2013年5月31日

潮騒のメモリー



この歌が、
頭の中で繰り返し流れています。


視聴率を私の友人だけで捉えると
優に50%は超えていることでしょう。

もはや国民的アイドルとなった
あまちゃんなのです。

15分が濃い!


*

2013年5月30日

生活の知恵


梅雨入りした途端に湿度が急上昇してしまいました。
今日もムシムシしますね。

この時期になると、楽器のコンディションを保つのが大変になります。
特に弦は錆び易くなりますから日頃の手入れが欠かせません。
とは言っても、汗や脂が乗ってしまうと金属は錆びるもの。
無駄な抵抗はせず、諦めることも肝心なのです。

そんな背景から、数年前に登場したコーティング弦が今では主流になりました。
エリクサーが、そのスタンダードなところでしょう。
しかしながら値が高い、寿命が長いとは言っても高過ぎますから
ほいほいと替えてはいられません。
私のようなケチ臭い人間にとっては値段でアウト!なのです。

そこで、
梅雨から夏にかけての私の対策はこのスプレー。
フィンガー・イーズという弦の潤滑剤です。
広げた新聞紙の上に張り替える前の弦を並べ、
シュワーッと全体にスプレーしてから軽く拭き取ります。
これで(擬似)コーティング弦の完成です。
張る前に吹きかけるので、指板やボディがテカテカにならずに済みますし
ナットの滑りが良くなるという利点もあります。
しかもローコスト!

マーチンやダルコの300円台の弦しか使わない私にとって
この(貧乏臭い)作業は、とても大切なことなのです。

あ、初めて使う方は気をつけてくださいね。
新聞紙をたくさん広げるか、或いは屋外で作業しないと
床に飛び散るとツルンツルンになって足が滑って転んでしまいますよ!

*

2013年5月29日

愛なき世界


エレキ弦を張った後、そのまま放置していたJ-45。
この子にローレンスのA-300を付けてみました。
ジャキジャキとした乾いた音で、これはいい感じですね。
アンプに通すと、さながらJ-160Eみたいな音で鳴ってくれます。
完璧にエレキのサウンドなんですが、反面そうとも言えない
この微妙な感覚がこのボディならではなんでしょうね。

ちょっと嬉しくなって、ピーター&ゴードン歌ってしまいました。



「愛なき世界」
実はこれ、私が高校1年の時に人前で初めて歌った曲なんです。
ギターを持っていた(嫌がる)同級生を呼び込み
お前は弾いてるふりだけしてりゃいいから歌えと脅し
特訓に特訓を重ねてハモリを完成させた逸話があります。
文化祭だったかな?
もう1曲はジャックスの「空っぽの世界」
「世界」で繋げたつもりでしたが、今思うと凄い取り合わせですなあ(笑)

その年の冬に「小春日和」という最初のオリジナル曲が出来上がり
NHKの地元製作の番組で流されました(TVなのに音だけね)

16歳の冬、
かずら元年の歩みはそこから始まるのでした。

*

2013年5月28日

トラッドに浸る


先日の徒歩が影響したのか
それとも久しぶりに外で飲んだからなのか
翌日曜から昨日まで、体がとても疲れていたようです。
普段は宵っ張りの私ですが、眠いよぉ~と肉体が訴えてましたもの。

思えばあの土曜の日は
午前中に友人の父上の葬儀に車で出掛け
一度帰宅して一服した後、夕方から電車で横浜へと向かい
ふと思い立ってそこから徒歩でお目当ての店まで行ったわけですから
酒が体中に染み渡って、そりゃ疲労が重なるってもんですよね。
こんなとき、日頃の運動不足が如実に体に表れてしまいます。

明日が休みという開放感と安堵感からなのか
今夜になってからようやく元気が出て来ました。
BGMはブリティッシュ・フォークのオムニバス盤。
アマゾンで仕入れた2枚組で¥700というお得なディスクですが
これ、気だるい気分のときにはとてもいいんです。
特にフェアポート・コンヴェンションとマグナ・カルタがいいですね。



ペンタングルのダニー・トンプソンが参加している69年のファースト・アルバムと
オムニバス盤にも入っているRings Around The Moonが聴きたくなりました。

*

2013年5月26日

棘だよ、棘!


五十を迎えたと聞き
その友人に逢いたくなって反町の店へ出掛けた。

私のHOMEとも言える国道沿いの小さなライブ・バー、
以前はそこで月に一度は歌っていた私だが
最後に店に顔を出したのは昨年の10月のこと。
店主に会うのも、1月にサムズ・アップで催された彼のブライダル・パーティー以来だった。

何も変わってなかった。
店も店主も、友人もそのバンドの音も。
自らをパブロック・バンドと呼ぶ彼らの演奏を聴きながら
そこで飲むビールの味はこの上なく旨いし、
私にとってはとても贅沢な時間なのだ。

ロケットメンの諸君、ありがとう。
昨夜も楽しませてもらったよ。
ROCKが不良の音楽と揶揄されていた時代、
あの頃に連れて行ってくれる君らは最高だ。

私が中学生の頃、田舎に1軒だけあった生バンドが演奏してる店に行き
ワクワクしながら(ワルそうな面構えの)バンドを夢中で観ていたことを思い出す。
不良っぽくて不健康そうな、それこそがROCKだった時代である。
それが今じゃ、どれも健全で綺麗すぎてつまらないし退屈だ。
そう、毒が無い。

お互いが傷を舐め合うような、そんな気色の悪い優しさじゃなく
突き放し、否定することの根底にある優しさがROCKだった筈だ。
そんなことを考えながら飲んでいた。
いや、それを思い出させてくれるのが彼らの演奏なのだろう。
カッケェ~と思いつつ、実は嫉妬することもしばしばあるのだ。

ROCKは棘だよ、棘!



