2013年10月31日

宮城で決めろ!


所用で早起きしたため寝不足、
楽天も王手をかけたことだし早めに寝るか。

それにしても
則本の気迫、藤田の悔し涙が印象的なゲームだった。
土曜の宮城で決めてくれよ!
国民のほとんどがそう思っている筈。
日頃はG党を自負する者まで
おそらくそう思っていることであろう、きっと。

2連覇?小さい小さい。
V9に比べりゃ、そんなもん吹けば飛んでく記録ですわ。
球団創設9年目、シリーズ優勝経験無しの星野に
ここはきっちりキメてもらって、気持ち好く田中をメジャーへ送り出しましょうよ。

そうそう、海の向こうじゃ上原の活躍も素晴らしかった。
もしも今日のゲームが僅差でセーブが付いていたならMVPだったろうね。
それは贅沢な願望かも知れないけど、何はともあれおめでとう!
日米共に熱い!!

それに引き換え優等生でお坊ちゃま揃いの巨人さんよ、
あんたらの淡々としたプレーは感情表現が希薄でつまらん。
気迫の篭ったファイティング・ポーズを見せんかい!!
そして球界のドン、ナベツネよ
潔く1リーグにして12球団総当りにするべし。
日本全国津々浦々で試合をやるべし。
それが興行主としての使命だと思うんだがね。


脈絡もなく、FIAT 500買っちゃった。
トミカの新製品。
実車、欲しいなあ・・

おっと、10月が終わってしまった。

*

2013年10月30日

侍の死



川上哲治さんが亡くなられた。

私が6歳のときに現役を引退されたそうなので
赤バットと称され数々の記録を塗り替えた生の姿は全く覚えてないのだが、
我が国に於ける野球の普及に貢献した功労者であることは間違いない。

V9という常勝巨人の黄金時代を築き上げた監督としての姿はよく覚えている。
長嶋や王がスターとなったその時代、川上の評価は更に上がったが
厳しい姿勢や言動から敵も多かったと聞いている。

監督を退いた後も球界(とりわけ巨人軍)の重鎮としてマスコミは見ており
1980年の長嶋監督電撃辞任も、解任の黒幕だったという説が当時は横行していた。
その後諸説が取り沙汰され真相は闇の中なのだが、
親会社読売が解任を決め、それを川上に擦り付けたというところだろう。
現在も日本球界の頂点に君臨する読売の手口はいつも汚い。
当時のオーナーであった正力享との関係が冷え切っていたせいもあり
ファンやマスコミの矛先を(悪者)川上に向けさせる策だったとしても
当の本人はそれに対して一切反論しなかったことが未だに謎である。

いずれにせよ、強大な権力の読売を去った者、追われた者、
それらの者たちが球界(或いは日本人として)の良心を持ち得ていたのだろうと
様々なニュースに触れる度、そう思えて仕方ない。

野球とプロレスの興行主が政治とも深く関わっていたという歴史。
自社のテレビと新聞を活用して原発政策を推進した故・正力松太郎、
福島の事故後も平然と原発を推し進めるナベツネこと渡邉恒雄会長。
この暗部が戦後の経済発展の影で不気味に蠢いていたのは事実であり、
我が国を誤った方向へと導いた元凶がそこにあったというのなら
国民を躍らせる、なんとも卑劣な手段ではなかろうか。

侍・川上哲治の訃報に触れ、そんな思いを強くした一日である。

*

2013年10月29日

36年前のチケット



日本シリーズの第3戦は楽天の勝利に終わった。
美馬、良かったねぇ。
交流戦でボロクソに打たれた時とは別人のようだった。
明日と明後日は星を分け合い、
宮城に戻ってからホームで胴上げってのが理想的な展開なんだが
うまい具合に是非そうあってほしいと願うのみ。

去年、部屋の模様替えをしたときにこんな物が出てきた。
77年の日本シリーズ第5戦のチケットである。
阪急と巨人、2年連続の対戦となったシリーズだ。
上田監督率いる阪急黄金時代の最強軍団と若き長嶋監督の戦いは
4勝1敗で阪急が日本一となったわけだが、その優勝を決めた試合が第5戦。
つまり私は目の前で胴上げを見ていた筈なんだが何も覚えてない。
唯一覚えているのは、このチケットを手にするために
始発電車で有楽町へ行き、銀座鳩居堂の前に並んだことだけ。
なぜなんだろうね?他の試合はよく覚えているのにさ。

まだ長男が生まれる前の、36年前のお話。

*

2013年10月28日

LOU



昨日の深夜になってから
ルー・リードが亡くなった(らしい)という情報がネット上を駆け巡った。
そしてそれは間もなく「事実」として多くのサイトで公表されることに。
ROCKの一時代を築いた男が、また一人逝ってしまったわけだ。

彼は慢性的な肝臓疾患を抱えていたようで、
5月に肝臓移植手術を受けて延命措置を施されたが
ドラッグとアルコールで蝕まれた体が元に戻ることはなかった。
享年71歳。

今夜はヴェルベット・アンダーグラウンドを聴きながら
焼酎を飲んで供養したいと思う。
肉体は滅びたとしても、残して逝ったものがある。


*

2013年10月27日

夜ご飯



いつ以来なのか覚えてないくらい久しぶりの青空の下、
長男の長男の晴れ舞台を一目見ようと、栄区のとある小学校まで出掛けた。
1号機は小学三年生となり、今年は赤組の応援団として張り切っていた。

運動会・・

くらあーっ!しっかり走らんかいボケー!!
自分の子供に対しては、厳しい目と熱い眼差しが交錯したもんだ。
いわゆる叱咤激励というやつ。
あまりにもチンタラしてると、つい叱りたくなってしまうのが親父というもの。

ところが孫に対してはそれが無い。
ほんわかと見ているだけで、時折がんばれーと声を上げる程度。
結果なんてどうだっていい、元気に走り回っているだけで満足できるのだ。

この違いは何なのだろうと、ずっと考えていたのだが
おそらく直接的な子育ての責任が無いからなんだろうと今日になって気付いた。
気楽な気分で成長を傍で見ていられるのだから
子供の人生を左右するような切迫感や緊張感が無くて当たり前なのだ。
孫に甘くなってしまうのは、そんな無責任さも潜んでいるに違いない。

