らないことでしょうけど
この日のために、僕らは2年間待てるんだと思います。

年に何度もモデルチェンジしなければユーザーに見捨てられる。
ほとんどのモバイル・メーカーはそのことに躍起になるばかりですが
どっこいAppleは、じっくりと時間を掛けて製品開発を進め
そしてその間ユーザーは(浮気もせずに)ずっと待っていてくれるのです。

世界中の何処にでも無数に居るそんなiPhone信奉者。
そう考えると、これはすでに神なのではと思ってしまいます。
林檎教・・?
僕もその信者の一人なのでしょう。

さて、予約開始は12日の16時。発売日は19日と決まりました。
ショップには信者が殺到して予約だけでも長い時間を待たされ
そしてまた初回入荷の数が限られているために
製品を受け取るまでには更に長い時間を待たなくてはなりません。

そのことに苛々することもなく、
殆どの方たちは気長に待つことが出来るのも
iPhoneユーザーの特徴的なところかも知れません。

僕も、待ちますよ~

*

2014年9月9日

Moon on the wire



間もなくです。
アップルの新製品発表会。
ホームページのトップではカウントダウンが始まっています。
2サイズ展開となるiPhone 6、楽しみですねえ。
僕のiPhone 5はスリープボタンが初期不良のまま
交換もせずに2年近く使っていましたけど
もう限界、早く新しい物に替えてすっきりしたいものです。
直前の情報では、発売日は9月19日が濃厚とか。
真相は如何に!


カミさんのリハビリ用装具が出来上がりました。
装具・・聞き慣れない名前ですよね。
僕も初めて耳にしたときは何だかよく分かりませんでしたけど
要は靴です。
骨折した踵部分に体重が一切掛からない構造で作られた
プラスチック製の靴(サンダル?)です。
外側の布地で出来た部分は屋外用のカバーでして
内部は本人の足を型取りした「ぴったりサイズ」となっています。
云わばシンデレラのガラスの靴?
本人曰く、あまりにぴったりすぎて履くのが大変だそうです。

いよいよ来週の火曜から歩行訓練が始まりますが
肘や手首以上に頑丈なギプスでずっと固定されていた右足ですから
足首だってすぐには動かせないに決まってます。
一説には最低90日間のリハビリが必要とか。
退院はおろか、日常生活に戻れるのは遥か先の話です。
ここは気長に構えることにしましょう。

とは言っても、降りかかる大問題はその治療費。
入院が長引けば経済的な負担はより重く圧し掛かって来るのです。
なんとかやりくり・・できるのでしょうか。
ちなみにこの右足だけの装具、現金払いで¥45000もしました。
申請すれば後で7割は返ってきますが、その値段には驚かされますね。
医療と介護、金が掛かりすぎます。
またまた楽器が幾つか減って行くかも知れません。
とほほ。。。


今夜は月見て酒飲んで忘れましょ。
あはは、電線に引っ掛かってらあ。

「Bird on the wire」ならぬ
「Moon on the wire」て、ところですな。

*

2014年9月8日

SEVEN CAFE



丹精込めて淹れてらっしゃる珈琲専門店さんには申し訳ないのですが
僕は百円で飲める手軽なこれが一番好きなんです。

セブンイレブンのドリップ・コーヒー、
数あるコンビニの中で、ホットに関しては味も香りも最高ですよね。
特筆すべきは、カップの底に残った最後の一滴まで味が変わらないこと。
渋みが溜まらないのは立派です。

味もさることながら、カップ表面の凹凸が手に持ったときに熱さを感じさせなかったり
飲み口の穴が大きく開いて飲み易かったりなど、
パッケージのデザインや素材の面でもとてもよく出来ていると思います。

涼しくなった昨今、ホットの美味しい季節がやって来て
カミさんを見舞いに行くときの手土産として毎日買うようになってしまいましたが
この味に出逢ってからはスタバにも行かなくなりました。

喫茶店の椅子に腰掛け、その時間を楽しみながら飲むのも好きですけど
百円という懐に優しい金額が、贅沢な気分を超越してしまいます。

日本人の味覚に合うと言われているペーパードリップで淹れられるSEVEN CAFEの珈琲。
巷にファンは多いようですが、僕もまさしくその一人です。
もちろん、毎日それを楽しみに待っているカミさんも。