いつもなら電車を乗り継いで行くその店まで
昨日はふと思い立って横浜から歩いてみた。
ダイヤモンド地下街を抜け、外れにあるバナナ・レコードの棚を冷やかし気味に覗き
地上に出て鶴屋町の歩道橋を渡り、沢渡の丘の辺りまで行くと
夜風がとても心地好く感じられた夜だった。
案外と近いものだし、また歩きたくなるコースだね。

*

2013年5月24日

伝染るんです


さて・・
明日は所用で家を早くに出なければならないので
焼酎をさくさくっと飲んで床に就くことにします。

恥かしながら、早いとは言っても
それはあくまで私の生活習慣に於ける早さでして
世間一般の方からすれば、むしろ遅いくらいの時間なのですがね。

宵っ張りの朝寝坊な不良オヤジなもんですから
朝ドラが始まる頃に起き上がるだけでも大変なことなのです。

昼間はグースカ寝てばっかりのこの娘、
夜が更けて来るとシャキーンとした眼で起き上がるのも
主人の生活リズムのせいかも知れません。

伝染るんです。by 吉田戦車

*

2013年5月23日

正規紛い品


ガサゴソと、夜になると何かを始めるのが私の習癖。
今夜はベッドの下からこいつを引っ張り出してみた。

ShenandoahのMD-18
その昔、黒澤楽器が韓国の工房に作らせていた物で
ボディ内部にはby C.F.Martinと刻印されている。
50年代のD-18のコピーではあっても、「由緒正しき」紛い品なのである。
ロング・サドルにラッカー仕上げと、見た目もかなりの美形であり
トップ材以外は合板なれど、これもまたよく鳴る自慢の一品なのだ。

店頭で一目惚れして購入したのは20年ほど前だったろうか。
ほどよく鳴らし込み、経年の賜物で板材の水分は完全に飛ばされて
今は当時以上に乾いた音で元気に鳴ってくれている。

数年前、下北沢LOFTで初めて披露した折に
リハのサウンド・チェックを終えると店主が血相を変えて飛んで来て
「これ、何者!?」と、驚かせた逸話があるくらいだ。
エアーで集音すると、それくらいよく鳴る。

実は今、「相棒」を物色中。
ライブを再開するにあたり、こちらをその気にさせてくれる音を
とっかえひっかえしながら、あれこれ試している最中なのだ。

移り気で浮気心が旺盛な私にとって
これは一番の難題!である。


:*

2013年5月22日

バレバレのインチキが好き

力作、なんて代物じゃありませんけど
こんな幼稚でアホらしくなるような悪戯が好きなんです。

大昔にヤフオクで入手した粗悪なデカールが有ったもんで
数年前アリアのドレッドに貼り付けてみたんですけど
今、改めて見てみると、我ながら呆れてしまいます(笑)
仕上げも雑だなあ・・

オリジナルのヘッド


サンドペーパーでデカールごと塗装を剥がし


艶無しのクリア・ラッカーを塗布後に新たなデカールを貼り付け


再びクリア・ラッカーで仕上げ、ペグを取り付け完成


馬鹿ですよね。
自分ではプラモにデカールを貼る行為と同じだと思ってるんですが
いい歳したオヤジがやることじゃありません。
良い子のみんなは絶対に真似しちゃいけませんよ。
それにしても、サイズも違うし粗悪な作りのステッカーですなあ・・

これ、まだ手元にありますけど
なんだか気恥ずかしくて、その後のライブで一度だけ使ったきりなんです。
だって、こんなにインチキ臭い姿なんですもん。


・・でしょ(汗)

MartinはHD-28とD-18を持っていた時期がありますけど
私には分不相応だと思い、どちらもすでに手放してしまいました。
怪しいオヤジには、こんな紛い品がちょうど良いのですよ。

でも、どこぞで見掛けても
決して笑わないでね!

*

2013年5月21日

夜明け


夜明けが早くなりました。
四時を過ぎると、裏庭がこんなに明るくなっています。

空気がぴんと張り詰めた冬の朝も好きですが
草木が呼吸を始め、やがて鳥たちが囀り出す
ゆったりとした今の季節の朝は心が和みます。

悶々とした夜を過ごした後に
白々と明けて行く朝を見届けるのはいいものですね。
夜明けに立ち会えたことが、ちょっとだけ嬉しい気分にさせてくれますし
なんだかそれで救われたような気になりますから。