いや、これではいかんな。
事あればガツンと言ってやらなくちゃ。
ま、もう少し大きくなって己の意見を言えるようになった頃にでもね。

いや待てよ、逆に説教される立場になるやも知れぬという一抹の不安も。
爺ちゃん、体に毒だからタバコやめたら?とか
お酒飲み過ぎだよ爺ちゃんは!とか。
何か真っ当な理由を考えておかねば・・

ミュージッシャンは皆、酒飲みで女好きで煙草プカプカなんだぜ!!
こんなんで納得するだろうかね?(汗)

話を今日の運動会に戻す。
カミさんを助手席に乗せ、環状2号線~鎌倉街道と走り抜け
丘のてっぺんに在る小学校の真ん前で降ろしてから
長男のマンションへ行き車を置いて、今度は徒歩でその急な坂道を上った私。
遠いし高低さもかなりあるので、小学校に辿り着いた頃には
膝はガクガク腿パンパン、太巻さん曰くの「生まれたての鹿状態の足」となる。
が、午後からは仕事があったので、午前の演目だけで退散。
カミさんを残し再び急な坂道を下って車まで戻るとヘロヘロになってしまった。
責任感は無いけれどサービス精神は旺盛、こんなところに爺さんの大変さがある。
爺さんは体力勝負!なのかも知れないな。

仕事場から帰宅すると、カミさんが「夜ご飯」と称して弁当を買って帰っていた。
おお!崎陽軒のシウマイ弁当ではないか!!
ウキウキしながら食べてみたが、これは家で喰うものではないな。
旨さ半減、感動はそのまた半分程度に落ち込む。
やはり日常とは異なるロケーションで食してなんぼのものである。
長い一日の、その結末がちと残念な夜だった。

*

2013年10月26日

夕焼け電気



そうか、こいつはナツメ球または常夜灯と呼ばれていたのか。

車に例えるならスモールであろう豆電球のことを
我が家の子供たちは小さい頃から大人になった今でも
(カミさんを含め)ずっと「夕焼け電気」と呼んでいるので
すっかりその名前が定着してしまっていたのだ。

夕焼け電気・・
はてな?と思われるかも知れないが、それは夕焼けの色を指したものではなく
夕暮れ時の薄暗くなった室内の明るさを重ね合わせたものだろうと察している。
だとしたら、なんて素敵な名称ではないか。
このわずか5Wの小さな豆電球が、とても愛おしく思えてくる。
家族(家庭)の中になくてはならないものだと思ってしまうほど的を得た呼び名である。

そんな名前を思い付く娘たちが可愛らしい。
三十を過ぎた姉妹が今でもそう呼んでいるのが微笑ましい。
そう思うのだ。

私は言わないが、娘二人は晩飯のことを「夜ご飯」と呼ぶ。
晩ご飯ではなく夜ご飯。
朝ご飯、お昼ご飯、夜ご飯。朝昼晩は彼女たちに言わせると「朝昼夜」となる。
この「夜ご飯」もまた、夕焼け電気と同じように耳当たりがソフトで
実にいい響きを伴って聞こえてくる。

他にもあった気がするが、思い出せないのでいずれまた。


それにしても、近頃の夕焼け電気はよく切れるな。
これは西友のバリュー商品だが、一流メーカー品を選んでも寿命が短い。
電球そのものが昔より切れ易くなり、蛍光管の消耗も早くなってしまった。
原因は中国製だからなのか?
それとも高額なLEDの普及を目論む業界の罠なのか?
おい、フィラメントを馬鹿にしちゃあだめよ。

と、わずか一年足らずで切れてしまった夕焼け電気を取り替えながら思ったことを
だらだらと書き綴った今宵の徒然であ~る。
明日は雨で順延した長男の長男の運動会へ応援に行くのだ。
予報では天晴れなくらいの快晴!1号機よ頑張れ!!

*

2013年10月25日

Polk Salad Annie



Pokeweed、アメリカ南部に生育する食用の雑草である。
彼らはそれをpoke saladまたはpolk saladとも呼んでいる。
間違われそうだが豚肉の「pork」ではない。
さすがに雑草だけあり、根や実(ベリー)に毒を持っているらしく
どうやら春の若芽だけを食べているようだ。
ヤマゴボウ属で味はアスパラガスに似ているそうな。

そんな雑草から生まれた歌がPolk Salad Annie
南部男トニー・ジョーの大ヒット曲であり、エルヴィスもカバーしていた。
私はこの時代のトニーが一番好きなんだよね。


南部に行ったことねぇならちょっと話してやろう
そうすりゃオレの言っていることわかんだろうよ

南部には森ン中とか原っぱとかに草が生えてて
なんかこう,カブの葉っぱみたいのだけど
みんなポーク・サラダって呼んでるんだ。 
ポーク・サラダだぜ。

南部に知り合いの女の子いるんだけど
夜になるとポーク・サラダをたっぷり採りに外へ出て
家に持ち帰って夕食用に料理した。
というのもそれさえ食べてりゃよかったからだ。

ルイジアナではワニがえらく性質が悪いんだけど
そんなワニを手なずけたって
回りに言っていた女の子がいた

ポーク・サラダ・アニー ポーク・サラダ・アニー
みんな言ってる
かわいそうな子だ,あの子の母親はヤクザものに色目をつかってるんだからね。
(イヤな, 性格の悪い女)

毎日夕食前に彼女はトラクターに乗って
ポーク・サラダをたっぷり採りに行き,ずた袋に入れて家に持ってくる

ポーク・サラダ・アニー,あんたのおばあちゃんをワニが食っちゃったんだよ
(むしゃむしゃ)
みんな言ってる
かわいそうな子だ,あの子の母親はヤクザものに色目をつかってるだからね
(ムカツク,意地が悪い,かみそりみたいな女。
神さま,ポーク・サラダをたっぷりオイラにくれよ)

あの子のオヤジは怠け者で頼りにならない
背中が痛いっていつも言っていた
それに兄弟はことあればオレのトラクターからスイカを盗みやがった

ポーク・サラダ・アニー,あんたのおばあちゃんをワニが食っちゃったんだよ
みんな言ってる
かわいそうな子だ,あの子の母親はヤクザものに色目をつかってるんだからね
(ポーク・サラダをくれよ。 えらく食いたいんだ)


訳: HideS(eigo21)

*

2013年10月24日

Soul Francisco



憧れの南部男と言えば、やはりトニー・ジョーだわな。
昔から大好き、モニュメントからリリースされたこのベストアルバムなんて
今でも国内盤のアナログディスクで持ってますもん。
野太い声にワウペダルを踏みまくるギター、
ぐっと抑え込まれたボーカルが実に良いのです。