無機質な病室に漂う珈琲の香り、
いいもんです。

*

2014年9月7日

転がる石のように



休日の今日は、のんびりと午後から病院へ。
ひとしきり強く降った雨も、出掛ける頃には上がってました。

セブンのドリップ・コーヒーを手土産にカミさんの部屋を訪れると
さしたる事件も無かったようで、比較的落ち着いた様子に一安心。
少しは慣れてくれたのかしらね。

日常ってやつを煩わしく感じたとしたなら
何事も拒絶するばっかりじゃなくて
受け入れることも必要なのよ。

僕なんか、何でもかんでも受け入れちゃってる。

夜、洗濯物を干しに庭へ出てみると
雲の切れ目からお月様が顔を出していました。
もうすっかり秋の空です。

短い夏でしたね。

おもむろに、ギターに触れてみました。
あの日、あの人が歌う「134号線の夕陽」に合わせて
ちょっとだけ弾いたとき以来、手に取ることも無かったのですが
少しだけ、心にゆとりができたのかも知れません。

無性に歌いたくなってきました。
転がる石のように。

*

2014年9月6日

怒る元気



あれから20日が過ぎました。
長いようで、あっという間のようで・・

すでに我が家の営みは
カミさん抜きでも成り立つようになってしまったことが
なんともはや可笑しく感じてしまいます。

昨日からリハビリ病棟に移ったのですが
同じ病院内とは言え、環境がすっかり変わってしまい
初日はカミさんの血圧が大幅に上がる事態が起きました。

アッタマ来ちゃう!と、少々興奮気味だったので理由を尋ねると
前の病室から運んで来た備品や荷物を
ぶっさいくな顔をした無愛想な看護士が滅茶苦茶に置いたらしいのです。
僕が病室を訪ねたときも怒りが治まっていなかったほどでした。

まあまあまあと宥めすかし、元通りの配置に置き換えましたけど
その日はずーっとブツクサ言っていたので
この先の長い道程、大丈夫なのか?不安に思ってしまいました。

その不安・・やはり的中しまして

今日、病棟のエレベーターを降りてナース・ステーションへ向う途中
何やら聴き慣れた声が誰かに怒りをぶつけているではありませんか。
おや?カミさんの声に似てるようだが・・
いやいや、そんな筈は無かろう。気のせい、気のせい。

それにしては話の内容が・・
「あたしの荷物、無茶苦茶にぶちまけたのアンタでしょ!!」

悪~い予感はしつつも、にこやかにカミさんに声を掛けると
再び、アッタマ来ちゃう!の名台詞。
おーまいがっ。

なんでも、昼食が始まった早々に(そのぶっさいくで無愛想な)看護士がやって来て
食後の薬を今飲むように言ったんだとか。
(うっせえなあ、後で飲むから好きにさせろよ)と、心の中で思いながら
「後で飲みますから」と、カミさんが応えるとその看護士、
「寝巻きの袖で床に落としてしまうといけないので今飲んでください!」と言ったそうな。
(おめえ、ボケ老人みたいに思ってんのかあ??)
と、そこで完璧にブチキレて、周囲の目も気にせず大声で怒鳴った模様です。

まあまあまあまあ、そう感情的にならず
先は長いんだから上手く付き合うようにしなさいよ。
宥めてはみましたが、うちのカミさん
一度そんなことがあると相手を絶対に許さない性分ですから
将来的な火種が出来てしまったことが大きな不安となってしまいました。

けれども、
喧嘩するほどの気力が生まれたってことで良しとしましょうかね。
なにくそー!みたいな気分と
こんな所にいつまでも居られっかあー!みたいな反骨心。
人間が事を起こすとき、そんな怒りが起爆剤となることもあるんですから。
一番いけないのは、無気力で消沈してしまうこと。
笑うか怒るかしてないと、人間てやつは駄目になって行くのです。

(そのぶっさいくで無愛想な)看護士さんよ、
悪いことは言わない、うちのカミさん怒らせると怖いから
今のうちに謝っちゃいなさい!(笑)



画像は帰宅するとポストに入っていた友人からの贈り物。
留守番の猫を癒すほどの猫番組の録画ディスクだそうです。
お気遣い頂いて、ありがとうございます。

・・休日前の夜は更け行く。

*

2014年9月3日

お天道様



お天道様ってやつは、どうしてこうも
スカッと爽やかな気持ちにしてくれるんでしょう。
家も道路も草花も、みんながピカピカに輝いて
青いお空を、目を細めて見上げると
なんだかそれだけで笑い出したくなってしまいます。