友と多くを語り、そして朝を迎える。
それもまた、かけがえのない素敵な時間だと思います。

幾つになっても
夜更かしはやめられそうにありません。

*

2013年5月20日

Blowin' In The Wind

何事も肥やしとなるのだろうから
人生に於ける無駄なものは無いんだろう、とは思う。

けれど日々の営みの中では
無駄な時間を費やすことがあまりにも多過ぎる。

今までいったい何やってたんだあ?
そんなことの繰り返し。

何かを積み重ねたつもりでいても
気が付くと、あちこちに中途半端な土台の
その残骸だけが幾つも転がっている。

なんだ、何ひとつ手にしてないじゃないか。
愕然とするのはそんなときだ。

60年分の残骸に、埋もれてしまいそうになることがある。
ゴミも宝も一緒くたになった荒地の
そしてそこに座り込み、実は途方に暮れるのだ。

いっそのこと、全てが灰になればいいのに。
そう思うときが幾度となくあっても
そんなことは出来やしない。

自らを否定するだけの
確固とした答えなんて何処にも無いのだから。





*

2013年5月19日

野太い彼女


GUILDをさ、
数ヶ月ぶりにケースから出して
手放すつもりで手入れを始めたんだ。
もうこれを使うことはないんじゃないかと思ってね。

そしたら

やだよー、あたいのこと捨てないで~!
と、言わんばかりに
むっちゃくちゃいい音で鳴るわけさ、これが。

だめだ、
この音を聴いてしまうと別れられない。
いかに尻軽の私であっても
思い留まるしかないじゃないか。

かのリッチー・ヘヴンスが愛用したGUILD、
そのDNAを受け継ぐ野太い彼女を
ここで見捨てるのは罪だよね。

ごめん。
浅はかだった私を許しておくれ。

そして彼女は再び
私の傍らに座り、寄り添ってくるのであった。

雨音が部屋を包み込む。

*

2013年5月18日

顛末

近頃寝不足気味なので
今夜あたりは早く寝ようかと思っていたのだが・・

自動車保険が来月更新なので
あちこち安い会社を探してネットの見積りを始めてしまい
数社を行ったり来たりしているうちに2時間が過ぎてしまった。

結果、条件を整えて行くと
どこにしても変わらんじゃないかあー!!
の、顛末。

ああ疲れた。

おまけに
数字や細かな文面は苦手な私、
やってるうちになんだか苛々してきた。

今夜は中断。
焼酎飲んで寝よっ!!
プンプン。

*

2013年5月17日

よう出来てまんなあ~!


散歩がてら、髪を切りに出掛けました。
実は私の髪の毛と爪、暖かくなってくると急激に伸び始めるのでして
冬の間とは比較にならないほどのスピードで伸びるのであります。
なのでここ数日間、なんだか鬱陶しく感じていたもんですから
思いきってバッサリと。
夜になると首筋がスースーしますけど、頭が軽くなりました。

雨後の緑は綺麗ですね、公園の芝がとてもいい色をしてました。
私はこの写真のように、逆光気味に日陰から捉えた緑が好きなんです。
瑞々しく、深い色合いになりますから。
光降り注ぐ夏には、このベンチでビールを飲むのもいいでしょう。
ゆっくりと時間が流れて行きそうです。


家に戻ってから、EKOのネックと弦高の調整をしました。
ブリッジのローズウッドが偽物臭さをプンプンさせた色合いだったので
オレンジオイルで磨いて、それらしい色にしてあげましたけど
この作業はあと数回必要かも知れませんね。
オイルが乾くと少しだけ元の色に戻ってきましたから。
恐るべし!合板の自己主張!!(笑)

(使用前?の風合い)


それはそうと、最初に張られていた弦が謎なんです。
巻き線の色がやたらに赤く(銅色ではなく明らかに赤!)
初め見たときは驚きましたもの。

画像じゃわかり難いでしょうけど、
ブロンズじゃなくて真紅に近い色合いだったんです。
今日張り替えてしまったので(一般的な色合いの)ブロンズに替わりましたが、
いったい何者なんでしょうね?中国っぽい真紅のブロンズ弦て・・
謎です。


張り替えた弦をチューニングしていて思ったんですけど、
ゼロフレットって、ピッチが正確ですね。
以前ご紹介したIwaneko Guitarsさんが指摘されている通り、
フレットとほぼ同じナット高になるので、ナットとフレット間の角度が変わらず
指板を押さえたときのシャープになる傾向が全く無いんです。
ですから3弦と2弦(巻き弦と単弦)の間に潜むチューニングの厄介さ、
これが無いのはとても有り難いことであり、ちょっとした感動も覚えました。
皆さんも経験あるでしょ?
解放では合っていてもフレットを押さえるとシャープになるあれです。
こんなところにもゼロフレットのメリットはあるんですね。
と、感心した次第。

それにしてもこのEKO、よう出来てまんなあ~!(中川イサト風)笑

*

2013年5月16日

クソジジイと呼ばれるその日まで


三十数年間、人前で歌うことをやめてしまっていた私。
子供たちも大きくなり、やがて長男が家庭を持った頃に
その封印を解き再び歌い始めたのが8年前のこと。
バック・バンドにコーラス隊まで、総勢10名ほどを従えて
1時間半ほどのステージを歌いきったその夜のことは今でも忘れられない。
70年代から時空を超えて、かずら元年が息を吹き返した記念すべき夜だからだ。

あれから行く先々で、いろんな人間と出会った。
いい奴ばかりに囲まれ、私は幸せ者だと思えることが嬉しくて
演奏を終えた後、皆と遅くまでよく飲んだものだった。
仮に誰かが毒を吐くことがあっても、それは直向さゆえのこと。
言い得て妙な言葉が飛び交う中で飲むのはとても楽しいことで
その居心地の良さに、ついいつも深酒となってしまうのだ。