40年以上前、この男のことを私に教えてくれたのが故・岸本哲クン。
京都の伏見で彼に初めて会ったときのことだった。
ゆでめんをリリースしたばかりの頃に大瀧詠一氏から教わったとのこと。
(ちなみに颱風の元歌もトニー・ジョー)

折りしも本土に接近中の大型台風27号、
その名前が「フランシスコ」ってぇことで
今夜は焼酎の肴にこれを喰らってみた。


Tony Joe White - Soul Francisco


*

2013年10月23日

SOUTHERN NIGHTS



寒いね、これでも喰らうか。

北海道で生まれたせいなのか、物心ついた頃から
「南部」という言葉の響きには妙に惹かれるようになった。
今でもそう、むしろ憧れにも似た感情が沸々と湧き起こる。

私の故郷は一年を通して空気が乾燥している。
東京の静電気が起きるほどの異常乾燥ではないにしても
町も人の繋がりも、どこか乾いていて淡白すぎるところがある。
優しそうでお人好しに見えても、実はクールなのだ。
それがギスギスして、ときには棘のように刺さったり
私には痛い思い出しか残っていないのである。
少年時代を過ごした己の田舎というのは
得てしてそんなものなのかも知れない。

以来、私は漠然と南部に憧れを抱くようになり
その空気に触れたいがために多くのミュージシャンを聴き漁った。
アラン・トゥーサンもその一人、ぬめっとした適度な湿り気がたまらない。
SOUTHERN NIGHTS、タイトルからしてツボである。

寒い夜は、これでも喰らおう。

*

2013年10月22日


無性に眠くなる一日だった。
それは朝目覚めたときから。

ぬくぬくのお布団から出たくないような
今日が休みならいいのにと思えるような
そんな朝だったのだ。

冬だね。


今夜から焼酎は芋に替わった。
お湯割りが旨い季節になったということだ。

添え物の辛子マヨネーズ入り納豆棒を喰うべきか否か
今はそれを考えている。
いや、その前に
一昨日仕事場で戴いたきんつばを喰うべきなのか。
深夜ゆえにかなり悩むところだ。

芋といえば・・


ポンタは初めての芋掘りを体験したらしい。
誇らしげに収穫した芋の前に立ってはいるが
寒い屋外、よく見ると鼻水がダラダラではないか(笑)

土に触れる
泥に塗れる
自然の恵みと接するのは良いことだ。

ポンタ、お前が立ってるそこが地球の真ん中だよ。
しっかりと踏ん張って
未来へと歩いて行きなさい。

私は地球の端っこ辺りで
見守っているよ。

*

2013年10月21日

な、一日。



昨年に続き、知人のレザーアートの個展に足を運んだ。
石川町の元町口から坂道を上った先にある小さなギャラリー、
出迎えてくれた夫婦の笑顔はちっとも変わっていなかった。

とにかく風変わりな物を作りたがる人で、
この煙草もトレーに乗せられた万札も全て革製なのである。


ありきたりな作品はもう飽きてしまったらしく
今一番作りたい物は男と女の性器だと言い放つ。
私と同じ世代の人間の言葉としては、とても刺激的で楽しくなる。
是非来年こそは作り上げてほしいものだ。
(実はこの作品願望、去年も熱っぽく語っていた)

エッセイや短編小説も手掛けるこの方、
その動機はと言えば「小遣い稼ぎ」と嬉しそうに語る。
大賞の30万円を獲得するまでは執筆を続けたいんだとか。
その安直な答が実に痛快だ。

他人に聞かれると、くだらなすぎて呆れるような
そんな会話に終始しながら、しばし屋外で煙草を燻らせての談笑。
男は幾つになっても子供のままなのだ。
山手の丘に吹く清々しい風が、二人を少年に変えて行く。
そんな夕暮れ時だった。


そこで出会った美人さんをナンパして
(うそうそ、偶然会った旧い友人ね)
山手の丘を下り元町を歩き、やがて中華街へ。
ギラギラした灯りを避けるようにしながら薄暗い路地裏の小さな店に入る。
長い付き合いながら、彼女と飲むのは初めてだ。
中華をつまみながら、四方山話に花が咲く。
これもまた楽しいひと時。
思いもしなかった展開に、たまには電車で出掛けるのもいいもんだなと実感。
旨い酒だったわあ。

な、一日。

*

2013年10月20日

お猫様



今朝、憂鬱な雨の音に目が覚め居間へ行ってみると
ファンヒーターが出され冬バージョンに模様替えされていた。
そしてその前には専用ベッドに心地好く座る猫の姿。
お犬様ならぬ、お猫様状態。
げっ、かあちゃん!まだ10月だぜ!!(汗)

いくら猫が寒そうにしてたからって
価格が高騰する灯油を、こんな早い時期から使っちゃダメでしょ!
北海道の人に笑われるじゃありませんか。

聞けばエアコンのリモコンの電池が切れて動かなかったんだとか。
ひゃあ勿体ない、早速私の部屋のリモコンから単4電池を外して入れ替えましたわ。
ふう。。

しかしだねぇ、
灯油18Lが1900円ほどしてるわけだから、これを月に5回買うと約1万円ほどの出費。
エアコンで暖房する電気代と、どちらが安く済むのかしらね?
計算してみると微妙な差、悩むわあ。

いや待てよ、
ほとんど差がないのなら、しゃらくせえ東電の電気は使わぬ方がいいってことか?
寒い玄関先でチマチマ灯油をタンクに補充する手間を惜しまず
この冬も電力消費を抑え込まなきゃ原発が動き出してしまうってことなのか?
だとしたら、多少高くついても灯油を使うべきだぜ!