けど、毎日毎日
暗くなるまで一人ぼっちでお留守番をしている猫にとっては
晴れようが雨が降ろうが、寂しいことに変わりはないんでしょうから
それを思うと人間だけが浮かれてばかりはいられなくなります。

小っさい脳味噌で
お母ちゃん、どうしちゃったのかなあ・・
そう思ってることでしょう。
ずっと一緒だった家族が一人でも欠けると、心細くなるものです。
なので僕が休日で午後まで家に居るときは
テーブルに上がって来て、足を踏み踏みしながら甘えています。
この娘が一番寂しいんだと思いますけど
どうにもならないことが不憫に思えてなりません。

今日、金曜から移るリハビリ病棟の部屋を偵察して来ました。
森に面した角部屋なので、少しは気持ちが落ち着くかもしれません。
同室の患者さんがどんな人たちなのかまでは解りませんけど
これから先の長い期間を一緒に過ごすことになるのですから
気疲れしないで済むような、そこそこ付き合い易い人たちであれば有り難いです。
妙に気難しかったり、やたらお喋りだったり、必要以上にお節介だったり、
カミさんも僕も、これからずっと寝食を共にする同室の方々が
そんな風に傍迷惑な輩ではないことだけを願ってます。

歩けない、支えが無いと立てない、片腕が使えない、
そんな今のカミさんですが、今日も一所懸命リハビリに取り組んでましたよ。
とても前向きで、立派な姿です。

*

2014年9月2日

ささやかな朗報


カミさんが入院してから15日が過ぎました。
早いもんです。

一家の主婦が不在の暮らしにもようやく慣れ、
近頃では日常生活に不便を感じなくなりましたが
僕のような鈍い人間でも(人並みに)順応性があったんだということに驚いてます。
あれこれと用事が多くて疲れますけどね。

こうしてパソコンに向かえるのも休日の前夜くらいですから
WEBの世界はすっかりご無沙汰してしまった感が否めません。
FacebookやTwitterをiPhoneで開くことはあっても
ゆっくり眺める時間が無いのですぐに閉じてしまうのが実情なんです。

さて、心配されてる方も多いと思いますので
事故から半月が経過した彼女の状態をお知らせしておきます。

肘の骨折部分は抜糸され、今日ギプスが外されました。
けれど肘にはピン、手首には金属プレートが入ったままなので
長期間固定されていた関節が動くようになるまではまだ多くの時間が必要でしょう。

問題は踵の骨折。
ギプスが外れるまで、あと2週間は掛かると思いますし
今日、リハビリ用の装具(特製の靴)を作るために足の型取りをしたときに
一度ギプスを切って外す処置に立ち会った際、
手術直後に執刀医から説明を受けた「固定用のピン」を初めて目にしました。

直系6mmの太いピンが2本、踵骨に刺さった状態で
その銀色に輝くピンの頭の部分が露出していて
さらにそれを金属プレートで外側から固定してありました。
これはあまりにもリアルすぎて、さすがに見ているのが辛くなります。
歩けるようになるまで一体どれほどの日数が掛かるのか、
或いは本当に歩けるようになるのか、
それを見てしまうと不安でいっぱいになってしまいました。


ご参考までに、この画像が今回施された処置に一番近いかもしれません。
こんなに太くて長いピンが踵に埋まったままなんです。

体重を支える踵がこんな状態ですから
リハビリを経て松葉杖無しであるけるようになるまでは
気が遠くなるほどの時間が必要だということは素人にも容易にわかります。
いや、それ以前に車椅子に乗らなくて済むようになるまでが
途轍もなく長い道のりとなることでしょう。
本人の気力と体力が持続できれば良いのですが・・

今日、一つだけ嬉しい知らせがありました。
常時万床で空き待ちと聞いていたリハビリ病棟に金曜から移れることになったのです。
競争率?が高いだけに、これは朗報でした。
場合によっては転院しなければならないことも有り得たくらいですから
環境が変わることなく治療を続けられることは大変ありがたいことです。

少々早めのリハビリ病棟への移動ですが、
これを幸運と思い、彼女を支えて行きたいと思っています。

・・まずはお知らせまで。

*