その数多くの友人たちの中でも、ひときわ毒を盛大に吐く男が居た。
いわゆる「ボロクソに言う」てぇやつ。
魂やポリシーを感じさせないような音楽に対しては容赦の無い言い方をするのだが
これを聞いていると、そうそう!と相槌を打つことが多く、実に楽しくさせてくれる。
(いや、ならばそれを毒と呼ぶのは語弊があるかも知れないな)
その熱き男の口から飛び出す言葉は、いつも正論なのだから。


今日はその男の誕生日であることをSNSで見掛け
夜になってからお祝いのメールを送るとすぐに返信があった。
どうやら50の大台に到達したらしい。
50年といえば半世紀、歴史に名を残すことは無いにしても
その人間の一生に於ける偉大な航跡だ。
とても素敵なことには違いない。つい、おめでとうを連発してしまった。

たぶん彼なら、これから先も変わらずに
死ぬまで(妙薬となる)毒を吐き続けてくれるだろう。
私は60を過ぎてしまったが、この調子で行けば
10年20年後には素晴らしき「クソジジイ」が世の中に溢れていそうで
それを考えると何だかやたらに楽しく思えてくる。

毒と薬は紙一重、毒には毒をもって制すとも言われる。
世の中には絶対に毒も必要なのだ。
毒にも薬にもならないような、そんな人間にだけはなりたくない。

鈴木クン、
クソジジイ!と呼ばれるなら
それは僕らにとって最高の勲章だよね!!
お互い「物言うジジイ」になろうじゃないか。ねっ(笑)

*

2013年5月15日

合板を馬鹿にしちゃだめよ


くっそー!失われた1時間を返せー!!
と、叫びたくなりました。
いやなに、自分が悪いんですけどね。

EKOのペグがあまりにも貧相で安っぽく見えるんで(実際に安物ですけど。笑)
シャーラー・タイプのツマミだけをグローバー・タイプに替えてあげようと思い
ふだん使ってない中国製と思われる他のギターから外して付け替える作戦に出たんです。
ところが・・
微妙にビスの長さや径が違って、どれも合わないじゃありませんか。
同じ中国のパーツの筈なのに、部品メーカーによってこうも違うことに唖然としました。
仕方なく元通りにしたんですけど、全工程で1時間が過ぎ去ってしまったというわけです。
折を見てロトマチックの本体ごと替えてあげることにしましょう。ちっ・・(悔)

それはさておき
EKOクン、爆音と言っていいくらいによく鳴ってます。
あんた、アジャスタブル・サドルでしょ!
なんでしょね、この鳴りっぷり。ちょっと戸惑うくらいです。


確かにGibsonの物と比べると形状が異なっているようで、
サドル自体が細く、おまけに前後を金属板で挟み込む構造になっています。
ブリッジとの間に隙間が無くて密着してるのが功を奏してるんですかね?
まるでレギュラー・サドルのように表板に音が伝わりますもん。
しかもこれ、トップ材も含めて(今どき珍しい)オール合板なんですけど
板厚が薄いせいもあってビンビン共鳴してるのがよく分かります。

「質の悪い単板よりも質の良い合板の方が良く鳴ってくれる」
アコースティック・ギターに於ける私の持論なんですが
これがまたもや証明された格好になりました。
往年の名器、YAMAHA FG-180なんてその代表格と言えますからね。
バラツキが少なく板材の品質を管理しやすい合板モデルが
もっとたくさん登場してもいい筈なんですけど、
「単板」ていう言葉の響きにコロッと騙されるんですよね、みんな。
言っときますけど、合板は音が悪いってのは迷信ですよ。
オール単板のローコスト・モデル、なんてぇのが一番ダメで怪しい部類です。
安いギターは合板に限りますからね!
アコギの善し悪しは決してブランドや価格ではないのです。

でもねぇ、正直なところ気恥ずかしいんですよ。
ついこの間まで、ニッケル弦がいい!と言い放ち
Godinのアーチトップに惚れたと公言しておきながら
その舌の根も乾かないうちに
EKOクンのブロンズ弦の響きを絶賛する自分が登場するなんて。

これもまた、尻軽な私ゆえですな・・



合板を馬鹿にしちゃだめよ
この歌の語呂合わせでした。

 
「サラリーマンをバカにしてはだめよ」 岩井宏


*

2013年5月14日

予想は覆されるもの


遥々新潟から夜行列車でやって来たEKOクン、
夏日となった今日の横浜の暑さには参ったでしょうね。
なんたって二重の鎧、ダンボール2個に入ったままだったんですから。

帰宅して食事を済ませてから開梱しました。
輸送用の大きな箱から本体が収まった箱を取り出し、
そのペナペナのおっそろしく薄いダンボールを開けると・・

おお!いいじゃありませんか、この見えてそうで見えてない微妙な透け具合!!
如何にバッタもんとは言え、この時点で合格です。男心を妙にくすぐりますから。
EKOのロゴがちゃんとセンターにあるところが立派です。


そのビニ本の如き袋から出してみると、想像に反してえらく軽いので驚きました。
アジャスタブル・ブリッジ、ボルトオンのネックジョイント、合板、中国生産・・
こうなるとかなりずっしりした印象しかイメージ出来なかったのと、
昔テッちゃんの家で手にしたオリジナルの重さの記憶が重なってましたからね。
トップもバックも板材がとても薄いせいなのかも知れませんが、この軽さは予想外でした。


EKOの伝統的なジョイント部です。ボルトオンなのでヒールが有りません。
この裏側に巨大な角材が入ってるというのに、この軽さはいったい何故でしょう!?