と、威勢よく結論づけてはみたものの
今年はたぶん2000円の大台に乗るんだろうから
出費が嵩むのは困るんだがねぇ。。

あたしの少年時代、夜更かししてると親父がよく怒って言ったもんだ。
電気と燃料が勿体ないから早く寝ろ!って。
ごもっともなお言葉です、はい。



明日は休日、
束の間の晴れ間は夏日再来だとか。
ぶらっと電車に乗って、知人の個展にでも出掛けてみるとするか。

*

2013年10月19日

焼酎とタバコ



冷えるね、昨晩以上に寒い。
パソコンが起動せず、ブラック画面にちょいと慌てたが
電源スイッチ押しっぱで強制終了した後、無事に立ち上がった。
なんだったんだろ?そろそろヤバイ年頃なのかも。
新しくしたいな、けど予算が無い。
おい、もうちょいと頑張っていてくれよ。

今夜は焼酎をお湯で割ってみた。
旨い、当然のことながら体も温まる。
昨日の画像と変わってないじゃねえかー!
と、言われそうなので
脇に添えるタバコを替えた。

以前ご紹介したWEST、英インペリアル傘下の独タバコである。
なんたって¥360という破格値が感動的なもんで
時折思い出したように買ってはマールボロの合間に吸っている。
来年4月からは各社の値上がりが決定的なので
おそらくマールボロは¥460になってしまうだろう。
愛煙家にはキツイ現実だ。
そうなると、この格安タバコの存在価値が大きくなる。
今の内から舌を慣らしておくべきか・・

ちなみにWESTは一時期F1のスポンサーだったことがある。
1985年から89年まではザクスピード、
1997年からはマールボロに代わりマクラーレンをサポートして
チーム名もウエスト・マクラーレン・メルセデスに変更されたが、
タバコ広告の欧州連合の禁止条例によって2005年にF1との関係を終わらせた。

このWESTなるタバコ、
安い割にはしっかりした作りで味も良いのだが
如何せん置いてある店がほとんど無いのが玉に瑕。
けれどもそれが何故か、相鉄線の二俣川駅構内の売店に有り
電車に乗ったときはついでに買えるわけなのである。
最寄り駅で唯一自慢できること、かな?(笑)

*

2013年10月18日

小さな倖せ



内視鏡検査から一夜明け
酒、めでたく解禁です。
炭酸を抜いたポカリスエットみたいな洗浄液を1Lも飲まされ
昨日は不味かった煙草の味も元に戻りました。
平穏な日常とは、やはり幸福の証みたいなものですなあ。
小さな倖せ、てぇやつですよ。はい。

けれど幸せは長く続かない、山あり谷ありが人生です。
1月にお願いしてしまったポリープの除去、
術後2週間の禁酒って、あたし耐えられるのかしら?
健康のためには仕方の無いことですが、
この幸福感からの暗転が辛くなります。ええ。



昨日クリニックから帰宅すると
娘がポンタを連れて泊まりに来てました。
今朝のご機嫌な笑顔です。


壁に張り付いた小っちゃな赤ちゃんヤモリを猫と一緒に凝視しながら
自分の家には無い珍しいガラクタ類に目を輝かせ
あちこちに点在するゴミの山を物色しておりました。
幼児は綺麗に片付いた家よりガサツな家の方が楽しいようです。
が、これも束の間。
やがて小学校に上がる頃になると「きったねえー」なんて言うようになるんです。
あー憎たらしい、このまま大きくなるな!なあポンタよ。

明日は保育園の運動会があるとかで
カミさん、ポンタと一緒に今日のうちから娘の家に行っちまいました。
故に今夜は長女と二人っきりの父子家庭。
土曜の朝は燃えないゴミを出さなければならんのですが
長女が出しておいてくれる筈もなく、私が早起きするのも嫌なので
近隣住民の皆さま申し訳ありません、今夜出してしまいます。

真っ暗で静まり返った深夜の住宅地に
サンダルの音を響かせてゴミを出しに行くのって嫌なんだけどなあ。
おまけにゴミ置き場の前のお宅、センサーが作動して高輝度のライトが点灯するもんで
不審者がサーチライトを当てられるみたいな気分になるのです。
ま、確かに不審者でしょうけど(笑)

今夜も冷えます。
そろそろ焼酎を芋に替えて、お湯で割る季節ですな。。

*

2013年10月17日

検査食エニマクリン


予約時間より少し早めの9時半にクリニックへ到着。
問診でお通じの状態を聞かれ「昨晩から全く無い」と答えると、
とりあえず刺激浣腸を試みることになり、
別室に通され横たわった体に300ccの水?を挿入された。
あまりにも量が多過ぎる、半分も入らないうちに十分すぎるほどの刺激!
トイレに入り、そのまま2分間我慢せよと言われたが
浣腸体験も少なく根性無しの私、30秒と持たず一気に(ほとんど水だけ)放出。
申し訳程度の排便に、こりゃあやり直しだろうと思ったら、何とOKのサイン。
遅れること11時を回ってから洗浄液を飲み始める。
今回は1Lを1時間掛けて飲むよう言われ、それが終わると500mlの水だった。
トータル2時間ほどの間に10回くらいトイレへ行き全てを出し切るそれは
予想した以上に面倒で苦痛だったが、何とか終わらせ検査に辿り着いた。

鎮静剤の点滴が始まってすぐに意識が遠退いてしまったようで
寝たつもりは無かったのだが、気がつくと全てが終わりベッドは別の部屋にあった。
え?いつの間に・・?
しばらくしてベッドから起こされ、雑誌(週刊新潮)を読みながら待つこと1時間ほど。
担当医師から呼ばれ、鮮明な映像を観ながら検査結果の報告と対処方法の説明。
4mmと6mm、2個のポリープが見つかった。
次回、2日間かけて腸を綺麗にした状態で処置しましょうという結論に。
年末は慌しいので年明け1月17日で予約してきたが、
ごく稀に術後一泊だけしなければならない場合があるので翌日も空けておくよう言われた。
やれやれ、前後合わせて4日間も拘束されるとは。
しかも、術後2週間はアルコール禁止!ですって(泣)
酒飲みには、かなあ~りツラ~イ通告である。

受付で精算と手術日に至るまでの注意事項の説明を受け
その前日の食事「検査食」を今日のうちに渡された。


製造元グリコ、なんじゃこりゃ!
朝昼晩の3食と間食のビスケットがこの1箱に収まっている。
なんか、セツナイ・・

全てが終わってクリニックの外へ出たのは日も暮れた後。
8時間にも及んだ長い一日を振り返りながら
平沼橋の交差点で吸った9時間ぶりの煙草がやけに不味かった。
ちなみに本日も酒はダメ。

*

2013年10月16日

前夜


伊豆大島に甚大な被害をもたらし去って行った台風26号、
その後からは大陸の強い寒気が列島を覆うように張り出して来た。
大型台風が呼び込んだ寒気、今夜は冷える。

私の田舎である北海道帯広市は、今日20Cmの初雪が積もったという。
平年より22日も早く、1892年の観測開始以降4番目の早さだとか。
昨年と比べても1ヶ月以上早いのだから、地元の人間も驚くわけだ。
本来は雪が少ない地域なのだが、今年の気象はやはりおかしい。


明日の大腸検査に備え、早めに夜の食事を済ませてこいつを飲んだのだが
4時間を過ぎても一向に催さないのは何故なのか。
指示書通りに薬を飲んだ後500ml以上の水も飲んだというのに
腸は全く活動してないかの如く、ピーともゴロとも言わない。
こんなものなのか?

前日の酒はNGだというので今夜は一滴も飲んじゃいないけれど、
これならふだん通りにビールや焼酎をたらふく飲んだ方が
あっさりと翌日の快便に繋がるような気がしてならない。
日頃下剤を服用するなんてことが無いので、直ぐに効き目があると思っていたのに
これはいささか騙されたような気分。

明日の検査前には洗浄液を2Lほど飲まされた挙句、
ご丁寧に仕上は浣腸のサービスまであるそうだ。
くうーっ!いったいトイレを何往復させられるんだろ!?
検査時間はわずか15分ほどだが、そこへ至るまでの排泄との壮絶な戦いを思うと
好奇心と不安が入り乱れ、Mな私は興奮して眠れなくなりそうだ。

くっそー、退屈だからもう寝よ!

*

2013年10月15日

一片のパン



正義のための戦いなんてどこにもないのだ。
正義は或る日突然逆転する。正義は信じがたい。

逆転しない正義とは献身と愛だ。それも決して大げさなことではなく、
眼の前で餓死しそうな人がいるとすれば、その人に一片のパンを与えること。



一徹な人だった。
人間の弱さを、決して強くはないヒーローの姿を借りて
我々に諭すその言葉の数々は
老いてもなお、力強さが衰えてはいなかった。

正義は時として歪められる危ういものだという事と
己の顔を千切り、分け与える自己犠牲の精神は
自身の従軍体験から得たものであり
それが最期まで貫き通された。

晩年、やがて俺は死ぬだろうと言い放つが
その直後に「死にたくねえなあ」と、本音を漏らす。
94歳にして、やり残したことや見届けたいことがたくさんあったのだろう。

やなせたかしさん、
アンパンマンはあなたそのものだった。
どうか雲の上からずっと
この国を見守っていてください。


「手のひらを太陽に」 詩:やなせたかし 曲:いずみたく


行軍したり、泥だらけになって這い回ったりするのは、一晩寝ればなんとかなる。
ところが、飢えはどうしても我慢できない。
(やなせたかし語録より)

*

2013年10月14日

ウィパー



好天に恵まれた連休明けの日本列島に
大型の台風26号(ウィパー)が近付いて来ておりますな。
明日からの二日間、関東地方はかなり荒れそうです。
通勤通学の皆さま、どうか無理せず休んじまってください。
こんな日は、仕事にならず勉強も捗らず
行き帰りのストレスだけが溜まるってぇもんです。
お家でじっとしてましょう。ね!

・・すみません、素行の悪い爺さんの独り言でした。
勤勉な方たちは(当たり前のように)暴風雨の中を突き進んで行ってください。
ただし!電車が来ない、バスが来ない、満員で乗り切れない、などと
誰のせいでもないことに目くじら立てないよう頼みますよ!
いらいらカリカリするくらいなら、お家でじっとしてましょう。

・・いけね!また言っちゃった。



さて、休日を取り違え5連勤となってしまった私。
台風を避けるように明日から3連休なのであります。
明日の内に雑用を済ませ、そして17日のメインイベントに備える予定。
17日は・・内視鏡による大腸検査の日!

憂鬱です。
前日から下剤を飲み、当日は大量の水を飲まされ、
検査前にトイレを何往復もしなければならないなんて・・

内視鏡の映像って、DVDにコピーしてくれないのかしらね?
家に戻ってから己の腸の中をじっくり観察してみたいのだが。
オプションでそんなサービス、あればいいのになあ。

・・無いな。

*

2013年10月13日

かずら音楽舎



FBの勤務先欄をかずら音楽舎、肩書きを歌い人としてみた。

ずいぶん前に安いスタジオを借りるため、はまっこカードを作ったとき
申請書類に団体名を記入しなければならなかったので
その場の思いつきではあったが、この名前で登録した由緒正しきものである。

実はこの先、事あるごとに使ってみようかと目論んでいる。
私的楽団の名前にするもよし、
如何わしき事務所の名前にするもよし、
私が関わるあらゆる物事をこの表記に統一しようかなと。

かずら音楽舎、お見知りおきを。


*

2013年10月12日

今日の日はさようなら


やっちまったぜ。
休日と出勤日を取り違えて仕事場まで行き、
タイムカードを打刻してパソコンにログインしてから気が付いた。
きゃあーっ!今日は休みの日じゃねえかあー!!(恥)
ログインした手前、1時間だけ働いて弁当喰って帰ったものの
車で片道1時間、途中のウダウダを加えると家を出てから計5時間のロス。
おいらの半日、返してくれー!!
悲しいかな、休みだとばっかり思ってた明日は労働の日と相成った。ぐすん。


あれ?焼き茄子にするんじゃなかったのかあ?
「茗荷がたくさんあったから味噌汁にしたあ~」と、カミさん。
うむ、これもまたよろしい。
採れたての茄子はどう料理しても旨いのである。
茄子と茗荷のお味噌汁、よろしいですなあ。
昼間の悪夢を(ちょいとだけ)忘れさせてくれるほっこり感。

実はこれ、大家さんが畑から採れたての茄子を持って来てくれたのだ。
スタイルが良く、色艶も美しい別嬪さんの茄子である。


後日、お新香になったのも届けてくれないかしら?
軽くおねだりしておくよう、カミさんに指示を与えた。
期待しすぎぬ程度に待つことにしよう。

帰宅した夕刻から「今日は休みなんだ」と頭を切り替えようと試みたが
そんなに上手く順応できるほど私の脳味噌は単純ではない。
そうだ、何かを始めて何らかの結果を生み出そう!
それなら休み(だったような)気分になれる筈だ。

・・前言撤回、やはり単純すぎる脳味噌だった。


さて、何を始めよう?
おもむろにとあるギターを押入れから引っ張り出し
サドルを外して180番のサンドペーパーでゴシゴシと削り始める。
唐突ではあっても、以前から気になっていた案件のひとつなのである。