そして驚いたことがもうひとつ。
パーツや板材の加工は細かく見て行くとかなり粗雑なんですが
アジャスタブル・ブリッジとは思えないほど良く鳴るんです。
音量も大きくて、しかも低域が分厚い。これは意外でしたね。
いわゆる合板の安いモデルの音質ではあるんですが元気がいい!
これ、印象としては往年のヤマハに近い音ですね。
細いけれど厚みのあるネック・シェイプといい、FG-180みたいな感じです。

この音を聴いていると、ヨーロッパで飛ぶように売れたという理由が解る気がします。
大衆向けのローコスト製品としては的を得た作りですもの。
ナローレンジではありますけど、これは私の好きな音です。
(実はあまり期待してなかっただけに)嬉しい誤算となりました。


ヘッドのロゴとデザインは昔のモデルと変わってしまいましたが
EKOと記された部分、実はペイントじゃなくプラスチックの板なんです。
肉厚があって透明な板の中に、白い板にプリントされたロゴが入っています。
このレトロな雰囲気、これはちょっとお洒落ですね。

さてさて、手元に来てみれば予想を覆す鳴りっぷりのこの男。
この先どのように付き合って行くべきでしょうか。
それを思案するのもまた楽しきことなのでありますが・・

*

2013年5月13日

再会前夜


EKOは今夜、新潟を発ったそうです。
明日の朝には私の家の玄関前で
傘地蔵の如く突っ立っていることでしょう。

なんて、ご挨拶しましょ。
照れ臭いな。

ダンボールの鎧を纏い
遥々やって来る彼を
どんな顔して迎えたらいいんでしょうね。

明日は仕事に行かねばならないし
とりあえず鎧姿のままで
部屋の真ん中に鎮座しててもらいましょうかね。

いや、長旅でお疲れでしょうから
私のベッドで横になってて頂きますか。

あ、その前に
お茶にしますか?
それとも珈琲?

40年以上前、伏見で初めてお会いした彼。
その生まれ変わりというか子孫というか
そんな男に会うのは緊張します。

陸路やって来る彼と会うのが
なんだか怖い。

*

2013年5月12日

押し花電報


母親に感謝して日頃の労をねぎらう。
照れ臭くてふだんは口にすることができくなても
今日だけは胸を張って言葉にする。
一年に一度とは言え、そんな日があるのは素敵なことです。

私は毎年、田舎で暮らす母親に電報を送っています。
押し花がデザインされた(一番安い)500円の台紙に
思い付いたわずか数行の言葉を添えて。
花も品物も無い質素なそれを、母親はとても喜んでくれるのです。
始めてからもう十数年続いていると思いますが
今でもその全てを大切に保管していると聞きます。

なので文面には気を遣います。
なにぶんアドリブ好きな私ですから
直前に思い付いた言葉を並べているだけなので
下手をすると以前に送ったものと全く同じ内容になってしまいますからね。

文字数からして、言ってみればメールみたいなものですけど
90を過ぎた老婆に電子端末は使いこなせるわけもなく
この極めてアナログな電報というツールがとても重宝なんです。
(数年前に携帯電話を持たせましたが、すぐに解約してしまいました)

そして今年もまた、喜んでもらえたようです。




さて、物流の私の仕事場。
ギフトの配達がピークを迎える今日は覚悟して仕事と向き合いました。
案の定、途轍もない電話の数。
問い合わせやら、催促やら、苦情やら、取りきれないほどでした。
さすがに一日を終えると疲労困憊ですが
心の準備をしていたせいか精神的な疲れはさほど感じていません。
全ての母親に感謝の念を抱くべき日に、こちらがカリカリしてちゃいけませんから
努めて冷静に、ソフトな応対を心掛けました(私、役者ですから!)笑

そんな多忙な日に、何故か出勤者が通常の半分くらいしか居らず
伽藍としたコールセンターを少数精鋭で乗り切った母親オペレーターの皆さまにも
感謝せずにはいられない日となってしまいました。

みんな、今日はよう働いた!
自分を含め、よう頑張った!!

その大変な思いをした(母親)オペレーターたちに
居合わせた上司や社員の口から「ありがとう、ご苦労さま」の言葉が
何ひとつ無かったことが残念でなりません。
私が責任ある立場に居たとしたなら、たぶんそうしたと思うのですが・・

母親に贈る言葉もそうなのですが
ちょっとした気遣い、声掛けというのが大切なんです。
それを怠る、そこに気付かぬ企業はダメですね。
労使の信頼関係が揺らぎます。

パソコンをじっと見つめるだけで物言わぬ社員よ、
肝に銘じなさい!

・・と、
年老いた古い人間は思うのでした。

*

2013年5月11日

さらさ西陣


FBのニュース・フィードをパラパラと捲っていたら(スクロールね)
パイレーツ・カヌーのライブの模様が記されていて
彼女たちが「さらさ西陣」で演奏したことを知った。

京都に5店舗あるカフェ・サラサ。
その中の1店、旧い銭湯を改造した店が「さらさ西陣」なのであるが
実はここのオーナーが旧友テッちゃんだったのだ。
そう、あのEKOを所有していた若者の晩年は
経営者としての多才さを開花させていたのだ。

cafe sarasa http://www.cafe-sarasa.com/index.htm

5年ほど前だったろうか、
WEBで私を発見したテッちゃんから突然メールが送られて来たのは。
30年近く音信不通だったこともあり驚いたものだが
その後数回電話で言葉を交わし、この店でライブを企画するから是非来てくれと言われた。
それはとても嬉しく、大いに楽しみな誘いだったけれど
彼の周辺の諸事情から延び延びになってしまい、いつしか立ち消えになってしまった。

そしてまた3年ほどの音信不通。
けれど30年以上会ってなかった者同士、2年や3年の時間が過ぎてもどうってことないさ。
私はそんな感覚で呑気に構え、再び誘いが来ることをずっと待っていた。

そんな或る日、友人からのメールで彼が亡くなったことを知らされた。
末期の癌だったらしい。
さらさ西陣で(彼の前で)歌うことも無いまま、奴は逝っちまったってわけだ。

彼の死後、店はどうなったんだろうと思うこともあったけれど
店の経営も、時折催されるライブも、未だに健在だったことを知り嬉しくなった。
きっと奥様やスタッフの努力なんだろうなあ。
(私の知ってる奥さんとは別れたようなので現在の女性とは面識が無いのだが)
線香を上げがてら、一度は訪ねてみたい場所なのである。

そんなこんなで
EKOに端を発した京都と岸本哲の思い出に浸る夜であった。

*

2013年5月10日

自称「ちょっと面白い楽器店」


EKOを輸入販売しているショップから受注処理完了のメールが来ました。
現物はまだ届いてませんけど、これで私の物になったわけです。
チョイ傷(打痕・スリ傷)のワケあり特価と表示されたその品物、
その店の通常価格の半値ほどで笑っちゃうくらいの「安物」なんですが
どうやら在庫を全て売り切ってしまう魂胆のようです。
サイトを開くと、数日前まであった通常価格品のページが無くなってました。
もしかすると、エレキを含めEKOの全モデルから撤退するつもりなのかも知れません。

EKOがイタリア・ブランドとは言えアコギは中国、エレキは韓国で生産されてます。
国内では私が注文したショップの他にも扱っている所はあるようですが、
価格が安く、なおかつ在庫を持っているのはそのショップだけだったので
もしも撤退するのが事実であれば何だか残念な気になってしまいます。

・・となると、
たまたま格安で入手できた私は幸運だったということなのか、
或いは私のような「物好き」以外は目もくれないので
売れ残って更に安くなるチャンスを逃したということなのか。
株の売買じゃないんですから、その辺りは考えないようにしましょう(笑)

因みにそのショップ、店の肩書きが「ちょっと面白い楽器店」となってまして
確かに変な(珍しい)ビザールの復刻モデルが安価でずらりと並んでいるのです。
その色形がとても楽しいのでサイトを見ていても飽きることがありませんし、
独特の品揃えなので何だか応援してあげたくもなってしまいます。
楽器全種が全国一律送料500円というのも見逃せません。
バッタもん好きの方は是非一度サイトを開いてみてください。
http://www.apollonmusic.com/onlineshopping/


*

2013年5月9日

冷静に淡々と

冷静に淡々と
現実と夢想の狭間を行ったり来たりしながら
一日中ずーっと考えていたのです。

しかしながら
O型天秤座の私ですから結論に至る筈もなく
一日中ずーっとギターを弾いていました。

夜も更けてから
サイトを開き画像を眺めてはみたものの
それでも決心がつかず、いじいじしてたのですが
焼酎を何杯か飲むうちに(勢い余って)
エイヤッ!と、クリックしてしまったことをお知らせしておきます。

松居さん、肩を叩いて頂いてありがとう。


飲んでるうちに、遠い昔のことをひとつ思い出しました。

京都・伏見のテッちゃんの家に初めて行ったとき
部屋にあった見たことの無いEKOを何処で知ったのか尋ねると
彼は誇らしげにこう言ったのです。「ジミー・ペイジが持っていたから」
それをたまたま京都の楽器店で見つけたそうです。

確かに、レコーディングで使用した「証拠写真」が有りました。


当時(今でもか)日本では無名に近かったこのギターをチョイスした
彼はやはり侮れない男だったようです。

上のEKOを抱えたジミーの写真、
実は初めて会ったときのテッちゃんによく似てるんです。
髪型も顔の表情もそっくりで、一瞬ドキッとしましたもの。
色白のいい男だったんですよ。
ナイアガラ時代の大瀧さんの「お抱え運転手」だった彼のおかげで
福生の大瀧さんの家へ遊びに行って
ブラックジャックで楽しい夜更かしをしたり
故・布谷文夫さんと親しくなったりもできたんです。

テッちゃん、EKOが届いたら触りに来るかい?
よろしかったら布谷さんも!