今回も(目分量で)およそ1.5mmほど削ってみた。
ブリッジに戻してみると、うーん、もうちょい下げたい気分。
しかあし!ここから先は極めてデリケートな領域なのであって
わずか0.5mmの差でビリ付く結果となるから怖い。
特にこれからは寒くなるので、トラスロッドの鉄が冷えて縮み
冬場はネックに若干の逆反り現象が起きるので要注意なのだ。

なので無理をせず、しばらくはこのまま様子を見ることにしよう。
今までGibsonやEpiphoneのミディアムスケールのネックを好んで愛用してきたが、
たまにはレギュラースケールのモデルも使ってみなくちゃね。

その(とある)ギター、
頭に描いたカスタマイズが上手く行った暁にでも
誇らしげに御披露することにしよう。



などと、気休めに似た自己暗示。
嗚呼・・今日が終わって行くではないか。(虚)

*

2013年10月11日

テーブル



でっかい旅行カバンを引き摺って
四日ぶりにカミさんが娘の家から帰って来た。
一日のほとんどを一人で退屈そうに留守番していた猫も
家族が揃った今夜は、なんだか嬉しそうにも見える。

この子は私が帰宅してテーブルに着くと間もなく
どこからともなくやって来てはテーブルの上に座り込む。
カミさんと話しながら酒を飲み、やがて晩飯を喰う段になるまで
座ったり床に降りたりを何度か繰り返し
最後に愛用のスティッチのグラスで水を飲んでから寝床に帰って行く。
毎晩必ず、欠かすことのない日課のひとつなのである。

一緒に飯を喰うわけではないのだが
テーブルという物が家族団欒の場所であることを知っているようだ。
たぶん自分が猫であることに気付かないまま育ったせいで
その憩いの場に(家族の一員として)参加しようとしているのだと思う。

けれど人が居なくては、テーブルもただの平べったい板だ。
無言の椅子とテーブルは、さぞかし寂しい風景だったことだろう。
仮に私一人が座って、テレビを見ながら酒を飲んでいたとしても
家の中には会話という聴き慣れた声が無い。
寝床からじっとこちらを見ながら、時折足元にはやって来るが
テーブルに乗って甘えることはしなかった。
当たり前の日常の風景と異なることは、猫にも緊張感を与えてしまうのだ。

いつもの顔、いつもの声が無くっちゃ、安心して暮らせないよぉ。
そう訴えかけているようだ。

平凡な日々と代わり映えのしない毎日を、時として人間は恨めしく思うことがある。
けれどもそれが何よりの幸せであることを、猫はちゃんと知っているのだ。
戻って来た我が家の日常に、きっと今夜は安心して寝ることだろう。

*

2013年10月10日

罪と罰



バースデー休暇と言うべきなのか・・
当初はライブを挟んで三連休の予定だったが、
直前の体調不良を理由に二日間休みを追加したものだから
終わってみると、なんとも豪勢なことに五連休となってしまった。

つまり今日は、六日ぶりの仕事場復帰だったわけで
久しぶりの電話とパソコンと座り心地の悪い椅子に疲れ果て
長く憂鬱な時間を過ごす結果となったことが腹立たしい。
娑婆で暮らす人々は相変わらずせっかちで機嫌が悪い。
それを相手する身にもなってみやがれ。
へへーんだ。

カミさんが娘のサポートでポンタ邸に泊り込み、
長女の帰宅は日付が変わってからなので一緒に飯を喰うこともない。
ヴィジュアル的に夜中のスーパーで一人買い物をする爺さんの姿はどうかと思ったが
やむなく仕事帰りに地元の西友へ寄って買出しをしてきた。
外で喰ってから帰ってもよかったのだが、車なので飲めない。
空の胃袋を酒で湿らせてからじゃないと晩飯が不味くなるので
私の場合は家に戻ってから喰うしかないのである。

今日と明日の分として、売れ残りで半額シールの貼られた弁当とパスタを買う。
幕の内弁当¥198、ナポリタン¥98、わかめスープ10袋入り¥198、
その他おにぎり2個、カップ麺数個、除菌ティッシュ、と籠に入れ
最後にふと目に付いた「サッポロ 麦とホップ」の黒と赤を手に取りレジへと向う。
一人暮らしの寂しき男が数日分の食料を買い求め・・
夜中の食品売り場のレジに並ぶと、そんな解説が頭に浮かび苦笑い。

そそくさと駐車券にスタンプを押してもらい
マイバッグに手際よく詰め替えて足早に立ち去ると、
独身かしら?単身赴任かしら?奥さんに先立たれたのかしら?などと
レジのパートさんや買い物客の想像を掻き立てるような光景を提供できた気がして
その先のストーリーを自分なりに展開させながらエンジンを掛け店を後にした。
深夜の食料品の買出しは、こうすることによって楽しいものとなるのである。

帰宅してみると、猫が〇んちをトイレの外に掻き出してあった。
一人で長い時間お留守番なので、たぶん何かを訴えているのだろう。
トレペで包み、床を掃除してからプシュっと栓を開け
くだらない一日を胃袋に流し込むように一気に飲み干してやった。


赤と黒、何やら罪と罰のように思えた夜である。

*

2013年10月9日

Mの字



胆石の手術で一週間ほど入院してた娘が今日退院したので
私の連休最終日は、見舞いがてらポンタ邸へと足を運んでみた。

娘が長く歩くのは久しぶりなので、私が付き添って駅まで行き
仕事から帰った旦那と合流して保育園のポンタを引き取り
少々の買い物を済ませてから家までの道を家族三人並んで歩いた。
寝るときは「川」の字だから、さしずめこれは「M」の字というところだろうか。

娘の話によると、ポンタがこうして両方の手を繋がれて歩くのは
自由がきかないのを嫌がって、どちらかの手を振り解いてしまうことが多いらしく
今日も最終的には父親の方の手を離してしまったが
かなり長い距離を楽しげに歩いていたのは珍しいことのようである。
(珍事だと聞き、暗がりで写真に収めてみたもののピントが甘かったのが残念だ。)

一週間、母親不在のため父子家庭となってしまったので
旦那が出勤前に保育園に預け、仕事帰りに引き取って帰宅する毎日に。
それでも泣かずに普段通り過ごしていたポンタは、偉いのか薄情なのか、
それとも風呂に入れたりご飯を食べさせたりしていた父親を困らせたくなかったのか、
真相は謎のまま今日を迎えたわけだが、
何はともあれ一週間を乗り切った父ちゃんを褒めてやらねばね。
ご苦労さん!!