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2013年5月8日

偶然


昨夜の流れで
思い出したように某ショップのサイトを開いてみると
偶然とは恐ろしいものである。
あろうことか、ちょいキズ特価品を見つけてしまった。
ただでさえ安い製品が、そのまた半額くらいになっているではないか。

幸運を喜ぶべきか
見てしまった不運を嘆くべきか
いずれにしても早急の決断を強いられてるような落ち着かない気分。

こんなところに運命ってのを感じるんだよね。
いや、そう書くのは大袈裟すぎるか。

けれども、安物買いの銭失いとはよく言ったもので
あはは、私のために存在するような言葉である。

明日は休日、
起きてから冷静に考えてみよう。
いつも酔った勢いでクリックしてばかりだから。

・・これ、天国のテッちゃんの悪戯なのか?

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2013年5月7日

ゼロフレット



またしてもFBの松居さんのタイムラインに懐かしい物が・・
イタリアEKO社のRangerというギターです。
ヨーロッパでは最も売れた製品と言われてますが日本では知る人も少なく
私が初めて見たのは71年頃に京都で知り合ったテッちゃん(故・岸本哲)が
誇らしげに家に置いてあったのを目にした時でした。
やたらに重く、お世辞にも良い音ではなかったことを覚えていますが
あの当時に(珍しい)これを選択して購入した彼のセンスには凄さを感じてしまいます。

数年前にこのモデルが中国生産で復刻され、新潟のショップで売られていることを知り
懐かしさのあまり注文しようかと思ったことがありました。
けれど、どうせろくな音じゃないだろうからと、いったんは断念したんですが
去年の暮れに再びサイトを覗いてみると、安い価格が更に値下がりしていて
思わず注文クリックを押しそうになりました。(その時も冷静に断念しましたが)

そして再び目にして・・

心が揺らいでいます。
三十数年ぶりくらいに電話で声を聞き、
いつか彼の経営する店でライブをやろうと約束しておきながら
それが叶わず再会も果たせないまま他界したテッちゃんの
なんだか形見みたいな気分になるものですから。

テッちゃん、どうしようか?


もうひとつFBから。
中川砂人さんが最近仕入れたというこのギターが凄いですね。
なんとアコギにBigsbyが取り付けられたIWANEKO Guitarのモデルです。
http://iwaneko.la.coocan.jp/craft/jisaku18_album/jisaku18_album1.html

この発想にはたまげました。しかも特殊な構造で
トレモロ・ユニットはトップの響板と一切接触してないんですよね。
いったいどんな音を奏でるのか、イサトさんの現場仕事が楽しみになります。
師匠!待ってますよ!!

で、実はこの二つのギターに共通することがあるのです。
それはアコギにはタブー視されていた「ゼロフレット」が付いていること。
古の構造で、現在はエレキを含め姿を消してしまった0番目のフレットなのです。
EKOはそれなりの年代物ですから有っても不思議じゃないですが
IWANEKO Guitarは最新のモデルでありながら(敢えて)採用しています。
http://iwaneko.la.coocan.jp/iwaneko_guitars/details/details_02/details_02.html

実際に体験したことのある古い方ならお分かりでしょうけど
ゼロフレットが有ると指先がとっても楽チンだし、ピッチも良くなるんですよ~

EKO RangerⅣの復刻モデル、どうしようかなあ・・(悩)

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2013年5月6日

SAILIN' SHOES


GW、終わっちゃいましたね。
日曜・祝日も普通に仕事の私には休日の恩恵はありませんでしたけど
仕事場までの道が空いてるのは快適でした。
何はともあれ、たっぷりと休まれた方々は明日から仕事にお励みください。

今宵はアマゾンから到着したリトル・フィートのBOXセットを聴いております。
アルバム5枚分、紙ジャケにディスクが裸で放り込まれただけの装丁が如何にもアメリカ!
おまけにリマスターも施されてない音がむしろアナログっぽくていい感じです。
なんたって1982円という破格のお値段が素敵すぎて買っちゃいました。
だって、アナログ盤を処分した後は、どのアルバムも手元に無かったんですもの。

昨晩から続く鼻水症候群をものともせずに、ただいま2枚目のSAILIN' SHOES!
名盤ですなあ、楽しい!!

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2013年5月5日

5月5日に思ふ


長嶋と松井、師弟コンビのW受賞。
アベちゃんの人気取りだ、二人の格が違いすぎる、などなど
私も疑問に思ってしまう今回の国民栄誉賞の授与でした。

でもね、長嶋さんが元気な姿を見せてくれて
松井の謙虚なスピーチと礼をわきまえた姿勢を見ていると
やはりジンとくるものがありましたよ。
気が付くと私は野球少年に戻り、テレビの画面を凝視してました。

二人お揃いのスーツにシャツにタイ、なんて素敵な演出でしょう。
脳梗塞で倒れて以来、往年の華やかな時代から大きく変貌した長嶋さんの姿。
右手は動かず、顔は歪み、言語に障害も残っています。
球界関係者や家族は、今の姿をファンの前に曝け出すことに抵抗があったかも知れません。
そりゃあそうです(あの大スター)ミスターなんですから。

お茶目なミスターは、ちっとも変わってませんでした。
悪戯っぽく笑う目もあの頃のままです。
打席に立ったときの闘争心も衰えてないようで
左手1本で構えたバットは明らかに「打ちに」行ってましたもんね。
高めに抜けたボールの軌道を完璧に捉えてましたし
タイミングもどんぴしゃでした。惜しい~!!と、思ったくらいです(笑)

5月5日、子供の日。
抜けるような青空が広がったのは、「晴れ男」ミスターのおかげなのでしょう。
長嶋さん、魅せる野球は大切ですよね!
そして松井クン、ニューヨーカーをも魅了させたあなたの姿は誇りです!
(彼のためにヤンキースは引退セレモニーを行う予定だそうです)

けれども粋な計らいのアベちゃんよ、
あなたに贈られた(96代目総理大臣)96番のユニフォームは
決して96条を書き換えるための応援メッセージじゃないですからね!!