娘はまだしばらくの間安静が必要なので、カミさんが昨日から泊り込んでいる。
故に今度はこちらが父子家庭。
子とは言っても三十過ぎた娘だから何も手助けは必要ないのだが
それはそれで気を遣う場面もあるにはあるので油断は禁物、なのだ。
注意深く、過ごさなければね。



さてさて、明日は六日ぶりとなる仕事場への復帰。
頭も体も切り替えて、かずら元年モードから離脱しなければならない。
それが億劫で憂鬱にさえなってしまう。
本当は、日常と非日常の境い目辺りに身を置きたいんだけどなあ~

型に嵌ったリアルな世界は
本音を口に出来ないところが苦痛以外の何物でもない。
現代人のストレスのほとんどは、おそらくそこから生じているのだよ。

歪(いびつ)だよなあ・・

*

2013年10月8日

ツレヅレ



私に花は似合わないのだが、
十数年ぶりに顔を合わせる女性がライブに来てくれて
プレゼントと一緒に渡されたので、つい受け取ってしまった。
(・・爺さんに花なら白菊だよな)笑

その女性と最後に会ったのは彼女が中学生の頃。
我が家の長男と同い年で、今じゃ三十代半ばを迎え
知らぬ間に大人の女性へと変貌していた。
しばらく音信が途絶えている間、いろいろと苦労もあったようだが
こちらから尋ねることも、彼女が話し出すこともなく
お互いが今と昔の間を行ったり来たりしながら楽しい時間を過ごすことができた。
それでいいのだと思う。
その場に居合わせた者同士が共有する以外のことは
敢えて言葉にする必要など無いのだから。

歌い終えた私は、一瞬にして爺さんの顔に戻る。
うっかり玉手箱を開けてしまった浦島太郎のようだとも思えるのは
ライブという非日常的な異質の空間から抜け出て来たからだろう。
若い女性と一緒に写真に収まると、それが際立つのは仕方のないことだ。


トモ、君はいい女になったものだ。
尖っていたあの頃とは別人のように、優しい息を吐く人間になっていた。
それが果たして良いことなのか、或いは個性が失われたことを憂うべきなのか
今の私には答が見出せないでいるけれど、今の君の優しい息遣いは好きだ。
酒が好きだという君と、いつかまたゆっくりと飲むことにしよう。

そしてもう一人、旧友であるジロウくんが新婚早々の奥様と一緒にやって来た。
顔を合わすのは1年ぶりくらいだろうか、彼もまたいい顔付きになっていた。
予想していた通り、初めてお会いする若い奥様も魅力に溢れるお方で
彼らの眼差しが、私の歌をより鮮烈なものに変えてくれたような気がするのだ。
多くを語ることは無かったけれど、二人は笑みを浮かべ満足気に帰って行った。
その後姿が、私には嬉しい。
皆が幸せな顔で帰って行く、それこそがライブの本質なのだ。


私はとても醜い形相で歌う。
それを隠そうとして帽子やサングラスを愛用したこともある。
でもいつからか、全て曝け出すようになった。
己の排泄物である音と言葉を観客に喰らわすことに、何の遠慮が必要なのか。
それが答だった。音楽は在りのままに汗まみれでやるもんさ。

それを喰らった中に、遠く石神井から足を運んでくれた70年代の友人であるツトム、
今まではFBでお付き合いしていただけの間柄である都内在住の篠原氏、
ノーボーダーで知り合い、いつの間にか仲良くなったタケーシーとウイニー姐御、
そしてバースデー(イヴ)ライブと聞き、駆け付けてくれた私の長男が居た。
一瞬でもいい、その毒を喰らった彼らが
私の血と肉、挙句は骨の味を噛み締めてもらえたとしたのなら
それほど楽しいことはない。
そんな境地に61歳となった私は立っているのだ。

来店した全ての方々を見送り、ギターを背負った私は夜の六角橋へと向う。
30分ほど掛けて急な丘を越え、徒歩で行くのがライブ後の楽しみでもある。
クールダウンを兼ねたその道程に、かつて皆が集った店の跡を目にすると
何だか懐かしくもあり、そして寂しい気分にもなってしまう。
ミュージシャン仲間が朝まで飲み語り合う、伝説の店だったのだが
そんな聖地も今はもう無い。

角を曲がり、馴染みの店に顔を出してバーボンを一杯だけ飲みながら
カウンターでパンクな女将と他愛も無い話をして直に出た。
もう一軒、この町へ来たときには必ず最後に立ち寄る店があるのだ。


腹が減っていたので、若女将であるレイナ嬢にオムライスを注文した。
失敗作だと言いながら「61おめでとう」と書いてくれたのが嬉しい。
レイナよ、爺さんは君の子供を早く見たいぞ。
そう言い残し、その昔は六角橋のジョー・コッカーと呼ばれていた男
ボギー大将の運転するタクシーを呼び家に帰ろうとすると・・

やって来たのは十日前に納車されたばかりだというガンメタ新車!
ハッチバックにスモークガラスなんて、そんなタクシーあんのか!?
乗ってびっくり、速い!そしてサスが硬い!
やはりこれはタクシーではないぞと思わせる走りっぷりであった。

東神奈川辺りを9981のナンバーで走る(怪しい)個人タクシーを見掛けたなら
迷わず手を挙げ試乗してみることをお勧めする。
運転手はスキンヘッドで強面なれど、気の優しい男なので怖がらずにね。
かずらの知り合い、そう言えばサービスしてくれるかも!(笑)

最後に、いつも優しく迎えてくれるノーボー店主のボーマスへ。
君の創り出す音空間は最高だよ。
昨日だって、とても気持ち良く歌えたのはセッティングのせいもある。
本当にいつもありがとう。
一年もの間、気長に待っていてくれてありがとう。
皆が帰った後で「一年ぶりとは思えないステージだった」
ボソッとそう言われたのを、聞き逃しちゃいないからね。
嬉しかったなあ~

さて、糞を喰らった如き諸君!
近いうちにまた逢おうぞ!!



「10月7日セットリスト」
Like A Rolling Stone(転がる石のように)
水曜日の朝
くさっちまうぜ!
コートの襟を立てて
夏が背中で
今宵夢路より
塀にもたれて
こんな夜は

*

2013年10月7日

ありがとう、ありがとう、ありがとう!