中継を観ていたせいで家を出るのが遅くなってしまいましたが
長男宅へ出向き、子供の日を祝って参りました。
純真なこの子たちに、私たちは何を残してあげられるんでしょうか。
この国を駄目にしてしまった当事者である爺さん婆さんにとっては
それが大きな大きな課題なんです。

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2013年5月4日

For What It's Worth



FBフレンドの松居功さんから、今日がリッチー・フューレイの誕生日だと知らされ
懐かしくなってYouTubeをあれこれ探索してたら、こんな映像が出て来ました。
67年のバッファロー・スプリング・フィールドです。
モントレー・ポップ・フェスティバルのライブ、しかも(貴重な)カラー映像であります。

あいにくと、ニール・ヤングは一時脱退してた頃で
その代わりと言ってはなんですが、デヴィッド・クロスビーがゲスト参加しています。
(これがまた渋いのですよ)
スティーヴン・スティルス(私らの時代はステファン・スティルスと呼んでいた)は
若く精悍な頃で体もスリム、後にマナサスを生み出すパワーが漲っており
眼鏡のリッチー・フューレイはとてもキュートに感じられます。

冒頭のMC、あれ~誰だっけ~?
しばらくして思い出しました。モンキーズのピーター・トークです。
彼もまた、キュートな好青年でしたね。

ああ、なんだか幸せな気分になりました。
松居さん、ありがとう!



そして69歳を迎えたリッチーを含め、当時の細かった皆様は
今じゃこんなにブヨブヨになってしまいました。
アメリカ人て皆、晩年は太ってしまうのは何故なんでしょ?


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2013年5月3日

Nashville Skyline


青空の下で穏やかな笑みを浮かべてポーズを決めるディランの「Nashville Skyline」
そのジャケット写真には惹かれたものの、発売当時は興味が湧かずスルーしていました。
1969年・・ロックを聴き始めたばかりの田舎の高校生には
カントリー・ミュージックなんて理解できる筈もなかったですからね。
その後、バーズやフライング・バリット・ブラザースを聴く頃になっても
この(ロックではない)アルバムの音に触れようとすることはありませんでした。

あれから40年とちょっと。
この写真を目にする度に「いい絵だなあ~」と、思いながらも
LPもCDも、一度も手にすることは無かったのです。

もういい頃かな?
そんな気分で、今になってからようやく手元に置くことになりました。
「やあやあどうも、やあどうも」
ディランがそう言いながら微笑みかけているようです。

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2013年5月2日

Ramblin' Man


某量販店で売られているフェンダーのコラボTシャツ、
銀座へ出掛けた娘に買って来てもらいました。
近所の店じゃ置いてないんです。田舎だからでしょうか(汗)

けど、デザインが数種類ある割には、これっ!てやつが無いんですよねぇ。
胸にテレキャスが1本、背中にロゴ、そんなシンプルなのが有れば一番いいのですが
無いんですよ、これが。
やむなく選んだ「カタログTシャツ」です。


さてさて、完全オフの今日はGodinと共に長い時間を過ごしました。
やはりいいですね、この音は。
アコギとエレキの中間色のトーンで面白いんです。
iPhoneで録ったデモをモニタースピーカーで鳴らしてみると
アコースティックな感じに聴こえて、とても自然なバランスになってました。


おかげで今日も、いろんなアイディアが浮かび
幾つかの歌を「エレキ・バージョン」に焼き直すことが出来ました。
アンプから出る音を聴きながら歌っていると
不思議なことに、どんどんポップになって行くんです。
「今宵夢路より」という曲は、すっかりリニューアルされてしまい
また或る曲は(お披露目する前に)ブルーズに変わってしまいました(笑)

まだまだ磨きをかけなければね。
すでに半年以上もライブから遠ざかってしまってますから
喉が錆び付いてしまわぬよう気をつけます。はい。

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2013年5月1日

五月はジェリー・ジェフ・ウォーカーから始まった


アマゾンから仕入れた廉価盤のCD、
とりあえずカーター・ファミリーを1枚だけ聴いてから
アナログ盤を売り払って以来久しぶりのジェリー・ジェフ・ウォーカーへ。
おっさん、いい声してますなあ・・


ガイ・クラークのLA FREEWAYやDESPERADOS WAITING FOR A TRAIN、
LIKE A COAT FROM THE COLDなどを改めて聴いているうちに
昔アナログ盤で持っていたガイのアルバム「Old No.1」が欲しくなりました。


「Old No.1」と「Texas Cookin」がカップリングされたCDが安く出てますし
手元に無いと何だか落ち着かないので次回注文することにしましょう。

わ、ジェシ・ウインチェスターのMISSISSIPPI YOU'RE ON MY MINDも入ってた!
このカヴァーも実にいいですなあ。
「ULTIMATE COLLECTION」侮れません。満足!

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