皆さま、直前の体調不良でご心配お掛けしましたが
61歳の前夜祭、滞りなく自らを祝うことができました!!

微熱と喉のイガイガ感のままでしたから
今夜は敢えて後攻をチョイスして
ビトちゃんが歌ってる間に酔い潰れて寝ちゃう作戦だったんですけど・・

酔えない!むしろ飲んでる間にどんどん醒めて行くオレ。
気がつきゃホームのベンチでゴロ寝、とは行かず
やむなく恐る恐る歌い始めましたとも。すると・・

あららら、やはり酒は一番の薬ですな!
病魔に犯され臆病だったオレ、自分でもびっくりなくらい歌いきれました。
それもこれもお客さまのおかげ、そしてメッセやら何やらの温かな声援のおかげです。

皆さま、ありがとう。
一年ぶりのライブ、とっても楽しい夜になりました。
そして61歳を迎えたオレ、今夜決心しました。

オレ、百八つまで生きてやる!!

*

2013年10月6日

爺さんの意地



微熱と喉のイガイガが続いてますが
もうだめです、もはや逃げられません。
365日ぶりのライブは明日に迫っているのです。
ひえーっ!!

不安材料と問題山積みのままですが
一年間の封印を解くことが無性に楽しくもあり
それがまた微熱の体温を更に上昇させているようです。
(ふだんは乾性の私の手、異常に汗をかいてますもの)
なんとかかんとか、来てくださるお客様を失望させないようにしなくっちゃね。
かずら元年は終わったな・・なんて陰口たたかれたくないですから
気持ち的にはすでに戦闘態勢に入っています。
人生は戦いだ!なあんてね。
明後日で61歳を迎える爺さんにだって、意地ってもんがあるのですよ。

そうは言いながら・・
今日は思うように声が出ないので、歌のリハは諦めて
夕刻から相棒2本のコンディションを整えることに専念しました。
明日起きてから、喉の調子を伺いながらどちらを使うか決めることにします。

さてさて、明日の結末は如何に!!




「二人の生誕記念日前夜祭」

2013年10月7日(月)反町NO BORDER
OPEN 19:00 START 20:00 MC¥500+投げ銭
出演:ビト、かずら元年

NO BORDER  横浜市神奈川区松本町4-28-2Rotunda1F TEL 045-314-8985
http://www.geocities.jp/noborderyokohama/top.html

*

2013年10月5日

喧嘩腰



父ちゃん、月曜のライブだいじょーぶなのか!?
もはや猫にも心配されるほどの体たらく。
ああ、情けなや・・

けどな、父ちゃんは不死身なのだ。
だいじょーぶだいじょーぶ。

・・ほんまかいな。

遅い朝飯を喰った後、再びベッドイン。
夕暮れ時までうだうだと布団の中に居りまして
今日は一日なあ~んもしないを実行したわけでありますから
少しは回復してくれたことでしょうよ、きっと。

明日の仕事も休みを取って、
しっかりと療養に励む所存でございます。

いやはや
365日ぶりに歌うことのプレッシャー、
思った以上にキツイもんだね。

・・ま、負けねえぞ~
喧嘩腰ではあるけれど、
腰砕けで弱々しいのが頼りない限りなり。

*

2013年10月4日

怒る



まいったなあ。
急激な気温の低下と雨にやられて
どうやら風邪をひいちまったようだぜ。
この程度の天候で、絵に描いたような虚弱体質じゃないか!

行きも帰りも足元がスースーするもんで
車のヒーターを時折ONにして走ってた。
しかも用心深く冬用のジャケットまで着てたっていうのにさ。
それでもやられちゃうなんて、どーゆーことだ?

あああ・・くさっちまうぜ。
昨日までは絶好調だったのになあ。

月曜のライブまでには完治しなければ!
焼酎お湯割り飲んで、もう寝る!!(怒)

私は己の不甲斐なさに怒っているのだった。

*

2013年10月3日

風来郷



南南西の風 風力1で
海を渡り山を越えて
名前も知らない遠い島から
流れ着いた歌を詠おう

ほっぺたにぺたんと貼り付いた
花びらがとても君に似合うのさ
風来郷

燦々と降る午后の日差しが
君を素早く虜にするんだ
悪戯な眼で微笑いかけてる
けどもうそこは行き止まりなのさ

道端のペテン師が
出鱈目な世界地図を広げ
陽気に歌ってる
風来郷

緑の風が髪を揺らして
頬を撫でて行くよ
小川の辺 鳥は歌うよ
風来郷

だんだんと僕は少年みたいに
川沿いの道を鉄橋目指す
線路の脇に腰を下ろして
レールに耳を当ててみたんだ

地べたにぺたんと座り込めば
鎮守の森はつむじ風が不意に起る
風来郷



「風来郷」 かずら元年

*

2013年10月2日

虹の彼方へ


虹を見ました。
仕事場の屋上駐車場から
ふと見上げると、東の空に大きなアーチが。

いつ以来なのか思い出せないくらい
いや、そんなことはどうでもいいくらい
暫くの間見つめていました。

あいにくと青空のバックではなく
灰色の雲を背にしていたため
写真に収めることは諦めたんですが
それでも肉眼ではくっきりと見えてました。

思わず童心に返ってしまいますね。
たぶん瞳をキラキラさせながら見てたんだと思います。
不意に目に飛び込んで来たとき、胸が高鳴りましたもの。

夢の世界のようだった、その空を思い出しながら
虹の彼方へ・・



*

2013年10月1日

しんしんしん



そりゃ追い風の昨今ですから
やるなら今とばかり、強気にも出られるってぇもんでしょうな。

きっちりと、消費税率上げちまいましたよ。
それも計算の厄介な8%、電卓が手放せません。

なになに?
企業が潤って
新たな雇用を生み出して
しかも給料が上がるんですって!?
へえ~この先バラ色じゃありませんか。

・・誰も信用してませんけどね。
呆れて怒りも湧きません。
国民は冷めてますよ。

暮らしに重く圧し掛かる3%の増税分、
あたしら庶民はその穴埋めをどこでどうしたら良いのでしょう。
買い物や出費を減らすしか手は無いわけですから
庶民レベルでの景気が悪くなっちまうことだけは明らかです。

住宅や高額商品は増税前の駆け込み需要で
年明けから3月まではウハウハの好景気となるんでしょうけど
その後はねぇ・・

閑古鳥って、どんな声で啼くのかしら。
しんしんしん?



*